MV制作費用の相場と内訳は？安くおさえる方法と依頼先を選ぶポイントも紹介！

監修者

株式会社フォーズン代表取締役　松隆祐也

最終更新日：2024年10月30日

この記事で解決できるお悩み

MV制作にかかる費用の相場と内訳は？
MV制作を発注する際に決めることは？
どんな会社を選べばいいのかわからない

「MV制作費用の相場がわからない」「どこに依頼すればいいのかわからない」とお悩みの方必見。MV制作には最低でも1万円が必要で、ハイクオリティな作品の場合は400万円前後かかることがあります。

この記事では、MV制作を検討している方向けに、費用相場と内訳・発注先の選び方を解説します。この記事を読み終わった頃には予算の目安が決まり、適切な依頼先を探し始められるでしょう。

動画編集・映像制作にお困りではありませんか？

もしも今現在、

どの会社に依頼したらいいかわからない
見積もり金額を安く抑えたい
同業界で実績がある会社に依頼したい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の動画制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各者の特色を把握したうえで会社を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

【無料で利用可】複数業者から見積もりを貰う

動画編集・映像に対応できる業者を一覧から探す

MV制作を発注する際の費用相場

MV制作の見積もり相場は、依頼先や内容によって変動します。実写MVの場合、1部屋の室内で完結するものと、施設を貸し切ってのロケーション撮影をするものでは、費用に大きな差があります。

MVの種類別費用の目安は、以下のとおりです。

実写MV	10万円〜400万円
CG・アニメーションMV	2万円〜400万円
イラストMV	1万円〜7万円

制作費用の内訳

MV制作の費用内訳は以下の通りです。MV制作は複数の要素で費用が決まるため、各項目と該当する内容を把握しておきましょう。

項目	内容	割合
人件費	監督・スタッフ・演者・エキストラ	40%
機材費	撮影機材・照明機材・音響機材・特殊機材	20%
ロケ費	撮影スタジオ・ロケーション・ロケハン・ハウススタジオ	20%
技術費	CG・ドローン・モーションキャプチャ	10%
交通費	車両レンタル・ガソリン・有料道路・出演者交通代	5%
編集費	素材・デザイン・モンタージュ	5%

MV制作費用を安くする3つの方法

MV制作を発注する際にコストを抑える3つの方法を紹介します。MVの制作費用相場は1万円〜400万円と幅広いです。予算内で納得できるクオリティにするためには、以下の方法を実践してみましょう。

費用内訳を項目別に精査する
複数の発注先に見積もりを依頼する
制作の規模を抑える

費用内訳を項目別に精査する

費用を内訳ごとに洗い出し、重要度の低い出費を削りましょう。クオリティのバランスを保ちつつ、予算を抑えることができます。費用内訳のそれぞれの要素を見直すことで、重要度の高い部分にお金を割き、それ以外の出費を減らせます。

複数の発注先に見積もりを依頼する

見積もりは複数の発注先に出してもらい、比較検討しましょう。比較することで、相場がわかるため、適正価格での発注ができます。最低でも4社は見積もりを依頼しましょう。

制作の規模を抑える

コストを抑えるには、制作規模を抑えましょう。少人数で撮影したり、ロケを1か所で完結させたりすることで、人件費やロケ費が削減できます。小規模な中でコンセプトやストーリーを充実させて、クオリティを追及するというのも、コストを抑えるための一つの手です。

ちなみに、有名アーティストのデビッドボウイが2013年に自主制作したMV「ラヴ・イズ・ロスト（HELLO STEVE REICH MIX BY JAMES MURPHY FOR THE DFA）」の製作費はUSBメモリー端末にかかった$12.99のみです。

MV制作を発注する際に決める3つのこと

MV制作を発注する前に、以下の3つのことを決めましょう

コンセプト
予算
発注先

上記の3つを先に決めることで、無駄なコストをかけずにMV制作の発注ができます。決めずに進めてしまうと、楽曲と映像の統一感がない、理想のクオリティに仕上がらないなどのリスクがあります。

MVとPVの違いは？

MVとは「ミュージックビデオ」の略称です。PVと混同してしまう方も多いですが、この2つは目的が異なります。MVは楽曲の世界観を表現すること、PVは商品の販促をすることが目的です。楽曲にふさわしい規模や形式を選択することがMV制作には重要です。

おすすめのPV制作会社26選！会社選びのポイントや費用相場を解説

MV制作を発注する際に決める3つについて詳しく解説します。

コンセプト

コンセプトは、映像と楽曲の一体感を持たせるために必要です。コンセプト次第で、見る人に楽曲のメッセージや感情を効果的に伝え、強い印象を与えることができます。

コンセプトはMV制作の出発点でもあるため、明確にすることで、その後考えていく構成要素の方向性が定まります。統一感を保ってスムーズに物事を決めるために、まずはコンセプトを決めましょう。

予算

あらかじめ予算を設定した上で臨むことで、費用内訳の配分を効率的に無駄なく行うことができます。どこにいくらかけるかによって、MVのクオリティが変わるため、全体のコストを抑えながら納得のいくクオリティを目指しましょう。

発注先

適切な発注先を選ぶことで、スムーズにMV制作を進行できます。イメージ通りのMVを実現するには、発注先とのすり合わせが大切です。価格やクオリティだけではなく、対応の速さや内容を踏まえて発注先選定をしましょう。

MV制作の依頼先によるメリットとデメリット

制作会社に頼む場合のメリット

企業に依頼するメリットは、ノウハウとハード面が充実していることです。制作工程などを一任して、安定した品質を求めるのであれば、制作会社への依頼をおすすめします。

制作会社に頼む場合のデメリット

大きな会社に依頼するデメリットとして、細かい調整が難しいことが挙げられます。個人で動くフリーランスと比較すると、調整に時間を要すことや、変更が厳しいことがあります。

フリーランスに頼む場合のメリット

個人に依頼するメリットは、コストが抑えやすいことです。個人で制作活動を請け負っている場合、制作にかかわる人数が最低限のため、その分費用がかかりません。コストを抑えることを重視する場合は、フリーランスに依頼することを視野に入れることをおすすめします。

フリーランスに頼む場合のデメリット

フリーランスに依頼する際に注意する点は、属人的であることです。業務の技術や進捗が個人に拠ってしまうため、発注先ごとで品質や納期にばらつきが生じます。依頼前の連絡の段階で、レスポンスの速さや対応の丁寧さなどの見極めが必要です。

発注先を選びに失敗しない2つのポイント

発注先選びのポイントは実績作品を見ることと、複数の見積もりを比較することです。MV制作は期間も費用も要します。「想定していたクオリティにならなかった」「予算を大幅にオーバーしてしまった」という失敗をしないために、以下の2点をおさえて発注をしましょう。

実績作品を見る

発注先を選ぶ際には、過去に制作された実績作品をみましょう。発注したいMVのイメージを実績作品で伝えれば、打ち合わせをスムーズに進めることができます。映像のイメージを伝えるのは、言語のみでは難しいため、過去作品から提示しましょう。

複数の見積もりを比較する

発注をする前に、複数の見積もりを比較しましょう。発注先によって料金設定が異なるため、比較することで相場を把握して、適正価格での取引をしましょう。同じ条件で見積もりを取ってもらうことで、依頼する際の基準を設けることができます。

まとめ

本記事では、MV制作を検討している方向けに、費用相場と内訳・発注先の選び方を解説してきました。予算の目安が決まったら、発注先への見積もりを依頼しましょう。「比較ビズ」なら複数の会社に無料で見積もりの相談ができます。企業選定にぜひ利用してみてください。

監修者のコメント

株式会社フォーズン

代表取締役　松隆祐也

2021年に動画制作・映像制作会社である株式会社フォーズンを設立。BtoB、BtoCの動画を中心に幅広い業種・用途の動画制作にワンストップで対応。予算内で効果を最大化する企画力に定評を持つ。動画制作事業だけでなく制作フローを効率化するためのSaaSの開発も行っており、動画制作における包括的なサポートシステムの構築を目指している。

詳しく見る

MV制作は動画制作の中でも、特殊なノウハウが必要となる分野となります。予算が限られることに加えて、求められる演出や表現のクオリティが高いため、まずはMV制作を得意としている動画制作会社に相談してみるのが良いでしょう。

加えて、実写系・アニメーション系といった表現の方法によっても、得意・不得意が分かれてくるため、まずはどんなMVを制作するか具体的なプランを考えた上で、同じような実績を持っている会社に問い合わせてみることで、予算を抑えながらMVを制作するができます。