先久社会保険労務士事務所

就業規則とは、よく職場のルールブックと言われます。最近だと、労働契約法の施行から「労働契約の具体的な内容」として捉えられることも多くなっています。

では労働契約とは何なのか。定義を説明すると「当事者の一方（労働者）が相手方（使用者）の事業に使用されて労働し、相手方がこれに対して賃金を支払うことを合意する契約」となります。（労働者は従業員、使用者は会社と置き換えればわかりやすくなると思います。）契約である以上、義務が発生するのですが、従業員と会社が負う義務とは何なのか。私は以下のように考えています。

(従業員が負う義務)
・会社の命令に従うこと
・精励恪勤（真面目に働くこと）
・会社のお荷物にならないこと

(会社が負う義務)
・安心（従業員を路頭に迷わせないように、会社を永続発展させていく）
・安全（仕事でけがや病気にさせないように）
・健全（パワハラ、セクハラなどをさせない、活き活きと働ける職場をつくる）

これらを細かく定めたものが就業規則です。従業員と会社がルールを守り、義務を誠実に果たしていくことで、社業を発展させていくことが肝要です。お互いの幸せのためにも。

当事務所では、綿密な打ち合わせを行い、会社の状況に適合した就業規則を作成していきます。就業規則が社業の発展の貢献になれば幸いです。