経営コンサルタントが怪しいといわれる理由は?依頼のメリットと選ぶポイントを解説!
- 経営コンサルタントが怪しいといわれる理由は?
- 怪しい経営コンサルタントを避けるためのポイントは?
- 経営コンサルタントと契約するメリットは?
経営コンサルタントと聞くと「本当に効果があるのか怪しい」と感じる方も少なくありません。経営コンサルタントは特定の資格があるわけではなく、誰でも名乗れるため、なかには怪しい"自称コンサルタント"が存在するのも事実です。
この記事では、怪しい経営コンサルタントを避けるためのポイントと、経営コンサルタントを利用するメリットを解説します。最後まで読めば、経営コンサルタントについての理解が深まるでしょう。
経営コンサルタントからアドバイスがほしいと考えている方はぜひ参考にしてください。
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経営コンサルタントが怪しいといわれる理由6つ
経営コンサルタントが怪しいといわれる主な理由は以下の6つです。
- 誰でも経営コンサルタントと名乗れるため
- 経営コンサルタントが提供しているものが見えないため
- 経営コンサルタントの専門性が高いため
- 経営コンサルタントの実績が事実か判断しにくいため
- 経営コンサルタントの失敗の定義があいまいなため
- 怪しい経営コンサルタントがいることも事実なため
1. 誰でも経営コンサルタントと名乗れるため
経営コンサルタントが怪しいといわれる理由の1つは、誰でも無資格で名乗れるためです。特別な資格がなくても「わたしは経営コンサルタントです」と言えば経営コンサルタントの活動を始められます。
誰でも資格なしで経営コンサルタントとして活動できるため、業務を依頼したのにまったく成果が出ないまま終わるケースも珍しくありません。本当に有能な経営コンサルタントを見つけるのが難しいため、依頼を躊躇する方もいます。
2. 経営コンサルタントが提供しているものが見えないため
経営コンサルタントが怪しいと思われるのは、提供しているものが見えにくいことも関係しています。経営コンサルタントは、製品を提供するわけではありません。目に見える製品・商品があれば品質を確かめることが可能ですが、経営コンサルタントが提供しているものを評価するのは極めて困難です。
経営コンサルタントが提供するのはノウハウやアドバイスであるため、本当に価格に見合った価値があるのか心配になる方もいます。現在ではインターネットを通してかなりの情報が得られるため、コンサルタントの必要性が疑問視されるのも無理はありません。
3. 経営コンサルタントの専門性が高いため
経営コンサルタントの専門性の高さも、怪しいといわれる理由です。経営コンサルタントが提供するサービスには、会社の経営を立て直す戦略や成長を促す事業運営のアドバイスが含まれます。
同業者でなければ、経営コンサルタントの業務内容や有用性を理解するのは難しいでしょう。なかには専門的な用語を多用して顧客をだまし、低品質のサービスを提供するコンサルタントもいるため、怪しいイメージを抱く人が多いでしょう。
4. 経営コンサルタントの実績が事実か判断しにくいため
経営コンサルタントが怪しいといわれるのは、実績が本当かどうか判断しにくいことも関係しています。経営コンサルタントの多くはホームページを運営しており、自分の実績を掲載しているでしょう。
多くのホームページでは、経営コンサルタントがどのような業務を請け負うのか、これまでどのような業務を行ってきたのか、どのような成果を得てきたかが記載されています。ただし、本当に経営コンサルタントのおかげで会社の経営が上向いたのか、他の理由で経営戦略が成功したのか確かめる術はありません。
5. 経営コンサルタントの失敗の定義があいまいなため
経営コンサルタントの失敗の定義はあいまいであるため、アドバイスを求めることをためらう人もいます。会社の経営が悪化する、事業がとん挫するなどしても、会社の他の部門や従業員のミスであるといわれれば、経営コンサルタントの失敗と断定できないでしょう。
経営コンサルタントは、結果に関わらず報酬を受け取ることがほとんどで、失敗を認めることもあまりありません。失敗の責任を取らせることができないため、経営コンサルタントを怪しいと感じる経営者が多いです。
6. 怪しい経営コンサルタントがいることも事実なため
残念ながら、怪しい経営コンサルタントがいることも事実です。効果が出ないだけではなく、詐欺まがいの手法で報酬だけ受け取る自称経営コンサルタントもいます。
経営コンサルティング会社やコンサルティングファームの場合、複数の経営コンサルタントが在籍しており比較的安心です。一方、個人の経営コンサルタントは依頼前に実績や口コミをしっかり確認するのがいいでしょう。
怪しい経営コンサルタントを避けるポイント5つ
怪しい経営コンサルタントを避けるために意識すべきなのは、以下の5つのポイントです。
- 経営コンサルタントの情報を集める
- 顧客の評判や口コミをチェックする
- 会って自分との相性を確かめる
- 数値目標を共有する
- 報酬体系を確認する
1. 経営コンサルタントの情報を集める
怪しい経営コンサルタントを避けるために必ず行うべきなのが、情報を収集することです。現在では、経営コンサルタントのホームページや口コミサイト、SNSによって簡単にたくさんの情報を集められます。
SNSやホームページでまったく情報を発信していない経営コンサルタントは避けるのが賢明です。加えて重視すべきなのは、発信されている情報の具体性です。得意とする業務や料金体系、コンサルティングの手法、これまでの実績、解約方法などを具体的に示している経営コンサルタントは、比較的信頼できます。
2. 顧客の評判や口コミをチェックする
経営コンサルタントに業務を依頼する前に、必ず顧客の評判や口コミをチェックしなければなりません。提供されるのが製品や商品でない以上、経営コンサルタントの手腕を測る方法は口コミしかないためです。
実際にコンサルティングを受けたことがある個人・企業の具体的なエピソードを探しましょう。とくにコンサルティングした企業名や写真、ロゴを掲載している経営コンサルタントは、顧客との強固な信頼関係を築いていると考えられます。
3. 会って自分との相性を確かめる
情報収集や口コミの検索は非常に有効ですが、最終的に経営コンサルタントが怪しいかどうかを判断するためには、実際に会わなければなりません。たとえ有能な経営コンサルタントであっても、自分と相性が悪い人には業務を依頼しないのが無難です。
経営コンサルタントと会って話し、違和感がないか確かめましょう。話の内容が具体性を欠いている、専門用語を多用する、質問にまっすぐ答えずはぐらかすなどの傾向が見られた場合には、有能なコンサルタントではないと判断できます。
4. 数値目標を共有する
怪しい経営コンサルタントを避けるために有効な方法として、数値目標を共有することが挙げられます。たとえば、経営改善であれば何%業績を上げたいのか、新規事業であれば何カ月後に何店舗出店したいのかなどの数値目標を設定し、達成可能かどうか尋ねましょう。
最初に数値目標を設定することにより、コンサルティングが成功したかどうか判断しやすくなります。数値目標を完全に達成できなかったとしても、どの程度達成したかによって引き続きコンサルティングを受けるか決定できるでしょう。
5. 報酬体系を確認する
報酬体系をあらかじめ確認しておくことも、怪しい経営コンサルタントを避ける有効な方法です。経営コンサルタントの報酬体系は、時間契約型や顧問契約型、成果報酬型などにわかれます。
時間契約型や顧問契約型は、成果の有無にかかわらず報酬を支払わなければなりません。一方、成果報酬型は着手金は必要であるものの、成果に応じて報酬が発生します。怪しい経営コンサルタントを避けるために、成果報酬型のコンサルティングが受けられないか尋ねてみるといいでしょう。
経営コンサルタントと契約するメリット4つ
信頼できる経営コンサルタントと契約するメリットは以下の4つです。
- リスクを未然に把握し排除できる
- 専門的な知識やノウハウを得られる
- 他社の成功事例を知ることができる
- 社風を変えられる
1. リスクを未然に把握し排除できる
経営コンサルタントに業務を依頼するメリットとして、リスクを未然に排除できる点が挙げられます。企業にとって、経営リスクはできる限り早期に発見し、有効な対策を講じなければなりません。しかし、会社内部にいると財務状況を客観的に把握できずリスクを見落としてしまいがちです。
経営コンサルタントがいることで、財務状況を第三者の視点から精査し、顕在しているリスクと潜在リスクの両方を発見できる可能性があるでしょう。リスクを正確に把握できれば、業務改善や人材の配置転換、場合によってはレイオフを含め効果的な対策を講じられます。
2. 専門的な知識やノウハウを得られる
経営コンサルタントがいることで、社内にはない専門的な知識やノウハウを得られるメリットもあります。有能な経営コンサルタントは、多くの会社の経営に関わって実績を積んでいることでしょう。
これまで考えもしなかったアイデアや、革新的な手法を用いて、経営改善や事業拡大の手助けをしてくれる場合もあります。最新の成功事例に通じているため、時代にあった会社の経営手法のアドバイスも得られます。
3. 他社の成功事例を知ることができる
経営コンサルタントと契約すると、他社の成功事例を知ることが可能です。同じ業界の成功事例だけではなく、他業界・他業種の成功事例も参考になります。すでに成功を収めている会社の施策を取り入れつつ、業績の向上や新規事業の展開を進めていけるでしょう。
経営コンサルタントのメリットは、他社の失敗例も詳しく知っている点です。成功事例だけではなく、失敗につながる施策を理解しているため、リスクを低減可能です。
4. 社風を変えられる
経営コンサルタントと契約すると、社風を変えられることもあります。社風は、会社の習慣や価値観、信念、雰囲気を表すもので、会社にとって益になることも少なくありません。一方、サービス残業を求める、ノルマの達成が絶対である、上司や先輩より先に帰宅できないなど、悪しき習慣が残っているケースもあります。
経営コンサルタントが経営改善の施策を講じる際、こうした習慣が解消され社風が変化することもあります。会社の雰囲気が明るくなることで、社員が生き生きと働き、新入社員の早期退職を防げる効果が得られる場合もあるでしょう。
経営コンサルタントの料金相場
経営コンサルタントの料金相場は契約の形態によって大きく異なります。契約形態による料金相場は次のとおりです。
業務内容 | 料金 | |
---|---|---|
顧問契約型 | 月数回の訪問 | 20〜50万円/月 |
時間契約型 | 1時間単位の相談・アドバイス | 5,000〜5万円/時 |
成功報酬型 | 担当したプロジェクトで成果を上げる | ケースにより異なる |
顧問契約は、従業員の数や事業規模によって料金が変動します。時間契約型は、1時間あたり5,000円から5万円と幅があり、経営コンサルタントの経験や実績によって料金が大きく変動するのが特徴です。成功報酬型は、プロジェクトの大きさや重要度によって料金が変わるため、契約時に料金の金額と支払方法を確認しましょう。
まとめ
経営コンサルタントが怪しいといわれるのは、資格が必要ないことや成功・失敗の基準があいまいであることが理由です。契約前に経営コンサルタントの情報をチェックし、口コミや評判を調べることで、有能な人材を見つけられます。契約時に具体的な数値目標や報酬を共有し、トラブルを未然に防ぐよう心がけましょう。
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