メディアサイトとは?種類や作成・収益化につながる運営方法を解説

株式会社C story maker
監修者
株式会社C story maker 代表取締役 萬関 良輔
最終更新日:2024年08月26日
メディアサイトとは?種類や作成・収益化につながる運営方法を解説
この記事で解決できるお悩み
  • メディアサイトを作成するために知識やスキルは必要?
  • メディアサイトの収益化にはどうすればいい?
  • メディアサイト運営に必要なツールは何?

メディアサイトについて知りたい方や作成方法が気になる方必見です。本記事では、メディアサイトの定義や種類だけはでなく、作り方や運営方法も解説します。一次メディア、二次メディア、オウンドメディアの特徴やメリットを紹介しています。

ペルソナ設定をすることで、ターゲットを的確に把握し、関心事やニーズに関する情報収集が可能です。最後まで読めば、収益化につながるメディアサイトの運営方法についてわかるため、ぜひ参考にしてください。

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メディアサイトとはニュースやコンテンツ記事で構成されている

スマホを見てる人(写真)

メディアサイトとは、ニュースやコンテンツ記事で構成されているウェブサイトです。メディアサイトには、以下の種類があります。

  説明
ニュースメディア 時事や社会の話題を取り上げるメディアサイト Yahoo!ニュース、CNNなど
ライフスタイルメディア 趣味や暮らしに関する話題を取り上げるメディアサイト All About、クックパッドなど
ビジネスメディア 経済やキャリアに関する話題を取り上げるメディアサイト Forbes、ダイヤモンド・オンラインなど
エンタメメディア 芸能やスポーツに関する話題を取り上げるメディアサイト ORICON NEWS、スポーツナビなど
オウンドメディア 企業や個人が自ら運営するメディアサイト Amazon、ZOZOTOWNなど

メディアサイトを運営するメリット

メディアサイトを運営することには、以下のメリットがあります。

集客力の向上 ・魅力的なコンテンツを提供し、検索エンジンやSNSからアクセスを収集できる
・コンテンツは時価が下がらない資産として蓄積でき、長期的な集客効果を期待できる
ブランディングの強化 ・自社の知識や経験をシェアし、信頼性や専門性を高めることが可能
・ユーザーとの交流でファンやロイヤルカスタマーが増え、ブランドイメージの向上につながる
収益化の多様化 ・広告収入やアフィリエイト収入などの収益源を得られる
・自社の商品やサービスを紹介して売上につなげることが可能
・メディアサイトの内容や目的に応じて組み合わせ方は自由
リクルーティングの促進 ・自社の魅力や価値観を伝えることで、志望者や応募者の増加が可能
・情報発信やブランドイメージの向上に貢献し、優秀な人材の確保につながる

集客力向上のためには、定期的なメディアサイトの更新が必要です。常に情報が新しくなり、ユーザーの関心が高まります。ブランディングの強化では、メディアサイトの活用で自社の価値提案や差別化を明確に伝えることが可能です。

収益化の多様化では、メディアサイトのアクセス数やコンバージョン率に応じて増減します。ユーザーに価値を訴求できれば、収益額の増加につながります。

リクルーティングの促進では、自社の社員のインタビューや紹介を掲載することで、志望者や応募者に対して職場の様子を伝えられるでしょう。

メディアサイトは3種類に分類できる

メディアサイトは、運営主体や目的によって、以下の3種類に分類できます。

  • 一次メディア
  • 二次メディア
  • オウンドメディア

1. 一次メディア

一次メディアとは、自社で取材や調査を行ってオリジナルの記事を作成するメディアサイトです。

一次メディアは、独自性や信頼性が高く、読者からの評価も高い特徴があります。代表的なものは、新聞社や雑誌社などのマスメディアです。

2. 二次メディア

二次メディアとは、他のメディアサイトやSNSから情報を収集し、まとめたり解説したりするサイトです。

二次メディアは、旬な話題やトレンドに対応しやすく、読者の興味を引きます。代表的なものは、NAVERまとめやBuzzFeedなどのキュレーションサイトです。

3. オウンドメディア

オウンドメディアとは、自社の商品やサービスに関する情報を発信するサイトです。

オウンドメディアは、自社のファンや顧客と直接コミュニケーションを取ることができ、ブランドイメージやロイヤリティを高めます。代表的なものは、Amazonや楽天などのECサイトや企業ブログです。

メディアサイトが注目される理由は「ECサイトの売上拡大」

個人事業主_パソコン

メディアサイトが注目される理由は、ECサイトの売上拡大につながるためです。ECサイトのメディア化は、商品やサービスだけではありません。価値や情報を提供するコンテンツの掲載があります。

物品を販売するサイトから、雑誌のように多くの情報を提供する場に変更することで売上向上につながるでしょう。実際に使用している例があれば、購入を促すことも可能です。

メディアサイトに期待できる効果は、ユーザーの興味や関心を引きつけ、購買意欲が高まる点です。コンテンツはSEO対策にも有効で、検索エンジンからのアクセス増加ができます。さらに、コンテンツはSNSでシェアされやすく、口コミ効果も期待できるでしょう。

メディアサイトの作り方とは | 事前準備は全4工程で完結

メディアサイトを立ち上げるには、事前に準備が必要です。メディアサイトを作るために必要な事前準備を、全4工程で紹介します。

  1. 目的設定
  2. ペルソナ設定
  3. リサーチ
  4. コンセプト設計

1. 目的設定

メディアサイトを作る前に、目的設定をしましょう。メディアサイトの運営で何を達成したいのかを明確にする工程で、メディアサイトの方向性やコンセプトが決まりやすくなります。目的設定には、自社の経験や情報の提供、サービスの紹介だけではなくブランディングすることで、付加価値を高め他社との差別化ができます。

目的設定にもとづいてKPIやOKRなどの評価指標を設定しましょう。メディアサイトの運営状況や効果測定の把握が可能です。

2. ペルソナ設定

ペルソナ設定では、メディアサイトのターゲットとなるユーザー像を具体的に想定します。ユーザー像は「架空の人物」であり、年齢・性別・職業・趣味などリアルな情報を詳しく設定することです。ユーザー像がわかることでニーズや課題、関心事を明確にできます。

ペルソナ設定にもとづいてコンテンツの企画や制作を行うことで、ユーザーに価値ある情報やコンテンツを提供できます。ペルソナ設定は年齢や性別だけではなく、職業や趣味、家族構成やライフスタイルも考慮して行いましょう。

3. リサーチ

リサーチとは、メディアサイトのテーマやキーワード、競合他社に関する情報収集です。メディアサイトの差別化ポイントやSEO対策などが把握できます。

リサーチ方法には、試作品をユーザーに利用してもらいアンケートを取る方法や、SWOT分析を活用し、自社の強みと弱みを把握する方法が有効です。

リサーチにもとづいてコンテンツの企画や制作を行うことで、ユーザーのニーズに合った情報やコンテンツ配信が可能です。リサーチはGoogleやYahoo!などの検索エンジンだけではなく、SNSやブログなども活用することで幅広い情報を収集できます。

4. コンセプト設計

コンセプト設計とは、メディアサイトのターゲットの決定や、どのように情報提供するかを決める工程です。コンセプト設計をすることで、ターゲットが明確になるだけではなく競合他社との差別化にも役立ちます。

コンセプト設計にもとづいてサイトのデザインや機能を決めることで、ユーザーが持つイメージを具体化して提供できます。コンセプト設計は目的設定やペルソナ設定、リサーチの結果を踏まえて行いましょう。

メディアサイトの作り方とは | 記事制作は全5工程で完結

会議

メディアサイトを運営するには、記事制作が欠かせません。記事制作とは、メディアサイトに掲載するコンテンツを企画・執筆・編集・入稿することです。

記事制作は以下の全5工程で完了します。

  1. キーワード調査
  2. 記事企画
  3. 記事執筆
  4. 記事編集
  5. 記事入稿

1. キーワード調査

記事制作の工程は、キーワード調査から始まります。キーワード調査とは、メディアサイトのテーマに沿ったキーワードを検索エンジンやツールを使って調べることです。

検索エンジンは、競合他社の順位を確認できます。キーワード調査でユーザーのニーズや関心、検索トレンドなどがわかります。

キーワード調査にもとづいて記事のタイトルや見出しを決定することで、ニーズに合った内容を作成できます。SEO対策にも効果的です。

キーワード調査はGoogleYahoo!などの検索エンジンだけではなく、GoogleキーワードプランナーUbersuggestなどのツールも活用しましょう。

2. 記事企画

記事企画とは、キーワード調査で得た情報をもとに、記事のタイトルや見出し、本文の構成を考える作業です。記事を執筆する前に記事企画を入念に行うことで、記事の方向性が明確になり、内容に一貫性のある記事となるでしょう。記事の目的や方向性が明確になります。

記事企画にもとづいて記事執筆を行うことで、ユーザーが欲しい情報を提供できます。記事企画はエクセルやワードの活用がおすすめです。

エクセルは、表やグラフを作成でき進捗状況をはじめ、管理表として活用します。ワードは、文章や画像を作成できるため、記事企画のテンプレートとして利用しましょう。

3. 記事執筆

記事執筆とは、記事企画で決めたタイトルや見出し、本文の構成に沿って文章を書くことです。メディアサイトに掲載するコンテンツが形になります。

記事執筆にもとづいて記事編集を行うことで、ユーザーに読みやすいコンテンツの提供が可能になるでしょう。記事執筆は自社で行う場合と、外部のライターやブロガーに依頼する場合があります。

4. 記事編集

記事編集とは、記事執筆で書いた文章の校正や推敲を意味し、文章の誤字や脱字、表現の不適切さを修正します

文章の流れや構成、文体チェックも実施し、統一感や一貫性を持たせましょう。記事編集は自社や外部の編集者または校正者に依頼することが一般的です。

5. 記事入稿

記事入稿とは、記事編集で完成した文章をメディアサイトにアップロードする作業です。メディアサイトにコンテンツが掲載されます。

記事入稿の際には、画像や動画などのメディア素材やSEO対策のためのメタタグも設定しましょう。記事入稿はCMSを使って行うことが一般的です。

メディアサイトの作り方とは | 制作は全6工程で完結

ビジネス 歯車

メディアサイトの制作には、ドメインやサーバー、CMSなどのサイト構築における基本的な要素を揃える必要があります。テーマやプラグイン、カスタマイズなど欠かせない工夫も含め、制作方法を全6工程で解説します。

  1. ドメイン取得
  2. レンタルサーバー契約
  3. CMS導入
  4. テーマ選択
  5. プラグイン導入
  6. カスタマイズ

1. ドメイン取得

ドメインとは、メディアサイトのURLで、インターネット上での住所にあたります。ドメインは、メディア名や扱うテーマに関連したものを選択することで、ユーザーに覚えてもらいやすいです。

ドメインはドメイン登録事業者やレンタルサーバー会社から購入します。購入したドメインが他社の商標と重複しないように注意しましょう。

2. レンタルサーバー契約

レンタルサーバーとは、メディアサイトのデータを保存する場所で、インターネット上の土地にあたります。

レンタルサーバーにはさまざまなプランがありますが、サイト閲覧時の安定性や速度、サーバーの容量などを考慮して選びましょう。ドメインと同じ業者から契約することもできますが、別々に契約することも可能です。

3. CMS導入

CMSとは、コンテンツ管理システムの略で、メディアサイトの記事や画像などを簡単に管理できる仕組みです。

CMSにはさまざまな種類があり、最も人気なのはWordPressです。WordPressは無料でカスタマイズ性が高く、SEOにも有利です。CMSを導入するには、レンタルサーバーの自動インストール機能を利用します。

4. テーマ選択

テーマとは、メディアサイトのデザインやレイアウトを決めるものです。自社で作ることもできますが、WordPressは無料や有料で提供されているテーマを利用できます。

テーマ選びには、ユーザビリティやスマートフォン・タブレット端末での見やすさも考慮しましょう。

5. プラグイン導入

プラグインとは、メディアサイトの機能を拡張するものです。WordPressであれば無料や有料で提供されているプラグインの利用が可能です。

プラグインの導入で、SEO対策やセキュリティ強化、ランディングページ作成などが可能になります。

6. カスタマイズ

カスタマイズとは、メディアサイトの見た目や動作を自社好みに変更することで、テーマやプラグインの設定変更や、コードの編集があります。カスタマイズで、メディアサイトの個性や魅力を高めることが可能です。

メディアサイトの運営方法は3種類に分類できる

メディアサイトを運営するには、以下3つの要素が必要です。ここでは、それぞれの要素を詳しく解説します。

  • 集客
  • 収益化
  • 分析

1. 集客

集客とは、Webサイトにユーザーを誘導する方法です。集客には、SEOやコンテンツマーケティング、SNSの活用があります。

SEOとは、検索エンジンで上位に表示されるようにWebサイトを最適化することです。コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な情報を発信し、信頼を得るための方法になります。

SNSの活用とは、TwitterやFacebookなどを活用して、ユーザーが興味を持つキャンペーンやつぶやきを行うことで、ユーザーが自社に対して興味を示しwebサイトへの誘導につながります。

2. 収益化

収益化とは、Webサイトから収入を得る方法です。収益化には、純広告やネイティブ広告、アフィリエイトがあります。

純広告とは、Webサイト内に広告スペースを設けてバナー広告などを掲載することです。ネイティブ広告の活用は、Webサイトのコンテンツの一部を広告配信する方法になります。アフィリエイトとは、商品やサービスの紹介をして成果報酬を得る方法です。

3. 分析

分析とは、Webサイトの効果や改善点を測定する方法です。Googleアナリティクスをはじめ、ツールを使ってアクセス数や滞在時間の指標を分析します。

A/Bテストなどの手法を使って、Webサイトのデザインやコンテンツの効果の比較が可能です。A/Bテストとはバナーや広告文、Webサイトなどを最適化するために実施するテストです。

適宜分析を行うことで、Webサイトの目的に沿った最適な運営方法を見つけることができます。

まとめ

メディアサイトを作るには、ドメインやサーバー、CMSなどの基本的な要素を揃える必要があります。テーマやプラグイン、カスタマイズも欠かせません。

適宜分析を実施するには、GoogleアナリティクスなどのツールやA/Bテストなどの手法で、Webサイトの効果や改善点を想定します。上記の要素をバランスよく取り入れて、Webサイトの目的に沿った最適な運営方法を見つけましょう。

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監修者のコメント
株式会社C story maker
代表取締役 萬関 良輔

マーケティングコンサルティングとして、上場企業から地方中小企業まで延べ100社以上のご支援を経験。戦略設計から実行、人材育成まで会社において事業面を全てご支援範囲としている。WEBマーケティングにおいても、WEB広告及び制作関連も全て対応。過去実績:集客改善PJ(WEBマーケ改善率 110%〜160%)、マーケティング人材育成PJ(人材育成後、集客が2.5倍改善)

本記事では、メディアサイトの種類や作成方法、そして収益化に結びつく運営ノウハウが詳細に説明されております。メディアサイトを成功させるためには、単に情報を発信するだけでなく、ユーザーのニーズを的確に捉え、価値を提供することが重要です。

特に収益化に向けた戦略では、広告モデルやサブスクリプションモデルなど自社の強みやターゲットに合わせたアプローチ方法が鍵となります。この記事を参考にしながら、自社に最適なメディアサイト運営方法を模索し、持続的な成長を目指してください。

メディア運営には無限の可能性が広がっていますが、一歩を踏み出しずらい企業様については一旦、外部パートナー探しから初めて相談をすることで自社メディア運営の足掛かりにして頂くのも良いかもしれません。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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