マンションのお風呂をリフォームする際の注意点とは？費用相場や失敗事例を解説！

マンションのお風呂をリフォームする際の注意点5つ

マンションのお風呂をリフォームする際の注意点は、以下の5つです。

お風呂のリフォームは大がかりな工事になるため、マンションの管理規約を確認し、近隣住民への挨拶も忘れないようにしましょう。

1. マンションの管理規約を確認する

マンションのお風呂リフォームを考える際、マンションの管理規約を確認しましょう。管理規約には、マンションの居住者が守るべきルールが記載されており、リフォームに関する内容も含まれています。

共用部への影響や制限があるため、希望どおりのリフォームができないことも考えられます。管理会社やオーナーに許可が必要な場合も多く、リフォームする図面と共に事前に申請書を提出するケースが一般的です。

2. 実績があるリフォーム業者を選ぶ

マンションのお風呂リフォームを依頼する際は、実績豊富な業者を選びましょう。リフォーム業者は得意な分野が異なるため、水まわりに強い業者を選ぶことが重要です。

水まわりに強い業者を判断する基準は、以下のとおりです。

複数の業者に見積もりを依頼して、比較検討しましょう。価格が安すぎる業者は技術や扱っている商品の品質が劣っている可能性があるため、費用相場や他業者を考慮して選ぶことが重要です。

一般的なお風呂リフォームの費用相場は、以下の記事で解説しているため参考にしてください。

風呂リフォームの費用相場はいくら？価格を抑える5つのポイントを紹介！

3. 水まわりの状態を確認する

マンションのお風呂をリフォームする前にマンション全体の水まわり状態の確認が重要です。水まわりが劣化していると、お風呂のリフォーム後に修繕が必要になる場合があります。

築年数が経過したマンションでは、鉄製排水管が使われているため、水漏れのリスクが高まります。水まわりの状態を事前に確認し、劣化している場合は大規模修繕工事の後にリフォームすることも1つの方法です。

4. 運搬経路を確認する

マンションの部屋にお風呂を運び入れる経路を確認しておきましょう。

お風呂のバスタブは大きいため、エレベーターに乗らない場合も考えられます。運搬方法によっては、別途費用が発生する可能性もあるため、リフォーム会社と運搬経路を事前に確認しておきましょう。

5. 周りの部屋の住人に報告する

マンションの浴室リフォームは騒音が発生するため、近隣住民への挨拶と事前の報告が不可欠です。

説明なしに工事を始めると、近所からクレームが出てしまうため注意が必要です。工事が終わった後も挨拶回りを行うと、近所付き合いが円滑になるでしょう。

マンションのお風呂リフォームにかかる費用の相場は？

マンションのお風呂リフォームにかかる費用相場は、以下のとおりです。お風呂のタイプによって費用に違いが出る点を確認しましょう。

1. ユニットバスへリフォームする場合

ユニットバスは、事前に壁・床・天井・浴槽が一体化したパーツとして製造され、現場で組み立てられる浴室です。マンションのお風呂がどのような形態であってもユニットバスへの変更が可能になる点がメリットです。

ユニットバスの費用相場は、標準グレードで50万〜80万円、テレビやジェットバスなどのオプションをつけると100万円を超えるでしょう。

2. ハーフユニットバスへリフォームする場合

ハーフユニットバスは、浴室の半分がユニット化された形状で、浴槽より上の部分をカスタマイズしやすいお風呂です。浴槽やドアの位置変更が可能で、介護者向けのバリアフリー化にも適しています。

ハーフユニットバスの種類が限られているため、多くの業者が取り扱っているわけではない点に注意が必要です。ハーフユニットバスの費用相場は、安い場合は50万円台、ハイグレードでは160万円ほどの費用がかかります。

3. 在来浴室へリフォームする場合

在来工法のお風呂とは、鉄筋コンクリートの基礎の上に、他の部屋と同様に浴室スペースを構築し、周囲に防水加工を施したお風呂です。

在来浴室の費用相場は80万〜200万円で、ユニットバスやハーフユニットバスと比較すると割高になるでしょう。

お風呂のリフォームにかかる工事期間

マンションのお風呂をリフォームする工事期間は、およそ以下のとおりです。

• ユニットバスの交換：4日前後
• 在来浴室→ユニットバス：1週間前後
• 天井・壁・床の修繕：1日〜2日
• 浴槽の交換：1日
• 追い焚き機能の後付け：1日〜1週間

工事の内容や規模によって工事期間に差が出るため、事前に施工会社に確認しておきましょう。

マンションのお風呂をリフォームした失敗事例3選

マンションのお風呂をリフォームした失敗事例を3つ紹介します。

失敗事例を知ることによって、事前に施工会社に相談ができるようになるでしょう。

1. 新しい浴槽が狭くて窮屈

心地よい入浴体験を得るためには、お風呂のサイズが重要です。機能性やデザインだけに焦点をあてて選ぶと、女性や子どもに適したサイズでも男性が入ると狭く感じることもあります。

マンションのお風呂をリフォームする際には、家族全員が快適に使える十分な広さを確保しましょう。

2. 使わない機能と設備のメンテナンスが大変

お風呂の機能にこだわりすぎると、設備のメンテナンスが大変になる失敗事例があります。

最新の浴室には、ジェットバスやミストサウナなど多彩な機能が備わっています。お風呂をリフォームする際には、最新設備は掃除やメンテナンスが手間がかかることも考慮しましょう。

3. 素材を変えたらカビだらけに

家の中で最も湿気がこもりやすいのがお風呂です。マンションのお風呂をリフォームする際に壁材や床材を変更したことで、浴室がカビだらけになる可能性があります。

浴室の壁や床には、防カビ効果や抗菌効果のある素材がおすすめです。

まとめ

マンションのお風呂をリフォームする際の注意点は、管理規約の確認・水まわりの状態確認・近隣住民への挨拶などが挙げられます。リフォーム費用や工事期間はお風呂のタイプにより異なるため、自身が希望するお風呂と予算感のバランスがとれたリフォームを目指しましょう。

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執筆者

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