株式会社シンミドウ

・人事制度（給与制度・等級制度・評価制度・フィードバック制度）の構築
・経営計画の策定

という一見、会社への利益貢献が薄く感じる領域ですが、やり方しだいでは、大きな
利益貢献、そして、社員満足度の向上につながるすばらしい取り組みとなります。

はじまりは、労働基準監督署からの指導でした。

社員（当時20名程度）の未払い残業代の精算を指導され（過去2年分）これまでの蓄えを使い果たし、更に同時に労働時間の削減も指導されたことにより新入社員の採用・教育とますます負担が増え、その後3期連続の赤字に陥りました。

そんな時にちょうど当社のセミナーにご参加頂きそこからご縁お頂きました。

幸い、特殊な事業を行っていたため、景気に左右されること無く、受注は順調でした。
しかし、いくら受注してもその大半は、人件費へと消え、会社にお金が残ることはない。という状況がこの会社の問題点でした。

労働分配率が70％を超え続けるという異常事態の原因を探ると同時に、今後の会社の目指すべき場所（経営目的・経営ビジョン）の構築を行い、社員全員に対しての個別面談を行ない、現場の生の想いも全て教えて頂きました。

そこから導き出された改革案（特に、給与制度（成績管理と仕事の分配方法）・評価制度（教育連動型）・社長の想いの社内への浸透のさせ方）に注力した結果…

導入翌年度から労働分配率は45％まで下がり、大幅な黒字転換を果たしました。

※ちなみに、人件費は一切削減していません。むしろ決算賞与などの支給により社員の皆さんの所得はＵＰしています。

副次的な効果として、長時間労働を理由に退職する社員がこれまで多くいましたが、労働時間の削減にも成功したため、離職率の低下にも一役買っています。

3期連続赤字。労働分配率：70％を超える状況を制度導入と経営方針の明確化により翌年には45%まで削減。赤字から立ち直り、大幅な黒字転換を実現。