各業界でDX推進が注目されているため、サービス開発の需要が年々高まっています。商品開発や自社内の事務管理の業務効率化に向けて、サービス開発がますます必要になるでしょう。
エンジニアの需要がIT業界だけではなく、ITが無縁だった業界からも、サービス開発ができるエンジニアの人材確保が推進されています。
サステナブルな環境を創るために、サービス開発はかかせません。
サービス開発とは、ブラウザ環境でインターネットを経由して利用したサービスを、開発することです。サービス開発は、ウォーターフォール型の流れで開発します。プログラミングやデータベース、デザインの知識が必要になるでしょう。
本記事では、サービス開発の概要とプロセス、開発に必要なスキルを解説します。記事を読むと、サービス開発を理解し、必要に応じて活用できるでしょう。
「サービス開発の概要とプロセスを理解して、Webサービスを開発したい」方は、ぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
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サービス開発の概要を、下記にまとめました。
サービス開発とは、ブラウザ環境でインターネットを使ったサービスを開発することです。私たちが日常生活で、なにげなく利用しているサービスの多くは、サービス開発に含まれます。
サービス開発の例を、表にまとめました。
種類 | 具体例 | 特徴 |
---|---|---|
コミュニケーションサービス | ・Chatwork ・LINE ・Slack |
掲示板やチャット機能を使って、グループや個人同士でコミュニケーションが取れるサービス |
決済サービス | ・PayPay ・LINE Pay ・d払い |
デジタルデータの送受信により決済を処理するサービス |
サブスクリプションサービス | ・Netflix ・Hulu ・U-NEXT |
月額や年額を支払って利用できるサービス |
マッチングサービス | ・食べログ ・メルカリ ・比較ビズ |
検索したユーザーに合う相手やサービスをマッチングさせるサービス |
業務効率化サービス | ・Gmail ・Zoom ・Trello |
業務の生産性を向上させるサービス |
サービス開発の仕組みは、フロントエンドとバッグエンドで成り立っています。
フロントエンドは、ユーザーの目に触れて操作できる部分のことです。たとえば「問い合わせフォームを記入して送信ボタンを押したときに、送信が完了しましたと画面に表示される」場合はフロントエンドに該当します。
バッグエンドはユーザーの目に触れない、処理をおこなう際のサーバやデータ管理の部分のことです。「問い合わせフォームの送信ボタンを押した際に、データベースに問い合わせの情報を格納する」のが、バッグエンドに当てはまります。
サービス開発は、インターネットを経由して利用するサービスを開発します。システム開発は、インターネットだけでなくオフラインで使えるサービスの開発も該当します。
オフラインで利用できるサービスは、下記のとおりです。
サービス開発はシステム開発の一部分だと認識しましょう。
サービス開発のプロセスは、ウォーターフォール型です。以下の流れで、サービス開発をします。
要件定義では、クライアント先の要求をヒアリングし、必要な機能を提案することが重要です。必要な機能を設計し、コーディングをしてシステムを構築をしていきます。
システム構築後は単体テストから運用テストを経て、サービスをリリースします。納品後もサービスを維持するために、システムの運用・保守が必要になるでしょう。
サービス開発をするには、主に5つのスキルが必要です。
サービス開発をするうえで、プログラミング言語の知識は必須です。ボタンを押して画面遷移をしたり、データの情報を送ったりするために、コーデイングをします。
プログラミング言語は、数百種類存在しますが、以下の言語をメインに使うことが多いでしょう。
開発言語で需要が高い、JavaとJavaScriptを最初に習得するのがおすすめです。習得できたら、PythonやPHPなどを習得していくと、エンジニアとして価値が高まるでしょう。
データベースに顧客情報や注文情報などを送るために、SQLの知識が必要です。SQLがわからないと、データベースが何も操作できません。
主要なSQLは下記のとおりです。
Oracle DatabaseとPostgreSQLの案件が多くなっているため、優先的に取得するといいでしょう。
システムを開発するための土台となる、フレームワークの知識も必要です。フレームワークの知識があると、サービスを開発する工数とコストを削減できるためです。
プログラムの書き方を統一でき、エラーの解析もしやすくなるでしょう。代表的なフレームワークをプログラミング言語ごとに、表にまとめました。
言語 | フレームワーク |
---|---|
Java | ・Spring Framework ・Play Framework ・JSF(JavaServer Faces) |
JavaScript | ・Angular ・Vue.js ・React |
PHP | ・CakePHP ・Laravel ・FuelPHP |
Python | ・Flask ・Django ・Bottle |
C# | ・ASP.NET ・Blazor |
サイトの画面の装飾やボタンの配置などをするために、HTMLとCSSの知識は必須です。またボタンを押した際、フロントエンドとバッグエンドの処理でボタンを呼び出す場合も、HTMLとCSSが必要になります。
自身で簡単な問い合わせフォームを作成しながら、タグの使い方と装飾の方法を学習するといいでしょう。
デザインにアニメーションを入れたい場合はプログラミングが必要のため、JavaやJavaScriptと同時に習得するのがおすすめです。
サービスの保守・運用管理の知識も必要です。サービスが納品できたら終わりではなく、不具合が起きないように管理します。
下記の管理をできるようになるといいでしょう。
保守・運用管理をおこたると、すぐにサービスが使いものにならなくなります。
本記事では、サービス開発の概要とプロセス、開発に必要なスキルを紹介しました。サービス開発は、ブラウザ環境でインターネットを利用したサービスを開発することです。サービス開発はウォーターフォール型の流れで開発します。
サービス開発をするためには、プログラミング言語の知識やSQLの知識が必要になります。また、納品後にはサービスの保守・運用の管理が必要になるため、バッグエンドの知識も必要になるでしょう。
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徳島県出身 名古屋大学情報文化学部卒業。同大学院人間情報学研究科修士課程修了。2006年有限会社ラテラルリンクを設立。名古屋市で、Webシステム開発を中心に、Web構築全般、Web活用支援に従事。クライアントは、中小・零細企業から東証一部上場企業、国立大学まで幅広いニーズに対応。経済産業省認定「スマートSMEサポーター」。
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