動画編集ソフトをパソコンにインストールしなくても、オンラインやクラウドを利用して動画編集が可能です。動画のテンプレートは1,500以上も存在し、無料で利用できるものもあります。代表的なツールはCanvaやYouTube Studioです。カットやトリミング、音楽の挿入などの基本的な動画編集機能が備わっています。
スライド動画の作り方を3ステップで解説!パソコン・スマホで簡単に作成する方法
- スライド動画の効果的な作り方は?
- スライド動画を作るためにはどんな準備が必要?
- スライド動画作成におすすめの編集ソフトやアプリは?
スライド動画は視覚的なコンテンツとして効果的で、作業工数も少なくコスパに優れた動画です。この記事では、企業のマーケティング担当者や動画編集に興味がある方向けに、スライド動画の作成方法を3ステップで解説しています。
記事を読み終わった頃には、スライド動画作成のノウハウがつかめているでしょう。「スライド動画はスマホでも作成できる?」「初心者にはスライド動画の作成は難しい?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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スライド動画とは
スライド動画は、静止画像をつなぎあわせて表示する動画形式です。静止画の簡潔さと動画の注目度を組みあわせることで、多様な層に訴求できます。通常の動画よりも導入が容易で、費用や時間を節約しながら魅力的なコンテンツ作成が可能です。
スライド動画は企業のマーケティングにおいても重要な役割を果たします。これから動画マーケティングを始めたいと考えている企業には特におすすめです。
スライド動画の3つのメリット
スライド動画には、従来の動画とは違った特徴や独自のメリットがあります。スライド動画の持つ3つのメリットは以下のとおりです。
- 動画並みの訴求力がある
- コストパフォーマンスが優れている
- 差し替えや変更がしやすい
動画並みの訴求力がある
スライド動画は、静止画と動画のメリットを組みあわせることでさまざまな層にアプローチできます。情報が簡潔に伝わる静止画と、注目を集めやすい動画の動きを活かすことで、効果的な訴求が可能です。
画像や動画の方が文字よりも情報を理解しやすいといわれ、動画はマーケティングにおいて重要な役割を果たします。現在では、パワーポイントで手軽に作成したスライド動画も増加しています。
コストパフォーマンスが優れている
スライド動画の導入は、コストパフォーマンスに優れています。動画制作には場所の確保や撮影機材の準備が必要です。高品質な動画の作成には、専門技術を持つスタッフも必要になります。スライド動画は画像があれば作成できるため、発注コストは通常の動画制作よりも安く済みます。
差し替えや変更がしやすい
スライド動画の場合、画像の差し替えや細かい変更を加えるだけで簡単に内容を変更できます。小売店や飲食店でデジタルサイネージを使用している場合、シーズンやセール時に動画の変更が必要になる場面は頻繁にあります。
新しい動画を作成するためには撮影の手間やコストがかかりますが、スライド動画の差し替えや変更は、1日で作業を完了することも可能です。
スライド動画の作り方【3ステップ】
実際にスライド動画の作成方法を解説します。もともと動画編集のスキルや知識がない方でもスライド動画の作成は簡単です。コンセプトの決定、編集から完成の流れを3つのステップで説明します。
- コンセプトや目的を決定する
- 素材となる画像や音楽を選ぶ
- 動画を編集してスライドにする
ステップ1. コンセプトや目的を決定する
スライド動画を作成する場合、最初にコンセプトや目的を考えましょう。作成目的の重要性はスライド動画の用途によって大きく変わります。宣伝やプレゼン資料、商品メニューや説明書、社内広報やマニュアルなどスライド動画の用途は多岐にわたります。
動画のコンセプトを決める際にはターゲットの設定も重要です。商品やサービスの宣伝の場合はターゲットに直接訴求する内容が効果的です。目的やターゲットが明確になれば、スライド動画の構成も明確になります。
「若者向けにフランクで親しみやすい雰囲気」や「30代の女性向けにおしゃれな女性像をイメージする」など具体的なコンセプトを決めましょう。
ステップ2. 素材となる画像や音楽を選ぶ
次は素材となる画像や音楽を選びましょう。クオリティの高い画像を重視する場合はプロのカメラマンによるスチール撮影や、イラストレーターによるオリジナルのイラストを起用します。
自社でスライド動画を作成する場合は、画像や音楽の素材サイトでコンセプトにあった素材を見つけてください。無料のサイトもありますが、より高品質な素材が必要な場合は有料サイトもおすすめです。
ステップ3. 動画を編集してスライドにする
必要な素材がそろえたら動画編集ソフトを使い画像を組みあわせ、BGMを追加します。動画編集ソフトでは画像のトリミングや傾き調整、縦横比の変更、色味やぼかしなどの基本的な調整が可能です。画像編集ソフトで画像を作成し、動画編集ソフトに取り込む方式でも編集ができます。
画像と同じようにテキストやBGM、エフェクトも挿入してスライド動画を完成させます。最後にYouTubeをはじめとする動画プラットフォームに投稿できるファイルとしてパソコンやスマートフォンに保存します。
【パソコン】スライド動画のおすすめ編集ソフト3選
スライド動画を作成するには、動画編集ソフトを使用して編集作業をおこなう必要があります。スライド動画の編集におすすめの動画編集ソフトを3つ紹介しましょう。
- 初心者にも使いやすい「Clipchamp」
- MacやiPhoneで直感的に編集できる「iMovie」
- 初心者から中級者までにおすすめ「Wondershare Filmora X」
1. 初心者にも使いやすい「Clipchamp」
参照:clipchamp
Windowsに搭載されていた動画編集ソフトにはWindowsフォトがありましたが、2022年10月のアップデートで動画編集機能が削除されました。動画編集の機能はClipchampに引き継がれました。Clipchampには無料のFree版と有料のEssentials版があります。
Essentials版では透かしなしでエクスポートができ、プレミアムなオーディオ、画像、動画ストック、フィルター、エフェクトも利用できます。Clipchampを利用するためにはGoogle Chrome、Microsoft Edgeが必要です。SafariやFirefoxでは利用できないため注意してください。
2. MacやiPhoneで直感的に編集できる「iMovie」
参照:iMovie
AppleのiMovieは、iOSおよびiPadOSユーザー専用の無料動画編集アプリです。無料ながらさまざまな編集機能を備え、グラフィック、音楽、動画を追加しての編集やカットが簡単にできます。
MacBook、iMacには標準搭載で、Apple製品のユーザーであれば他の無料ソフトよりも使い勝手がいいでしょう。シンプルかつ直感的な操作で、専門知識がなくても簡単におしゃれなスライド動画の作成ができます。
3. 初心者から中級者までにおすすめ「Wondershare Filmora X」
参照:Filmora
Wondershare Filmora Xは、150カ国で使われる有料動画ソフトです。誰でもプロ並みの動画を作成でき、初心者から中級者までおすすめです。カラーバランスの自動調整や動画にあわせたモーショントラッキングなど、多彩な機能があります。
公式YouTubeチャンネルにはチュートリアル動画も多く公開されています。初心者でも学びやすく初めてスライドショーを作る人にも導入しやすいでしょう。有料ですが体験版も準備されています。体験版を使用してみて、満足した場合は製品版を購入しましょう。
【スマホ】無料で使えるスライド動画のおすすめ編集アプリ5選
スライド動画の作成はパソコンだけではなく、スマートフォンでも可能です。スマートフォンによるスライド動画作成におすすめの編集アプリを5つ紹介します。
- インターフェースが使いやすい「PowerDirector」
- 国内ナンバーワンの動画作成&編集アプリ「SLIDEMOVIES」
- おしゃれな動画も簡単に作成できる「InShot」
- 初心者でも感覚的に使える「ViVaVideo」
- 3ステップでスライドショーを作成「SlideshowMaker」
1. インターフェースが使いやすい「PowerDirector」
多機能で有名な動画編集ソフトのPowerDirectorのモバイル版アプリです。国内版のシェアが高く、PC版はWindowsとMac、アプリ版はAndroidとiOSのいずれにも対応しています。
直感的な操作がしやすいインターフェースで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されているアプリです。
2. 国内ナンバーワンの動画作成&編集アプリ「SLIDEMOVIES」
SLIDE MOVIESは約500万人のユーザーが利用している動画編集アプリです。スライドショーの場合は1分で作成でき、LINE、Instagram、Facebook、Twitterで共有する機能も備わっています。写真の顔を自動認識し、アニメーション動画を自動作成する機能もあります。
3. おしゃれな動画も簡単に作成できる「InShot」
InShotは無料で使える動画編集アプリです。トリミングやカット、動画分割、ズームイン・アウトなどの加工機能が中心で、複数の写真を使いスライドショーを作ることも簡単にできます。おしゃれなアニメーションステッカーも豊富です。
おしゃれなコラージュ動画から静止画にアレンジを加えた程度の動画編集まで幅広いニーズに対応しています。
4. 初心者でも感覚的に使える「ViVaVideo」
VivaVideoは世界中で8億人のユーザーに支持されているアプリです。写真数枚を用意するだけで10秒の音楽つき動画を作成できます。初心者でも感覚的に編集できるわかりやすさが人気です。無料版も用意されており、SNSの投稿用に面白いテーマが利用できます。
無料版の期間は3日間だけで、期間が過ぎると自動的に有料メニューへの切り替えが行われるため注意が必要です。
5. 3ステップでスライドショーを作成「SlideshowMaker」
Slideshow Makerは、Android専用の動画編集アプリです。写真を選んで編集し、音楽を追加するだけの3ステップでスライドショーが作れます。細かい編集機能は備わっていないものの無料で利用ができます。凝った編集は必要なくシンプルなスライド動画を作りたいユーザーにおすすめです。
スライド動画の編集ソフト・アプリを選ぶ4つのポイント
スライド動画を作成するには、動画編集アプリやソフトの使用が必要不可欠です。よりスムーズに動画編集ソフトやアプリを利用するためのポイントは下記のとおりです。
- 無料アプリと有料アプリがある
- アプリ毎に使用できる画像の枚数制限がある
- 自動作成機能が備わっている
- 使用できる音源の数が違う
ポイント1. 無料アプリと有料アプリがある
動画編集アプリには無料と有料の2種類があります。無料版は編集機能やエフェクトが限られているのが一般的です。たとえば書き出した動画にウォーターマークが表示されていたり、使用できる音源が少ないなどです。
有料版は制限がないことが多く、高品質な動画を自由に作成できます。
ポイント2. アプリ毎に使用できる画像の枚数制限がある
動画編集アプリには、使用できる画像に枚数制限が設けられている場合があります。スライド動画の作成には20枚〜30枚の画像を使用することが一般的です。無料のアプリでも課金することで制限が解除され、有料のアプリは初めから制限が設けられていません。
自分のスライド動画に必要な画像枚数を考えてアプリを選びましょう。
ポイント3. 自動作成機能が備わっている
動画編集アプリには自動作成機能を備えたアプリも存在します。自動作成機能は好きな画像や動画を選んでアプリに取り込むだけで、BGMやレイアウトをアプリ側がおこないスライド動画が自動的に作成されます。
忙しくてリソースが足りていない方には、自動作成機能を備えたアプリがおすすめです。
ポイント4. 使用できる音源の数が違う
動画編集アプリはアプリごとに使用できる音源の数が異なります。BGMはスライド動画の印象を左右する重要な要素です。多くの動画編集アプリには、ポップスやEDMなどの無料音楽素材が提供されています。
自分の好きな音楽をスライド動画に使用する場合は、外部から曲を取り込めるアプリかの確認も必要です。
まとめ
スライド動画は、静止画像と動画のメリットを組みあわせた手法で、複数の画像を用意すれば手軽に作成可能です。
デバイスや通信速度に関係なく利用できることもメリットでしょう。これから動画マーケティングを始めたいと考えている企業には特におすすめで、スライド動画は企業のマーケティングにおいても重要な役割を果たします。
「自社でスライド動画を作成するのは難しい」「外部に依頼したい」と悩む場合は、比較ビズの利用がおすすめです。「比較ビズ」では、必要事項を入力すると2分程度で、目的や用途にあわせた動画編集・映像制作会社をスピーディーに探せます。ぜひ利用してみてください。
よくある質問とその回答
また、この記事で紹介されている動画編集ソフト以外に、PowerPointやKeynoteのようなプレゼンソフトでも動画として書き出すことはできるため、予算的に外部の動画制作会社に依頼できない場合でも、積極的にスライド資料を動画化しましょう。
もし書き出したスライド動画に、編集ソフトで音楽やナレーションを付け加えることができれば、更なる動画のクオリティアップが望めます。
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もしも今現在、
- 実績豊富な会社に依頼したい
- 著作権やライセンス管理が不安
- 制作費用の相場がわからない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の動画制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各者の特色を把握したうえで会社を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
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