採用動画の事例11選|動画制作を成功させるポイントは5つ!

株式会社フォーズン
監修者
株式会社フォーズン 代表取締役 松隆 祐也
最終更新日:2024年01月09日
採用動画の事例11選|動画制作を成功させるポイントは5つ!
この記事で解決できるお悩み
  • トレンドのかっこいい採用動画の事例は?
  • 面白くて魅力的な採用動画の事例は?
  • 採用動画制作を成功させるポイントは?

YouTubeを代表としたソーシャルメディアによる動画投稿・普及を背景に、採用活動における動画活用の事例は年々増加しています。採用力を最大限に高める動画制作をするために、成功事例から手法や用途を学びましょう。

本記事では採用動画の事例や効果的な動画制作のポイントを紹介しています。最後まで読めば、企業のブランドイメージを向上させるヒントも得られます。

「採用動画のイメージが湧かない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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かっこいい採用動画の事例5選

効果的な採用動画を制作するためには、実際に注目を集めている成功事例を参考にするのが効果的です。以下ではかっこいい採用動画5社を、参考にすべきポイントとあわせて解説します。

1. リクルート|新卒採用コンセプト動画

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参照:Recruit Co.,Ltd.「【リクルート新卒採用】コンセプトムービー『PLAY RECRUIT, PLAY OPPORTUNITIES.』(Full Ver.)」

株式会社リクルートの新卒採用動画は、さまざまな社員の言葉で仕事のやりがいやビジョンを語っていることが特徴です。

語りが中心のシンプルな構成ながら、社員1人ひとりの想いや働く姿勢のかっこよさをアピールできています。「企業は人で成り立っている」ことを映像でうまく表現したコンセプトムービーです。

2. 清水建設|土木系新卒採用動画

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参照:清水建設公式チャンネル「【清水建設】土木系新卒採用ムービー『シミズノヒト』」

清水建設株式会社の新卒採用動画は、働く社員の様子やインタビューから企業の理念や風土を表現しています。

抽象的な概念や雰囲気を、社員の言葉で語ることでうまく発信している事例です。現場作業員の仕事に向かう姿勢がかっこよくアピールされています。

3. 住友林業|新卒採用動画

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参照:住友林業グループ公式チャンネル「『3年目の面接』住友林業 新卒採用 100秒ムービー」

住友林業株式会社の新卒採用動画は、木材を扱う企業らしく「木々」に向かって面接をする姿が映し出されています。

面接をする社員の言葉により、企業理念やミッションが求職者に伝わりやすいメッセージに変換されています。仕事や社会への真摯な姿勢がかっこいいコンセプトムービーです。

4. 楽天グループ|新卒採用コンセプト動画

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参照:Rakuten Careers「【楽天】新卒採用コンセプトムービー 『DEAR NEXT GENERATION』」

楽天グループ株式会社の新卒採用動画は、先進的なオフィスと生き生きと働く社員を直筆のメッセージとともに紹介しています。国籍を問わないグローバルな社風が求職者の入社意欲をくすぐる、社員1人ひとりの個性が際立ったコンセプトムービーです。

5. JEM|新卒採用動画

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参照:JEM CHANNEL「JEM株式会社」

JEM株式会社の新卒採用動画は、インフラ事業を担うエンジニアの屈強なかっこよさを表現しています。

社員のインタビューや現場映像など、シンプルかつ飾り気のない素材に、トレンドのドローン撮影を取り入れたバランスの良さが特徴です。業界の課題に挑戦する企業の姿勢と強いメッセージが率直に伝わるコンセプトムービーに仕上がっています。

トレンドをおさえた採用動画の事例6選

求職者の求めている情報を探るには、採用動画の最新トレンドを把握することが効果的です。以下ではトレンドをおさえた採用動画の成功事例を6社分紹介します。

1. 第一カッター興業|事業紹介インタラクティブ動画

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参照:TOUCHSPOT「第一カッター興業 RecruitingMovie 2019」

第一カッター興業株式会社の採用動画は、トレンドのインタラクティブ動画を活用しています。ユーザーのクリックによりストーリーが分岐する仕掛けで、事業内容を社会人経験のない学生にもわかりやすく伝えています。

企業への興味の有無を問わず楽しめる構成で、最後まで求職者を飽きさせない採用動画です。

2. 警視庁|職務紹介インタラクティブ動画

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参照:警視庁

警視庁は、ユーザーが刑事や交通警察、地域警察となりさまざまな事件を解決できるインタラクティブ動画を活用しています。

豊富な選択肢によるシミュレーションゲームさながらの構成が、見るものを飽きさせません。職務内容紹介動画をトレンドのインタラクティブ動画と組み合わせた事例です。

3. バンダイ|同期座談会動画

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参照:バンダイ公式チャンネル「バンダイ社員の同期座談会」

株式会社バンダイの社員座談会動画は、1人ひとりの発言が自然体で社員の雑談をのぞき見ているようなリアルさが特徴です。

社員が生き生きと仕事やプライベートを語る様子から、バンダイの社風を感じられる動画に仕上がっています。トレンドをおさえた座談会形式ですが、社員インタビューや職種紹介も兼ねている事例です。

4. 日本通信サービス|社員座談会動画

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参照:日本通信サービス【公式】NCS「新卒1年目の座談会。入社3ヵ月の本音。/NCS Recruit Movie」

株式会社日本通信サービスの新卒1年目社員座談会動画は、求職者の目線に立った構成が特徴です。「どのような想いで入社したのか」「研修を経てどのように感じているか」など、営業現場に配属されて間もないメンバーの声を聞くことができます。

求職者と近い視点で語られる内容はリアルさに溢れ、入社後のイメージをふくらませるのに役立ちます。

5. 三井住友銀行|社員ドキュメンタリー動画

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参照:三井住友銀行 RECRUITING SITE「人生は、一度きり。だから。」

株式会社三井住友銀行のドキュメンタリー動画は、所属の異なる3名にそれぞれ密着し、休日や仕事中の様子を紹介しています。

社員1人ひとりのドラマから仕事への情熱や真摯さが伝わってくる、非常に完成度の高い仕上がりです。三井住友銀行で働くことのかっこよさをトレンド要素を交えてアピールし、他行との差別化や企業ブランディングに成功した事例です。

6. 元気グループ|介護職ドキュメンタリー動画

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参照:元気グループ「元気グループ 介護職採用動画 〜女性ショートドキュメンタリー編〜」

株式会社元気グループホールディングスの介護職採用動画は、トレンドのショートドキュメンタリーで社員の1日を表現しています。

職務紹介やインタビューなどを兼ねており、コンパクトに介護職の魅力を伝える構成に仕上がっています。求職者が実際に働く様子をリアルにイメージできる、等身大の姿が魅力の採用動画です。

面白い採用動画の事例5選

他社と差別化を図り、求職者の印象に残る採用動画を制作したい場合は、ユーモアあふれる採用動画の事例を参考にしてみましょう。以下では面白さが特徴の採用動画を5社紹介します。

1. 東京海上日動|キャリア採用動画

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参照:東京海上日動採用チャンネル「【採用動画】キャリア採用拡大中!」

東京海上日動火災保険株式会社のキャリア採用動画は、モーショングラフィックスでキャリア採用に関する質問に回答する構成です。

有名絵画とのコラボレーションがインパクト抜群で、求職者に強烈な印象を残します。ユーモアも交えたコンパクトな仕上がりで、時間のないユーザーでも気軽に情報収集できる動画に仕上がっています。

2. 長浜市|職員採用動画

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参照:はま〜るtb.「長浜市公式MV 『We Want Ones-長浜市役所で働こう-』(職員採用PRソング)」

滋賀県長浜市の職員採用動画は、作詞・作曲・写真撮影・動画編集すべてが市職員手作りのヘビーメタル風ミュージックビデオです。

退屈になりがちな公務員の職務紹介や市の紹介も、音楽とテロップ、動画の活用によりあっという間に見終えることができます。堅苦しい公務員の印象を覆す、先進的な構成が話題にのぼった事例です。

3. 博報堂|企業説明会動画

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参照:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ合同採用事務局「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」

株式会社博報堂による企業説明会の様子を撮影した採用動画です。「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」と銘打った、常識を覆す斬新な説明会が繰り広げられます。

登壇した社員の暴露話をされるドッキリ動画で「社員の本音を知りたい」という求職者の要望を叶えた好事例です。

4. 三朋企業|採用ブランディング動画

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参照:三朋企業株式会社「【群馬県】『壮大な会社案内動画を作成したが緊急事態宣言でまさかの展開になってしまった_本編』【三朋企業】」

三朋企業株式会社の採用動画は、地球の滅亡を社員が救う壮大な物語を描いています。映画さながらのシリアスさと迫力がありながら、終盤で突如アニメーションを用いるギャップに思わず引き込まれます。比較的長めの尺ですが、視聴者を飽きさせない工夫が上手な事例です。

5. デルタ工業|職務紹介動画

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参照:デルタ工業株式会社「デルタ工業『開発vs製造ラップバトル』篇」

デルタ工業株式会社の採用動画は、開発部門と製造部門の日ごろの思いをラップバトルで表現しています。

それぞれの部門の大変さやこだわり、熱い思いを実際の社員が作詞しており、続きが聞きたくなる構成に仕上がっています。社員の本音を秀逸に表現した歌詞が人気の秘密です。

採用動画制作を成功させる5つのポイント

ここまで紹介した成功事例を基に、効果的な動画制作のポイントを以下にまとめます。

  1. 採用動画の最終目的を決める
  2. ターゲットを明確にする
  3. 訴求する情報を整理する
  4. 自社ならではの魅力をアピールする
  5. 最適な配信媒体や活用方法を考える

動画制作の際は、上記5つの観点を持ちつつ構成を検討してみてください。

1. 採用動画の最終目的を決める

まずは、採用動画の目的を明確にします。

  • ブランド力を高めて自社のファンをつくりたい
  • 認知度を高めて応募者数を増やしたい
  • 入社後のミスマッチを減らしたい

目的によって、動画の構成やコンセプトが大きく変わるため「なにを達成したいのか」を事前に固めておきましょう。

動画の最終目的は、採用動画のもたらす効果の知識を深めることでより明確に定まります。採用動画の効果は以下の記事を参考にしてください。 

2. ターゲットを明確にする

求めている人物像によって動画で訴求するメッセージが変わるため、ターゲットも事前に明確化しておくべき項目です。ターゲット設定の例は以下のとおりです。

性別 男性
年齢 21歳
学歴 ○○大学○○学部
家族構成 両親と3人家族
経験・資格 アルバイトで○○経験、△△資格持ち
趣味 アウトドア
性格 社交的で楽天家
価値観 自分のことは自分で決めたい
企業に求めていること 若手の意見が反映される風土

細かく設定するほど方向性が定まり、ターゲットに刺さる動画が完成します。動画の構成を決定するうえで必要不可欠な項目のため、目的とあわせてはじめに設定しましょう。

3. 訴求する情報を整理する

採用動画で訴求する情報は求職者の目線に立って決定しましょう。たとえ自社が発信したい情報でも、求職者のニーズがなければ意味がありません。

求職者が求めている情報とは、説明会やパンフレットから得られる情報ではなく、具体的に以下のものを指します。

  • 社内のリアルな雰囲気
  • 1日の仕事の流れ
  • 社員の本音
  • 企業のカルチャーや風土

求職者がなにを求めているのか判断しかねる場合は、採用動画のトレンドを意識するのも効果的です。採用動画の最新トレンドは以下の記事を参考にしてください。

 

4. 自社ならではの魅力をアピールする

求めている人材からの応募数を増やすためには、自社独自の魅力をしっかりアピールすることが大切です。求職者は、当然ながら同業他社の情報も収集しています。

他社より劣っている、もしくは他社との違いがよくわからないと判断された場合、優秀な人材からのエントリーは見込めません。自社の信用度を高めるために、まずは以下の手順を踏むことが重要です。

  1. 競合他社の採用動画・採用サイトをリサーチする
  2. 複数の競合他社が訴求している情報は自社も網羅する
  3. 他社にない情報をプラスアルファで訴求する

市場における自社のポジションを整理し、ターゲットに適した自社の魅力を洗い出しましょう。

5. 最適な配信媒体や活用方法を考える

制作開始前に、ターゲットに最も効果的に訴求できる媒体はなにかを吟味しておきましょう。用途にあわせた配信媒体の選択例は以下のとおりです。

YouTube 比較的長めの尺で人柄や職場環境などを伝えたい
TikTokやInstagram 短時間で視聴可能なコンテンツによって認知拡大を狙いたい
自社サイトに埋め込み Webデザインを損なわずサイト全体でコンセプトを表現したい

配信媒体や活用方法を制作会社に伝えることで、最適な動画の長さや構成を提案してもらえます。制作会社の選び方は以下も参考にしてください。

まとめ

本記事では、採用動画の事例や効果的な動画制作のポイントを紹介しました。実際の事例から、採用動画の成功イメージをふくらませてみましょう。そのうえで、自社の魅力を引き出す最適な構成や活用方法を検討することが大切です。

採用動画の制作を依頼する場合は、実績が豊富な制作会社を選びましょう。動画マーケティングに精通した制作会社に依頼することで、採用力を大幅に強化するコンテンツが出来上がります。

動画制作会社選びには「比較ビズ」がおすすめです。たった2分ほどで、全国各地から採用動画に強い制作会社に一括見積もりを請求できます。ぜひ自社の最適なパートナー企業選びに活用してください。

監修者のコメント
株式会社フォーズン
代表取締役 松隆 祐也

2021年に動画制作・映像制作会社である株式会社フォーズンを設立。BtoB、BtoCの動画を中心に幅広い業種・用途の動画制作にワンストップで対応。予算内で効果を最大化する企画力に定評を持つ。動画制作事業だけでなく制作フローを効率化するためのSaaSの開発も行っており、動画制作における包括的なサポートシステムの構築を目指している。

採用活動において動画を活用する最大のメリットは、会社の雰囲気を伝えるられることにあります。

業務内容や企業理念などはテキストでも伝えることができますが、どんな人が働いているのか、どんな社風の企業なのか、といった現場の雰囲気を文章で伝えることは困難です。

動画を活用して実際に働いている人の雰囲気や現場の声を伝えることができれば、社風にあった社員を採用することができ、離職率の低下や人材採用・育成にかかるコストの削減にも繋げられることでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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