社員研修の費用相場はいくら?費用を抑える5つのポイントを解説!

ビジネスマナー講師
監修者
ビジネスマナー講師 代表 鈴木あき
最終更新日:2025年03月06日
社員研修の費用相場はいくら?費用を抑える5つのポイントを解説!
この記事で解決できるお悩み
  • 社員研修の費用相場はいくら?
  • 社員研修にかかる費用の内訳は?
  • 社員研修の費用を抑えるポイントは?

社員研修には、一般的に1人あたり3万~4万円の費用がかかります。受講する人数や日数などが増えると、多額の費用がかかるため、できる限り軽減したいと考える方もいるでしょう。費用を抑える方法を把握していると、少しでも金銭的な負担を軽減できるため重要です。

この記事では、社員研修にかかる費用相場や費用の内訳を解説します。費用を抑えるポイントも紹介するため、社員研修の実施を検討している方や研修の担当者はぜひ参考にしてください。

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社員研修の費用相場:1人あたり3万〜4万円

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社員研修の相場費用は、社員1人あたり3万~4万円です。研修を受ける社員が20人いれば、60万~80万円の費用がかかります。社員研修にかかる費用は、大きく分けて以下の2種類です。

  • 研修費
  • 会場費・その他の経費

それぞれの費用相場も紹介します。

研修費:5万〜30万円

社員研修の研修費とは講師やアシスタントの人件費を指し、相場は5万~30万円です。依頼先が個人講師か法人に属している講師かによって費用が異なるため、相場にも幅があります。

個人講師と法人に属する講師に依頼する場合にかかる費用は、それぞれ以下のとおりです。

個人講師 5万円〜15万円
法人に所属する講師 半日:10万円〜15万円
全日:15万円〜30万円

管理職を対象とした研修や専門性の高い内容の研修の場合、研修費はさらに高額になります。

会場費・その他の経費:20万〜80万円

社員研修で研修費以外にかかる費用は、会場費やその他の経費などで、費用相場は20万~80万円です。

会場費は、収容人数10人前後の小規模なものは5万円前後、収容人数が50~100人の中規模・大規模な施設の場合10万~80万円かかります。自社内に研修が行える設備がある場合、会場費は必要ありません。

研修に必要なプロジェクターや音響設備、ホワイトボードなどの備品を借りる場合にかかるレンタル料金も、忘れてはいけないポイントです。社員研修が数日間にわたって行われる場合には、宿泊費用や食事代も考慮する必要があります。

社内研修にかかる費用の内訳

社内研修にかかる費用の内訳は、以下のとおりです。

  • 研修費
  • 教材費
  • 交通費
  • 食事代
  • 宿泊費
  • 会場費
  • 備品・設備費

研修費

講師を外部から招く場合は、講師料や研修プログラムの作成費用が発生します。社内の人材を活用する場合でも、準備や進行にかかる時間を考慮し、人件費として計上する必要があるでしょう。

eラーニングを活用する場合は、ツールにかかる初期費用やランニングコストも研修費に含まれます。

教材費

研修で使用するテキストや資料の印刷費、デジタル教材の作成費は、教材費に含まれます。専門性の高い研修では、外部の教材を購入することもあるため、事前に予算を確保しておくことが大切です。

交通費

研修が社外で実施される場合、参加者や講師の交通費が必要です。オンライン研修を導入すると、交通費を削減できます。

食事代

長時間の研修では、昼食や休憩時の軽食を用意することが一般的です。外部の講師を招く場合は食事代を負担するケースが多く、研修の規模によってはまとまった費用がかかることもあります。

宿泊費

遠方の社員が参加する場合や複数日にわたる研修を実施する場合には、宿泊費が発生します。宿泊施設を事前に手配し、団体割引を活用するとコストを抑えられるでしょう。

会場費

社内の会議室を使用できない場合は、貸し会議室や研修施設を借りる必要があります。会場の規模や設備によって料金が異なるため、研修の内容に適した場所を選び、予算を調整することが重要です。

備品・設備費

研修に必要なプロジェクター・ホワイトボード・マイクなどの備品を借りる場合、レンタル費用も発生します。自社で設備を所有している場合でも、消耗品の補充やメンテナンス費用を考慮する必要があるでしょう。

社員研修にかかる費用は会社負担が基本

社員研修にかかる費用は、基本的に会社が負担します。判断基準は、業務に必要な内容であるかどうかです。研修で社員に知識やスキルを習得させることで、業務効率の向上につながります。

ただし、業務に直接関係ない研修に自主参加する場合は、社員自身が費用を負担する必要があるでしょう。業務命令で参加する場合は、会社が費用を負担します。

費用に関するトラブルを防ぐためにも、会社が負担する費用の基準を明確にし、周知することが大切です。

社員研修の費用を抑えるポイント5つ

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社員研修の費用を抑えるポイントは、以下の5つです。

  1. 内部研修を検討する
  2. 補助金や助成金を利用する
  3. オンライン研修を導入する
  4. 外部委託の場合は複数社を比較する
  5. 専門性の高い研修会社に依頼する

1. 内部研修を検討する

外部の研修会社に依頼すると費用がかさむため、社内のリソースを活用した内部研修を検討するとコスト削減につながります。経験豊富な社員が講師を務めることで、実践的な知識を共有できるでしょう。

2. 補助金や助成金を利用する

社員研修には、国や自治体が提供する補助金や助成金を活用できる場合があります。事前に確認し、自社に適用できる制度を活用することで、コストの大幅な削減が可能です。

3. オンライン研修を導入する

会場費や交通費、宿泊費がかからないオンライン研修は、コストを抑えるために有効な手段です。動画教材やeラーニングを活用すると、繰り返し利用できるため、長期的なコスト削減につながります。

4. 外部委託の場合は複数社を比較する

外部の研修会社に依頼する場合は、複数の会社のプランを比較し、費用対効果の高い研修を選ぶことが重要です。講師の品質や研修内容をしっかり見極め、無駄なコストがかからないようにしましょう。

まとめて依頼することで割引が適用されるケースもあるため、交渉するのも1つの方法です。

5. 専門性の高い研修会社に依頼する

安さだけで研修会社を選ぶと、品質の低い研修になり、社員のスキル向上につながらない場合があります。結果的に追加の研修が必要になり、かえってコストがかかることもあるでしょう。

はじめから専門性の高い研修会社に依頼し、効果的な研修を実施することで、無駄な出費を抑えられます。

まとめ

社員研修の費用相場は、社員1人あたり3万円から4万円です。多額のコストがかかるからこそ、業者選びや研修内容の策定は慎重に行い、より効果的な研修を実施しましょう。

比較ビズでは、さまざまな条件によって社員研修・人材育成会社を比較しながら選択が可能です。2分程度必要な情報を入力することで、日本全国にある業者を比較できます。社員研修の依頼先を探している担当者の方は、ぜひ比較ビズを試してみてください。

監修者のコメント
ビジネスマナー講師
代表 鈴木あき

大手企業での顧客満足度(CS)向上の研修講師として、年間1000人以上のへの講義実績をベースに企業や店舗にCS向上アドバイザー、ビジネスマナー講師として活動。相手への尊重を正しく伝えることもスキルとして表現を重視。著書「うまくいかない人間関係のトラブル対処」がある。

今はオンライン化も進み、多様な研修が受けやすくなり、選択に迷われるかもしれません。職種によって、会社が受けさせたいもの、または本人が自分に欠けていて伸ばしたいと思っている能力についてなど、本人の希望も受け入れて両方のバランスで探すのも良いと思います。

また内容によっては、リアルにface to face で受けた方が効果があるものもあります。オンラインの方が比較的安くなる傾向がありますが、多少高価になっても成果が得られるものを選びましょう。

効果は一朝一夕で表れないものもありますが、受けた研修内容を他の社員に、本人が講師となってフィードバックしてもらうことで自分化を強めるやり方もあります。人に教えることが、自分が覚えるためには最適な場合もありますよね。

多様性の時代です。良質な研修を社員の方がより多く受けて、様々な能力を伸ばせる機会をあげられると良いですよね。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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