トリミングサロンの開業時に活用できる補助金3選!必要な費用相場や開業の流れ

最終更新日:2024年01月17日
トリミングサロンの開業時に活用できる補助金3選!必要な費用相場や開業の流れ
この記事で解決できるお悩み
  • トリミングサロンの開業時に活用できる補助金は?
  • トリミングサロンの開業時に必要な費用相場は?
  • トリミングサロンを開業する流れは?

「トリミングサロンを開業したいが、活用できる補助金がわからない」という方、必見です。経営コンサルタントは。資金調達や成長戦略など、運営に関する専門知識を提供してくれます。

この記事ではトリミングサロンを開業しようと考えている起業家に向けて、開業時に活用できる補助金を解説します。最後まで読めば、開業時に必要な費用相場や流れもわかるでしょう。

トリミングサロンの開業を成功させるポイントも紹介するため、開業や経営で資金調達に不安を抱えているトリマーの方は、ぜひ参考にしてください。

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トリミングサロンの開業時に活用できる補助金3選

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トリミングサロンの開業時に補助金を活用することで、設備の購入やマーケティング活動などの運営に必要な費用をカバーできます。補助金の利用には条件や義務が付随することがあるため、注意深くプログラムを調査し、申請プロセスに従うことが重要です。

トリミングサロンの開業時に活用できる主な補助金は以下のとおりです。

  1. 小規模事業者持続化補助金
  2. ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
  3. 事業承継・引継ぎ補助金

1. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、日本国内で事業を営む小規模事業者に対して、持続的な経営に向けた取り組みを支援する補助金です。

補助率は3分の2、通常枠の場合上限50万円、創業枠の場合は上限200万円が補助されます。創業枠の場合「認定連携創業支援等事業者」が実施した「特定創業支援等事業」による支援を受けていることが募集条件です。

トリミングサロンを開業する際は、初期費用や設備投資、広告費など多くの経費がかかります。小規模事業者持続化補助金を活用することで、負担を軽減し、より品質の高いサービスを提供する余裕を持てます。

2. ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業庁が提供する補助金プログラムの1つです。中小企業が持つ技術やノウハウを活用し、生産性の向上を図る支援を目的としています。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、新規でトリミングサロンを開業する際に非常に役立つ資金調達です。補助金を活用することで、コストを軽減し、より効率的な運営が可能になります。

3. 事業承継・引継ぎ補助金

事業承継・引継ぎ補助金は、事業承継や事業再編、事業統合を契機として新しい取り組みを行う中小企業や小規模事業者を対象とした補助金です。

事業承継・引継ぎ補助金は、新規でトリミングサロンを開業する際や、既存のトリミングサロンを引き継ぐ際に役立つ資金調達の手段となります。申請には多くの書類と手続きが必要であるため、事前に準備と計画をしましょう。

トリミングサロンの開業時に必要な費用相場

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トリミングサロンの開業に必要な資金は、一般的に200万円〜800万円です。地域や市場の競争状況、サロンの規模、内装にかかる費用などにより変動します。

一般的なトリミングサロンの開業時に必要な各要素は、以下のとおりです。

  • 賃貸費用:月額家賃の1年〜2年分
  • 設備や消耗品:数十万円
  • 内装のリフォーム費用:数十万円〜数百万円
  • スタッフの給与とトレーニング費用:数百万円
  • 広告宣伝費:数十万円
  • ライセンスと許認可費用:数万円
  • 保険代:数万円〜数十万円

トリミングサロンを開業する流れ

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トリミングサロンを開業する流れを紹介します。

  1. ビジネスプランの作成
  2. 法的事項の確認
  3. 資金調達
  4. 必要な許認可の取得
  5. スタッフの採用
  6. マーケティング戦略の策定
  7. インベントリーの調達
  8. オープン

1. ビジネスプランの作成

ビジネスプランの作成は、トリミングサロンを開業する際の基盤です。収支予測やマーケット調査、競合分析、サービス提供内容、料金設定などを詳細に計画します。ビジネスプランは経営の指針となり、資金調達や戦略の決定に役立ちます。

2. 法的事項の確認

トリミングサロンを開業する際は、法的な手続きが必要です。法人格の選定(個人事業主か法人か)や事業登記、所得税、法人税などの税務登録などが含まれます。法的要件を確認し、適切に手続きを行いましょう。

3. 資金調達

開業資金を確保するために、補助金や銀行融資、自己資金などの適切な資金調達方法を検討します。事業の規模に応じて資金調達計画を立て、財務面を強化しましょう。補助金は後払い方式であるため、先に支払う資金は確保しておく必要があります。

4. 必要な許認可の取得

トリミングサロンを運営する際は、特定の許認可が必要です。サロンの開業時に必要な書類は、以下のとおりです。

  • 動物取扱責任者
  • 第一種動物取扱業登録の届出
  • 開業届の提出

トリミングサロンを開業する際は、法的な要件を満たすために届出や許認可が必要となります。法的な要件を遵守することは、サロンの運営を円滑に行うための要件です。

5. スタッフの採用

トリミングの専門家や受付スタッフを採用しましょう。トリマーに専用の資格はありませんが、動物が落ち着いて施術を受けられるように経験や技術を持ったスタッフを採用すると安心です。

品質の高いサービス提供には、適切なスタッフを確保することが不可欠です。採用プロセスを適切に行い、スキルや経験をチェックしましょう。

6. マーケティング戦略の策定

マーケティング戦略を策定し、顧客獲得のための差別化を計画します。競合他社の製品やサービスの評判を調査し、市場のトレンドを追跡します。競合分析を通じて差別化ポイントを明確にし、独自の技術を持っていることを強調しながら効果的な顧客誘致を行いましょう。

自社の製品やサービスがどのように他社と異なるかを明確にします。マーケティング戦略を策定し、効果的な顧客獲得を達成するための基盤を築けます。

7. インベントリーの調達

トリミングに必要なシャンプーやカッティングツール、消耗品などのインベントリーを調達します。品質と品揃えに注意し、スムーズなサービス提供を確保しましょう。

8. オープン

広告宣伝を行い、最初の顧客を受け入れ、トリミングサロンを正式にオープンします。適切な運営とサービスの品質向上に努めることで、ビジネスを成功に導けるでしょう。

トリミングサロンの開業を成功させるポイント3つ

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トリミングサロンの開業を成功させるポイントを3つ紹介します。

  1. 専門知識を持つトリマーを採用する
  2. 顧客のフィードバックを活用する
  3. 効果的なマーケティングを行う

1. 専門知識を持つトリマーを採用する

トリミングサロンを成功させるために、トリマーの選定が極めて重要です。トリマーになるために必要な資格はありませんが、トリマー専門学校の卒業や民間資格の取得を希望条件にすることをおすすめします。

トリマーを採用する際は、継続的な教育とトレーニングを提供し、最新の情報や技術を共有しましょう。専門知識を持つトリマーをスタッフに迎えることは、トリミングサロンの成功に不可欠です。

トリマーの選考においては、資格と経験の確認、面接、実技試験などを通じて、スキルとプロ意識を備えた候補者を選び出すことが大切です。

2. 顧客のフィードバックを活用する

顧客のフィードバックを活用することは、トリミングサロンの開業を成功させるために重要です。顧客の声に耳を傾け、意見や要望に真摯に対応することで、サロンのサービスを向上できます。顧客の満足度を高める体験を提供することで、リピート顧客を獲得しやすくなるでしょう。

顧客のフィードバックを受け入れ、改善に真剣に取り組む姿勢は、顧客の信頼を築くうえで大切です。顧客が自身の声が反映されると感じると、サロンへのロイヤルティが高まるでしょう。

顧客とのコミュニケーションを大切にし、改善に向けた姿勢を持つことで、顧客満足度の向上とビジネスの成長を促進できます。

3. 効果的なマーケティングを行う

トリミングサロンの成功には、効果的なマーケティングが欠かせません。WebサイトやSNSを作成し、オンラインプレゼンスを確立します。Webサイトでは、サービス詳細や料金、営業時間、連絡先情報などを提供し、顧客がアクセスしやすい環境を整えます。

SNSを活用し、定期的な投稿やキャンペーンを通じて、フォロワーを増やす努力をしましょう。効果的なマーケティングは、トリミングサロンの知名度向上とビジネスの成長を促進する要因です。

顧客のニーズを把握し、魅力的なサロンを提供することで、競争力のある市場で成功するチャンスを高められます。

まとめ

資金調達や成長戦略などのアドバイスが必要な方は、経営コンサルタントに相談すると安心です。経営コンサルタントはビジネス戦略や運営に関する専門知識と豊富な経験を持っています。

比較ビズは、トリミングサロンに特化した経営コンサルタントが多数登録しています。アドバイスやサポートを受けることで、トリミングサロンの開業と成長を効果的に進められるでしょう。条件や予算などから一括見積が可能であるため、まずは気軽に相談から始めてみてください。

監修者のコメント
プロフェッショナルマネージャーグループ
代表 岩瀬 好史

大学卒業後、信用金庫で融資と営業を経験。リーマンショックの影響で融資先企業の業績が悪化する中、目の前で苦しむ企業を十分に支援できない自らの力不足を痛感。困っている企業の力になりたいと思い投資会社に転職し、中小企業の事業再生業務に従事。多くの再生案件に携わる中で現場の経営に関わりたいという思いが強くなり、副業で経営コンサルティング事業を開始。その後、視野を広げるために信用調査会社に転職し調査業務を行った後に独立。現在は経営者のパートナーとして、戦略立案・計画策定・資金調達・組織作り・人材育成・実行支援などを中心に、経営課題の解決を支援している。

補助金を活用した新規事業を検討する際には、以下のような点に注意すると良いでしょう。

・補助金なしでもその事業を行いたいか補助金がないと成り立たないような事業であったり、補助金を利用すれば簡単に参入できるような事業だと、事業の継続が難しくなるかも知れません。

・計画に余裕はあるか基本的に補助金は後払いのため、一旦は別の方法で資金調達を行う必要があります。また、計画通りに行かず、予想外の経費がかさむこともよくあります。

・新規事業を行うことが目的となっていないか資金的な余裕が生まれやすいため、事業を継続していく見通しが甘くなりがちです。トリミングサロンの場合はニーズの把握が難しく、アンケートなどの結果と実際の利用状況が異なるケースも多いため、慎重に検討する必要があります。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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