インタビュー動画の作り方解説!動画をバズらせる3つのコツも紹介

株式会社ヒカリノオト
監修者
株式会社ヒカリノオト 代表取締役 加茂英樹
最終更新日:2023年08月01日
インタビュー動画の作り方解説!動画をバズらせる3つのコツも紹介
この記事で解決できるお悩み
  • インタビュー動画の作り方は?
  • 動画をバズらせるコツを知りたい!
  • インタビュー動画の参考事例はある?

インタビュー動画はシンプルなものからオリジナリティのあるものまで幅が広いです。企画から撮影、編集までしっかりと構成を練ることが重要です。

本記事では、インタビュー動画を社員紹介や採用サイトに活かしたい担当者向けに、インタビュー動画の作り方やバズらせるコツを解説します。記事を読み終わる頃には、インタビュー動画の作成方法を理解し、魅力的な動画を作れるでしょう。

「印象に残るインタビュー動画を作りたい」「動画作成は初めてで何から始めればいいかわからない」方は、ぜひ参考にしてください。

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インタビュー動画の作り方

インタビュー動画の作り方の手順を、以下にまとめました。

  1. インタビュー動画の作り方:企画
  2. インタビュー動画の作り方:撮影
  3. インタビュー動画の作り方:編集

企画から撮影、編集までしっかりと構成を練らないと、インタビュー動画を作成できないため、おさえましょう。

1. インタビュー動画の作り方:企画

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インタビュー動画を作るためには、まず企画が大切です。動画内容を決める構成を練って、インタビュー内容を検討する必要があります。

  1. 動画の内容・構成を練る
  2. インタビュー内容を決める

1. 動画の内容・構成を練る

最初のステップは、動画の内容決めです。何を伝えるためにインタビュー動画を制作するかを明確にし、動画の目的と内容の大枠を決めます。

動画の方向性が決定したら、構成を固めましょう。構成は動画の中に含めるコンテンツを指し、どのような道筋で動画を展開するか決定する段階です。

コンテンツ内容やコンテンツ数は動画の長さにも影響します。動画が長くなればその分撮影や編集の手間が増えるため、工数を踏まえて構成を決定する必要があります。

2. インタビュー内容を決める

構成をもとに具体的なインタビュー内容を決めます。インタビュー内容とは、インタビュー相手に答えてもらう質問を指します。

インタビュー動画における最適な質問数や質問内容は、決まっているわけではありません。動画の目的に応じて、視聴者が制作者の意図を受け取りやすい内容を目指しましょう。

短い質問を重ねるインタビュー形式にしつつ、インタビュー相手が自発的に話せる時間を設ける方がいいでしょう。

2. インタビュー動画の作り方:撮影

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動画を実際に撮影する工程では、下記の3つが主な作業です。

  1. 機材を揃える
  2. ライト・マイクをセットする
  3. 複数アングルで撮影

インタビュー動画は被写体が静止しているため複雑な撮影はありませんが、品質の高い映像にするためにていねいな作業が求められます。詳しい撮影方法をおさえましょう。

1. 機材を揃える

自社でインタビュー動画を制作する場合、機材を揃えなければなりません。撮影に必要な最低限の機材は次のとおりです。

カメラ 一眼レフカメラは必須
三脚 外の強風に耐えられるものが必須
マイク ガンマイクは必須。ピンマイクもあると最適。
照明 キラーライト・バックライト・フィルライトの3種類が必須

カメラはスマホではなく、撮影に特化した一眼レフカメラを使用しましょう。狭い場所での撮影の場合は、広角単焦点レンズを利用することで、空間にゆとりを感じさせる映像が撮れます。

強風でも倒れない三脚があると、ブレずに撮影できます。マイクは、声を拾うためのガンマイクが必須です。よりクリアな音声を拾いたい場合は、ピンマイクがあるといいでしょう。

照明は、全体を照らすキラーライトと後ろから照らすバックライト、光の明暗を調節できるフィルライトが必須です。撮影用の照明を駆使することにより、被写体のさまざまな表情を捉えることができます。

2. ライト・マイクをセットする

機材が用意できたら、ライトとマイクをセットします。インタビュー相手を社外から呼ぶ場合、セッティングの工程は撮影開始前に済ませておきましょう。

ライトを設置する際は、自然光の取り込みを意識します。映像が最も自然に映えるのは、晴れの日の午前です。自然光の届かない撮影場所では、インタビュアーやインタビュー相手の顔に影ができないように全体的な光源を確保します。

3. 複数アングルで撮影する

インタビュー動画の撮影では、2台以上のカメラによる撮影がおすすめです。

さまざまなアングルで被写体を収められ、編集によりスピード感のある映像に仕上げられるためです。一方向からの固定アングルの映像では、単調な印象になる可能性があります。

3. インタビュー動画の作り方:編集

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インタビュー動画の編集では、次の3つのポイントに注意しましょう。

  1. インサートカットの活用
  2. テロップの追加
  3. BGMの挿入

1. インサートカットを活用する

インタビュー動画でも、インサートカットを有効に活用しましょう。インタビュー動画は視覚情報が単調になりやすいため、定期的な画角・映像の切り替えが大切です。

たとえば社員のインタビュー動画において、インタビュー対象の社員が話している最中に、働いている様子の写真や動画などを挿入します。インサートカットが含まれると映像に変化が生まれるため、単調さを回避できます。

アングルの違う映像に切り替えたりインサートカットを挿入したりして、テンポのいい動画を目指しましょう。

インサートカットとは?

映像の途中で挿入される別の動画や静止画です。

2. テロップを追加する

視聴者の注意を引きたいときや特定のメッセージを強調したいときには、テロップを活用しましょう。テロップとは、映像に追加される文字情報を指します。

インタビュー動画におけるテロップは、会話内容の文字起こしが一般的です。話し手の言葉をすべて字幕にするのではなく、重要なポイントだけをピックアップする方法もあります。

特定の言葉だけをテロップで表示したり、一部分だけに色やフォントの異なるテロップを用いたりすると、重要な部分が印象に残ります。文字情報は多すぎると視聴者が疲れてしまうため、バランスに注意しましょう。

3. BGMを挿入する

視聴しやすい動画を作るために、BGMを用いましょう。インタビューのみでBGMがない映像は、単調な印象を与えてしまいます。BGMはインタビューのバックグラウンドを盛り上げるだけではなく、場面転換や強調しやすい部分を目立たせるために効果的です。

BGMをいくつか使い分けることにより、映像に躍動感を付けられます。オープニングは明るいBGM、徐々に静かな雰囲気のBGMに切り替えていくなど、動画のストーリー性に対応したBGMを選びましょう。

インタビュー動画をバズらせる3つのコツ

インタビュー動画をバズらせるコツを、3つ紹介します。

  • 伝えたいことを先に端的に伝える
  • インタビュー相手のリアルの声を聞き出す
  • バズっている動画の編集方法をテンプレートにする

自社のインタビュー動画に足りない要素を見つけ、動画をバズらせるコツをおさえて、宣伝効果を向上させましょう。

伝えたいことを先に端的に伝える

伝えたいことを先に端的に伝えましょう。インタビュー動画は対話形式が多いため、各質問に対して回答が長いと、内容が頭に入りづらいです。

以下の順序を意識して回答するといいでしょう。

  1. 結論を端的に話す
  2. 結論に至った理由を話す
  3. 結論の具体的な根拠を話す
  4. もう一度結論を端的に話す

結論を述べて理由、具体例の順序で話すと、わかりやすくて質問に対する回答の根拠が増します。わかりやすいうえに的を得た回答をすると、視聴者の没入感が上がるため、視聴者数が向上するでしょう。

インタビュイーのリアルの声を聞き出す

インタビュ相手のリアルの声を、質問者が聞き出すことも動画をバズらせる重要な要素です。質問に対してただ回答してるのみだと、機械的で視聴者が飽きてしまうため、離脱の原因になります。

深堀として聞いてみると、インタビュー相手のリアルの声を聞ける可能性のある質問内容をまとめました。

  • 業務をやっているなかでモチベーションが上がる出来事と下がる出来事は?
  • 業務で失敗して落ち込んだときの対処法は?
  • 自社で働いてもっとこうしてほしいことは?

自社の商品やサービスや人材のいいところだけではなく、欠点や人柄なども深堀っていくとリアルな声が聞きやすく、ギャップとユーモアがでます。

バズっている動画の編集方法をテンプレートにする

バズっている動画の編集方法をテンプレートにするといいでしょう。バズる動画には、巧妙な編集テクニックが潜んでいることが多いためです。

バズっている動画から、以下の編集テクニックをくまなく確認しましょう。

  • 各シチュエーションでのBGMの選定
  • テロップを入れるタイミング
  • 使用しているテロップのフォント
  • アニメーションや画像の挿入のタイミング
  • カットするタイミング
  • サムネイルのキャッチフレーズとデザイン

「自社でこういう編集を入れてバズらせたい」と思う編集方法で、バズっている動画がないかもチェックしてみましょう。

インタビュー動画を作るメリット

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インタビュー動画を作るメリットは、下記のとおりです。

  1. 商品やサービスの信ぴょう性を与えられる
  2. ユーザーの聴覚に訴えられるため印象に残りやすい
  3. SNSで拡散される可能性がある

1. 商品やサービスの信ぴょう性を与えられる

商品やサービスの信ぴょう性を与えられるのが、インタビュー動画を作るメリットの1つです。商品やサービスを開発している人の実際の声を感じ取れます。

さらにインタビュー相手の雰囲気や性格、受けこたえが良いと、問い合わせや成約率が上がる可能性があります。

2. ユーザーの聴覚に訴えられるため印象に残りやすい

動画だと、ユーザーの耳にも情報が提供できます。耳に入る情報は、視覚の次に印象に残りやすいといわれています。

動画を作ることで、視覚と同時に聴覚にも情報伝達できるため、文字や画像よりもユーザーにインパクトを与えられるでしょう。

耳に残るようなインパクトのあるフレーズを、動画内で発言すると効果的です。

3. SNSで拡散される可能性がある

ユーザーにとって有益なインタビュー動画を作ると、SNSで拡散される可能性があります。有名人やインフルエンサーなどの拡散力のあるアカウントが反応して、動画が拡散されることがあるでしょう。

とくに、ユーザーに伝えたい情報をしっかりと提示し、構成としてまとまりがありつつ、エンタメ性もある動画は拡散されやすい傾向です。

TwitterやYouTube、TiKToKで動画が拡散されてバズると、大きな宣伝効果になるでしょう。

インタビュー動画の外注費用

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インタビュー動画の外注費用を、ケースごとにまとめました。

  • 費用予算5万円〜10万円の場合
  • 費用予算10万円〜40万円の場合
  • 費用予算40万円以上の場合

インタビュー動画の作成が難しいと感じた場合は、動画制作会社に依頼するのも有効です。外注費用の目安としてぜひ参考にしてください。

費用予算5万円〜10万円の場合

5万円〜10万円の予算ではインタビューの人数は基本1人であり、撮影にかかる時間も半日程度です。

シンプルな動画内容であっても5万円〜10万円は必要と考えた方がよいでしょう。撮影は短い時間であっても、動画制作では編集作業に時間と労力がかかるためです。

費用予算10万円〜40万円の場合

10万円以上の予算があれば、インタビューする人数を増やせます。専用の機材を用いて高クオリティの動画制作が可能です。ただし長距離の移動を伴うような撮影は難しく、撮影場所は1カ所のみです。

予算次第ではインタビューできる人数が限られます。インタビュー相手の人数を増やしたい場合は、人件費が上乗せされるため、最低でも40万円程度の予算があるとよいでしょう。

費用予算40万円以上の場合

40万円以上の予算があれば、撮影した動画に演出を加えられます。たとえば、話者の横に表やグラフを表示する、オリジナルのBGMを使うなどの演出です。

ナレーションを追加して、より視聴者にわかりやすい動画が制作できます。演出に凝るほど、制作に要する期間は長くなります。撮影は1日で可能でも、編集に1カ月以上かかるのが一般的です。

インタビュー動画の品質を追求する場合、余裕をもってスケジュールを組みましょう。

インタビュー動画の4つの参考事例

4つの参考事例をもとに、自社のイメージに最も近いものを選んでみてください。インタビュー動画の構成はシンプルですが、エフェクトや構成によりオリジナリティが出せるため、参照してみましょう。

1. ソニー株式会社

ソニー株式会社のインタビュー動画は、社員に話を聞く形式で動画が進行します。新卒採用のために制作された動画です。複数の若手社員へのインタビューがテンポよく映されるため、視聴者が飽きずに見続けられる構成です。

音声や映像がクリアで情報を受け取りやすく、内容にフォーカスできるクオリティがあります。テロップはほとんどなく、軽快な音楽とともにインタビューが展開する動画です。複数人へのインタビュー動画で参考になる例です。

2. 楽天グループ

楽天グループのインタビュー動画は、ストーリー仕立てのドラマチックな展開が特徴です。グローバルで次世代的な働き方を強調するため、躍動感のある映像で動画が進みます。新卒採用のために作成した動画です。

インタビュー動画の返答は手書きの文字情報で表示され、おしゃれでオリジナリティ性があります。インタビュー動画の定点的な映像の概念からは遠く、視聴者がワクワクするようなカメラワークが特徴です。

3. 浜名湖電装株式会社

浜名湖電装株式会社のインタビュー動画は、社員1人ひとりの業務にまつわるインタビューに焦点を当てています。

業務内容や入社理由など、決められた質問に対して社員が返答する最も一般的な形式です。入社希望者に仕事内容を伝えることを目的に制作されています。

社員の発言がテロップに文字情報として表示されるため、内容を正確に理解したい視聴者に親切な構造です。ソニー株式会社や楽天グループの動画に比べると落ち着いているため、じっくり内容を伝えたいインタビュー動画といえます。

4. トヨタ輸送株式会社

トヨタ輸送株式会社のインタビュー動画は、質問に対して社員が答えていく形式です。企業で働く社員がどのように入社を決めたかを、入社希望者に伝える目的があります。自動車運搬の仕事のイメージに合わせ、活発でエネルギー溢れるBGMが印象的です。

浜名湖電装株式会社のインタビュー動画とインタビュー形式は似ていますが、インタビューのテンポが速く、快活な印象があります。仕事中の様子を映す映像が定期的に含まれるため、飽きずに視聴できる構成です。

まとめ

インタビュー動画は、定点撮影のシンプルなものからオリジナリティある躍動的なものまで幅が広い特徴があります。視聴者に最も伝えたい情報はなにかを決め、自社の個性を出せる動画構成を見つけることが大切です。

インタビュー動画の作成に不安がある方は、動画制作会社に依頼するのもいい動画を作成する有効な手段です。インタビュー動画を外注する際は、複数の業者に見積もりをとって条件を比較しましょう。

「比較ビズ」では、無料で同時見積もりが可能です。理想のインタビュー動画を最安値で制作できるよう、まずはお気軽にご相談ください。

監修者のコメント
株式会社ヒカリノオト
代表取締役 加茂英樹

デザイン制作会社で営業兼コピーライターを経験し、その後医療系職業紹介業のコンサルタントを経験。クリエイティブな感性と傾聴力を活かして2021年4月に動画編集コンサルティング・メンタルケアコンサルティング会社を設立。MV制作やイベントの撮影・医療法人へ接遇セミナーやキャリアカウンセリングを行う。

インタビュー動画や社内紹介動画にチカラを注いでいる企業は、最近軒並み増えてきています。その理由としては新規採用や経験者採用のPR媒体として動画を有効的に使って、より良い人材の確保に活用しているのです。また対外的に自社をアピールする場として、インタビュー動画は非常に効果的だと言えます。

しかしアピールするはずのインタビュー動画でもブランディングを間違うと一気に印象を悪くしてしまいます。 紙媒体と比較すると発信できる情報量が大幅に増えるのです。アレもコレも詰め込みすぎて結局伝えたいことがボヤけてしまう可能性が出てきます。

またインタビュー動画は動きの少ない動画になるので、インタビューを受けている人の印象がそのまま企業のイメージととらわれる事も多々あります。

しっかりとインタビューをする側と受ける側が打ち合わせをして、伝えたい事の着地点を共有し、企業イメージに合った被写体が、素敵なロケーションでの撮影・編集を行えば、きっと効果的な価値ある企業動画になるので事前準備をしっかり行なっておくことが重要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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