ビジネス・マーケティングにおけるroiとはどういう考え方なのか？しっかり確認しておこう

「roi」とは費用対効果のこと

roiとは「Return On Investment」の頭文字から来ています。日本語にすると、投資した費用に対しての収益率です。つまりroiとは費用対効果と言うことになります。

この単語自体は知っていても、具体的にどのような意味を持っていて、どう重要なのかについて知らない人は意外と多いです。特にマーケティング業界において重要視されているものの一つなので、しっかりと勉強しておきましょう。

そもそも費用対効果とは？

何かをする際にかけた費用に対してどれだけの効果が得られたのかが、費用対効果になります。roiが優れていると費用対効果が高いという評価になりますが、その逆だとメリットが少ないという扱いになるのです。

コストパフォーマンスという単語でも同じ意味として扱われており、略して「コスパ」と使われている例も多く見られます。

roiとは費用対効果を割合で表した指標

費用対効果が高い・低いという評価だけでは、具体的な部分が見えてきません。高い低いと言われても主観によって変わるものなので、明確な数字が必要になってくるのです。それがroiになります。

例えば100万円の費用をかけたものが200万円の利益を出した場合は、roiが200%です。これに対して10万円の投資で30万円の利益を出した場合は、roiが300%になります。単純な利益額で考えれば前者の方が優れているように見えますが、roiで見ると後者の方が優れていると分かるのです。

大きな利益を求めることも重要ですが、いかにお金をかけずに高い利益を出すのかも重要なことになります。

roiとは効率的に投資できているのかを確認する数値

ビジネスの場においては、少ない投資で最大限の結果を出すことも求められます。長期的な目線で見ればroi以外の要素を重要視する場面も多くありますが、即時性のある数値としてroiの結果を求められる場面は数多くあるのです。

色々頑張ったとしても、利益を出さなければ失敗扱いされてしまいます。先を見据えて頑張っていたとしても、roiが低いためそれ以上の活動は中止にされてしまうこともあるのです。

この場合は短期的なroiで考えるのか、それとも長期的なroiを重要視するのかで評価が変わるので、説得の際にはそれも伝える必要があります。

roiとはどのように活用していくべきなのか

roiを活用すればビジネスにおいて様々な改善項目を洗い出せると言われています。そこで気になるのが、いったいどのように活用していけば良いのかです。闇雲に費用を削ったところで、上手くいかないところは必ず出てきます。

そこで実際にroiを活用した例についてチェックをしてみてください。実例を参考にすれば、自分たちがどのように活用していくべきなのかも見えてきます。

roiを細かく分類して見ていく

roiとは投資した費用に対しての収益率ですが、費用全体だけを見るのではなくどの費用がどれだけの効果を発揮していくのかを見てみてください。費用の中で突出してお金のかかっているものはあるのか、それはどれだけの効果が出ると見込まれているのかです。

マーケティング施策の一つ一つに注目してroiを計算して比較していけば、無駄なところが見つかる場合もありますし、さらに費用をかけるべきだと判断できる項目も見つかります。

例えばDMの効果がどれだけあってマーケティングとしての貢献度はどれくらいなのかが見えてくれば、必要以上にお金を使わず効果的に活用していけるわけです。

マーケティングオートメーションを活用してroiの最適化を

マーケティングオートメーションによって数値化と分析を自動化することで、人件費の最適化が可能です。顧客情報を一元管理化してスコアリング機能を使えば、見込みの高い顧客への営業を集中していけるようになります。こうすることによって営業活動からどんどん無駄がそぎ落とされ、roiが最適化されるのです。

見込みの低い顧客へ熱心に営業を続けても、費用に見合った効果が出ない可能性は高いです。まずは確実性の高いところを攻めることで収益を上げていけば、自然とroiの数値にもその結果が出てきます。

roiのメリットとデメリットをチェック

多くのメリットが目立つroiですが、メリットがあれば当然デメリットもあります。これはどんな手法にも言えることです。roiとはどんなメリットとデメリットがあるのかを理解し、上手く活用していけるようにしましょう。

roiのメリットとは

roiのメリットとして一番大きいのは、複数の事業を比較しやすいことです。単純に売り上げと費用だけで考えるのではなく、roiによる差を見るとどの事業が優れているのかがわかりやすくなります。

10万単位の売り上げと100万単位の売り上げでも、roiを比較すれば前者の方が重要視されることも出てくるのです。他にもroiの算出方法を変えることで、施策単位での評価も可能になります。

計算自体もシンプルなものですが、どんな数値を使うのかによって様々な応用が利くようになるのです。

roiのデメリットとは

roiのデメリットは、あくまでも短期的な評価に限られる点があります。すでに行ったことや、現在行っている事業・施策に対しては効果的ですが、将来的な動きまでは計算に盛り込めません。

roiの計算は費用と売り上げを使うものなので、数値化できる項目限定の手法となります。数値化が難しい項目には使えないのです。「損して得を取れ」という言葉もありますが、一時的にroiが低くても将来的に大きく成長が見込める要素までは予想できません。

まとめ

roiとは投資効果を把握しやすくなるテクニックの一つです。計算自体もシンプルなので、新しく取り入れやすい特徴もあります。低コスト化を目指しても、何を切るべきかと何を生かすべきかがぼやけていたら、成功するはずもありません。企業全体の収益率アップを目指すなら積極的に取り入れてみてください。

待っているだけで仕事が獲得できる「比較ビズ」とは

最後に「比較ビズ」の告知をさせて頂きます。

• 忙しくて新規開拓できない
• 営業せずに案件を増やしたい
• 月額数万で集客できるツールが欲しい

比較ビズはこんな悩みを抱えた経営者・営業マンにピッタリなサービスです。 多種多様な業界でお仕事の発注・見積依頼が日々大量に行われているので、比較ビズに掲載するだけで、 新規開拓をすることができます。

まずは下記のボタンより、お気軽に資料のご請求を頂ければと思います。しつこい営業等は一切ございません。