個人事業主がホームページを作成すべき理由は?作り方や費用相場も紹介!

SeekNext合同会社
監修者
SeekNext合同会社 代表 兼 CEO 佐藤 潤嗣
最終更新日:2024年04月05日
個人事業主がホームページを作成すべき理由は?作り方や費用相場も紹介!
この記事で解決できるお悩み
  • 個人事業主にホームページは必要?
  • 個人事業主がホームページを作成する方法は?
  • 個人事業主のホームページ制作にかかる費用は?

個人事業主が仕事獲得の経路を拡大したい場合、ホームページの活用がおすすめです。ホームページは顧客からの信頼獲得につながるだけではなく、営業に費やす時間的コストの削減にも寄与します。

本記事では個人事業主がホームページを作るメリットや費用、掲載すべき情報などを解説しています。最後まで読めば、最適な制作方法やポイントをマスターできるでしょう。

「ホームページを作るべきか迷っている」という個人事業主の方はぜひ参考にしてくだい。

ホームページ制作にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの制作会社に依頼したらいいかわからない
  • 実績豊富な会社に依頼したい
  • 名刺代わりにホームページがほしい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

ホームページ制作・デザインに対応できる業者を一覧から探す

個人事業主がホームページを作成する2つの目的

個人事業主がホームページを作成する目的は、以下の2つです。

  1. 仕事獲得の経路として活用するため
  2. 名刺代わりのぺージを作るため

現代の情報収集はWeb上で行われることが主流です。個人事業主は、ホームページの有無で世間への認知度が大幅に変わります。

1. 仕事獲得の経路として活用するため

実際の調査結果から、個人事業主のホームページが仕事獲得の経路になっていることが明らかにされています。

名称未設定のデザイン - 2023-06-26T142721.573

参照:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2023」

フリーランス協会は、個人事業主として収入を得ている850名にアンケートを行いました。調査によれば、直近1年間で仕事獲得につながったことのある経路の31.6%が、自分自身の広告宣伝活動(WebやSNSなど)でした。

すべてがホームページ経由であるとは言い切れないものの、新規顧客獲得の有力な経路として機能していることは間違いないでしょう。

2. 名刺代わりのぺージを作るため

ホームページは、事業主自身の名刺としても機能します。仕事を獲得するためには、まずは顧客に自分や事業を知ってもらわなければ始まりません。

特に現代は、取引がWeb上で完結するケースも多いです。対面でのやり取りでは、非言語コミュニケーション(表情やしぐさなど)で人間性を伝えることができますが、Web上では容易ではありません。

顔の見えない取引において、信用度はビジネス成立の成功率を大きく左右します。プロフィールや実績、事業内容などをホームページ上で公開することで、顧客の信頼を獲得できます。

個人事業主がホームページを作成する4つのメリット

個人事業主がホームページを持つべき理由は多数ありますが、ここでは特に大きな以下4つのメリットを紹介します。

  1. 自動集客ツールとして機能する
  2. 事業への思いや実績をアピールできる
  3. ホームページが資産になる
  4. 案件獲得に必要なコストを削減できる

いずれもビジネスを成功させるための重要項目です。

1. 自動集客ツールとして機能する

仕事獲得には「営業」が必要不可欠ですが、ホームページを充実させることで自動的に仕事が舞い込むサイクルを作り出すことができます。

ホームページを集客ツールとして活用すると、以下のメリットを享受できます。

  • 能動的な営業を削減できるため本業に集中しやすい
  • 24時間365日営業している状態を作り出せるため、機会損失を防げる

ホームページへの流入が増えれば、事業が認知される機会が増え、仕事獲得のチャンスも増加します。

2. 事業への思いや実績をアピールできる

オリジナルのホームページは掲載内容やコンテンツのしばりがないため、想いや実績を存分にアピールできます。

ビジネスは「人」ありきで成り立つものです。人間性や事業への真摯な姿勢が垣間見えると、顧客は安心感をおぼえ、仕事を依頼しやすくなります。

個人事業主は大手企業と比べてブランド力が低いため、信頼を獲得するためには上記をアピールすることが効果的です。

3. ホームページが資産になる

掲載したコンテンツは営業ツールとなるだけではなく、自社の商品を販売するためのツールとしても活用できます。

SNSは、情報の埋没やサービス廃止のリスクを伴いますが、自身で立ち上げたホームページにはその心配がありません。情報は永遠に残るため、長期的な集客経路となります。

ホームページは、定期的なメンテナンスを欠かさなければ資産として積み上がるため、ビジネスの強力なパートナーとして機能します。

4. 案件獲得に必要なコストを削減できる

ホームページ経由での集客に成功すると、案件獲得にかかるコストを削減できます。たとえば、広告媒体や営業代行会社へ委託した場合、ランニングコストとして相応の出費を覚悟しなければなりません。

ホームページは長期的な集客ツールとなるため、宣伝広告の手段としてコストパフォーマンスに優れています。

個人事業主がホームページを作成する方法

名称未設定のデザイン - 2023-06-26T143021.648

個人事業主がホームページを作るには、以下2つの方法があります。

  • ホームページ作成ツールで自作する
  • ホームページ制作会社に依頼する

それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。

  メリット デメリット
ホームページ作成ツール ・難しい作業は不要
・月額料金が安いプランもある
・デザインの自由度は高くないものが多い
制作会社 ・完成度の高いオリジナルのサイトができる
・制作後のサポートも期待できる
・自作する場合と比較して費用が高額になる

自作の場合は、制作から運用まですべてを自分で管理します。流れに乗るまでは数カ月単位でみておく必要があり、その後も定期的な更新・管理が欠かせません。本業との両立が難しい場合は、制作会社に依頼することをおすすめします。

個人事業主のホームページ作成にかかる費用

ここでは個人事業主がホームページを作成する際にかかる費用を、以下2つの方法にわけて解説します。

  • ホームページを自作する場合
  • ホームページ作成を外注する場合

ホームページを自作する場合は月額1,000円〜2万円

ホームページを自作する場合、発生する費用は以下のとおりです。

レンタルサーバー 月額200円〜6,000円
ドメイン 無料でセットになっていることが多い
ホームページ作成ツール 無料〜月額6,000円

月額料金の差は、サーバーの容量や利用できるドメイン数、初期費用の有無などによるものです。個人事業主のホームページにおいて一般的な情報ページのみを掲載する場合、レンタルサーバーは月額1,000円程度のプランで十分でしょう。

ホームページの自作を検討している方は、以下の記事も参考にしてください。

ホームページ作成を外注する場合は5万円〜70万円

ホームページ作成を外注する場合は、制作費用に加えサーバーやドメイン料金が別途発生します。制作費用は依頼するサイトのページ数によって異なり、目安は以下のとおりです。

名刺程度(1ページ〜5ページ) 5万円〜30万円
パンフレット程度(5ページ〜10ページ) 10万円〜70万円

金額の差は、依頼先が「個人か、法人か」の違いによるものです。それぞれのメリット・デメリットを端的にまとめます。

  メリット デメリット
個人(フリーランス) ・比較的安価で依頼可能 ・個人で請け負うため制作の対応範囲が狭いことが多い
法人(制作会社) ・チーム制作のため追加の要件が発生しても臨機応変に対応できる ・個人に依頼するのと比較して高額になる

ホームページ制作の依頼が初めての場合、基本的な制作の流れを理解するためにも、制作会社を選ぶことをおすすめします。サポートが充実しており、制作後の維持管理を継続して依頼しやすい点もメリットです。

ホームページ作成の外注を検討している方は、以下の記事も参考にしてください。

個人事業主のホームページ作成には補助金・助成金制度もある

名称未設定のデザイン - 2023-06-26T144233.040

ホームページを制作する際には、申請できる補助金・助成金があります。たとえば、国が管轄する補助金には以下のものがあります。

  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金

小規模事業者持続化補助金事業再構築補助金は、申請しても採択されるとは限らず、事業計画書の作成には相応の手間がかかります。とはいえ金額が大きい制度が多いため、条件に合致する制度があればチャレンジする価値は十分にあるでしょう。

その他各自治体が管轄する助成金制度もあるため、事業を営んでいる地域の情報を都度リサーチすることをおすすめします。

補助金は強力なライバルとの争奪戦

優秀なビジネスプランを持ったライバルが多いため、補助金の申請には税理士をはじめとする専門家に計画策定を依頼することも検討しましょう。

個人事業主がホームページに掲載すべき情報【6選】

個人事業主がホームページに掲載すべき内容は以下のとおりです。

  • 1. 運営者情報
  • 2. 事業内容
  • 3. 実績・顧客の声
  • 4. 料金
  • 5. 問い合わせフォーム
  • 6. プライバシーポリシー

上記は最低限の情報です。自社独自のコンテンツを組み込めば、同業他社との差別化を図ることができます。

1. 運営者情報

運営者情報とは、具体的に以下の内容を指します。

  • 屋号
  • 所在地
  • 電話番号・メールアドレス

上記の情報は、事業主が実在していることを証明するためのものです。オフィスの有無によって信用度が変わるため、バーチャルオフィスを利用している事業主も多く見られます。

2. 事業内容

Goals-710x373

事業内容は、どのような事業を行っているのか、詳細がわかるように記載します。あわせて意気込みや仕事への姿勢を盛り込むことで、顧客は依頼するイメージがわきやすくなります。複数の事業を営んでいる場合は、事業ごとにわけて掲載しましょう。

3. 実績・顧客の声

活動実績や顧客から寄せられた声を掲載し、信頼感や安心感を醸成しましょう。実績はポートフォリオとして、成果物のリンクや写真などと共に掲載すると効果的です。

取引先の企業名や成果物を具体的に掲載する場合、相手先からの承諾が必要です。トラブルを防ぐために、必ず事前に許可取りを行いましょう。

4. 料金

名称未設定のデザイン - 2023-06-26T144547.808

料金は依頼を検討するうえで最も大切な項目であるため、わかりやすく記載することをおすすめします。

掲載の仕方は「○○円〜」など、目安でも構いません。業務内容ごとにいくつかのパターンを掲載しておくことで、顧客が具体的にイメージしやすくなります。

5. 問い合わせフォーム

問い合わせフォームは仕事を獲得するうえで必須の項目です。問い合わせフォームにはどのページからでも遷移できるよう、目立つ位置に配置しましょう。

入力項目が多いフォームは煩わしいため、シンプルなページ作りを心がけましょう。テキストでの入力は必要最低限に抑えつつ、選択式のフォームを採用するとユーザーの負担軽減につながります。

6. プライバシーポリシー

プライバシーポリシーとは、個人情報の取り扱いに関して文章で示したもののことです。ホームページから個人情報を取得する場合、プライバシーポリシーを明記し、その旨を公表する義務があります。

個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、前条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。

引用:個人情報の保護に関する法律 第18条「利用目的による制限」

個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、本人に通知し、又は公表しなければならない。

引用:個人情報の保護に関する法律 第21条「取得に際しての利用目的の通知等」

個人事業主がホームページを作成する際の注意点

個人事業主は、以下の3つに注意してホームページを作成しましょう。

  • ゴール設定を明確にする
  • 集客経路を考える
  • 作成後の更新を欠かさない

「ホームページを作成した後の未来」を明確にしておくことが大切です。

ゴール設定を明確にする

ホームページを訪れたユーザーに「最終的に起こしてほしいアクションはなにか」を決めましょう。アクションの具体例は以下のとおりです。

  • 事業に関する問い合わせをしてほしい
  • 商品やサービスを購買してほしい
  • 横のつながりを構築するために同業者からコンタクトしてほしい

ゴールを設定することで、ホームページの方向性や必要なコンテンツが定まります。最終目的がブレないよう、はじめに明確にしておきたい項目です。

集客経路を考える

ホームページを顧客に認知させるためには、集客方法を検討する必要があります。検索エンジンからの流入増加には、SEOの知識が必要不可欠です。

SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて上位表示を目指す取り組みのことを指します。SEO対策を強化すると、以下のメリットを享受できます。

  • 他の集客方法と比較してコストパフォーマンスにすぐれている
  • 長期的な集客効果が見込める

SNSでフォロワーを多く獲得し、ホームページへの流入を図るのもおすすめです。ただしSNSは、有益なコンテンツを継続的に発信する必要があり、アカウントを育てる手間が発生します。

ホームページ集客の具体的なテクニックは以下を参考にしてください。

作成後の更新を欠かさない

ホームページは制作したあとの更新・メンテナンスが大切です。ホームページを作っただけでは誰の目にも触れることはなく、当然ながら売り上げが増えることもありません。

ホームページの更新が滞ると、以下のネガティブな結果を招きます。

  • 検索上位に表示されなくなり、ユーザーに届かなくなる
  • 情報が古いことでユーザーの離脱を招く
  • 事業が存続していないことを疑われる
  • 行き届いていない印象を与え、信頼をそこなう

運用にかかる手間は軽視できません。本業に費やす時間を最大限確保するためにも、運用面までトータルでサポートをしてくれる制作会社に依頼することをおすすめします。

まとめ

本記事では、個人事業主がホームページを作成するメリットや費用、補助金制度などを解説しました。ホームページの効果を最大限発揮させるためには、ゴールを明確に設定したうえで集客方法を検討することが大切です。

ホームページ制作後は、更新や管理を徹底しましょう。メンテナンスに十分な時間を割けるか不安な個人事業主の方は、ホームページ制作をプロに依頼することをおすすめします。

ホームページの制作会社選びには「比較ビズ」がおすすめです。たった2分ほどで、全国各地から採用サイトに強い制作会社を探せます。実績豊富な制作会社に一括見積もりを請求できるため、自社のパートナー企業選びにぜひ活用してください。

監修者のコメント
SeekNext合同会社
代表 兼 CEO 佐藤 潤嗣

福岡県のホームページ制作会社代表。福岡県出身。趣味はフットサル。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっている。中小企業はもちろん大手企業との制作実績あり。制作したホームページは100件以上。SEO対策やSNS運用でも実績あり。動画制作や名刺・チラシ・パンフレット・パッケージデザインなども手がける。

個人事業主の間で、自分のウェブサイトを持つことが一般的になってきました。ウェブサイトを自分で作成するか、外部に委託するかの選択は、その活用目的によって決まります。ウェブサイトを単なる「名刺代わり」とみなす場合、高度なデザインは必要ありません。この場合は、自分で作成しても問題ないでしょう。

しかし、ウェブサイトを「仕事獲得のツール」として利用するなら、プロフェッショナルに制作を依頼したほうがより多くのメリットが得られるでしょう。専門家によって作られたウェブサイトと自作のウェブサイトでは、品質に顕著な差が出ます。ウェブサイトを作成する目的と利用方法を明確にすることで、その価値を最大化できると思います。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

ホームページ制作にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの制作会社に依頼したらいいかわからない
  • 実績豊富な会社に依頼したい
  • 名刺代わりにホームページがほしい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

ホームページ制作・デザインに対応できる業者を一覧から探す