ECサイトを無料で開設する方法は?おすすめのサービス8選や注意点を解説
- ECサイトを無料で開設する方法は?
- ECサイトを無料で開設できるおすすめサービス?
- ECサイトを無料で開設する際の注意点は?
「ECサイトを無料で開設したいけど、方法がわからない」とお悩みのネット販売担当者、必見です。
ECサイトを無料で開設する方法は、ASPの活用やオープンソースの利用など主に5つです。どの方法も初期費用はかからないものの、販売手数料や運営費用などの費用がかかります。
この記事では、ECサイトを無料で開設できるサービスや注意点を解説します。記事を読み終わった頃には、ECサイトを無料で開設する方法を理解し、低コストでECサイトを運営できるでしょう。
もしも今現在、
- どのECプラットフォームが適切かわからない
- 継続的な運用・更新ができるか不安
- ECサイトへの流入が増えない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
ECサイトを無料で開設する5つの方法
ECサイトを無料で開設する方法を5つ紹介します。販売したい商品や優先したい条件を考えて、自社にあったものを利用しましょう。
- 無料ASPを利用する
- オープンソースを活用する
- Yahoo!ショッピングに出店する
- メルカリShopsに出店する
- 無料プラグインを利用する
1. 無料ASPを利用する
無料ASPは無料で利用できるECサイト作成サービスで「BASE」「STORES」「ジンドゥー」などが該当します。HTMLやデザインをはじめとする専門的知識がなくても安全性の高いECサイトを作成可能です。
豊富なデザインテンプレートからデザインを選択し、最短3分で簡単にECサイトを開設できます。初期費用や月額利用料は無料ですが、決済方法・ドメイン取得などの機能やサービスに制限があります。
2. オープンソースを活用する
オープンソースは全世界に公開されているソースコードを利用しECサイトを構築する方法で「EC-CUBE」「Magento」などが該当します。無料でサーバーにインストールでき、システム開発により機能の拡張も可能です。
オープンソースは自由度が高く、細かくカスタマイズしたECサイトを作成できますが、サーバーやドメインは自社で用意する必要があります。サポートも受けられないため、技術力がないとECサイト作成は難しいでしょう。サーバー代やドメイン代も別途で年間3,000〜30,000円かかり、コストは高めです。
3. 無料プラグインを利用する
WordPressをはじめとする無料プラグインでカート機能を利用できるものがあります。WordPressでECサイトとブログ・ホームページのどちらも運営したい方や、サイトのデザイン・ページ設計にこだわりたい方におすすめです。
WordPressの無料プラグインでは自由度の高いサイトを作成でき、既存のサイトを活かしたショップの開設もできます。WordPressでブログ記事が成功した場合はSEOの流入も可能ですが、集客までの努力が必要でしょう。サーバー代やドメイン代も別途発生し、年間1,000〜3,000円かかります。
4. Yahoo!ショッピングに出店する
Yahoo!ショッピングはほかのASPとは異なり、モール型のASPです。モール型は既存のECモール内に出店するかたちのため、個別店で集客せずとも顧客が集まります。検索エンジン「Yahoo!」からの流入やアフィリエイト流入があるため、ほかと比べて集客力が高いことも特徴です。
Yahoo!ショッピングは自社でサイトを構築する必要がなく、審査をとおれば個人でも出店できます。初期費用や月額利用料はかかりませんが、商品が売れた際には決済手数料やストアポイント原資などの費用が別途発生するためコストは高めです。
5. メルカリShopsに出店する
メルカリShopsはメルカリ内でショップを開設し商品を販売できるシステムで、テンプレートに従い簡単にショップを構築可能です。メルカリ利用者からの流入が大きく、月間2,000万人のユーザーが利用しています。
集客力は大きいですが、ユーザーからはショップを意識されにくく自社ブランディングを行うことは難しいでしょう。商品が売れた際の手数料も10%とほかのショップと比べて高いです。
ECサイトを無料で作成できるサービス8選
ECサイトは以下の8つのサービスを利用すると無料で作成できます。
- BASE
- STORES
- イージーマイショップ
- カラーミーショップ
- EC-CUBE
- Magento(Adobe Commerce)
- Welcart
- WP-OliveCart
BASE・STORES・イージーマイショップ・カラーミーショップは無料ASP、EC-CUBEとMagentoはオープンソースのサービスです。WelcartとWP-OliveCartはWordPressのプラグインとなります。自社の特性や目的にあわせて利用するサービスやプラグインを選びましょう。
サービスごとに決済手数料や月額利用料の有無、無料で利用できる機能の範囲も異なります。予算や搭載したい機能・売り上げ見込みなども考慮して選ぶといいでしょう。
社名 | 3つの特徴 | 住所 |
---|---|---|
BASE |
| 港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー37F |
STORES |
| 渋谷区東3-16-3 エフ・ニッセイ恵比寿ビル4F |
イージーマイショップ |
| 名古屋市中村区岩塚本通2-12 |
カラーミーショップ |
| 渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー |
EC-CUBE |
| 千代田区九段北1-4-5北の丸グラスゲート7F |
Magento(Adobe Commerce) |
| 345 Park Avenue, San Jose |
Welcart |
| 福井市中央1-3-5 |
WP-OliveCart |
| つくば市 |
BASE
参照元:BASE
- さまざまな決済方法に対応するかんたん決済
- 豊富なデザインテンプレートを提供
- 実質手数料は6.6%+40円
BASEは無料ASPのサービスで、無料プランを利用する場合は初期費用や月額利用料はかかりません。「BASEかんたん決済」によりクレジットカード決済やコンビニ決済などのさまざまな決済方法に対応可能です。
デザインテンプレートも豊富で、HTMLやCSSのスキルがあれば直接編集によるページのカスタマイズもできます。決済手数料は「3.6%+40円」ですが、別途でサービス利用料が売り上げの3%かかるため実質的な手数料は「6.6%+40円」です。
住所:東京都 港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー37F
STORES
参照元:STORES
- 初期費用・月額利用料が無料
- 豊富なテンプレートで簡単にECサイト作成
- 商品登録数無制限で多用途に利用可能
STORESは無料ASPのサービスで、豊富なテンプレートからデザインを選ぶだけで簡単にECサイトを作成できます。海外発送や英語表示に対応し、SNSとの連携も可能です。
商品登録数に制限はなく、実店舗の予約受付やテイクアウトのプラットフォームとしての利用もできます。初期費用・月額利用料は無料で、決済手数料は5%です。
住所:東京都 渋谷区東3-16-3 エフ・ニッセイ恵比寿ビル4F
イージーマイショップ
参照元:イージーマイショップ
- 初期費用・月額利用料が無料
- ドラッグ&ドロップで簡単にデザイン可能
- 商品登録数無制限・データ容量100MB制限
イージーマイショップは株式会社システムリサーチが提供するASPで、はじめてECサイトを公開する方におすすめです。「かんたんレイアウト」機能を使用すると、画面上でドラッグ・ドロップするだけでECサイトをデザインできます。
人気ランキングの自動表示や高解像度の画像の掲載も可能です。商品登録数に制限はありませんが、データ容量に100MBまでの制限があります。無料プランは初期費用・月額利用料ともに無料で、決済手数料は「5%+40円」です。
住所:愛知県 名古屋市中村区岩塚本通2-12
カラーミーショップ
参照元:カラーミーショップ
- 初期費用・月額利用料が無料
- 80種類以上のテンプレートを提供
- サポート体制が充実しYouTube講座も利用可能
カラーミーショップはGMOペパポ株式会社が提供する無料ASPのサービスです。デザインのテンプレートが80種類以上と非常に豊富で、ネットショップやデザインの知識がなくても本格的なネットショップを開設できます。
サポート体制が充実し、メールや電話でのサポートに加えてYouTube講座も利用可能です。初期費用・月額利用料は無料で、決済手数料は「6.6%+30円(Amazon Payは6.5%+30円)」となります。
住所:東京都 渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
EC-CUBE
参照元:EC-CUBE
- オープンソースで無料インストール可能
- 自社サーバーで独自のデザインが作成可能
- 初期費用無料だが月額利用料は6,800円
EC-CUBEは株式会社イーシーキューブが提供するECサイト用のオープンソースのサービスです。自社サーバーを用意して無料でインストールして利用でき、デザインテンプレートやプラグインなどもインストールできます。
HTMLやCSSなどの知識があれば自社でデザインを作成できるため、独自のECサイトの構築も可能です。無料プランは初期費用は無料ですが、月額利用料が6,800円かかります。決済手数料は3.5%です。
住所:東京都 千代田区九段北1-4-5北の丸グラスゲート7F
Magento(Adobe Commerce)
- グローバルなECサイト構築に最適
- 商品管理やセキュリティ設定が自由にカスタマイズ可能
- 日本語情報が少なく翻訳プログラムが必要
Magento(Adobe Commerce)はAdobeが2018年に買収したECサイト用のオープンソースです。グローバルなECサイトの構築に向いています。商品管理やセキュリティ設定などの項目は無料プランでも自由にカスタマイズ可能です。
Magentoはアメリカ発のサービスのため、インターネット上の日本語情報は多くありません。日本語で管理画面を操作したい場合は、別途で翻訳用プログラムをインストールする必要があります。決済手数料は3.5%(カード決済)です。
住所:国外 345 Park Avenue, San Jose
Welcart
参照元:Welcart
- WordPressにECサイト機能を追加できるプラグイン
- 管理画面がWordPressと同じで運営の負担が少ない
- 初期費用は無料で廉価版もあり
WelcartはWordPressで構築したホームページにECサイト機能を追加するプラグインです。ログインや管理画面はWordPressと同じであるため、運営の負担が少ないことがメリットに挙げられます。
初期費用は無料で、月額利用料は廉価版の「e-SCOTT Smart」は無料ですが、高機能版の「Welcart Pay」は3,000円がかかります。決済手数料はe-SCOTT Smartは3.28%(カード決済)、Welcart Payは「3.5%+トランザクション料(1件あたり5円)」です。
住所:福井県 福井市中央1-3-5
WP-OliveCart
参照元:WP-OliveCart
- ショッピングカート機能と商品管理機能が利用可能
- シンプルに手軽にECサイトを構築できる
- 決済手数料は自社設定で無料にも可能
WP-OliveCartはWordPressのプラグインで、WordPressで作られた既存のホームページにEC機能を追加できます。ショッピングカート機能と商品管理機能が利用でき、シンプルかつ手軽にEC機能の構築が可能です。
プラグインは公式サイトからダウンロードできます。決済方法や決済手数料・送料規定などは自社で設定でき、手数料は無料にも設定できます。
住所:茨城県 つくば市
ECサイトを無料で作成する際の4つの注意点
ECサイトを無料で作成する際は、以下の4点に注意しましょう。
- 販売手数料やサービス利用料がかかる
- デザインや機能など無料で対応できる範囲が限られている
- セキュリティ面を確認する
- 競合が多いため簡単に儲けられない
ECサイトの開設において「無料」であるのはあくまで初期費用であり、別途で手数料やサービス利用料が必要です。サービスによってはデザインや商品登録数など無料で利用できる機能が制限されているものもあります。
セキュリティ面の対策も忘れずに行いましょう。ハッキング被害や情報漏洩が起こると甚大な損失につながり、社会的信用も失いかねません。
1. 販売手数料やサービス利用料がかかる
ECサイトは完全無料では開設できず、販売手数料や決済手数料・広告費などが発生します。無料プランの場合、販売手数料は有料のサービスに比べて高めです。
無料ASPの場合はシステム手数料、オープンソースやWordPressの無料プラグインの場合はサーバー代やドメイン代がさらにかかります。初期費用や月額利用料が無料でも、完全無料では利用できないため注意しましょう。
2. デザインや機能など無料で対応できる範囲が限られている
サービスによっては無料で利用できる範囲が決められています。カラーミーショップでは無料プランの場合、電話での問いあわせはできずメールのみの対応です。ほかのサービスでも、無料プランでは登録可能な商品点数や決済方法などが制限されます。
中規模以上のECサイトの場合、さまざまな制約がサイト拡大や売り上げアップの妨げにつながりかねません。制約があることを理解したうえで売り上げを見込み、試算しましょう。
3. セキュリティ面を確認する
ECサイトでは個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策はとられているかを確認することが重要です。情報漏洩が起きると甚大な被害を受けます。顧客に対する損害賠償を請求される可能性もあるでしょう。
Yahoo!ショッピングやメルカリShops・無料ASPは提供会社が対応しますが、オープンソースやWordPressのプラグインの場合は手動アップデートで対応する必要があります。無料サービスのセキュリティは有料サービスに劣るため、日ごろから十分な対策を行いましょう。
4. 競合が多いため簡単に儲けられない
ECサービスが拡充され、個人・法人を問わず誰でもECサイトを無料で作成できるため、競合が増えています。
ECサイトの作成だけでは簡単に売り上げを伸ばすことは難しいでしょう。ビジネスチャンスではありますが、ECサイトに訪問してもらうための工夫が必要です。
まとめ
無料でECサイトを作成する際は、無料ASP、細かなカスタマイズを行いたい場合はオープンソースがおすすめです。優先する条件や自社の強み・目的を考えたうえで選びましょう。
初期費用は無料ですが、決済手数料や販売手数料が別途かかります。セキュリティや競合への対策も行い、顧客満足度の高いECサイト・サービスを構築しましょう。
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もしも今現在、
- どのECプラットフォームが適切かわからない
- 継続的な運用・更新ができるか不安
- ECサイトへの流入が増えない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
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