耐震等級3に対応できるハウスメーカー10社を紹介!比較すべき4つのポイントとは?
- 耐震等級3とは何?
- 耐震等級3対応のハウスメーカーを比較するポイントは?
- 耐震等級3に対応できる各ハウスメーカーの特徴は?
これから家を建てる方は「耐震等級3がいいと聞くけれどいったい何?」「対応しているハウスメーカーはある?」などの疑問を持つことがあります。家の耐震性能は非常に重要であり、安心して住める耐震等級3を実現するためにはハウスメーカーを慎重に選ばなければなりません。
この記事では、耐震等級3とは何かに加え、ハウスメーカーを比較するポイントやおすすめのメーカーを紹介します。地震に強い家を建てたい方はぜひ参考にしてください。
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耐震等級3とは耐震強度の最上位
耐震等級3とは、住宅性能表示制度で定められた耐震強度の最上位の等級です。数百年に1度の規模の大地震が発生しても、少し修繕を加えるだけで住み続けられることを想定して建設されます。
耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の地震力に耐えられるため、震度6強〜震度7の地震の1.5倍の力が加わっても倒壊しません。とくに警察署や消防署など、災害時に救助の陣頭指揮を執る建物に適用されます。
耐震等級1・2・3それぞれの特徴は以下のとおりです。
耐震性能 | 建物の基準 | |
---|---|---|
耐震等級1 | 震度6強〜震度7の地震で倒壊・崩壊しない耐震性能 | 一般の戸建て住宅 |
耐震等級2 | 耐震等級1の1.25倍の耐震性能 | 長期優良住宅、学校、病院など |
耐震等級3 | 耐震等級1の1.5倍の耐震性能 | 消防署、警察署など |
耐震等級3相当との違い
耐震等級3とよく似ていますが、耐震等級3相当は第三者機関の認定を受けていない状態です。性能は耐震等級3と同等であるものの、費用を節約するために認定を受けないことがあります。
住宅性能や住み心地に違いはありませんが、耐震等級3相当は耐震等級3で受けられる地震保険や住宅ローン金利の対象外になる点に注意が必要です。認定には10万円〜30万円の費用がかかるため、耐震等級3と耐震等級3相当のどちらが費用面でメリットがあるか検討しましょう。
耐震等級3に対応できるハウスメーカーの比較ポイント4つ
耐震等級3に対応可能なハウスメーカーを比較するポイントは、主に以下の4つです。
- 地震に対するアプローチ
- 工法の違い
- 保証期間の長さ
- 対応エリア
建築の工法など専門的な分野も含めて比較する必要があるため、不明点は必ず細かく確認しながらハウスメーカー選びを勧めなければなりません。
1. 地震に対するアプローチ
耐震等級3に対応するハウスメーカーを比較する場合、地震に対するアプローチの方法を確認することが重要です。地震へのアプローチは主に、建物を強くして揺れに耐える耐震、揺れを抑える制震、揺れを建物に伝えにくくする免震の3種類があります。
それぞれのアプローチ方法のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
耐震 | ・多くのハウスメーカーが対応可能 ・コストが安い |
地震による建物へのダメージは避けられない |
制震 | ・地震による建物へのダメージを抑えられる ・短期間で低コストに工事できる |
軟弱地盤では導入できない |
免震 | ・大規模地震にも耐えられる ・建物の揺れを最小限に抑えられる |
・費用が高額 ・施工業者が少ない |
2. 工法の違い
ハウスメーカーを比較する際、工法の違いを意識する必要があります。住宅の主な工法として挙げられるのが以下の3つです。
- 木造軸組工法
- 木造枠組壁工法
- 鉄骨造
どの工法もある程度の耐震性を発揮しますが、木造軸組工法が設計の自由度が高いのに対し、木造枠組壁工法は壁や床を基礎とし木造軸組工法よりも耐震性・耐風性に優れている点が大きな特徴です。
ただし現在では建築技術の発達により、木造軸組工法であっても面材や耐力壁の量を増やすことで、枠組壁工法より高い耐震性を持つ住宅を建てられます。
基礎の工法も、低コストで施工できる布基礎、高い耐震性のあるベタ基礎などがあるため、希望する工法を採用しているハウスメーカーを選ぶことが重要です。
3. 保証期間の長さ
ハウスメーカー選びで欠かせないポイントとして、保証期間の長さが挙げられます。ハウスメーカーには瑕疵(かし)担保責任が課せられており、住宅に見えない欠陥があった場合には責任を負わなければなりません。保証期間中にハウスメーカーや工務店が倒産した場合でも保証は受けられます。
通常、ハウスメーカーは瑕疵担保責任以上の保証期間を設けており、定期点検やメンテナンスを受けることでさらなる保証を受けることが可能です。ハウスメーカーによってシロアリの保証が10年、防水は30年、構造は10年〜60年などの保証期間が設定されています。
希望する保証期間の長さを業者選びの1つのポイントにしましょう。
4. 対応エリア
耐震等級3に対応しているハウスメーカーを選ぶ際、対応エリアを確認しておくべきです。大手ハウスメーカーの場合には全国どこでも対応していますが、中小企業のハウスメーカーや工務店は対応エリアが限られています。
地域密着型のハウスメーカーや工務店の場合、対応エリアは狭くてもより決め細やかに対応してくれることもあるでしょう。特定のハウスメーカーや工務店に依頼することを決めている場合には、対応エリアを確認することで予想外のトラブルを防げます。
【実績が豊富】耐震等級3に対応できるハウスメーカー2選
社名 | 3つの特徴 | 住所 |
---|---|---|
タマホーム株式会社 |
| 港区高輪3-22-9タマホーム本社ビル |
株式会社飯田産業 |
| 武蔵野市境2-2 |
タマホーム株式会社
参照元:タマホーム株式会社
- 高コスパと高品質を両立
- 全棟に地盤検査を実施
- 地盤改良工事に関しては10年間の保証あり
タマホームは東京に本社を置き全国を施工範囲にしているハウスメーカーです。「大安心の家」は、高コスパと高品質を両立したブランドです。日本の風土にあう木造軸組在来工法を採用し、地盤調査からベタ基礎、耐力面材を使用することで、柱と壁面両方で家を支えます。全棟に地盤検査を実施、地盤改良も行います。地盤改良工事を行った場合、地盤に関して10年間の保証をします。大安心の家 PREMIUMでは、日本の耐震基準最高レベルの【等級3】を確保しました。
住所:東京都 港区高輪3-22-9タマホーム本社ビル
株式会社飯田産業
参照元:株式会社飯田産業
- オーバーハング住宅でも耐震等級3を取得
- 独自のI.D.S工法を採用
- 「住宅性能表示制度」に対応
飯田産業は東京都に本社を置き、全国に事業所を持っています。「住宅性能表示制度」にはさまざまな観点からの等級と基準が定められています。飯田産業は、6項目で最高等級を取得。耐震等級は3です。飯田産業が高性能住宅を作るために採用しているのが独自のI.D.S工法です。I.D.S工法の基盤になるのが「オリジナル耐力壁パネル」と「Tロック2」。高耐震建材を使うことで、オーバーハング住宅でも耐震等級3を取得できました。
住所:東京都 武蔵野市境2-2
【丁寧なコミュニケーション】耐震等級3に対応できるハウスメーカー5選
社名 | 3つの特徴 | 住所 |
---|---|---|
株式会社黒須建設 |
| 久喜市上町27-37 |
株式会社日本ハウスホールディングス |
| 千代田区飯田橋4‐3-8日本ハウスHD飯田橋ビル |
ロイヤルハウス株式会社 |
| 名古屋市中区丸の内3-20-3BPRプレイス久屋大通4F |
株式会社 ウィザースホーム |
| 千葉市中央区川崎町1‐39 |
アエラホーム株式会社 |
| 千代田区九段南2-3-1青葉第一ビル2F |
株式会社黒須建設
参照元:株式会社黒須建設
- 全棟標準仕様が耐震等級3相当
- 耐震補償付き
- 全棟耐震ダンパー使用
株式会社黒須建設は埼玉県に本社を置き、県内に3か所の展示場を持っています。黒須建設では全棟標準仕様が耐震等級3相当です。耐震補償も付いています。スーパーストロング構造体バリューでは家の形状や大きさによって壁の量や床材の量を調整、弱い部分を確実に補います。基礎も家の形状や広さにあわせて配筋を補強します。地震の揺れを吸収する制震ダンパー「ミューダム」を全棟で使用、揺れ幅を50%も低減します。夏冬の温度変化の影響を受けにくい安定した機能を発揮する家づくりに自信をもっています。
住所:埼玉県 久喜市上町27-37
株式会社日本ハウスホールディングス
- 耐震等級3を自社実験で証明
- 新木造ストロング工法を採用
- 最長60年の長期保証制度あり
日本ハウスHDは東京都に本社を置き全国に事業所を持っています。創業55年の実績があり、断熱性能には定評があります。耐震性能も日本の最高等級である耐震等級3を、自社実験で証明しています。日本の家・檜の家シリーズは新木造ストロング工法を採用しています。柱は檜無垢材の太柱4面に切溝を入れることで耐震強度を確保。床は水平剛性3の床組、壁は構造用合板を使用しています。HT座付ナット、耐震パネルなどを使用して耐震等級3を実現しました。最長60年の長期保証制度もあります。
住所:東京都 千代田区飯田橋4‐3-8日本ハウスHD飯田橋ビル
ロイヤルハウス株式会社
参照元:ロイヤルハウス株式会社
- FC加盟店は全国にあり
- ロイヤルSSS構法で高耐震、省エネ木造住宅を建築
- 「長期優良住宅認定制度」に適合
ロイヤルハウスは愛知県に本社があり、東京と沖縄に事業所があります。FC加盟店は全国にあるので施工対象エリアはほぼ全国です。ロイヤルSSS構法を用いて高耐震で 省エネ効果の高い木の家を作っています。ロイヤルSSS構法では、伝統工法に新しい技術を加えた工法で、住宅性能表示7項目で最高等級に対応、耐震等級では日本での最高基準である耐震等級3に対応しています。国土交通省が推進する「長期優良住宅認定制度」適合住宅です。
住所:愛知県 名古屋市中区丸の内3-20-3BPRプレイス久屋大通4F
株式会社 ウィザースホーム
参照元:株式会社 ウィザースホーム
- ツーバイシックス工法を採用
- 外壁、内壁、床材、開口部にはすべて高耐震資材を使用
- オリジナル制震資材を使用
ウィザースホームは千葉県に本社を置き、千葉、神奈川、東京、埼玉にモデルルームを持っています。高機能、高耐久性と快適性、経済性の両立がモットーです。外壁の枠組に骨太な2×6材を使用するツーバイシックス工法を採用。曲げ強度は2×4材の約2.5倍、圧縮強度は約1.6倍を確保しました。床・壁・天井を面で囲み強固な6面体を作ることで耐震性や耐風性を強化。外壁、内壁、床材、開口部にはすべて高耐震資材を使用。さらに、オリジナル制震資材をつかって耐震等級3を実現しています。
住所:千葉県 千葉市中央区川崎町1‐39
アエラホーム株式会社
参照元:アエラホーム株式会社
- 耐震、耐風など7項目で最高等級
- 建造物の耐震強化+制震システム導入
- 耐震等級3に対応
アエラホームは東京に本社を置き、展示場、FC加盟店は全国にあります。アエラホームの「クラージュジークラッセ」は、地震(倒壊防止)、耐震(損傷防止)、耐風、空気環境、劣化の軽減、維持管理対策、音環境等級がすべて最高等級の品質で提供。壁や柱の強化、補強材の採用で建物を強くします。外壁面は壁倍率4倍のハイベストウッドによる強化、耐震ジョイント金物工法で構造の強化、さらに揺れを吸収する制振システムを建物内部に導入することで高度な耐震性を確保、耐震等級3を実現しました。
住所:東京都 千代田区九段南2-3-1青葉第一ビル2F
【柔軟な対応】耐震等級3に対応できるハウスメーカー3選
社名 | 3つの特徴 | 住所 |
---|---|---|
株式会社土屋ホーム |
| 幌市北区北9条西3-7 土屋ホーム札幌北九条ビル |
株式会社ヒノキヤグループ |
| 千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館 |
株式会社富士住建 |
| 上尾市東町2-9-20 |
株式会社土屋ホーム
参照元:株式会社土屋ホーム
- 気候の厳しい北海道でも快適な住み心地と安全性を確保
- 「CARDINAL HOUSE」は耐震等級3対応
- 自社大工による家づくりが特徴
土屋ホームは北海道に本社を置き、北海道、東北、関東甲信地方に事業所をもっています。気候の厳しい北海道でも快適な住み心地と安全性を確保する家づくりが自慢です。自社大工による家づくりは、高品質を維持し優れた耐久性を誇っています。耐震等級3に対応できるブランド「CARDINAL HOUSE」を展開。制振装置「BES-TX」「マモリ―」ねじれに強いフレーム「J-耐震開口フレーム」などを使用して高度な耐震強度を確保しています。
住所:北海道 幌市北区北9条西3-7 土屋ホーム札幌北九条ビル
株式会社ヒノキヤグループ
参照元:株式会社ヒノキヤグループ
- 高機能な木造住宅が特徴
- 全棟耐震等級3を実現
- 全館空調「Z空調」
桧家住宅(株式会社ヒノキヤグループ)はヤマダホールディングスグループ企業で東京に本社があります。画期的な全館空調「Z空調」をはじめとする高機能木造住宅が特徴です。耐震に関してもすぐれた技術力を駆使しています。設計段階で行われる壁量計算、構造用耐力面材を使用して耐震性を高め、プレカットによる柱の品質均一化、剛床工法、耐震金物による接続、ベタ基礎など家のあらゆる部分に地震に強い工法を採用、全棟耐震等級3を実現しました。
住所:東京都 千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館
株式会社富士住建
参照元:株式会社富士住建
- 独自の耐震ダンパーを使用
- 耐震等級3よりも高い耐震性
- 国の長期優良住宅の基準にも対応
富士住建は埼玉県に本社を置き、関東一円にショールームがあります。国の長期優良住宅の基準に合うような「耐震性」「耐久性」「省エネ性」「維持管理」に優れた家作りをしています。耐震に関しては、耐震レベルが高い建材を使用、さらに独自の耐震ダンパーを使用します。富士住建独自のダンパーは国立実験期間で行われた実験結果で耐震等級3の建造物よりもさらに62%も揺れを低減する機能が認められているものです。
住所:埼玉県 上尾市東町2-9-20
まとめ
耐震等級3は、警察署や消防署に適用される高い耐震性能です。地震大国日本で安心して暮らすために耐震性能を重視している場合、耐震等級3に対応しているハウスメーカーを選びましょう。地震に対するアプローチの方法や工法を比較しながら、自分の理想にあった業者を選定することが重要です。
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比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- 多くの建設・建築会社からどれを選べばいいかわからない
- 工事の品質や完成後のメンテナンスに不安がある
- 見積もりの適正価格がわからない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の建設・建築会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。