デザインコンサルタントとは?依頼するメリットや役割・仕事内容を詳しく紹介

株式会社Pro-D-use
監修者
株式会社Pro-D-use 取締役副社長 岡島 光太郎
最終更新日:2024年07月08日
デザインコンサルタントとは?依頼するメリットや役割・仕事内容を詳しく紹介
この記事で解決できるお悩み
  • デザインコンサルタントとはどういう職種?
  • デザインコンサルタントに依頼できる業務は?
  • デザインコンサルタントを導入するメリットは?

デザインコンサルタントは、デザイン思考に基づきブランドイメージの構築や市場競争力の強化など企業が抱える課題を解決します。 この記事では、デザインの力で課題解決を検討している方に向けて、デザインコンサルタントの役割や選ぶ際のアドバイスについて紹介します。

記事を読み終える頃には、デザインコンサルタントを起用してプロジェクトを成功に導くためのイメージが掴めているでしょう。

「自社にあわせてデザインコンサルタントを起用したい」「デザインコンサルタントでプロジェクトを成功させたい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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デザインコンサルタントとはデザインの力で課題解決する職種

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デザインコンサルタントは、デザイン思考を駆使して企業やブランドの問題を解決する職業です。デザイン思考とは、ユーザーの視点に立ってビジネス上の課題を解決するための思考法です。デザイナーがデザインをする際のプロセスを、ビジネス上の課題解決に活用します。

論理的なアプローチだけではなく、デザインの視点から新たな解決策を提供し、クライアントに差別化をもたらす役割を果たします。デザイン思考の力は、現代のビジネス環境で重要視される要因です。

デザインコンサルタントを導入するメリット

デザインコンサルタントを導入することで得られるメリットには以下のものが挙げられます。

  • ビジネスの革新と競争力の向上
  • 顧客満足度の向上
  • ブランドイメージの向上
  • プロジェクト効率化とコスト削減

ビジネスの革新と競争力の向上

デザインコンサルタントの導入は、ビジネスの競争力向上に効果的です。デザインは単なる美的要素ではなく、ビジネス全体に影響をおよぼします。デザインコンサルタントは、製品やサービスのデザインにおいて顧客の視点を重要視することで、市場での差別化を達成します。

ビジネスの課題を解決するためのデザイン思考を活用し、新たなアイデアを生み出すのがデザインコンサルタントです。顧客が本当に求める価値を提供することで、ビジネスの戦略的方向性を再定義します。

顧客満足度の向上

デザインコンサルタントの導入は、顧客満足度の向上をもたらします。デザインは、製品やサービスの使い勝手や魅力を決定するポイントです。

デザインコンサルタントは、ユーザーの需要に合致したデザインを提供します。製品やサービスがユーザーにとって魅力的な場合、顧客満足度が向上するでしょう。

ユーザーの意見を収集し、デザインの改善点を見つけるプロセスを通じることで、継続的な改良が行われます。デザインコンサルタントによる顧客満足度の向上は、企業の長期的な成功につながり、顧客基盤を築く手助けをします。

ブランドイメージの向上

デザインコンサルタントの導入は、ブランドイメージの向上を提供します。デザインはビジュアルの印象を形成し、ブランドとの結びつきを作り上げるでしょう。

具体的には、洗練されたデザイン要素の導入によって、ブランドは専門性と信頼性をアピールします。使いやすさや魅力的なパッケージデザインは、顧客に好印象を与え、ブランドへの帰属意識が高まるでしょう。

一貫性のあるブランドデザインは、視覚をとおしてブランドメッセージを伝える効果があります。市場での認知度を向上し、新たな顧客の獲得を促進します。

プロジェクト効率化とコスト削減

デザインコンサルタントの導入がもたらすメリットの1つは、プロジェクトの効率化とコスト削減です。プロジェクト効率化は、時間の節約とリソースの最適活用に関連しています。

コスト削減においてもデザインコンサルタントの専門知識が役立ちます。不必要な支出を削減し、予算を効果的に活用できるでしょう。効果的な予算配分は、企業にとって貴重な資源の節約となります。

ビジネスにおけるデザインコンサルタントの4つの役割

ビジネスにおいてデザインコンサルタントが果たす役割は、以下のとおりです。

  • ビジョン実現をサポートする
  • ユーザーの利便性を向上させる
  • プロジェクト全体をマネジメントする
  • クリエイティブな問題を解決する

ビジョン実現をサポートする

デザインコンサルタントは、長期プロジェクトで一貫性を維持し、戦略的なデザインを確立する役割を果たします。デザインの視認性や重要性を組織内で広め、製品デザインやデジタル製品のユーザビリティの価値を明確にします。

ビジョンを視覚化し、ビジネスコミュニケーションのツールとしてデザインを活用しましょう。デザインの力でビジョンを具現化し、社会的、経済的な理解を促進します。

ユーザーの利便性を向上させる

デザインコンサルタントは、ユーザーの使いやすさを向上させることが役割です。ユーザーの視点を重要視し、製品やサービスのデザイン面から、ユーザーが必要な情報を素早く見つけられるよう工夫します。

ユーザーの満足度が向上することで、リピート購入やブランドへの親しみやすさを促進できるでしょう。

プロジェクト全体をマネジメントする

デザインコンサルタントはプロジェクト全体をスムーズに進行させる役割です。計画から実行、最終成果物までの一貫性を保ち、タスクの割りあてやスケジュールの調整をおこないます。

プロジェクトメンバーの調整やコミュニケーションを円滑にし、プロジェクト全体の効果的なマネジメントに貢献します。

クリエイティブな問題を解決する

デザインコンサルタントは、クリエイティブな問題解決のプロです。アイデアを生み出し実現可能な戦略に変えることが役割です。戦略をビジュアルに落とし込み、デザインの力で企業やブランドの課題を解決します。

クリエイティブなデザインを通じて、競合他社との差別化を生み出し、ビジネスの成果を最大化します。デザインコンサルタントの役割は、抽象的な概念を具体的なアクションに変えることです。

デザインコンサルタントに依頼できる仕事内容10選

デザイン

デザインコンサルタントが担当する代表的な業務は、以下のとおりです。

  1. 戦略策定
  2. ブランディング
  3. 企画
  4. デザイン
  5. 販売促進
  6. コミュニケーションデザイン
  7. リサーチ
  8. 分析
  9. コンセプト定義
  10. プロトタイピング

1. 戦略策定

デザインコンサルタントの主要な役割の1つは、戦略策定です。ビジネス目標の達成に向けて、デザインを活用した具体的な方法です。クライアントのニーズと目標を徹底的に理解し、デザインを通じて実現に向けた道筋を作り出します。

具体的な手法は下記のとおりです。

  • 市場分析
  • 競合分析
  • ターゲットの特定
  • デザイン戦略の開発

戦略策定は計画立案だけではなく、戦略の実施と継続的な改善を含みます。

2. ブランディング

デザインコンサルタントは、クライアントのビジネスにおけるアイデンティティを形成し、ブランディング力を向上させます。ブランディングとは、企業が自社製品やブランドを形成するためにおこなうコミュニケーション活動です。

デザインコンサルタントは、ロゴやスローガンなどの視覚要素を通じてブランドの一貫性を確立します。言葉やコミュニケーション戦略を用いて、ブランドのメッセージを消費者に伝えます。

3. 企画

クライアントの課題に対する、具体的な行動計画を立案するステップが企画です。デザインコンサルタントによる企画は、クライアントが持つ抽象的なアイデアを実行可能なプランに変える役割を果たします。

クライアントのビジョンや目標に基づいてプロジェクトの方向性を設定します。企画立案の段階で具体的なステップやタスクが明確になり、プロジェクトが進行する際の指針となるでしょう。

企画には下記の検討が含まれます。

  • リスク管理
  • 予算
  • リソース配分
  • スケジュール

プロジェクトが成功するためには、企画の過程でクライアントとの連携が重要です。

4. デザイン

デザインは、企業やブランドの視覚的な表現を構築します。製品やサービスの使いやすさを向上し、クライアントのビジョンを実現します。

代表的なデザインは、下記のとおりです。

  • ロゴ
  • Webサイト
  • パッケージ
  • 広告
  • ポスター
  • 店舗デザイン

デザインコンサルタントは、クライアントの要件に基づいてデザインコンセプトを開発し、実装と具現化をおこないます。デザインは美的要素だけではなく、実用性と効果を重視しましょう。

5. 販売促進

デザインコンサルタントは、製品やサービスの販売促進において戦略立案から実行まで担当します。

市場の競争状況やターゲット顧客層を分析し、効果的なプロモーション戦略を立案します。販売促進の手法は下記のとおりです。

  • 広告
  • 販促キャンペーン
  • デジタルマーケティング

デザインコンサルタントはポスター、店舗デザインなどの媒体において、魅力的で顧客の心に残るデザインを提供します。

6. コミュニケーションデザイン

デザインコンサルタントの業務にはコミュニケーションデザインが含まれます。コミュニケーションデザインとは、企業と顧客間の関わり方をデザインする考え方を指します。目的のメッセージを視覚的に表現し、訴求力を持たせることが重要です。

クライアントのメッセージを効果的に伝えるために、ビジュアル要素を組みあわせ、視覚的なコンテンツを調整します。

コミュニケーションデザインは、ブランドの認知度を高める役割があります。企業の価値観を伝え、顧客とのつながりを強化することが重要です。

7. リサーチ

リサーチはデザインコンサルタントの役割の1つです。市場調査とユーザー調査を通じて貴重な情報を収集し、データに基づいてプロジェクトを進行します。

市場調査では、競合情報や業界動向を分析し、市場のポジショニングを明らかにします。クライアントのビジネス戦略における強みや機会を特定し、競争力を高める役割です。

ユーザー調査は消費者のニーズや期待を理解し、製品やサービスの改善に貢献します。デザインコンサルタントは、リサーチによって得られたデータをもとに戦略を調整します。

8. 分析

デザインコンサルタントの役割の1つが分析です。戦略の改善に向けたデータや情報を収集し、プロジェクトや戦略の成果を評価します。

分析する項目には、市場トレンドの把握・競合他社の戦略評価、クライアントの目標達成状況の確認などが含まれます。デザインコンサルタントは分析データをもとに、戦略の最適化や成功に向けたビジョンを示します。

9. コンセプト定義

コンセプト定義は、デザインコンサルタントのタスクの1つです。コンセプトを定めることは、プロジェクトの方向性を明確にするステップです。

コンセプト定義は、プロジェクトの目的とビジョンを徹底的に分析し、実現するためのアプローチを確立します。クライアントの抽象的なアイデアを具体的な行動計画に変えるプロセスです。

クライアントの要望とニーズを考慮しながら、ブランドアイデンティティを確立します。ブランドアイデンティティとは、ブランドを象徴する視覚的・定義的な要素の組み合わせのことです。

ブランドアイデンティティを構成する要素には下記があります。

  • キャッチコピー
  • ロゴ
  • 社会活動
  • タイポグラフィ
  • メッセージ
  • トーン

10. プロトタイピング

デザインコンサルタントのタスクにはプロトタイピングが含まれます。プロトタイピングとは、新しいコンセプトや製品の実用性を検証し、改良するプロセスです。

クライアントのビジョンをもとに実現可能なプロトタイプを開発し、アイデアの概念を物理的に示します。提案を、クライアントやステークホルダーへ視覚的かつ操作的に伝える役割です。

要件に基づいてプロトタイプの作成とテストをおこない、設計の誤りや課題を特定します。プロトタイピングにより修正コストが低く済み、プロジェクトのスケジュールの遵守に効果的です。

デザインコンサルタントが持つスキル7選

カラーデザイン

デザインコンサルタントが持つ代表的なスキルは以下の7つです。

  1. デザイン知識や関連する資格
  2. 事業分析・計画策定スキル
  3. プロジェクト管理能力
  4. 知的財産権に関する知識や資格
  5. 契約管理に関する知識
  6. 素材・加工方法に関する知識
  7. ブランドの構築・管理能力

1. デザイン知識や関連する資格

デザインコンサルタントが持つスキルには、デザイン知識や関連する資格が挙げられます。ビジュアルコンテンツを企画にあわせて制作するために、グラフィックソフトの適切な使用方法の理解が必要です。芸術的なセンス、デザイン感覚、創造力、構成力を要します。

デザインコンサルトに関連する代表的な資格は下記のとおりです。

  • ウェブデザイン技能検定(国家資格)
  • Webクリエイター能力認定試験
  • HTML5プロフェッショナル認定資格
  • アドビ認定エキスパート(ACE)
  • Photoshop(R)クリエイター能力試験
  • Illustrator(R)クリエイター能力認定試験
  • 色彩検定

デザインコンサルタントは、クライアントのビジョンを具現化したデザインを提供するための専門知識とスキルを備えています。

2. 事業分析・計画策定スキル

デザインコンサルタントの持つスキルには、事業分析と計画策定スキルを含まれています。事業分析に含まれる業務は以下のとおりです。

  • クライアントの業界や市場動向を綿密に調査する
  • 競合他社の戦略や強みを分析する
  • 現在の市場ポジション、機会、課題を明確に把握する

計画策定に含まれる業務は下記があります。

  • プロジェクトの目標と範囲を明確に定義する
  • 達成すべき成果物を計画する
  • 予算を策定する
  • リソースの適切な配置をする
  • スケジュールを策定する

クライアントのビジネス環境を具体的に理解し、プロジェクトに則した効果的なアプローチを設計します。市場動向調査、競合他社の戦略や強みを分析し、現状の市場ポジションや機会、課題を提案してくれるでしょう。

3. プロジェクト管理能力

デザインコンサルタントはプロジェクト管理能力を有します。プロジェクト管理能力は、デザインの導入から成果物の完成までのステップや計画を効果的に調整し、円滑に遂行するために重要です。

関連資格として、プロジェクト管理の専門家を支援するPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)が挙げられます。PMOは、組織内の個々のプロジェクトマネジメントを横断的にサポートし、プロジェクト管理を効率的におこなう部門や構造です。

PMOの具体的な役割は以下のとおりです。

  • プロジェクトマネジメント方式の標準化
  • プロジェクトマネジメントに関する研修
  • プロジェクトマネジメント業務の支援
  • プロジェクト間のリソースやコストの調整
  • 個別企業に適応したプロジェクト環境の整備

デザインコンサルタントのプロジェクト管理能力は、プロジェクトを円滑に遂行するために役立つでしょう。

4. 知的財産権に関する知識や資格

知的財産権に関する知識と資格は、デザインコンサルタントに必要なスキルとして挙げられます。デザインコンサルタントは、著作権・特許、商標などの知的財産権に関する法的な基礎知識を保持し、深い理解を持ちます。

知的財産権に関する説明は、以下のとおりです。

著作権デザインやコンテンツの創作者に与えられる権利
特許新しい製品やデザインに対する独占的な権利の保護
商標ブランドの識別性を維持し競争の中で差別化を図る

知的財産権を適切に管理し、クライアントのデザインやブランドを守ることは、デザインコンサルタントの重要な役割です。

5. 契約管理に関する知識

効果的な契約管理はデザインコンサルタントの持つスキルの1つです。契約管理に関する知識は、クライアントとの円滑な協力関係を維持する要となります。

デザインコンサルタントは契約書の作成において、条件を明確にすることで潜在的な問題を未然に防ぎます。

契約書の作成における条件は、以下のとおりです。

  • プロジェクトの範囲
  • 納期
  • 予算
  • 成果物
  • 権利と責任に関する条件

契約の履行を監視し、必要に応じて変更を調整する役割も果たします。適切な契約管理によりプロジェクトの進行状況が明瞭になるため、問題が発生した場合は、適切な対応を取ることが可能です。

6. 素材・加工方法に関する知識

デザインコンサルタントのスキルとして、異なる素材と加工方法に関する知識が挙げられます。デザインコンサルタントは素材が持つ特性やデザインへの影響を把握することが役割です。

クライアントのビジョンや要望にあわせて、紙や布、金属やプラスチックなどの素材を選出し、デザインの実現可能性や品質向上を提案します。

素材の選択においては、下記のポイントを考慮します。

  • 耐久性
  • 質感
  • 色彩
  • コスト

適切な素材と加工方法を選択し、プロジェクトを成功に導くことがデザインコンサルタントの役割です。

7. ブランドの構築・管理能力

デザインコンサルタントの持つスキルとして、ブランドの構築と管理能力が挙げられるでしょう。具体的には、クライアントのビジョンと目標を理解し、ブランドの要素として具現化します。

ブランドを構築する際に必要な項目には下記のものが挙げられます。

  • ロゴ
  • カラースキーム
  • フォント
  • ガイドライン策定

市場の変化に応じてブランドに適応させるための戦略を練ることも、デザインコンサルタントの仕事の1つです。ブランドを通じてクライアントのビジョンを体現し、市場での成功に貢献します。

デザインコンサルタントを選定する際に重要な3つのポイント

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デザインコンサルタントを選ぶ際は、下記のポイントを意識することが重要です。

  1. 専門分野や自社ビジネスとの相性
  2. 価格やプラン内容と予算の兼ね合い
  3. 継続的な発注の可否

1. 専門分野や自社ビジネスとの相性

デザインコンサルタントを選ぶ際に、専門分野や自社ビジネスとの相性を考慮することが重要です。デザインコンサルタントが持つ専門的な知識とスキルが、自社のビジネスに適合するかがポイントです。

デザインコンサルタントの専門分野は幅広く、製品デザインやビジネス戦略、デジタルメディアなど多岐にわたります。専門分野が自社ビジネスと合致する場合、デザインコンサルタントは適切な提案ができます。

デザインコンサルタントの専門分野が、自社で課題を抱えている分野を得意とする場合、提案と実行がシームレスです。クライアントの期待に沿った成果につながりやすいでしょう。

2. 価格やプラン内容と予算の兼ね合い

価格とプラン内容の調整は、デザインコンサルタントを選ぶ際に重要なポイントです。デザインコンサルタントの提供価格と選択するプラン内容が、自社のニーズや予算に合致するかを確認しましょう。

価格が予算を超える場合は、自社にとって負担になります。予算が少ない場合は、成果を得るための必要なサービスを受けられない可能性があります。提供価格とプラン内容が、ビジネス上のニーズと予算にマッチすることが大切です。

3. 継続的な発注の可否

デザインコンサルタントを選ぶ際に考慮すべきポイントは、継続的な発注の有無です。デザインは一過性の作業ではなく常に進化しています。単発的なプロジェクトだけではなく、将来のビジネスの成長にも対応できるパートナーシップ構築が重要です。

継続的な発注は、新しいプロジェクトやサービスの展開、ブランドの進化に対応するための柔軟性につながります。

長期的な協力が可能なデザインコンサルタントであるのかを確認しましょう。

まとめ

デザインコンサルタントは、デザインを活用してビジネス上の課題を特定し、効果的な解決策を提供する専門家です。デザインの力を最大限に活かし、クライアントのブランディングや競争力向上を支援します。

自社ビジネスの成長において、デザインコンサルタントの起用は効果的といえるでしょう。導入効果を最大化するためには、自社のニーズや予算にマッチしたコンサルタントへの依頼が不可欠です。

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監修者のコメント
株式会社Pro-D-use
取締役副社長 岡島 光太郎

2009年:(株)リクルートに新卒で入社。営業部署・企画部署にて責任者を務める。(在籍中は、MVPやマネジメント賞など、多数受賞。)
2013年:(株)データX(旧:フロムスクラッチ)の創業期に転職。営業や新卒・中途採用の責任者を務める。
2014年:アソビュー(株)に転職。その後、営業責任者、新規事業責任者、事業企画を歴任。
2015年:(株)Pro-D-useを創業。取締役副社長(現任)に就任。新規事業の立上げ〜収益化、成果を上げる営業の仕組み作り、採用〜組織の構築、Webマーケティングを主軸とした売れる仕組み作り、業務システムの導入・運用、融資を中心とした資金調達〜財務のコンサルティングを得意としている。
また、個人でも中小企業の融資を支援するサービス「中小企業の融資代行プロ.com」を運営するなど、一貫して中小企業を支援することを生業にしている。

経営者の中には、「デザイン」に期待を持ちつつも、「デザインで、本当にウチの課題解決につながるのか?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

デザインコンサルタントは、「単に見た目を美しくするだけ」ではありません。むしろ、デザイン思考を用いて、顧客体験全体を設計することで、複雑化した現代における顧客ニーズと、会社の課題の根源を明らかにします。

それにより、今まで気がつかなかった潜在顧客の発掘や、競合との差別化に繋がり、結果として売上アップ、ブランド価値向上といった経営目標の達成に貢献するでしょう。

上記のような高度な「経営デザイン」できるコンサルタントは少ないものです。世の中でデザインコンサルと名乗っているコンサルタントのほとんどは、「制作ができる人」です。

本当に価値のあるデザインコンサルができるコンサルタント見極めることが、プロジェクト成功の鍵になるでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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