サイトマップはExcelで作成できる?5つのステップを解説!
- サイトマップをExcelで作る方法は?
- サイトマップをExcelで作るメリットは何?
- サイトマップをExcelで作成する際の注意点は?
「Excelでサイトマップを作るときの手順は?」「どのような事に気を付けるといい?」とお悩みの方必見。
サイトマップとは、ユーザーや検索エンジンに対して、Webサイトの構造を伝えるための構成図です。サイトマップはExcelをはじめとするツールを利用することで、簡単に作成できます。
この記事では、Webサイトの管理者やWebサイトを作ろうとしている方へ向けて、Excelでサイトマップを作る方法を解説します。この記事を読み終わった頃には、どのような事に気を付けながらサイトマップを作るといいかがわかるでしょう。
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サイトマップをExcelで作成する5つのステップ
サイトマップをExcelで作成する場合、以下の5つのステップを参考に進めましょう。
- 目的の明確化
- 必要なページの書き出し
- ページのコンテンツの分類
- ページの階層の決定
- 決定した階層をExcelに配置
1. 目的の明確化
Excelでサイトマップを作る際、最初に行うべきことはホームページを作成する目的の明確化です。必要なページ数や記事の内容を把握しやすくなるでしょう。
ホームページを作成する目的には、以下の理由があります。
- 会社概要を知ってもらう
- 自社ブランドの価値を伝える
- サービスに申し込んでもらう
- 条件に合う人材を獲得する
2. 必要なページの書き出し
サイトマップの作成では、必要なページの洗い出しが不可欠です。自社サイトの目的を定めたあとは、どのようなページが必要か、どのような内容がユーザーに求められているか考慮しすべてリストアップしましょう。ページの配置や順番はここでは考えず、あとで決定します。
たとえば、コーポレートサイトでは「代表挨拶」や「経営理念」「事業内容」「採用情報」「お問い合わせフォーム」などが必要です。リクルートサイトの場合「求人情報」「社員インタビュー」「応募フォーム」などが求められる情報です。
3. ページのコンテンツ分類
必要なページをピックアップしたあとは、コンテンツごとに分類していく必要があります。難しく考えず、まとまっていたほうがいいと思われるページをまとめて分類しましょう。たとえば「会社概要」「企業理念」「代表挨拶」などは「会社について」のカテゴリーにまとめられます。
どこにもまとめられないページは、無理に分類する必要はありません。分類している途中で必要ないと思われるページは削除、足りないと思えるページは順次追加します。分類が終わればサイトマップの土台作りはほぼ完成です。
4. ページの階層の決定
コンテンツの分類が終わると、ページの階層を決定しなければなりません。階層は一般的に第1階層から第3階層まで作成され、それぞれの役割は以下のとおりです。
- 第1階層:サイトのトップページ
- 第2階層:各カテゴリーの概要ページ
- 第3階層:各カテゴリーに属する詳細ページ
第1階層に「トップページ」第2階層に「会社について」第3階層に「会社概要」「企業理念」「代表挨拶」が配置されるイメージです。どのカテゴリーにも属さないページは第2階層に単体で存在させて問題ありません。
5. 決定した階層をExcelに配置
サイトマップのために準備したコンテンツや階層を、Excelに配置して完成です。縦軸にページ、横軸に付随する情報を記載しておけば、見やすいサイトマップを作成できます。
サイトマップにはページの名称だけではなく、ページのURLやコンテンツの概要、おおよその内容、追加すべき要素などを記録しておくといいでしょう。詳細なサイトマップをExcelで作れば、Webサイトの編集やページの追加・削除に役立ちます。
Excelでサイトマップを作成するメリット4つ
Excelでサイトマップを作ると4つのメリットがあります。
- Webサイトの管理がしやすい
- サイトマップの修正がしやすい
- 制作会社に依頼を出しやすい
- Webサイト構築をスムーズに進められる
1. Webサイトの管理がしやすい
サイトマップをExcelで作成することで、既存コンテンツと新規コンテンツの洗い出しや取捨選択に役立ちます。ページ数が50前後であればExcelでのサイトマップ作成をおすすめします。
複数人でWebサイトを構築している場合もサイトの管理がしやすいです。複数の管理者で情報を共有し、ページの追加・削除や追加すべき内容の話し合いがスムーズに行えるでしょう。
2. サイトマップの修正がしやすい
サイトマップをExcelで作成すると、修正を簡単に行えるため、管理者の負担を減らせます。Webサイトを変更した場合、サイトマップも編集しなければなりません。
Excelのサイトマップでは、行やページの追加・削除も簡単に行えるのが強みです。
効果的な活用を続けるのであれば、付加情報を記載するのがおすすめです。コンテンツ概要、ページタイトル、URLなどを記載しましょう。
3. 制作会社に依頼を出しやすい
Excelでサイトマップを作っておけば、制作会社に明確な依頼を出しやすい点もメリットです。制作会社に依頼を出す場合「SEO対策をしてほしい」と指示しただけでは、的確に伝わりません。制作会社が課題の洗い出しから始めれば、費用も高額になるおそれがあります。
Excelで作成した見やすいサイトマップがあれば、Webサイトのどこに問題があるのか、どの部分を改善すべきか把握しやすくなるのがポイントです。制作会社も方向性がすぐに決められるため、業務のスピードアップも期待できます。
4. Webサイト構築をスムーズに進められる
サイトマップを作ると、Webサイトの構築をスムーズに進められます。必要なコンテンツの洗い出しや分類を行わないままWebサイトを構築し始めると、途中で必要なコンテンツや不要なページに気付き、Webサイトを構築しなおす作業が生じるかもしれません。
Webサイトがすでにコーディングの段階では、ページの追加・削除は非常に困難です。作業を大幅に戻し、レイアウトやデザインの練り直しから始めなければならず、構築が大幅に遅れるでしょう。サイトマップを作成しておけば、作業が遅れるリスクを最小限に抑えられます。
Excelでサイトマップを作成する際のポイント5つ
Excelでサイトマップを作成する場合、以下の5つのポイントを意識することで効果的なものになります。
- ユーザー目線のサイトマップにする
- 階層を深くしすぎないよう注意する
- 閲覧してほしいページの優先順位を付ける
- 1ページ内のテーマは1つに絞る
- 成功している他社のサイトマップを参考にする
1. ユーザー目線のサイトマップにする
サイトマップの作成では、ユーザー目線で進めることを意識しましょう。ユーザーが使いやすいサイトでなければ、すぐにページを離脱されます。
ユーザーがよく検索するワードを調査し、アクセス解析ツールを使用することで、ユーザーが抱えているニーズを把握し効果的なサイト構築に役立てられます。
2. 階層を深くしすぎないよう注意する
Excelのサイトマップでは、階層を深くしすぎないことも重要です。一般的なWebサイトのサイトマップは、第1階層にトップページ、第2階層にコンテンツの概要、第3階層にコンテンツの詳細となっています。
第4階層、第5階層と深くなると、ユーザーが目的のページを見つけにくくなり、離脱率が高まります。第4階層の使用は、第3階層のコンテンツ量が多すぎて、ページが見にくくなるケースに限定しましょう。
3. 閲覧してほしいページの優先順位を付ける
ユーザーに閲覧してほしいページの優先順位を付けることも重要なポイントです。ユーザーがWebサイトを訪れて、すべてのページを閲覧する可能性は低いです。数ページ閲覧し、興味がなければ別のWebサイトに移動するでしょう。
最優先で見てもらいたいページは、できるだけ浅い階層やトップページ直下に配置すると効果的です。求人サイトであれば求人情報、ECサイトであれば売れ筋商品の紹介ページの優先順位が高いでしょう。
4. 1ページ内のテーマは1つに絞る
Webサイトを効果的なものにしたい場合、1ページ内のテーマは1つに絞るべきです。1ページのなかに複数のテーマが存在すると、ユーザーは必要な情報を探す手間がかかり、サイトから離脱する可能性が高いです。
工務店のWebサイトでリフォームの紹介ページを例に挙げましょう。1つのページにキッチンのリフォーム、別のページにバスルームとテーマを絞ることでシンプルで見やすいサイトになります。1つのページに複数のテーマを含めると、ユーザーが興味のある部分を探す手間がうまれます。
5. 成功している他社のサイトマップを参考にする
サイトマップを作る際、他社のサイトを参考にすることも成功の秘訣です。効果的なサイトマップを1から作るのは簡単ではありません。
業種や扱っている商品により必要なコンテンツは変わります。同業または別業種の会社がどのような構築をしているかを把握することで、自社に適した構築が見えてくるでしょう。
Excel以外でサイトマップを作成できるツール5選
Excel以外にもサイトマップ作成に役立つツールがあります。そのうちの5つを紹介します。
- PowerPoint
- cacoo
- Adobe XD
- Xmind
- WordPressのプラグイン
1. PowerPoint
Windowsのパソコンにインストールされていることの多いPowerPointは、簡易的なサイトマップを作るのに役立ちます。メリットはExcelと同じく、費用がほとんどかからない点です。
PowerPointは簡易的なサイトマップ、とくに30ページ前後のWebサイトに適したツールです。企業が構築する50ページ〜100ページのWebサイトは、情報の管理が難しくなります。小規模なWebサイトで利用しましょう。
2. cacoo
サイトマップを作るためによく用いられるツールの1つが「cacoo」です。フローチャートやサイトマップを作ることに特化したツールで、テンプレートも用意されています。
メリットは、複数人で一緒に編集できる、グーグルドライブと連携できる点です。操作方法はPowerPointに近く、使いやすいです。
無料プランは6シートまで、それ以上はプロプラン(個人利用向け)6,600円/年、チームプラン(組織・チーム利用向け3ユーザー)19,800円/年の費用がかかります。
3. Adobe XD
視覚的に魅力的なサイトマップを作りたい場合「Adobe XD」が役立ちます。デザインに特化したツールであるため、Excelよりも見やすくコンテンツを探しやすいサイトマップの作成が可能です。
パスワードの設定、コメントの記載、履歴管理などの機能が搭載されており、複数人で管理・編集しやすいです。ホームページにチュートリアルやマニュアルが掲載されているため、操作方法に困ることはないでしょう。
4. Xmind
サイトマップに加え、他の図もあわせて作りたいと考えている方には「Xmind」がおすすめです。アイデアを視覚的に表示する点で優れた機能を発揮し、初心者でも使いやすいと高い評価を得ています。
サイトマップだけではなく以下の図が作成できるのも人気の秘密です。
- 組織図
- ツリーチャート
- タイムライン
- ロジック図
- マトリックス
すでにテンプレートが入っているため、簡単に図が作成可能です。無料版は機能に制限があり、有料版は年間59.99ドルです。
5. WordPressのプラグイン
WordPressを使いWebサイトを構築している場合、プラグインによるサイトマップの作成が可能です。新規にページを作成し、簡単なコードを記載するだけでサイトマップが作れます。
サイトマップを作成できるプラグインにはさまざまな種類があるため、構築しているWebサイトとの相性を確認しながら選びましょう。WordPressのプラグインを使ってサイトマップを作りたい方は、以下のページもご覧ください。
まとめ
Excelを使用しサイトマップを作成することで、複数人で管理しやすく編集が容易にできます。ExcelやWordPressのプラグインなど、自社にあったツールを使い効果的なサイトマップを作成することが重要です。
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鎌倉・藤沢を拠点にWEBに関わる支援を行っているtenicom合同会社の代表。WEBプログラマー、WEBディレクターを経て5年前に起業。現在は神奈川県の中小企業様を中心にWEBまわりを支援中。tenicomでは、「コンテンツの力で、Businessを支援」というキャッチコピーをもとにメディア事業の他、WEBサイト制作を安価に試せるサービスを展開中。
このサイトマップはExcelでも簡単に作る事が出来ますが、実はPowerPointなどでも制作可能です。印刷する事を前提とするならば、ExcelからPowerPointへコピペした方がいい場合もあります。
サイトマップは全体像を把握出来るような作図ツールであれば、なんでも良いので、一度作成してみてもいいかもしれません。
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