アプリ開発に適したプログラミング言語16選!おすすめの開発ツールも紹介

最終更新日:2024年10月16日
アプリ開発に適したプログラミング言語16選!おすすめの開発ツールも紹介
この記事で解決できるお悩み
  • スマートフォンアプリの開発に適したプログラミング言語とは?
  • PC用アプリの開発に適したプログラミング言語とは?
  • アプリ開発に役立つおすすめのツールとは?

アプリ開発にはJavaやJavaScript、C言語など、さまざまなプログラミング言語が使われます。どの言語がスマートフォンアプリやPC用アプリの開発に適しているでしょうか。

この記事を読むと、スマートフォンアプリやPC用アプリに適したプログラミング言語に加え、開発に役立つツールを理解できます。業務効率化や収益拡大に向けてアプリ開発を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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開発できるアプリは3種類

スマホを見てる人(写真)

プログラミング言語を使って開発できる主なアプリは以下の3種類です。

  • Webアプリ
  • ネイティブアプリ
  • ハイブリッドアプリ

近年は良質な顧客体験を提供するため、ユーザーの使用環境やデバイスを問わず利用可能なハイブリッドアプリを開発する傾向が加速しています。

Webアプリ

Webアプリとは、ブラウザ上で操作できるアプリのことです。AmazonやChatWork、Facebookなどが該当します。

Webアプリの特徴は使用環境への依存度が低い点です。信環境さえ整っていれば、OSや使用デバイスを問わずアプリを利用できます。アプリをインストールする必要もありません。反面、通信環境が整っていない場合、速度遅延や通信障害を招く可能性が高まります。

ネイティブアプリ

ネイティブアプリとは、スマートフォンやPCにインストールして利用するアプリのことです。LINEやPayPay、Google翻訳などが該当します。

ネイティブアプリはインストールした端末でしか稼働しないため、通信環境に左右されません。高速通信が安定して望めるだけではなく、オフライン環境でもアプリを利用できます。

反面、スマートフォン向けネイティブアプリを販売する場合は、App StoreやGoogle Playストアの審査を通過しなければなりません。プログラミング言語や開発環境をiOSとAndroid用に個別で用意する必要もあり、開発費用が高騰します。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリとは、Webアプリとネイティブアプリの強みを組み合わせたアプリです。YouTubeやGmail、Googleマップなどが該当します。

ハイブリッドアプリはブラウザとインストール、双方で使用できるだけではなく、OSやデバイスにパフォーマンスが左右されません。カメラやGPSなどの機能も利用できるため、自由度の高い使い方を実現できます。

ネイティブアプリを開発する際と同様、iOSとAndroidでの審査に通過しない限り、アプリを販売できません。

スマートフォンアプリの開発に適したプログラミング言語7選

ビジネス 歯車

AndroidやiOSアプリ開発に多数利用されているプログラミング言語は、以下の7つです。

  • Java
  • JavaScript
  • HTML
  • CSS
  • Swift
  • Objective-C
  • Kotlin

1. Java

Javaは開発現場で頻繁に使用されるプログラミング言語です。学習しやすく汎用性にも優れているため、Googleが多用する開発言語の1つとしても知られています。

Javaの特徴はWindowsやAndroid、iOSなど、ブラウザを問わず安定した稼働が望める点です。使用環境を問わず高速でのデータ処理が望めるため、Webアプリやネイティブアプリ、IoT機器など、幅広い用途で使用されています。

安全性への信頼も高く、情報漏えいのリスクを最小限に抑えられる点も魅力です。高いレベルでのセキュリティ対策が問われる金融機関や官公庁での基幹システムにも使用されています。

2. JavaScript

JavaScriptとは、動的なWebサイトを構築する際に使用するプログラミング言語です。文章の装飾やタグ付け、改行など、Webサイトの文章構造を定義するHTMLやCSSと組みあわせて使用します。

JavaScriptによって実現できる内容の一部は以下のとおりです。

  • 画像のアニメーション表示
  • ポップアップウインドウの表示
  • 画像の自動スクロール
  • 画像のスライドショー
  • ブラウザの拡張

JavaScriptは動画サイトやECサイト、SNSなど、Webアプリやハイブリッドアプリ開発の際に使用されるケースが多いです。

JavaScriptで記述したソースコードは、動作する際にサーバーを経由しません。ウザとテキストのみで動作するため、プログラミング初心者でも学習しやすい言語です。

3. HTML

HTMLとはタイトルの配置や表、タグ付けなど、Webサイトで表示される文章構造を定義する言語です。HTMLはマークアップ言語と呼ばれており、文章を構成する要素の役割分担のために使用されます。

HTMLの記述によってWebサイトのユーザビリティを高め、GoogleやYahooからの評価を高めるのが目的です。検索エンジンの評価が高まると、検索結果の上位表示にともない不特定多数に自社の情報を効率的に拡散できます。

露出量増加によって、新規顧客獲得や企業認知度向上などにつなげられる点が魅力です。ユーザーが必要な情報を効率的に収集可能なWebサイトの構築にもつながり、快適な顧客体験を提供できます。

4. CSS

CSSはHTMLと組みあわせて使用する言語です。CSSはスタイルシート言語と呼ばれており、HTMLと同様にWebサイトのデザインを定義する役割を担います。

HTMLがWebサイト全体の文章構造を定義する一方、CSSは文字の大きさや色、フォントなど、文章の装飾を定義する点が特徴です。使用デバイスごとに表示形式を変えられるため、何度もコード改修をおこなう必要はありません。

CSSによってソースコードがシンプルになると、検索エンジンからの評価も高まる点が特徴です。Googleでの上位表示によって、不特定多数の方へ手間をかけずに情報を発信できます。

5. Swift

SwiftはAppleが開発したプログラミング言語です。Objective-Cに代わり、近年iOSやmacOS向けのアプリ開発で使用される頻度が増えています。

SwiftはObjective-Cと比べて記述量が少なく、シンプルなソースコードを作成しやすい点が特徴です。コードの記述ミスや不具合が発生しにくく、アプリを外部に販売する際もトラブルの発生を抑えられます。

他のプログラミング言語と比べてもコードの可読性と記述性に優れ、アプリ開発初心者には学習しやすい点も魅力です。一定の知識やスキルを習得できると、ユーザビリティに優れたアプリを多数開発できるでしょう。

6. Objective-C

Objective-Cとは、C言語をベースにオブジェクト指向を持つ「SmallTalk」と組み合わせたプログラミング言語です。Appleが提供する統合開発環境「Xcode」を使用し、macOSやiOS向けのアプリを多数開発してきました。

ただし、Objective-Cは表記がわかりづらく、過去のライブラリ数も多いため、アプリ開発初心者にとっては難易度が高い言語です。MacOSのアップデートに応じたバージョンアップが起きるたびに、コードも複雑化しました。

近年はコードの可読性と記述性に優れたSwiftを活用し、iOSやmacOSアプリを開発するケースが一般的です。

オブジェクト指向とは

特定の役割を担うモノ同士の関係性を定義し、アプリ開発を進めていく考え方のことです。データの操作方法や使用ツールなど、データ処理の方法をまとめたクラスにもとづき、開発工程を進めていきます。

7. Kotlin(コトリン)

KotlinはJVMと呼ばれるJavaの仮想マシンで動作するプログラミング言語です。Javaと相互互換性を持ち、過去にJavaで作成したコードを活用できます。

KotlinはJavaに比べ、読みやすいソースコードを記述できる点が特徴です。構文構造や文法もJavaと比べてわかりやすく、開発者の負担を軽減しつつ短期間でアプリをリリースできます。

安全性にも優れており、記述ミスやバグによる不具合の発生も最小限に抑えられる点も魅力です。

2019年にはAndroidアプリ開発の公式言語としてGoogleに採用されました。Android向けのアプリ開発を検討している企業におすすめです。

PC用アプリの開発に適したプログラミング言語9選

ビジネス_パソコン

PC向けネイティブアプリの開発におすすめのプログラミング言語は以下の9つです。

  • C言語
  • C++
  • C#
  • Ruby
  • Python
  • VisualBasic
  • PHP
  • Go言語
  • ASP

C言語やC++など、学習難易度が高い言語もあるため、開発言語を選定する際は慎重に判断しましょう。

8. C言語

C言語は1972年にOSの一種であるUNIX向けに開発されたプログラミング言語です。「C++」や「C#」など、多くのプログラミング言語を開発するうえでベースとなる言語になります。

C言語の特徴は汎用性に優れている点です。メモリ管理やポインタ演算などに対応しており、基幹システムやロボットをはじめとしたハードウェアの動作制御を得意としています。

実行環境への依存度が小さく、プログラミングの処理速度が速い点も魅力です。実行環境を問わず利用できるため、WebアプリやIoT機器、AI開発など、幅広い用途で活用されています。反面、求められる知識量が多く、学習の難易度は高いです。

9. C++(シープラ)

C++は、C言語をベースに機能を拡張したプログラミング言語です。オブジェクト指向の有無や言語構造の複雑性、例外処理の対応可否など、C言語と異なる点が多く存在します。

C++は高度なデータ処理を実現できる点が特徴です。WebアプリやOS、大規模業務システムなど、複雑なデータ処理が求められる用途で活用されています。

C言語と互換性があるため、C言語で記述されたソフトウェアやプログラムをC++で使用できる点も魅力です。

反面、C言語よりも文法構造が複雑になるため、幅広い知識を習得しなければなりません。メモリ値参照の際に必要なポインタの概念を理解することも難しく、学習への難易度が高い言語です。

10. C#

C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。Windowsに標準搭載されている「.NET Framework」での稼働を目的に開発されました。

統合開発環境「Visual Studio」を利用すると、.NET Framework上で稼働するアプリを効率的に開発できます。アプリ開発に必要な作業は、ドラッグ&ドロップでフォームにボタンやテキストボックスを配置するだけです。

「Unity」のサポート言語にも採用されており、ゲームソフトの開発にも多数利用されています。文法やオブジェクト指向の有無など、Javaと共通点があるため、Javaでアプリ開発の経験がある方は使いやすいでしょう。

11. Ruby

Rubyは日本人の「まつもとゆきひろ」氏によって開発されたプログラミング言語です。徹底したオブジェクト指向によって、プログラミング構造のわかりやすさを重視しています。

エンジニアがアプリ開発やアイデア出しに十分な労力を割けるよう、形式的な記号はほとんど使われていません。わかりやすさと自由度の高さを両立したソースコードの記述によって、手戻りの発生を最小限に抑えられます。

「Ruby on Rails」や「Sinatra」など、Ruby用フレームワークが多数存在している点も魅力です。フレームワークの活用によって、開発工数を大幅に削減しつつWebアプリを開発できます。

フレームワークとは

共通コードの提供やデータベースとの接続など、アプリ開発に必要な機能全般を搭載した枠組みです。設計モデルも含まれており、アプリ開発を効率的に進められます。フレームワークはプログラミング言語ごとに用意されており、言語によって使い分けるのが一般的です。

12. Python(パイソン)

Pythonは、オランダ人のプログラマーによって開発されたプログラミング言語です。文法がわかりやすく、誰がソースコードの記述を担当しても同じような内容に仕上がります。コードの可読性と記述性に優れており、プログラミング初心者にとって学習しやすい言語です。

Pythonはライブラリの数が豊富です。システムの動作制御や関数演算、画像処理など、さまざまな種類のライブラリが用意されており、開発効率を高められます。

高度なデータ分析や統計処理も得意としており、AIや機械学習を搭載したソフトウェア開発を検討している場合におすすめです。

13. VisualBasic

VisualBasicとは、マイクロソフトの「BASIC」をベースに開発されたプログラミング言語です。BASICはプログラミング初心者向けに開発されており、学習しやすく使いやすい点が特徴に挙げられます。

アプリを開発する際は統合開発環境「Visual Studio」を使い、作業を進めていくかたちです。ボタンやコードエディタ、ウィザードなど、必要な機能をドラッグ&ドロップで配置するため、比較的簡単に作業を進められます。

プログラムの作成〜テストまで、アプリ開発までの一連の作業をVisual Studioで完結できるため、操作性に戸惑う心配もありません。

14. PHP

PHPとは、動的なWebサイトの構築やWebアプリの開発に特化した言語です。情報の受け渡しやデータベースとの連携を得意としており、サーバーサイドでのWebアプリ開発によく使用されています。

開発環境への依存度も低く、OSやWebサーバーの種類を問わずプログラムを実行できる点も魅力です。情報サイトやSNS、ビジネスチャットなど、情報の更新頻度が高いWebアプリの開発に適した言語といえるでしょう。

利用可能なフレームワークやライブラリの種類も多く、アプリ開発を効率的に進められます。長年多くのエンジニアに利用されており、スキルアップにつながる情報を効率的に収集できる点も魅力です。

ライブラリとは

関数計算や時刻取得、画像処理など、アプリ開発によく利用される機能をまとめたシステムです。ライブラリの利用によって、アプリ開発にかかる工数を大幅に削減できます。

ライブラリはアプリ開発における部品に該当するため、単体では動きません。開発中のアプリに読み込んだ際、はじめて動きます。

15. Go言語

Go言語は2009年にGoogleが開発したプログラミング言語です。コードがシンプルでわかりやすく、開発工数や修正工数を大幅に削減できます。

事前にプログラムの実行内容を機械語に変換しており、高速処理が安定して望める点も魅力です。プログラムの実行に変換処理をおこなう必要もありません。「ゴルーチン」と呼ばれる独自機能を搭載し、異なる複数のデータ処理も並行して進められます。

「ガベージコレクション」を活用すると自動的に不要なメモリを開放するため、メモリ処理をコードで指示する機会も減るでしょう。Go言語はWebアプリやスマートフォンアプリ、ドローン開発など、さまざまな分野で利用されています。

16. ASP(Active Server Pages)

ASPとはサーバーサイドで使用するスクリプト言語です。スクリプト言語は他のプログラミング言語に比べ、コードの可読性と記述性に優れた言語を指します。プログラミングの実行難易度も低く、アプリ開発初心者が学習しやすい言語です。

ASPはJavaScriptで記述した処理内容をサーバー経由でユーザーに渡し、処理結果をHTMLで送信する役割を担っています。データベースとの連携を得意としており、会計ソフトや在庫管理システムなど、業務アプリ開発での使用頻度が高い言語です。

アプリ開発に役立つ開発ツール5選

アプリ開発を効率的に進めるには、統合開発環境(IDE)やフレームワークを活用するのがおすすめです。コードエディタやテストツールなど、開発に必要な機能がまとめられており、別途ツールを導入する手間を省けます。

アプリ開発で多く使用されている開発ツールは、以下の5つです。

  • Visual Studio
  • Flutter
  • React Native
  • Glitch
  • Unity

各ツールの特徴を把握し、アプリの種類や開発者のスキルに応じて使い分けましょう。

Visual Studio

名称未設定のデザイン

参照:マイクロソフト

Visual Studioは、マイクロソフト社が開発した統合開発環境(IDE)です。コードエディタやテストツール、バージョン管理ソフトなど、アプリ開発に必要な機能が標準搭載されています。

Visual Studioの導入により開発環境をすぐに構築できるため、ツールやソフトを個別に導入する必要はありません。Xamarinを利用すると、Webアプリやハイブリッドアプリなど、複数のデバイスに対応したクロスプラットフォームアプリを開発できます。

PythonやJavaScript、C#など、多くのプログラミング言語にも対応しており、開発者のスキルや知識に応じて開発言語を選択可能です。

Xamarin(ザマリン)とは

マイクロソフトの子会社であるXamarin社が開発したクロスプラットフォームアプリ開発環境です。通常、スマートフォンアプリを開発する際、OSアプリとAndroidアプリで別々のプログラミング用語を使わなければなりません。

Xamarinを活用すると、C#でiOSアプリとAndroidアプリをともに開発できます。

Flutter

名称未設定のデザイン (1)

参照:Flutter

FlutterはGoogleが開発したスマートフォンアプリ開発用のフレームワークです。入力したコードを自動変換できるため、OSに応じてコードを書き替える必要はありません。

ホットリロードを活用すると、入力したコード内容がすぐに反映されるため、コードの記述ミスやバグの有無を確認しながら開発作業を進められます。

使用するプログラミング言語は、JavaScriptの代替言語として開発された「Dart」と呼ばれる言語です。文法はJavaScriptと似ており、JavaScriptに慣れている場合、操作性に戸惑う可能性は低いでしょう。

React Native

名称未設定のデザイン (2)

参照:React Native

React NativeはMetaが開発したフレームワークです。FacebookやInstagram、UberEatsなど、ネイティブアプリ開発を得意としています。

クロスプラットフォーム対応のため、iOSとAndroid用にコードを2つ用意する必要はありません。JavaScriptで書いたコードを1つ用意するだけです。ホットリロード機能も搭載しており、コードの記述ミスや不具合を早期に発見できます。

React Nativeはコードの書き方や仕組みなどが、JavaScript用ライブラリ「React」とほとんど変わりません。Reactで開発経験のある方にとって使いやすいツールです。

Glitch

名称未設定のデザイン (3)

参照:Glitch

Glitchはクラウド型の統合開発環境(IDE)です。ブラウザ上でアプリの開発〜公開まで、一連の作業を完結できるため、開発環境の構築やソフトウェアをインストールする必要はありません。

プログラミング言語も多数インストールされており、導入後すぐに開発へ着手できます。ログインの際にFacebookやGoogleアカウントを利用した場合、Glitch専用アカウントの作成は不要です。

他のユーザーが開発したプログラムやコードを閲覧できるため、アプリ開発に関する情報を効率的に収集できます。開発したアプリはWeb上で無料公開でき、アプリ販売の告知やポートフォリオなど、さまざまな用途で活用可能です。

Unity

名称未設定のデザイン (4)

参照:Unity

UnityはUnity Technologiesが提供するゲームエンジンです。2Dと3D、双方のゲーム開発に対応しており、簡単な3Dゲームの場合はノンプログラミングで制作できます。

Unityはマルチプラットフォーム対応です。スマートフォンやPlayStation4、Nintendo Swichなど、さまざまなデバイス向けのゲームを開発できます。「ポケモンGO」や「スーパーマリオ ラン」などをはじめ、多くのゲーム開発に使用されてきました。

マーケットプレイスも充実しており、3Dモデルやアニメーション、プラグインなど、ゲーム開発に必要な素材を入手しやすい点も魅力です。

ゲームエンジンとは

映像や音響、入力処理など、ゲーム開発に必要な要素がまとめられているソフトウェアです。3Dグラフィックスの描画やアニメーションの制御などにも対応しており、ゲーム開発を効率的に進められます。

アプリ開発の前に整理しておくべき5つのポイント

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アプリ開発に取り組む前に、以下5つの内容を整理しておきましょう。

  1. どのタイプのアプリを開発したいかを整理しておく
  2. アプリ開発の費用相場を把握しておく
  3. ノーコードツールの使用を検討する
  4. 専門知識を持った人材がいるかを確認する
  5. 外注先の選定にはビジネスマッチングを活用する

ポイント1. どのタイプのアプリを開発したいかを整理しておく

Webアプリやハイブリッドアプリなど、どのタイプのアプリを開発したいか、事前に整理しておくことが重要です。アプリの種類により、選択すべきプログラミング言語や開発ツールは異なります。

たとえば、ビジネスチャットの開発を検討していた場合、ビジネスチャットはWebアプリに該当し開発言語にはJavaやJavaScriptが適しています。React Nativeを活用すると、開発工数を削減しつつ不具合を早期に発見できるでしょう。

ゲームアプリを開発する場合はC#とUnityを活用してください。開発したいアプリの方向性を明確化すると、選ぶべきプログラミング言語が自然と絞られます。

ポイント2. アプリ開発の費用相場を把握しておく

自社開発と外注依頼を判断するには、アプリ開発の費用相場の把握が必要です。アプリ開発会社は開発費用を「人件費×開発期間+固定費」で算出します。

エンジニア1人あたりの人件費は1カ月で100万円前後ですが、エンジニアの実績やスキルにより1人150万円以上かかる場合もあります。開発期間はアプリに実装する機能数により変動しますが、3〜6カ月が一般的です。

たとえば、2人のエンジニアが3カ月でアプリを開発した場合、人件費を1人100万円と仮定すると、開発費用は(2人×100万円)×3カ月=600万円+固定費です。

アプリの種類により、以下のように費用も変動します。

EC系アプリ200万円〜300万円
コミュニケーションアプリ100万円〜500万円
チャットボット50万円〜100万円
学習アプリ50万円〜300万円
位置情報アプリ500万円〜1,000万円
ゲームアプリ300万円〜1,000万円
マッチングアプリ400万円〜1,500万円

ポイント3. ノーコードツールの使用を検討する

ノーコードツールとは、ソースコードを書かなくてもアプリを開発できるツールです。必要なパーツをドラッグ&ドロップで配置するだけで作業が完了するため、プログラミングの知識は必要ありません。

プログラミング言語を使った場合と比べ、アプリ開発までにかかる時間や費用も大幅に削減できます。反面、拡張性やカスタマイズの自由度には乏しく、自社が要望する機能を実装できる保証はありません。

多機能型のWebアプリやネイティブアプリの開発には不向きです。翻訳や画像編集など、特定の目的に特化したアプリ開発を検討している場合、ノーコードツールの利用を検討しましょう。

ポイント4. 専門知識を持つ人材がいるかを確認する

自社でアプリ開発を進める場合、プログラミングに精通した人材の確保が前提です。ノーコードツールを活用しない限り、どのプログラミング言語を使う場合でも開発工程でコーディングが必要となります。

ASPやPHPなど、比較的学習しやすい言語もありますが、1から学習する場合は実践で使えるまでに多くの時間が必要です。

プログラミングに精通した人材が自社に不在の場合は、アプリ開発会社への依頼を検討しましょう。ニーズの拡大に人材供給が追い付いておらず、IT人材は慢性的に不足しています。優秀なIT人材を短期間で採用するのは難しい状況です。

ポイント5. 外注先の選定はビジネスマッチングを活用する

アプリ開発会社やシステム開発会社への依頼を検討している場合、外注先の選定にはビジネスマッチングを活用しましょう。ビジネスマッチングとは「仕事の発注先を探す企業」と「仕事の受注先を探す企業」をオンライン上で結び付けるサイトです。

業種や地域など必要な情報を入力すると、自社の条件に合致した企業が提示されます。や得意分野、対応可能な業務など、各企業の特徴がコンパクトにまとめられている点も魅力です。

本業が忙しい方も、アプリ開発会社に関する情報を短時間で集められるでしょう。

まとめ

今回の記事では以下の4点に関して述べてきました。

  • スマートフォンアプリの開発に適したプログラミング言語
  • PC用アプリの開発に適したプログラミング言語
  • アプリ開発に役立つツール
  • アプリ開発の前に整理しておくべきポイント

スマートフォンアプリとPC用アプリ、どちらを開発する際もプログラミング言語に精通した人材が必要です。仮に専門知識を持つ人材が不在の場合、アプリ開発会社に依頼しましょう。IT人材は慢性的に不足しており、短期間で自社の条件を満たす人材を採用するのは難しい状況です。

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比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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