ECサイトのテンプレート8選！選ぶ際の3つのポイントや注意点を解説

ECサイトのテンプレートを選ぶ際の3つのポイント

ECサイトを構築する際に、テンプレートを活用することで、時間をかけずにECサイトを始められます。テンプレート選びを間違えてしまうと、自社のイメージと異なったサイトになる可能性があります。

ここでは、ECサイトのテンプレートを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

1. 必要な機能が盛り込まれているか

ECサイトのテンプレートを選ぶ際は、必要な機能が盛り込まれているかを確認する必要があります。機能が揃っているテンプレートは、ユーザーの求めている情報を伝えやすく、利用しやすいサイトになります。

主にECサイトで必要な機能は以下のとおりです。

必要な機能が含まれているテンプレートを選ぶことで、ユーザーが利用しやすく、売上につながるECサイトを作成できるでしょう。

2. ECサイトにマッチしたデザインになっているか

ECサイトのテンプレートを選ぶ際は、サイトにマッチしたデザインになるものを選ぶことが大切です。ECサイトにマッチしたデザインにすることで、ブランドイメージにつなげられます。

たとえば、高級品を扱うサイトのデザインは、黒を基調としたゴージャス感が必要です。子ども向けの商品を販売する場合は、カラフルなデザインが効果的です。

デザインがECサイトの特徴とマッチしていると、ユーザーはサイトを信頼し、さらに購入意欲を感じられるでしょう。

3. ユーザーが安心して利用できる配慮がされているか

ECサイトのテンプレートは、ユーザーが安心して利用できる配慮がされているかが大切です。

個人情報保護方針が明確に表示されていたり、セキュリティ対策が整っていたりすることが重要です。

カスタマーサポートが充実していることで、ユーザーからの疑問や問い合わせに対して迅速に対応でき、信頼度を高められます。

ユーザーが安心して利用できるためには、個人情報が流入しないセキュリティ対策やカスタマーサポートが整っているテンプレートの利用がおすすめです。

ユーザーとの信頼関係を築き、長期的な利用につなげるためにも、ユーザーに配慮したテンプレートを選びましょう。

無料で使えるECサイトのテンプレート5選

ここでは、無料で使えるECサイトのテンプレートを5つ紹介します。

1. Essence

参照：Essence

Essenceは、シンプルでデザイン性に優れたテンプレートが多様で、さまざまジャンルに対応している点が特徴です。

ECサイトの基本的な機能がすべて備わっており、ユーザーへの情報配信ができるサブスクリプションフォームもフッター部分に設定できます。

EssenceのテンプレートはBootstrap4を使用しているため、どのデバイスでも適切に表示されます。ショップから製品表示、チェックアウト処理までのすべてのセクションを自由にカスタマイズ可能です。

ファッションブログのテンプレートが含まれており、ファッション系のECサイトにもおすすめです。

2. Groovy Apparel

参照：Groovy Apparel

Groovy Apparelは、高級感漂うデザインが特徴のテンプレートで、特にファッション関連のECサイト作成に最適です。

さまざまな動きのあるエフェクトが含まれており、充実した機能性はECサイトを引き立てます。

ユーザーに強烈な印象を与えたいと考えている場合、Groovy Apparelを利用しましょう。

3. Downy Shoes

参照：Downy Shoes

Downy Shoesは、名前から連想されるとおり、靴専門のECサイト向けに作られたテンプレートです。

Downy Shoesの洗練されたデザインは、アパレルから電子機器、本、おもちゃなど多種多様なECサイトにも応用できます。

エレガントでスッキリとしたデザインは、特に20〜30代のユーザーを対象としたECサイトに適しています。

4. Soho HTML Template

参照：Soho HTML Template

Soho HTML Templateは、現代的で洗練されたデザインを持つテンプレートです。テンプレートセットにはトップページや商品一覧ページ、商品詳細ページが含まれています。

Soho HTML Templateはそのまま使用することも、自分のニーズにあわせてカスタマイズすることも可能です。

HTMLテンプレートはさまざまなデバイスで適切に表示され、PSDテンプレートはモバイル・タブレット・パソコン用の3種類が提供されています。

5. Wish

参照：Wish

Wishは、アパレルやアクセサリー、バッグ、靴、水着などファッション関連のアイテムを扱うECサイトに適しています。全画面に広がるスライダーは、訪問者に強烈な印象を与えるでしょう。

PCサイトでは、画面半分を占めるイメージスライダーが大胆で印象的なレイアウトを作り出し、ショップのブランドイメージを鮮やかに表現します。

スマートフォンでは、このスライダーはレスポンシブスライダーとして機能し、小さな画面でも美しく表示されます。

ECサイトを無料テンプレートで作成するメリット2選

無料で使えるECサイトのテンプレートを紹介しましたが、無料のテンプレートを利用するメリットを理解することが大切です。無料テンプレートを使用することで、制作時間がかからず、制作費用を抑えられます。

ECサイトを無料テンプレートで作成するメリットは以下の2つです。

1. 制作に時間がかからない

ECサイトを無料テンプレートで作成するメリットは、制作に時間がかからない点です。テンプレートはすでにデザインが完成されているため、初めから作る必要がありません。

専門的なスキルを持っていない場合でも、制作に時間がかからず、簡単にECサイトを立ち上げられます。

無料テンプレートでECサイトを制作することで、集客や商品開発に費用をかけられます。

2. 制作費用が抑えられる

無料テンプレートを利用することで、制作費用を抑えられます。ECサイトを始めたばかりのときは、資金がなくコストを抑えることがほとんどです。

ECサイト制作をプロのデザイナーやエンジニアに依頼する場合、数十万〜数百万円かかる場合もあります。無料テンプレートを活用することで、初期コストを最小限に抑えらます。

テンプレートの初期設定されたデザインや機能を用いることで、メンテナンスのコストもかかりません。

初期費用を抑えることは、ビジネスの成長期に資金を投入できる余裕を生むと同時に、リスクを低減させる重要な一歩となります。

無料テンプレートでECサイトを構築する際の2つの注意点

無料テンプレートを利用するメリットを解説しましたが、注意点を把握しておかないと自分に適した判断ができません。無料テンプレートは、他のサイトとの差別化が難しい点がデメリットです。

ここでは、無料テンプレートでECサイトを構築する際の注意点を2つ紹介します。

1. 他のECサイトでデザインが被る

無料テンプレートでECサイトを構築する際、他のECサイトも同じものを活用しているため、多数のサイトのデザインと被る点がデメリットです。

他のECサイトとデザインが被ることで、他の競合ECサイトと区別がつかなくなり、自社のブランドイメージを作ることが難しいでしょう。

無料テンプレートを活用する際は、他のサイトとデザインが被ることを把握したうえで、自社のブランドイメージを強化することが重要です。

2. サイトの自由度が低い

無料テンプレートを使用する際は、サイトの自由度が低くなることを理解する必要があります。無料のテンプレートは事前に定められたデザインや機能を基にしているため、特定のニーズや要望に対応できません。

独自の商品カテゴリや高度な検索機能を導入したい場合、無料のテンプレートだけでは条件を満たせない場合があります。

無料テンプレートは自由度が低い点を考慮に入れたうえで、テンプレートの機能をしっかり把握して、適切な選択をすることが必要です。

有料のECサイトのテンプレート3選

無料のテンプレートを利用するメリットと注意点を理解したうえで、有料のECサイトのテンプレートを使いたい方もいるでしょう。有料テンプレートを活用することで、デザインの幅が広がり、独自性をアピールできます。

ここでは、有料のECサイトのテンプレートを3つ紹介します。

1. EGO.

参照：EGO.

EGO.は日本語に対応した有料のECサイトテンプレートで、小規模なECサイトから大規模なECサイトまで対応できます。EGO.は、39,800円（税込）で利用可能です。

WordPressのプラグイン「WooCommerce」や「Welcart」に対応しているため、手軽にECサイトを立ち上げられます。大手ECサイトにも引けを取らない独自のECサイトを手軽に構築できるでしょう。

EGO.を利用することで、ユーザーの興味を引くコンテンツの作成や売上につなげられます。

2. GLAMOUR

参照：GLAMOUR

GLAMOURは、日本語対応で本格的なECサイトを手軽に作れるテーマです。ユーザー視点から洗練され、無駄のないデザインが特徴で、39,800円（税込）で利用できます。

大手ECサイトと同等の機能を持ち、特別な専門知識がなくても商品の登録から顧客管理まで容易に行えるでしょう。日本の主ECサイト制作プラグイン「Welcart」に対応しています。

GLAMOURは、商品一覧の見やすさとユーザーフレンドリーな商品ナビゲーションを作成できます。アプリに似た視認性と操作性で、スマートフォンユーザーにも魅力的なECサイトが作成可能です。

3. Ankle

参照：Ankle

Ankleは、アクセサリーやコスメ、雑貨のECサイトに適しています。利用料金は、19,800円（税込）です。

日本語対応のテーマであり、初心者でも簡単にECサイトを立ち上げられます。3種類のトップページから、自社商品やブランドイメージに合ったものを選び、自由にカスタマイズ可能です。

Ankleはコンバージョン率を自然と高める商品ページを備え、売り上げ向上が期待できます。

初心者でも安心して使用できるよう、わかりやすいマニュアルも提供されています。

まとめ

ECサイトのテンプレートの選び方や無料テンプレートを利用するメリット・デメリットなどを解説しました。ECサイトの構築に無料テンプレートを活用するメリットには、制作に時間がかからない、制作費用が抑えられることが挙げられます。

無料テンプレートを利用することで、デザインが他のサイトと被ったり、自社のECサイトとデザインが合わなかったりするでしょう。

「比較ビズ」の場合、必要事項を入力する2分程度で、ECサイトの外注先をスピーディーに探せます。複数の会社に無料で相談できる点もポイントです。他社サイトと被らない独自の魅力を持ったECサイトを作りたい方は、利用してみてください。

監修者のコメント

クーミル株式会社

代表取締役　馬鳥亮佑

マーケティング、広告運用、YouTube、SEO対策を駆使し、2年で売上1億円強かつ利益率40%強の会社へとグロースさせ、M&A。 YouTubeチャンネルのプロデュース・原稿制作・出演・撮影・編集の全てを自ら行い、運営10ヶ月で登録者数1万人突破させる(現在3万人越え)。 IT業界だけでなく実店舗経営の知見を活かし、クライアント様の課題の本質を捉えて、「結果が出るマーケティング施策」を提案。 サイトを公開後も運用を引き受けており、サイトだけでなく「事業規模の拡大を目指す」ことをモットーとしている。

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本記事を監修しているクーミル株式会社でも、多くのECサイトを構築しておりますが、「コストを抑える・短期間でサイトを作りたい」点ではテンプレートを活用することは非常に有効な手段であると感じています。

しかし、テンプレートを活用するデメリットとして、デザインの自由度が低い・自サイトとして必要な決済機能が含まれていないなどの事態に陥ることがあります。数ヶ月運用した後に気づくケースも少なくありません。

そのため、テンプレートを活用してECサイト構築する場合は、事前に要件定義をしっかりと考えることが大切となります。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。