おすすめのSMS送信サービス9選！比較ポイントも紹介

SMS送信サービスとは

SMS送信サービスとは、携帯電話やスマートフォンの電話番号を利用し、短いメッセージを送れるサービスです。SMSは本人認証やキャンペーンの告知、新商品販売のお知らせなど、さまざまな用途に活用されています。

SMSは相手の電話番号さえ把握できれば、機種やキャリアを問わずメッセージを送れる点が特徴です。SMS送信サービスには、一斉送信や予約配信など、業務を効率化する機能が多数搭載されており、短時間で多くのメールを送信できます。

SMS送信サービスの種類

SMS送信サービスは主に以下の3タイプに分類できます。

搭載機能や外部ツールとの連携性、費用など、SMS送信サービスのタイプによって、特徴は異なります。コストや機能数など、サービス選定での優先事項を決めておくと、選びやすくなるでしょう。

SMS送信サービスの主な機能

SMS送信サービスの基本機能は以下のとおりです。

上記に加えて、配信レポートやテンプレートなどを搭載しているサービスもあります。SMS送信サービスによって、機能数や連携可能なシステムは異なります。

ミスマッチにともなう無駄な出費を避けるには、事前に必要な機能と導入目的を明確にしておくことが重要です。

SMS送信サービスの導入費用

SMS送信サービスの初期費用は、数万円～20万円と幅広いです。サービスによっては初期費用が発生しません。ただし、初期費用が安い場合、月額基本料金や1通あたりの単価が高めに設定されている傾向があるため、注意が必要です。

月額費用は料金体系やSMSの配信上限数によって変動します。たとえば、月額固定制を採用し、1カ月のメール送信数は1,000通が上限だったとしましょう。月額費用は1万円～2万円が相場です。

従量課金制は6円～15円/1通が相場です。1カ月に1,000通のメッセージを送った場合、月額費用は6,000円～15,000円になります。

SMS送信サービスの比較ポイント

以下6点を意識しながら、SMS送信サービスの選定を進めましょう。

上記のポイントを押さえておくと、自社の条件に見合ったサービスを選べる確率が高まります。

料金体系

SMS送信サービスの料金体系は、月額固定制と従量課金制、2種類に分けられます。月額固定制は月額料金やユーザー数、メールの配信数が事前に決められているタイプです。ユーザー数やメールの配信数を増やさない限り、追加費用は発生しません。

反面、機能数やセキュリティ対策が充実しているサービスは、初期費用や月額料金が高めに設定されている傾向にあります。

従量課金制はSMSを配信した分だけ費用が発生するタイプです。月額費用は、月額基本料金+1通あたりの単価×配信数で算出します。SMSの配信数が多いほど月額費用が高騰するため、注意が必要です。

どちらの料金体系が自社に合っているか、慎重に見極めましょう。

接続方式

SMS送信サービスの接続方式には、国内直収接続と国際網接続の2種類があげられます。SMSの到達率を高めるには、国内直収接続に対応したサービスを選びましょう。

国際網接続は架空請求をはじめ、詐欺目的で利用されるケースも多く、多くのユーザーがメッセージの受信を拒否している状態です。

国内直収接続は、国内4大キャリアの携帯電話やスマートフォンへ直接SMSを送信できるため、到達率とセキュリティレベルを高い水準に保てます。

API連携の有無

API連携の対応可否も重要なポイントの1つです。API連携によってIVRやCRMなどと連携できると、連携先のシステムから直接メッセージを送れます。CSVでのデータ取得や抽出データをアップロードする必要がありません。

クレジットカードや携帯電話などを扱っている企業は、リアルタイムで本人認証を求めるケースが多く、API連携に対応したサービスの選定が必須です。

API連携に対応していると、送信状況の可視化やプロセスの一部自動化など、業務効率の改善も期待できます。

周辺業務を効率化する機能の有無

SMSを使ってメールマーケティングを始めるには、ターゲットの選定や顧客リストの作成など、さまざまな作業が必要です。リストの作成や更新作業に関してサポートが得られると、効率的に作業を進められます。

コンバージョン獲得率を高めるため、LP制作まで担うサービスを選ぶのも有効です。LPはWebサイトと異なり、レイアウトの制限がありません。画像や文章の配置、カラーリングを自由に決められるため、顧客の関心や購買意欲を刺激するメッセージを伝えられます。

セキュリティ対策

セキュリティ対策が充実したSMS送信サービスの選定が重要です。セキュリティレベルの低いサービスを選んだ場合、顧客の個人情報が漏えいする可能性が高まります。情報漏えいの事実を公表した際、顧客からの信用低下やイメージダウンは避けられないでしょう。

データの暗号化やログデータの取得、定期的な脆弱性診断など、セキュリティ対策が充実したサービスを選び、情報漏えいを回避します。

ISMSを取得しているベンダーを選ぶのも1つの方法です。ISMSは組織のセキュリティ体制を評価する国際規格で、簡単に取得できるものではありません。取得済みの企業は、第三者機関から一定水準以上の評価を得ていると認識できます。

サポート体制

SMS送信サービスに限らず、はじめて使うサービスを導入した際は、使いこなすまでに一定の時間が必要です。導入後、操作方法に関して疑問が生じるケースも珍しくありません。

操作方法の指導や顧客リストの作成、サンプル提供など、手厚いサポートが受けられると、安心して利用できるでしょう。

チャットや電話、Web会議など、さまざまな手段で担当者と連絡が取れると、トラブルの早期解決が望めます。祝日や休日も業務を運営している場合は、24時間体制で問い合わせに対応しているサービスを選びましょう。

SMS送信サービスの活用をおすすめする理由

SMS送信サービスを導入すべき理由には、以下3つの内容があげられます。

通常のメールより開封率が高い

SMSは高い開封率が期待できるため、SMS送信サービスの活用によって見込み顧客との関係強化や自社商品の認知度向上につなげられます。SMSを受信した際、操作画面にはプッシュ通知やメッセージの冒頭部分が表示されている状態です。

ユーザーの視線や関心を惹きつけられるため、SMSの開封率は90%以上を記録しています。通常のメールが20%～30%に留まっている点を考えると、いかにSMSの開封率が高いかがわかるでしょう。

受信者はメッセージを確認するために、アプリのインストールや他のサービスに登録する必要はありません。受信者への負担を最小限に抑えられ、継続的なメールの開封が期待できます。

幅広い年齢層にメッセージを送れる

国内直収接続に対応しているSMS送信サービスの場合、相手の電話番号がわかれば多くの方にメッセージを発信できます。SMSはキャリアや機種を問わず、携帯電話やスマートフォンの標準機能として搭載されている機能です。

受信者はメッセージの内容を確認する際に、何らかの手続きを取る必要がありません。スマートフォンの操作に不慣れな方もメッセージの内容を確認しやすく、幅広い年齢層の方とつながりを持てるでしょう。

業務を効率化できる

多くのSMS送信サービスは一斉送信機能を搭載しており、メールマーケティングを効率化できます。SMSの送信に必要な顧客リストは、アップロードしたCSVデータを活用するため、リストの作成・加工をする必要がありません。

予約送信機能を活用し、事前に送信日時を決めておくと、他の業務を進めながらSMSを同時に多くの方へ送信できます。

サービスによっては、開封率やクリック率を分析する機能も搭載しており、最小限の手間で効果測定が可能です。SMS送信サービスの導入によって、メールマーケティングに関する多くの業務を自動化できます。

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まとめ

SMS送信サービスを選定する際は、さまざまな面を比較しながら絞り込んでいく必要があります。サービスによって、料金体系や機能数、セキュリティ対策などが異なるためです。

ただし、企業によっては個別の要望を反映させたい場合もあるでしょう。カスタマイズを検討している場合は、SMS送信サービスの開発を依頼するのがおすすめです。

「比較ビズ」を利用すると、必要事項を入力する2分程度で条件にあった開発会社を見つけられます。サイトの利用に費用はかかりません。

SMS送信サービスの開発を検討中の場合は、ぜひ「比較ビズ」をご利用ください。

監修者のコメント

犬を飼ってるゴリラ

フリーランス　諏訪光

大手ネット系企業にて10数年に渡りプログラマー〜プロダクトマネージャーまでを幅広く経験。新規事業から企業再生に至るまで様々な案件の開発に携わる。大企業のDX推進者や起業経験を経て現在はフリーランスの新規事業、DX、デジタルマーケのコンサルを行う。

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現代のビジネス環境では効果的なコミュニケーション手段としての、SMS送信サービスが有用です。特に、本人確認や通知の確実性、さらにはマーケティングの効果を高めるという点でのSMSは有用であり、幅広いテーマで活用することができます。

一方で、SMSは個人情報を扱うため、運用にあたってはセキュリティ面を強化して扱うことが重要です。一歩間違えば顧客の信用を大きく毀損しかねません。記事内で紹介されている各サービスの詳細な情報は、適切なサービス選択の参考として各社の特徴をごしょうかいしています。

SMSは活用の幅が広い分、どのような業務に適応、成果をあげたいか相談しながら進めましょう。企業が自社のニーズに合わせて最適なサービスを選択する際の一助となることでしょう。本記事が皆様のパートナー選びの一助となれますと幸いです。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。