ホームページURLの決め方とは?URLを決める前に把握すべきポイントも紹介
- ホームページURLを構成する要素とは?
- ホームページURLの決め方とは?
- ホームページURLの決定前に把握すべきポイントとは?
「ホームページを制作したいが、URLの決め方がわからない」と悩んでいる個人事業主の方、必見です。
ホームページURLは、インターネット上でホームページがどこに存在するかを示す役割を担います。多くのユーザーからホームページにアクセスを集めるには、わかりやすく簡潔にまとめることも重要な要素です。
この記事を読むと、ホームページURLを構成する要素や決め方、ポイントなどに関して理解できます。ホームページのリニューアルや新規制作を考えている方は、参考にしてください。
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ホームページのURLとは
ホームページのURLとは、Webサイトがインターネット上のどこに存在しているかを示す文字列です。URLが住所としての役割を果たしているといえます。
たとえば、PCでYouTubeにアクセスしたとしましょう。YouTubeのURLは「https://www.youtube.com」と表示され、URLをアドレスバーに打ち込むとサイトへアクセスできます。
URLが表示されていない場合、インターネット上のどこにサイトが存在しているのかわからず、ユーザーは不安に思うでしょう。ユーザーが必要な情報をすぐに入手できるよう、インターネット上のホームページには、URLが表示されています。
ホームページのURLとドメインの違い
ドメインもURLと同様、ホームページの住所を表す文字列です。ただし、ドメインは元々領域や範囲などの意味合いを持つ言葉として使われており、URLよりも示す範囲は狭くなります。
YouTubeを例に考えてみましょう。URLは「https://www.youtube.com」全体を指しますが、ドメインは「youtube.com」の部分だけを示します。
多少の違いはあるものの、URLとドメインはどちらもインターネット上でどこに存在するかを示す文字列です。ホームページのURLを決定する際は、同時にドメイン名も決めることになると認識しましょう。
ホームページURLを構成する5つの要素
ホームページのURLは以下5つの要素によって構成されています。
- スキーム名
- サブドメイン名
- ドメイン名
- サブディレクトリ名
- ファイル名
個々の内容を詳しくみていきましょう。
スキーム名
スキーム名とは、プロトコル(通信手段)に沿っていることを証明する文字列です。URLの最初に位置する「https://」や「http://」がスキーム名に該当します。
プロトコルはURLの「https」や「http」が該当し、ホームページ上の通信状況が暗号化されているかを示す文字列です。httpsが付くホームページは暗号化されており、httpは暗号化されていません。
情報漏えいのリスクを軽減するためにも、ホームページの常時SSL化対応をおこない、通信状態を暗号化しましょう。
サブドメイン名(ホスト)
サブドメイン名とはネットワーク機器やサーバーなど、インターネット上の機器同士を識別するための文字列です。URLの「www.」が該当し、ホストとも呼ばれています。
近年はサーバーの機能向上によって、1台のサーバーが複数の役割を担っており、必ずしもサブドメイン名を付ける必要はなくなりました。メインと個別ページの関連性を強調する以外に、サブドメイン名を付ける理由はほとんどありません。
結果としてサブドメイン名を付けないホームページが年々増えています。
ドメイン名
ドメイン名とはURLと同様、ホームページの住所を示す文字列です。「youtube.com」や「yahoo.co.jp」など、スキーム名とサブドメインを除いた部分が該当します。
独自ドメインの場合、ホームページの運営者が文字列を自由に配置可能です。ドメイン名はトップレベルとセカンドレベル、サードレベルの3種類に分類されます。各ドメインレベルの特徴は以下のとおりです。
特徴 | 該当部分 | |
---|---|---|
トップレベルドメイン | ・ドメインの最後が該当 ・文字列から国や地域を判別 |
・jp ・com ・net |
セカンドレベルドメイン | ・ドメインの中央が該当 ・文字列から組織の種類や組織名を判別 |
・co ・or |
サードレベルドメイン | ・ホストの後に表示 ・重複がないかぎり、自由に設定可能 ・大学名や企業名を表すケースが一般的 |
・rikkyo ・toyota |
ドメイン名は設定後の変更が難しいため、慎重に決めましょう。
サブディレクトリ名
ディレクトリとは、ホームページ関連のファイルを保管する場所の総称です。トップページや会社概要、商品紹介など、ページごとに階層構造が構築され、階層構造をサブディレクトリと呼びます。
各ページの内容に関連した画像や動画などを保存したファイルが、サブディレクトリに格納されるかたちです。サブディレクトリは、ドメインの後に表示される部分が該当します。
ファイル名
ファイル名とは画像や動画、音声データを保存した場所を示す文字列です。URLの末尾に表示されている部分が該当します。ファイル名の特徴は、データ内容によって拡張子が変動する点です。データごとのファイル名は以下のとおりです。
拡張子 | 使用例 | |
---|---|---|
画像 | jpeg | photo-teamA.jpeg |
音声 | mp3 | A-group_Meeting.mp3 |
動画 | mp4 | job-fair.mp4 |
HTML | html | company-history.html |
ファイル名は半英数字とハイフン、アンダーバーで構成するのが基本です。日本語はHTMLファイルを使う際、ミスの原因になるため、ファイルの種類を問わず使用するのは避けましょう。
ホームページの掲載記事に画像や動画を埋め込む際は、タグを使ってファイル指定をおこないます。
ホームページURLの決め方
ホームページのURLは、以下4つの構成要素をどのように決めるかが求められています。
- ドメイン名の場合
- サブドメイン名の場合
- サブディレクトリ名の場合
- ファイル名の場合
ドメイン名をどのように表現するかが非常に重要です。コーポレートサイトやプロモーションサイトなど、サイトの種類に応じて文字列を設定しましょう。
スキーム名に関しては、ホームページがSSL化対応しているかによって決まるため、自社で検討する必要はありません。
ドメイン名の場合
ドメイン名はドメインレベルによって決め方が大きく異なります。サードドメインに関しては半角英数字とハイフンのみを使用し、3文字以上63文字以下に収めなければなりません。
文字列は他のサイトと被らないかぎり、自由に設定できます。ホームページの種類に応じて、自社の社名や商品名、ブランド名を付けるのが一般的です。
トップレベルとセカンドレベルに関しては、組織形態や地域をどのように表現するかを決めます。法人の場合は「.co.jp」を使い、個人事業主は「.com」や「.jp」を選ぶのが主流です。
.co.jpを利用する場合は法人登記が必要になるため、注意しましょう。
サブドメイン名の場合
ホームページに「www.」を付けるかどうかを決めましょう。www.を省くとURL全体がコンパクトにまとまり、付けるとユーザーが一目でホームページと理解できる点がメリットです。どちらの内容を優先させたいかを決め、www.の必要性を判断しましょう。
決まり次第、サブドメインに各ページの特徴に応じた単語を入れます。たとえば、商品ページには「products」を入れ、事業内容を紹介するページには「business」が入るようなかたちです。
サブディレクトリ名の場合
各ページの内容がすぐにわかる単語を入れましょう。たとえば、料金プランを紹介する場合は「price」を入れ、商品の特徴を紹介する場合は「feature」と記載します。
ファイル名の場合
ファイル名もサブディレクトリのときと同様、データの中身がすぐに把握できる単語を入れてください。たとえば、商品やサービスの導入事例に関するファイルは「Introduction example」と表現できます。
ファイル名を入力する際、拡張子を変更しないように注意しましょう。データの種類に応じて拡張子は決まっており、変更すると閲覧できなくなる可能性が生じます。
ホームページURLを決める前に把握すべき7つのポイント
ホームページのURLを決める前に以下7点に関して理解しておきましょう。
- あとからURLを簡単に変更できない
- 独自ドメインを取得する
- ドメインの価格を確認する
- わかりやすく簡潔にまとめる
- 日本語を入れない
- 商標権に注意する
- レンタルサーバーと一緒に取得する
ポイントの内容を1つひとつみていきます。
ポイント1. あとからURLを簡単に変更できない
1度決めたホームページのURLは簡単に変更できません。URLを変更した場合、多くのデメリットが生じます。
代表的なデメリットはSEOの評価がリセットされる点です。これまで積み上げてきた評価がなくなり、ホームページの検索順位が大幅に低下します。
ホームページの掲載記事や外部のWebサイトに掲載されたリンクもすべてリンク切れとなるため、ユーザーはホームページを閲覧できません。検索エンジンでの評価が高いほど、新規顧客の獲得数や求人応募率に大きな影響をおよぼします。
URL変更がどうしても必要な場合は、301リダイレクトを忘れずに設定しましょう。既存サイトで獲得していたSEOの評価を引き継げます。
ポイント2. 独自ドメインを取得する
ドメインには独自ドメインと共有ドメインの2種類が存在します。特別な理由がないかぎり、ホームページには独自ドメインを使いましょう。SEO対策やセキュリティ対策など、さまざまな面でメリットを得られます。独自ドメインと共有ドメインの特徴は以下のとおりです。
独自ドメイン | 共有ドメイン | |
---|---|---|
概要 | 世界で自社だけが保有している | 1つのドメインを複数人で共有する |
メリット | ・顧客や取引先から信頼を得やすい ・情報漏えいのリスクを抑えられる ・SEOの評価が得やすい ・半永久的に利用できる ・他社の広告が表示されない |
・無料で使える ・簡単に使える |
デメリット | ・初期費用や維持費がかかる ・サーバーとの連携に手間がかかる |
・サービス提供元の影響を受けやすい ・他社の広告が表示される ・ルールに従った運営が求められる |
独自ドメインを利用すると、自社が管理者になります。サービス提供元の事業撤退や倒産によって、ドメインが使用不可になることもありません。
ポイント3. ドメインの価格を確認する
トップレベルドメインの料金に注目することが重要です。URLの末尾に付くトップレベルドメインは、ドメインサービスごとに1円〜10万円まで、価格が大きく変動します。
極端に値段が安いドメインは見慣れない文字列のケースが多く、ユーザーに不信感を与えるため、避けましょう。
日本国内での使用頻度が高い「.co.jp」や「.com」は、2,000円前後とリーズナブルな価格に設定されています。入手しやすく信頼性も高いため、特別なこだわりがないかぎりは上記ドメインを選ぶのが無難です。
ホームページは長期利用が前提となるため、2年目以降の更新料金もあわせて確認しましょう。
ポイント4. わかりやすく簡潔にまとめる
ドメインは最大63文字まで配置できますが、短くシンプルな文字列にまとめましょう。ホームページのURLが長すぎると、入力しづらく覚えにくいため、アクセス数が減少する可能性が高まります。
外部サイトに自社ホームページのリンクが貼られた場合も、警戒してクリックを躊躇する方が増えるでしょう。
シンプルなホームページURLを推奨するのは、Googleが推奨している点も大きな理由です。検索順位にも大きく影響するため、企業名や商品名が長い場合はイニシャルや愛称での表記を検討しましょう。
ポイント5. 日本語を入れない
ホームページのドメイン名に日本語を入れることはおすすめできません。日本語の使用によって以下4つのデメリットが生じます。
- SNSやブログで拡散されにくい
- 外部リンクの獲得が難しくなる
- 不具合が生じる
- サイトを閲覧する方が限定される
ドメインの一部に日本語が混じっていると、URLの後半はアルファベットや数字が不規則に並んだ解読不能な状態です。ユーザーに不信感を与えるため、SNSやブログでの拡散効果が見込めなくなります。
自社のホームページに興味を持ったユーザーがいたとしても、Webサイトやブログ記事で紹介する際は、日本語を英数字に変換しなければなりません。手間がかかるため、外部サイトからの被リンクも獲得しにくくなります。
サイトへのアクセス数や評判に悪影響をおよぼすため、日本語をドメインに入れるのは避けましょう。
ポイント6. 商標権に注意する
ホームページのURLを決定する際、商標権を侵害しないように注意しましょう。商標権とは、商品やサービスの名称を独占して利用できる権利です。すでに商標登録されている名称がURLに含まれると、所有者から商標権の侵害を理由に損害賠償金の支払いを求められる可能性が生じます。
所有者との裁判沙汰がマスメディアやSNSで報道された場合、社会的信用低下やイメージダウンにつながります。多額の利益損失を避けるには、商標検索サービスを利用し、商標権の侵害を回避することが重要です。
商標検索には特許情報プラットフォームを活用しましょう。無料で商標を閲覧でき、類似検索も可能です。くわしい検索方法は特許庁のホームページで紹介されているため、参考にしてください。
ポイント7. レンタルサーバーと一緒に取得する
新たにホームページを制作する場合、レンタルサーバーも必要になります。レンタルサーバーを選ぶ際は、独自ドメインに関するサービスを搭載しているかを確認しましょう。
サーバーの設定やドメインとの連携などは一定の知識が求められるため、初心者にとって難易度が高い作業です。ドメイン付与が搭載されたサービスを利用すると、サーバーの初期設定をスムーズに進められます。
ホームページURLに悩んでいる方は制作会社へ相談
ホームページURLの決め方やドメイン取得の方法に悩んだら、Web制作会社へ相談しましょう。制作会社には豊富な実務経験やノウハウを持つ人材が多数在籍しており、自社の要望に対する柔軟な対応が望めます。
SEO対策やアクセス解析、サイト運用代行など、ホームページを制作した後のサポートを依頼できる点も魅力です。制作会社によって対応可能な業務範囲や得意分野は異なるため、依頼内容を明確化しておきましょう。
「比較ビズ」を利用すると、約1,000社のなかから自社の条件を満たす制作会社を探し出せます。
まとめ
今回の記事では以下の3点に関して述べてきました。
- ホームページURLを構成する要素
- ホームページURLの決め方
- ホームページURLの決定前に把握すべきポイント
1度決めたホームページURLは簡単に変更できません。これまで獲得したSEOの評価や外部リンクが無くなる可能性が生じるためです。ただし、URLを決める際はシンプルな文字列や日本語の使用禁止など、さまざまな点に注意を払わなければなりません。
ホームページURLの決め方に不安を抱えている場合は、制作会社に相談しましょう。URLの決め方だけではなく、サーバーの確保やSEO対策など、さまざまな業務の依頼が可能です。
「比較ビズ」を利用すると、必要事項を入力する2分程度で条件に合った企業を探し出せます。外注先を探している方は、ぜひ利用してみてください。
また、会社やサービスに関連するキーワードを含めることでサイト訪問者がなんのサイトなのか理解しやすくなります。特殊文字や大文字の使用は避け、小文字や数字、ハイフンを利用することが望ましいです。
また日本語も利用可能ですが、SNSなどでは長い文字列に変換されてしまう為、利用は控えた方がお勧めです。
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もしも今現在、
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