- 経営理念・戦略策定・業務プロセス・制度設計・風土改革までのワンストップ
- 「指導」ではなく「一緒に考え・悩み・答えを導き出していく」―伴走型スタイル
- 大手から中小まで企業規模を問わず豊富な支援実績あり
【業務改善】開発メンバー全員で臨む開発期間の短縮
老舗メーカーが競争に勝つために市場への迅速な製品投入が迫られていた。かねてより同社は様々な改善活動を行ってきたが、うまくいった試しがなかった。社員の主体性を重視し、全員で開発期間の短縮を目指した。
- 業種
- 機器メーカー
- 地域
- 神奈川県
- 規模
- 300人~500人
- 費用
- 総費用1000万~3000万円
同社は電源関連装置の国内の有数メーカーとして知られている。これら製品のPLC(製品ライフサイクル)は総じて長く、また製品単体における差別化もしにくい特性を持っている中で同社は老舗メーカーならではの性能はもちろん高品質・高信頼性をウリに幅広く製品ラインアップを揃えている。ところが昨今はEV(電気自動車)等に代表される自動車業界から電源関連装置のニーズが急激に高まり、競争に勝つために市場へ迅速な製品投入が迫られている。かねてより同社は様々な改善活動を行ってきたが、この度、開発部門総掛かりで開発期間のさらなる短縮を目指すこととなった。
- 依頼を受けたカテゴリ
- 業務改善コンサルタント
- 業務の種類
- 業務改善コンサルティングISO審査その他
- 業務の概要
- ■Phase1:現状調査/業務可視化
ISO9001、各種規程や制度から業務棚卸を行う。業務構造と定義を明確にし、業務フローを作成。
■Phase2:業務分析
問題発見と問題解決を様々な観点で実施。
■Phase3:業務改善
タスク分解、改善指標、優先順位、リソース割当等を行い実行計画を作成。進捗管理やレポートの仕組み構築。
- 特に力を入れたポイント
- 業務改善意識改革細かなフォロー
- ポイントの概要
- 当社出版書籍 世古雅人/渡邊清香共著『上流モデリングによる業務改善手法入門(技術評論社)』をベースにし、さらに当社保有のノウハウの開示、テンプレート等の提供、コンサルティングを通じながら意思決定・問題発見・問題解決力の向上等もはかる。当社代表世古が同業界の開発出身なので開発プロセスに精通している。
- 備考
- 本業務改善(開発期間の短縮)の活動を進めながら、新たにエンジニアの早期戦力化として『人材育成の仕組みづくり』を実施中。詳しくは当社ホームページを参照。
実績・事例画像
実績・事例の詳細
開発部門の全メンバーが参画し、まずは現状の開発プロセスを可視化することから着手した。可視化の過程を通じて、様々な問題が顕在化し、これらの原因分析から解決策を見いだし、最終的に5つのテーマを設定し、グループ編成を行い改善活動に取り組む。活動の中間成果物は随時共有し、活動そのものも今では当たり前の文化として根付いてきた。定期的に開発部門以外に対しても成果報告を行い、同社の経営計画の重点施策として続いている。
お客様の声
当社の中期経営計画のアクションプランの一つとして全員参加による開発改革の活動です。本活動は現場中心のボトムアップに近い活動ですが、大きな意思決定や経営課題に近いものはトップダウンのアプローチとしました。当初、この活動を全員に浸透することに苦労しましたが、現在では目論見通りほぼ全員が活動に参加するとともに活動は定常化し、部門内が活性化した状態になっていると思います。またそれによって当社の風土・文化にも変化が見られています。引き続きこれが継続的改善となり中期経営計画の経営目標達成につながることを期待しています。
(技術本部執行役員)
本活動の支援をお願いするにあたり、色々とコンサルティング会社を調査した結果、カレンコンサルティングにお願いすることとしました。「自分たちで考える」を基本としている企業価値観へ共感に加え、代表の世古さん自身が当社と同業である電子計測器メーカーの開発部門出身の技術者であったことも決め手の一つでした。製品開発におけるプロセス改善はもちろん、経営戦略やマーケティング他組織の課題などの難しい話をしながら、時に勢い余って!?…回路図やブロックダイヤまでホワイトボードに書き始め、若手エンジニアと話す姿も印象的でした。
(開発推進本部主任、プロジェクトリーダー)
担当者のコメント
はじめは同社に限らず、エンジニア特有の思考(納得しないと先に進まない等)の枠からなかなか脱却できない面も見られた。しかし、多くの検討や分析を全員で繰り返し取り組むことで、徐々にコミュニケーションも活発になった。会話の中には開発期間を短縮することは自分自身に余力が生まれることはもちろん、お客様のためにもなり、競合メーカーにも優位性を示すまたとないチャンスだという認識が生まれてきたこと感じ取ることもできた。
進捗管理、問題共有などの運用の仕組みもでき、現在、同社はさらなる開発業務の効率化を目指し、毎週、プロジェクトの活動時間のリソースを定め、熱い議論を戦わせている。このような企業文化を創ることが何よりも大事であると考えている。
(Carren Consulting 世古雅人/渡邊清香)
実績・事例
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—— キッカケは当社出版の業務改善の書籍を読んだこと――主体的に取り組まなければ途中でも打ち切りますを乗り越えた出向社員- 業種
- その他
- 地域
- 東京都
- 規模
- 300人~500人
■プロジェクト名称は『ProjectX(TEN)』:今までの10年とこれからの10年■ 「コンサルタントに言われたとおりにやる」――そう考えているならば当社の価値観とマッチしません。私たちは「社員自らが主体的に取り組ま …
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【仕組みづくり】開発部門主導の人材育成体系の構築
—— エンジニアが自然と育つ環境と評価制度と連動する仕組みづくりを開発部門メンバーが創り上げ、さらに全社展開することになりました。- 業種
- 機器メーカー
- 地域
- 神奈川県
- 規模
- 300人~500人
経営理念から落し込んだ人材要件定義からはじまり、スキルマップ作成(テクニカルとマネジメントの2軸)、キャリアパス設計、人材育成体系(OFF-JT/OJT/自己啓発)全般の構築からプログラム化、さらに研修実施や仕 …
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【新入社員研修】業務プロセスの見える化(業務分析と問題発見)
—— コンサルタントの卵たちへ――業務プロセスの可視化と分析の基礎を伝える- 業種
- コンサルタント
- 地域
- 東京都
- 規模
- 3000人以上
外資大手コンサルティングファームの新入社員が対象です。将来、業務コンサルタントやERP等のシステム導入コンサルタントとして活躍するであろうコンサルタントの卵たちです。したがって、上流工程や業務可視化、 …
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【業務改善】開発メンバー全員で臨む開発期間の短縮
—— 老舗メーカーが競争に勝つために市場への迅速な製品投入が迫られていた。かねてより同社は様々な改善活動を行ってきたが、うまくいった試しがなかった。社員の主体性を重視し、全員で開発期間の短縮を目指した。- 業種
- 機器メーカー
- 地域
- 神奈川県
- 規模
- 300人~500人
同社は電源関連装置の国内の有数メーカーとして知られている。これら製品のPLC(製品ライフサイクル)は総じて長く、また製品単体における差別化もしにくい特性を持っている中で同社は老舗メーカーならではの性能 …
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【経営理念再構築】経営者と管理職で創り上げた新たな経営理念
—— 会社への愛着、仕事に対する誇りなど自分たちの「ありたい姿」を会社の経営理念と重ね合わせ、伝承・継続していく- 業種
- 物流・運送
- 地域
- 愛知県
- 規模
- 500人~1000人
社内を鑑みると「当たり前のことができていない」「緊張感の欠如」「モチベーション低下」などに起因する事故の増加、また社員採用における応募数や定着率の低下による欠員状態が慢性化していた。今一度、自社に対 …