【全7種】SNSによる宣伝効果を高めるには?おすすめの宣伝方法と成功のコツ
- SNSによる宣伝は効果がある?
- 自社商品・サービスの宣伝に効果的なSNSはどれ?
- SNSによる宣伝効果を高めるには?
近年、SNSの宣伝効果は非常に高いです。SNSの宣伝により商品購入やサービス利用にどの程度つながっているのでしょうか。
この記事ではSNSによる宣伝効果やSNSで宣伝を行うメリット・デメリット、SNSごとのおすすめの宣伝方法を解説します。読み終わる頃にはSNSによる宣伝効果の高さを理解でき、自社でどのSNSを使うべきか検討できるでしょう。
「SNSで効果的に宣伝したい」とお考えの経営者・企業担当者の方はぜひご覧ください。
もしも今現在、
- どの媒体が自社に適しているかわからない
- 媒体ごとの効果測定の方法がわからない
- 広告の制作・運用の専門知識が不足している
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SNSの宣伝効果は非常に高い
SNSを利用した自社商品・サービスの宣伝効果は非常に高いです。主な理由は以下のとおりです。
- 国内のSNS利用者は8,270万人(普及率82%)
- すべての世代でSNSの利用者が増加傾向
- 利用者の約半数が月1回以上SNSで商品を見て購入
SNSの利用者は全世代で年々増加傾向にあり、今後もさらにユーザー数の拡大が続く見込みです。特に若い世代のユーザーは、テレビや新聞ではなくSNSが主な情報収集ツールである人の割合が多く、SNSは非常に影響力の高い宣伝手段であるといえるでしょう。
1. 国内のSNS利用者は8,270万人(普及率82%)
ICT総研による2022年度の調査によると、国内のSNS利用者(アクティブユーザー)は8,270万人であると調査結果が出ています。国内のネットユーザーの約8割に相当し、現在も利用者数は増加傾向です。
最近では、欲しいものや旅行の行き先をリサーチする際に、GoogleやYahoo!による検索ではなくSNS上で検索する人の割合が増えています。
SNSによる効果的な宣伝を行うことで、ユーザーからの認知拡大・市場調査・キャンペーン情報の周知など、さまざまな面で効果を発揮するでしょう。
2. すべての世代でSNSの利用者が増加傾向
SNSの利用者数は、特定の世代ではなくすべての世代で増加傾向です。
以前までのSNSは10代〜30代の利用率が高く、高い年齢層がターゲットの場合は大きな効果が見込めませんでした。今では高年齢層においてもスマートフォンの普及が進み、SNSの利用者数が全世代で増加しています。
どの世代がターゲットに対しても、SNSによる宣伝は有効といえるでしょう。
3. 利用者の約半数が月1回以上SNSで商品を見て購入
SNSで発信される情報は、ユーザーが商品を購入するきっかけに大きな影響を与えています。
インフルエンサー関連事業を手がける企業の調査によると、SNS利用者の約半数が月1回以上SNSで商品を見て購入しているとのことです。特に10代・30代は、50%以上のユーザーがSNSを見たことをきっかけに商品を購入しています。
商品やサービスの購入・利用の参考としている情報は「企業・ブランドの公式アカウント」が最多で47.1%です。次点の「インフルエンサーのアカウント」が36.8%であり、企業のSNSアカウントの影響力は非常に大きいといえるでしょう。
SNSで宣伝活動を行う7つのメリット
SNSにより企業の宣伝を行う主なメリットは以下のとおりです。
- 無料で始められる
- 拡散力を利用して広い層の認知を得られる
- 潜在層にアプローチできる
- 高い精度でターゲティングできる
- ユーザーとコミュニケーションがとれる(ファン化できる)
- リアルタイムでライブ感のある発信ができる
- 宣伝効果を測定できる
アカウント作成から宣伝を行うまでのハードルが低く、自社に関心があるユーザーへ幅広くアプローチできるなど、多くのメリットがあります。
1. 無料で始められる
SNSアカウントは、無料で作成が可能です。月額費用や維持費も不要で利用できます。
最初はフォロワー数ゼロ人からのスタートになるため、広告出稿のように即効性の高い効果は期待できません。アカウント育成に時間はかかりますが、費用をかけずに大きな宣伝効果を見込める点が大きなメリットです。
2. 拡散力を利用して広い層の認知を得られる
SNSには投稿を拡散する機能があり、広い層に自社の存在や情報を認知してもらえます。
拡散機能として最も有名なものは、TwitterのRT(リツイート)でしょう。自社アカウントのフォロワーが興味を持った投稿を自身のフォロワーに向けて拡散することで、自社フォロワー以外の多くのユーザーにも情報が届きます。
投稿内容によっては、投稿が大量に拡散されて話題になる(バズる)ケースも期待できるでしょう。
3. 潜在層にアプローチできる
SNSには、自社の存在を認知していない・現時点では購買意欲の低い「潜在層」のユーザーにもアプローチが可能です。
自社のことを知らなくても、自社商品に関心があると思われるユーザーに情報が拡散されることで、自社商品への関心や購買意欲の向上が見込めます。
自ら購買行動を起こさないユーザーに対しても接触回数を増やしてアピールできる点は、SNS独自の強みといえるでしょう。
4. 高い精度でターゲティングできる
SNSによる宣伝は、自社の商品やサービスに興味があるユーザーを高い精度でターゲティングできます。
各SNSには、利用者数の多い年齢層や性別などの特徴があります。自社のターゲットとなるユーザー層が多いSNSを選択すれば、より成約率の高い宣伝が可能です。たとえば、自社の商品が美容器具やコスメである場合、女性のユーザーが多いInstagramとの相性がいいといえます。
他にも、投稿内容を特定の商品やジャンルに絞ることで、自社商品に関心の高いユーザーからの成約率を高められるでしょう。SNSの選び方・投稿内容の方針により、精度の高いターゲティングを実現できます。
5. ユーザーとコミュニケーションがとれる(ファン化できる)
SNSアカウントを通じて、ユーザーと直接コミュニケーションがとれることも、SNSならではの強みでしょう。
SNSは、不特定多数のユーザー同士が気軽にコミュニケーションをとれるツールとして誕生しました。企業アカウントにおいても、ユーザーの投稿に対して返信や「いいね」アクションをとったり、ダイレクトメッセージ(DM)を送ったりできます。
ユーザーからの質問に答えたり、ユーザーの意見に耳を傾けたりする姿勢を続ければ、自社のファン化にもつながるでしょう。ファン化ができれば、投稿を拡散してくれたり、自社商品のリピーターになってくれたりするなどの恩恵を得られます。
6. リアルタイムでライブ感のある発信ができる
SNSによっては、ライブ機能があります。リアルタイムで商品やサービスの説明をはじめとした発信をするため、ダイレクトにユーザーとやりとりできます。
商品を実際に使用している様子や効果をライブ配信することで、より魅力的な商品PRが行えるでしょう。場合によっては、その場で商品購入につながるケースも起こりえます。
事前に内容を作り込んだ投稿より粗い内容になる場合でも、生の情報であるライブの方がより好印象を与えられることが往々にしてあります。
7. 宣伝効果を測定できる
SNSでは、宣伝やPRを行うだけではなく、以下のデータを用いて宣伝効果の測定が可能です。
- 自社アカウントのフォロワー数
- 投稿のPV(プレビュー数)・いいねの数・リツイート数
- インプレッション数(投稿が表示された回数)
- 投稿内に記載されたリンクのクリック数
- 投稿内の動画再生回数
- エンゲージメント率
以上のデータが投稿別に記録されるため、どのような投稿が高い反響を得られるのか分析するヒントになります。効果測定によりPDCAを繰り返すことで、より効果的なSNS運用を行えるでしょう。
SNSで宣伝活動を行う3つのデメリット
続いて、SNSによる宣伝を行う主なデメリットを紹介します。
- 炎上のリスクがある
- アカウント運用の手間がかかる
- 効果が出るまでに時間がかかる
多くのユーザーへ手軽に発信できる反面、発信内容やコンテンツを工夫しないとなかなか効果が表れません。場合によってはアカウントが炎上するリスクもあるため、それぞれの項目をしっかりと抑えましょう。
1. 炎上のリスクがある
公の場において不適切な内容を投稿することで、アカウントが炎上するリスクがあります。SNSの高い拡散力により、不適切な投稿は一瞬で多くのユーザーに拡散されるおそれがあります。
1度炎上すると、SNS上だけではなくネットニュースやメディアに取り上げられることもあり、企業イメージが大きく悪化します。さらに、炎上後の対応がよくないと更なるイメージダウンにつながる可能性も考えられるでしょう。
配慮の欠けた内容になっていないか・炎上する要素はないかなど、投稿前に複数人の目でチェックしましょう。万が一炎上が起きてしまった際を想定した対応マニュアルを作成することも必要です。
2. アカウント運用の手間がかかる
SNSによる宣伝は、広告出稿のように1度出稿して終わりではなく、アカウントを継続して運用する手間がかかります。
SNSで効果的に宣伝を行うためには、ただ投稿を繰り返せばいいだけではありません。ユーザーの関心を惹き、購買行動へとつなげる投稿を行うには、スキルやテクニックが必要です。
アカウント運用による宣伝効果の効果測定を行いながら、戦略的な運用を意識し続けましょう。
3. 効果が出るまでに時間がかかる
SNSアカウントは、フォロワー数が増えれば大きな効果を発揮しますが、フォロワー数が増えるには時間がかかります。
投稿内容や商品によっては数週間ほどで効果を得られるケースもありますが、半年〜1年経たないと効果が出ないケースもあるでしょう。中長期的な視点を持ち、地道にアカウントを運用し続けましょう。
SNS別の効果的な宣伝方法【国内月間アクティブユーザー数順】
SNSによる宣伝効果を高めるためには、SNSごとの効果的な宣伝方法の理解が必要です。この章では、各SNSのおすすめの宣伝方法を、アクティブユーザー数の多いサービス順に紹介します。
- LINE|LINE公式アカウントやLステップを活用した配信
- YouTube|高品質な映像コンテンツ配信&広告機能を活用
- note|記事でブランディング&マガジンでファン獲得
- Twitter|キャンペーン実施やプロモーション機能で認知拡大
- Instagram|リールやストーリーズでブランディング&サイト誘導
- Facebook|ターゲティング精度の高い広告配信
- TikTok|短時間の動画やハッシュタグチャレンジ広告で認知拡大
1. LINE|LINE公式アカウントやLステップを活用した配信
LINEは、アクティブユーザー数9,500万人と、国内でもっとも利用者数が多く、全世代での利用率が高いSNSです。
企業のLINE公式アカウントを作成することで、友達登録をしてくれたユーザーに対して、ピンポイントに情報を発信できます。他のSNSより拡散力が低いものの、メルマガよりも開封率が高く、高い訴求力を持っています。
BtoC向けサービスのLステップを導入することで、見込み客への効率的な情報発信・顧客情報の自動収集などが可能です。
2. YouTube|高品質な映像コンテンツ配信&広告機能を活用
動画視聴サービスとしての印象が強いYouTubeも、日本で最も使われているSNSメディアの1つです。国内のアクティブユーザー数は月間7,000万人以上です。
自社商品やサービスに関する魅力的な動画を制作できれば、多くのファンを獲得できるでしょう。静止画や文字だけで説明するよりも多くの情報を盛り込むことができ、商品の使い方や使用イメージをよりリアルに・視覚的に視聴者へ伝えられます。
3. note|記事でブランディング&マガジンでファン獲得
noteは、コンテンツ発信に特化した人気のプラットフォームです。個人による発信が多いメディアでしたが、近年は企業アカウントによるコンテンツが増えています。
ユーザーにとって有益な記事を発信することで、自社のブランディングやファン獲得につながるでしょう。発信した記事は「商品紹介」や「コラム」など、カテゴリー別に記事を分類できます。獲得したファンに向けて、定期的に情報を発信するメディアとして活用できるでしょう。
オウンドメディアを新たに作成するよりも労力がかからない点も大きなメリットです。TwitterやLINEなどの他SNSへ投稿もできるため、多くのファンを獲得するチャンスがあります。
4. Twitter|キャンペーン実施やプロモーション機能で認知拡大
Twitterは、リツイート機能による情報の拡散力が高いことが特徴です。投稿したツイートを多くの人にリツイートしてもらえると、自社のアカウントをフォローしていないユーザーに対しても幅広く情報を発信できます。
抽選でプレゼントを行ったりクーポンを配布したりする「キャンペーン」は、自社の認知拡大に有効です。
他にも、自社と関連性の高いキーワードで検索したユーザーのタイムラインに広告を表示させる「プロモーション機能」も活用できます。広告を表示させる場所や料金体系などにより複数のプランが存在するため、予算や出稿目的により自社に最適な広告を選べるでしょう。
5. Instagram|リールやストーリーズでブランディング&サイト誘導
Instagramは写真や短い動画など、ビジュアルに特化したSNSです。リールやストーリーズによる投稿で、自社のブランディングや自社サイトへの誘導に効果的です。
リールは、最大90秒の動画を投稿できます。自身のフォロワー以外にも表示されます。ストーリーズは、写真や短尺動画が画面上部に別枠で表示されます。投稿後24時間で自動的に投稿が消えるため、必要以上にトンマナや内容を凝る必要がなく、気軽に投稿できます。
どちらの投稿方法も多くのユーザーの目に触れやすく、自社の認知拡大・サイト誘導に適しています。
6. Facebook|ターゲティング精度の高い広告配信
Facebookは他のSNSより国内ユーザー数は少ないものの、世界中で利用されています。他SNSとの大きな違いは、アカウント名を基本的に実名にして利用する点です。
実名登録する必要がある以上、ユーザーの投稿内容や趣味嗜好が実生活に根付きやすく、他SNSよりもターゲティング制度の高い発信ができるでしょう。自社に関心が高いと思われるユーザーのタイムライン上に広告を表示させられる「カスタムオーディエンス」により、成約率の高い広告を出稿できます。
ビジネスの中心となる30代以上の年齢層に利用者が多いため、自社のターゲット層にマッチする場合はぜひ運用を検討しましょう。
7. TikTok|短時間の動画やハッシュタグチャレンジ広告で認知拡大
TikTokはZ世代や若年層に人気のSNSです。15秒〜数分のショート動画を投稿するメディアで、認知拡大・ブランディングに有効です。
近年は短尺の動画をサクサク視聴するスタイルがトレンドになっています。短尺動画がメインのTikTokは、多くのユーザーに投稿を閲覧してもらいやすく、いいねやコメントなどの反応が得られやすい点が特徴です。
TikTokはお題に沿った動画の投稿をユーザーに促すことができる「ハッシュタグチャレンジ」という独特の広告メニューが存在します。ハッシュタグチャレンジは高い拡散力・訴求力を持っており、ユーザーへエンタメを提供できる点から、自社の認知拡大に非常に有効です。
宣伝に効果的なSNS選びの2つのポイント
自社の宣伝に適したSNSを選ぶためには、以下の2つのポイントを抑えましょう。
- 宣伝目的に適しているか
- ターゲット層に適しているか
SNSの運用目的・発信する内容・ターゲットとなる顧客の属性により、自社が運用すべきSNSの媒体が決まります。SNSの選定を誤ると、発信内容に見合ったリターンや成果が得られなくなります。効果的な宣伝を行うためにも、各ポイントを抑えてSNSを選定しましょう。
1. 宣伝目的に適しているか
選定したSNSが、宣伝を行う目的に適しているか確認することが重要です。宣伝目的により、相性のいいSNS媒体やコンテンツが異なります。
SNSによる宣伝の目的として、以下のものが考えられるでしょう。
- 自社の認知度向上
- 自社のブランディング
- ファンの獲得
- 自社商品の販促
- 自社ホームページやコンテンツへの集客
自社の認知度を向上させたい場合は、リツイート機能があり拡散力の高いTwitterがおすすめです。自社商品のキャンペーン情報や新作情報を発信したい場合は、開封率が高いLINEを選定するといいでしょう。YouTubeやInstagramでの動画投稿は、ブランディングやファン獲得に適しています。
SNS媒体を選びはじめる前に、自社の宣伝目的を明確化し、各SNSの特徴を抑えましょう。
2. ターゲット層に適しているか
自社のターゲット層とSNSのユーザーがマッチしているかどうかも重要です。
若い世代が多いTikTok・ビジネスパーソン世代が中心のFacebook・女性に人気のInstagramなど、SNSごとに主なユーザー層が異なります。自社のターゲットになる層とSNSユーザーの層がマッチしている媒体を選びましょう。
LINEやYouTubeなど、性別・世代を問わず親しまれているSNSも存在します。幅広い層にコンテンツを届けられますが、特定のユーザー層に絞った発信を行う方が、集客・販売効果が高い傾向にあります。
効果的な宣伝を行うためにも、自社のターゲットとなる層に適したSNSを吟味しましょう。
SNSの宣伝効果を高める2つのコツ
SNSによる宣伝効果をより高めるためのコツは、以下の2点です。
- SNSの機能を最大限活用する
- データを分析して効果を測定し改善する
ただコンテンツを投稿するだけでは、SNSによる高い宣伝効果は見込めません。SNSごとに異なる各種機能を活用し、定期的な効果測定・改善を繰り返すことで、徐々に宣伝効果が高まるでしょう。
1. SNSの機能を最大限活用する
各種SNSには、コンテンツを投稿する以外にもさまざまな独自機能を持っています。宣伝効果を高めるために、SNSの機能は最大限活用しましょう。
たとえばLINE公式アカウントには、以下の機能が存在します。
- 友だちへのメッセージ配信
- 自動返信チャット
- リッチメニュー
- ユーザーからの反応レポート
- クーポン作成・配信
- 来店予約
SNSの各種機能・特徴を十分理解したうえで、自社の宣伝目的に適した機能を活用しましょう。
2.データを分析して効果を測定し改善する
SNSによる宣伝効果を高めるには、データを分析して効果測定を行い、改善を繰り返すことが必要不可欠です。
投稿ごとの閲覧数やコメント数・いいね数など、ユーザーからの反応を定期的に振り返りましょう。どのような投稿がよく見られるのか・リアクションを得られるのかを確認することで、今後の運用方針のヒントになります。
SNSによっては、アクセス解析機能が備わっている媒体もあります。継続的に効果測定・改善を繰り返し、宣伝効果を高めましょう。短期間で宣伝効果を高めたい場合は、SNS運用代行の利用がおすすめです。
SNSの4つの宣伝手法
SNSによる宣伝方法は、主に以下の4つが存在します。
- 自社運用
- SNS運用代行
- SNS広告
- インフルエンサー活用
宣伝に伴う費用を抑えたい場合は、自社での運用が基本となります。予算に余裕がある場合や即効性のある宣伝をしたい場合は、SNS運用代行への依頼やSNS広告への出稿がおすすめです。
SNSの運用目的や予算により、自社に適した宣伝手法を選択しましょう。
1. 自社運用
SNSの運用をすべて自社で行う手法です。社内にSNS担当部門や担当者を置いて運用する形となります。
SNS運用にかかる費用を抑制できる・運用のノウハウが自社に蓄積されていく点が大きなメリットです。SNS運用にはさまざまな業務が存在するため、手間や時間がかかります。SNS運用に伴う業務の一例は以下のとおりです。
- 運用目的・目標の設定
- SNSアカウント開設
- コンテンツの企画・制作
- コンテンツ用画像や動画の撮影・編集
- ユーザーからのコメント・問い合わせへの返信
- キャンペーンの企画
- 広告出稿
- 効果測定・改善
- 炎上対策
担当者の違いにより、投稿内容やトンマナを統一させる点も注意が必要です。アカウント開設初期は高い成果をあげられないことが多いですが、社内の運用ルールや運用方針が定まれば継続的に効果を得られるでしょう。
2. SNS運用代行
宣伝における予算に余裕がある場合や、少しでも早く運用効果を得たい場合は、SNS運用代行への依頼がおすすめです。費用はかかりますが、多くのメリットがあります。
- 豊富な知識・実績をもつプロに運用を一任できる
- 高いクオリティのコンテンツを安定して発信できる
- SNS運用にかかる時間・手間・人件費を削減できる
- 炎上リスクを最小限に抑えられる
- 流行やトレンドを抑えた投稿やキャンペーンを企画・制作してくれる
SNS運用代行を行う会社は数多く存在するため、委託先の選定が難しいデメリットがあります。会社により運用のクオリティや依頼できる業務内容・得意とするSNS媒体が異なります。比較ビズをはじめとする業者一括検索サービスを利用して、運用代行業者の入念な比較検討を事前に行いましょう。
3. SNS広告
自社のSNSアカウントを作るのではなく、SNS広告に出稿する手法も有効です。
SNS広告は、細かいターゲティングができる点が大きなメリットです。ユーザーの年齢・性別・住んでいる地域・検索キーワードにより、自社に興味がありそうなユーザーに対して広告を表示させられます。
自社ホームページへの誘導や販促が目的の場合は、SNSのタイムライン上に広告を表示させることで、認知度向上・販路拡大が見込めます。ブランディングやファン獲得が目的の場合、SNS広告はあまり適していません。
SNSを運用する場合と同様、事前にどの媒体に広告を出稿すると効果的なのか、事前に比較しましょう。
4.インフルエンサー活用
インフルエンサー活用とは、著名なインスタグラマーやユーチューバーなどのインフルエンサーに依頼して、商品やサービスをPRしてもらう手法です。
特定分野の専門知識が豊富で、訴求力の高いインフルエンサーに依頼することで、認知拡大・販売できるでしょう。効果測定が簡単に行える点もメリットです。
注意点は、インフルエンサーという「個人」に業務を依頼することです。発信内容のコントロールが難しく、炎上リスクが存在します。他にも、自社のターゲット層と重なるフォロワーを有しているインフルエンサーの選定が難しいデメリットがあります。
インフルエンサーを選定する際は、以下の点を重視しましょう。
- 自社商品・サービスとインフルエンサーの相性
- インフルエンサーのフォロワーの年代・性別・趣味嗜好
- フォロワーからのエンゲージメント(いいね数・コメント数・フォロワー数)
- インフルエンサーとフォロワーとの関係性
- インフルエンサーの投稿の言動や言葉遣い
- 過去の投稿内容
- 過去の企業PR実績
まとめ
自社でSNSを宣伝ツールとして運用することで、広告費・保守運用費をかけずにブランディングや集客・販売の高い成果を得られるでしょう。
効果が得られるまでに時間がかかる・炎上リスクがあるなどのデメリットがあります。宣伝目的やターゲット層にマッチしたSNSの選定が大切です。
自社リソースのみでSNSを運営することが難しい場合は、経験や実績の伴ったプロに頼ることがおすすめです。
「比較ビズ」は、SNS運用において高い実績を持つ業者を一括で検索できます。相見積もりも取りやすいため、高い宣伝効果を実現できる業者を選定するためにぜひ活用してください。
また、高精度のターゲティング、リアルタイムな発信、宣伝効果の測定が可能です。しかし、炎上リスクやアカウント運用の手間、効果が出るまでの時間がかかる点に注意が必要です。SNS毎に強みとなる年齢層/カテゴリ等の特性がありますので、これらを理解し戦略的に活用することが重要です。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- どの媒体が自社に適しているかわからない
- 媒体ごとの効果測定の方法がわからない
- 広告の制作・運用の専門知識が不足している
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の広告媒体・メディアの専門会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。