給湯器交換の費用相場は?号数・種類別の価格や安く抑える5つのコツを解説
- 給湯器交換の費用相場は?
- 給湯器交換の費用は何に左右される?
- 給湯器交換の費用を安く抑える方法は?
「給湯器交換の費用相場がよくわからない…」という方必見!
この記事では、給湯器の交換を考えている方に向けて費用相場や給湯器の種類について解説します。
最後まで読めば、給湯器交換の費用相場の理解が深まり、費用を安く抑えて交換する方法がわかります。
給湯器交換業者の選び方についても解説するため、業者選びに不安がある方はぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- どの建設・建築会社がいいかわからない
- 工事内容と費用のバランスが不明
- どの建設・建築会社が適しているかわからない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の建設・建築会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
給湯器交換の費用相場は10万円〜35万円
給湯器交換の費用相場は10万円〜35万円となります。費用の内訳は、以下のとおりです。
本体価格の費用相場 | 5万円〜30万円 |
---|---|
工事費の費用相場 | 3万円〜5万円 |
給湯器交換の費用相場を把握しておくことで、適切な準備を進められるようにしましょう。
本体価格の費用相場 : 5万円〜30万円
給湯器本体価格の費用相場は「5万円〜30万円」です。キッチンや浴室に設置するリモコンの費用を含んだ金額になります。
メーカー希望小売価格は「15万円〜40万円」程度ですが、ほとんどの場合で販売業者による割引があります。20号(3人〜4人家族向け)の機能別本体価格は、以下のとおりです。
メーカー希望小売価格 | 割引価格 | |
---|---|---|
追い焚きなし | 5〜15万円 | 15〜20万円 |
追い焚きあり・エコジョーズ・オートタイプ | 32〜37万円 | 7〜26万円 |
追い焚きあり・エコジョーズ・フルオートタイプ | 35〜40万円 | 10〜28万円 |
同じ給湯器でも業者によって割引率が異なるため、気になる給湯器を見つけた際は複数の販売業者で比較してみましょう。
工事費の費用相場 : 3万円〜5万円
給湯器の交換工事にかかる費用相場は「3万円〜5万円」です。給湯器のタイプを変更する場合は、配管・排水工事が必要なため追加料金がかかります。
作業ごとの追加費用は、以下のとおりです。
設置場所の変更 | +1,2万円 |
---|---|
給湯箇所の増加 | +1,2万円 |
ガス給湯器からエコ給湯器への交換 | +3〜5万円 |
工事費用も業者によって異なるため、給湯器本体とあわせて複数の業者に見積もり依頼をおこないましょう。
給湯器交換の費用を左右する主な3つの要因
給湯器交換の費用を左右する主な要因は、以下の3点です。
- 設置場所
- 号数
- 給湯器の種類・機能
給湯器交換はさまざまな要因で費用が変わります。費用が変わる要因を理解したうえで、給湯器交換の際の適切な予算を組みましょう。
1. 設置場所
給湯器交換の費用を左右する要因は「給湯器の設置場所」です。給湯器の設置方法は主に「壁掛け」か「据え置き」の2種類です。
号数を上げた場合、ガス給湯器からエコキュートに変える場合は、給湯器本体が大きくなるため、元の設置場所に置けるか確認が必要です。
交換前の給湯器と設置場所・設置方法を変えると、交換工事費用が比較的高くなるため注意しましょう。
2. 号数
給湯器交換の費用を左右する要因は「号数の変化」です。既存の給湯器から号数を上げると価格も高くなります。
経年劣化やリフォームなどによる給湯器の交換で、現状の出力に不満がなければ給湯器の号数を変える必要はありません。
結婚・出産などの家族が増えるタイミングで給湯器の交換を考える際は、必要な号数から予算を算出しましょう。
家族人数ごとの適切な号数
家族人数ごとの適切な号数は、以下のとおりです。
適切な号数の目安 | 同時に給湯できる数の目安 | |
---|---|---|
1人 | 10号 | 1カ所 |
1人〜2人 | 16号 | 1カ所 |
2人〜4人 | 20号 | 2カ所 |
4人〜5人 | 24号 | 2カ所 |
6人以上 | 28号 | 3カ所 |
3. 給湯器の種類・機能
給湯器交換の費用を左右する要因は「給湯器の種類・機能」です。給湯器には下記の4種類があります。
ガス給湯器(従来型) | 水をバーナーで加熱してお湯にする最も一般的なガス給湯器。本体価格は安いがランニングコストが高い。 |
---|---|
エコジョーズ(高効率ガス給湯器) | 排気熱を再利用して熱効率がいいガス給湯器。従来型と比べると本体価格は高いが、ガス使用料を15%前後削減できる。 |
エコキュート(電気式給湯器) | 温めた空気の熱でお湯を沸かし、タンクの中に保温しながらためておく給湯器。一度に大量のお湯を使うとお湯がなくなってしまうデメリットがある。初期費用が高いが、光熱費が安い。 |
エコワン(ガス・電気のハイブリッド型) | 空気の熱で温めたお湯をタンクの中にため、使用する際にガスで再度温める給湯器。床暖房との相性がよく湯ぎれの心配がない。エコキュートよりも初期費用が高く、光熱費が安い。 |
どの種類の給湯器にもメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を理解して自宅にあった給湯器を選びましょう。
給湯器交換の費用が高くなる3つのケース
給湯器交換の費用が高くなるケースは、以下の3つです。
- 給湯器の種類や設置場所を変更する
- 給湯器の設置場所が高い・狭い
- 設置以外の追加工事がある
給湯器交換の費用が高くなるケースを把握しておくことで、必要以上に交換費用がかからないように準備しましょう。
給湯器交換の費用を安く抑える5つのコツ
給湯器交換の費用を安く抑えるコツは、以下の5点です。
- リーズナブルな給湯器を選ぶ
- 追加工事をしない
- 補助金を利用する
- ネット系の給湯器販売業者を選ぶ
- 見積もりを比較する
給湯器の交換はさまざまな要因で費用が変わるため、安く抑えるポイントを把握しておくことで、自宅にあった給湯器を安く導入しましょう。
1. リーズナブルな給湯器を選ぶ
リーズナブルな給湯器を選ぶことで、給湯器交換の費用を安く抑えられます。給湯器によっては5万円から給湯器本体を購入できます。
高機能な給湯器は魅力的ですが、自宅の性能・構造にあわない場合は、機能を最大限に活用できません。
予算を事前に決めて自宅にあった機能をもつリーズナブルな給湯器を選びましょう。
2. 追加工事をしない
追加工事をしないことで、給湯器交換の費用を安く抑えることが可能です。給湯器の種類や設置場所を変更する場合、交換だけではなく追加工事が必要になるため交換費用が高くなってしまいます。
特にガス給湯器からエコ給湯器へ交換する場合は、3万円〜5万円の追加料金がかかるため注意しましょう。
ランニングコストは抑えられますが、初期費用を安く済ませたい場合は、給湯器の種類・設置場所を変更しないことをおすすめします。
3. 補助金を利用する
給湯器の購入には自治体の補助金を利用できる場合があります。補助金を利用することで給湯器交換の費用を安く抑えましょう。
一般的には、エコキュートと呼ばれる種類の省エネルギー給湯器のみが対象です。具体的な例として、東京都新宿区の補助金制度を以下に紹介します。
対象 | CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)JIS基準(JIS C9220)に基づく年間給湯保温効率(ふろ保温機能あり)が2.8以上のもの。JIS基準(JIS C9220)に基づく年間給湯効率(ふろ保温機能なし)が2.9以上のもの。 |
---|---|
補助金額 | 定額10万円 |
補助総額 | 200万円 |
対象者であるかの判断が難しい場合は、交換依頼をする業者に相談すると安心です。補助金制度には年度ごとの予算枠が設定されており、先着順での支給となります。補助金を受ける場合は早めに行動を起こしましょう。
4. ネット系の給湯器販売業者を選ぶ
ネット系の給湯器販売業者に依頼することで、給湯器交換の費用を安く抑えられます。ネット上での見積依頼は利便性が高く、費用の相談がしやすい特徴があります。
自宅に業者を呼ばずに、給湯器周りの写真にあわせて要望を伝えるだけで、詳細な見積りを算出してくれる点が特徴的です。
ネット上で見積り依頼ができる給湯器販売業者を選んで、費用を安く抑えましょう。
5. 見積もりを比較する
給湯器交換の依頼業者を選ぶ際は、複数の見積りを比較して選びましょう。複数の企業を比較せずに選んでしまうと失敗する可能性が高くなります。
業者によって、対応業務範囲・費用・アフターサポートの仕様が異なるため、自社にあったサービスを提供する企業を比較して選びましょう。
弊社が運営しているマッチングサイト『比較ビズ』では給湯器交換の実績が豊富な販売・施工業者が多数登録しています。どのようなサービスを受けたいのか、Web上の相談フォームに入力することで一括で複数の販売・施工業者に相談することが可能です。
給湯器の交換時期の4つの目安
給湯器の交換時期の目安は、以下の4つです。
- 給湯器の耐用年数が過ぎたとき
- ライフスタイルが変化したとき
- 住宅設備が変化したとき
- 修理では対応できないとき
自宅にある給湯器の具体的な交換時期やサインを把握しておくことで、必要な交換準備をしておきましょう。
1. 給湯器の耐用年数が過ぎたとき
自宅にある給湯器の耐用年数が過ぎたときは給湯器を交換しましょう。一般的に、給湯器の耐用年数は8年〜10年とされています。
設置環境や使用状況がよくない場合、耐用年数が短くなることがあるため気をつけましょう。耐用年数が短くなる主な要因は、以下の3点です。
給湯器本体や排気口周りのスペースが少ない | 熱や蒸気がうまく排出されず給湯器の内部にこもってしまうため。本体の劣化や金属部分の腐食の原因になり、耐用年数を縮めてしまいます。 |
---|---|
雨風に当たりやすい場所に給湯器を設置している | 雨風は本体の劣化や故障の原因の1つであり、風で飛ばされたゴミが排気口に詰まることも考えられるため。 |
頻繁に入浴剤を使用した状態で追い焚きしている | 入浴剤の成分が配管を周り、配管にダメージが蓄積されてしまうため。 |
上記に心当たりがあれば、耐用年数が経過しているか否かにかかわらず早めの交換を検討しましょう。ガス給湯器の場合、故障すると火災や一酸化炭素中毒にもつながるため細心の注意が必要です。
2. ライフスタイルが変化したとき
結婚や出産などの家族が増えるライフイベントがあり、現在のライフスタイルが変化する際は給湯器を交換しましょう。
家族が増えると使用するお湯の量が増えるため、今まで利用していた給湯器ではパワー不足になってしまう場合があります。
家族の人数に対応した号数の給湯器に交換することで、生活のクオリティを向上しましょう。
3. 住宅設備が変化したとき
オール電化や床暖房の導入など、住宅設備が変化するときも給湯器交換のタイミングです。住宅設備に最適な給湯器を選んで交換しましょう。
オール電化に変える場合はエコキュートに交換し、床暖房を導入する場合は暖房機能つき給湯器に交換が必要です。
給湯器の耐用年数が過ぎ交換するタイミングで、オール電化や床暖房の導入を検討できます。
4. 修理では対応できないとき
修理で対応できないときは、給湯器の交換が必要です。給湯器に不具合が起きた際、修理を依頼しても断られる場合があります。
修理できるケースでも、部品の在庫がない・損傷箇所が大き過ぎると交換した方が安く済む場合もあります。費用を抑えたい場合は、給湯器の修理・交換の見積もり依頼は必ずおこないましょう。
給湯器交換の業者選びを成功させる費用以外のポイント
給湯器交換の業者選びを成功させる費用以外のポイントは、以下の3点です。
- 資格保有者が交換対応するか
- 交換対応のスピードが速いか
- 保証・アフターサポートが手厚いか
給湯器の交換は業者によって、作業スピードやアフターサポートが異なります。給湯器の交換スピードは日常生活に影響がでるため、自身のニーズにあった業者選びをおこないましょう。
1. 資格保有者が交換対応するか
給湯器交換の業者を選ぶ際は、資格保有者が交換対応するかを確認しましょう。資格の有無によって技術レベルや作業範囲が異なるため注意が必要です。
給湯器やガス管の工事のなかには「液化石油ガス設備士」や「ガス可とう接続工事監督者」などの資格を保有していないと作業できないものもあります。
資格を保有していない業者の場合、思わぬトラブルが発生する可能性があるため注意しましょう。
2. 交換対応のスピードが速いか
給湯器交換の業者を選ぶ際は、交換対応のスピードが速いかを確認しましょう。給湯器の交換までに時間がかかると、交換までの期間にお湯を使えずかなり不便です。
見積もりや修理の依頼対応がスムーズな業者は、交換対応のスピードも速い傾向があります。
費用だけを見て交換依頼するのではなく、対応の速さも考慮に入れて業者選びをおこないましょう。
3. 保証・アフターサポートが手厚いか
給湯器交換の業者を選ぶ際は、保証・アフターサポートが手厚いかを確認しましょう。実績のある業者でも、設置不備や機器不良などトラブルが起きる可能性は0ではありません。
万が一のトラブルの場合に依頼者側が損せずに済む保証があるか、工事完了後でも対応してくれるかなどの確認が必要です。
特に事業者向けの損害賠償保険に加入していないような業者には注意して、依頼業者を選びましょう。
まとめ
給湯器交換の費用相場を解説するとともに、費用を抑えるコツ・交換時期の目安・業者選びのポイントを紹介しました。
給湯器交換はさまざまな要因で費用が変化します。自宅にあった機能や自身のニーズにあうサポートをしてくれる複数の販売・施工業者に見積りを依頼することが重要です。
「比較ビズ」であれば、必要事項を入力する2分程度で、優良な販売・施工業者をスピーディーに探せます。複数の業者に無料で相談できるのもポイントです。給湯器交換業者の選定に迷うことがあれば、ぜひ利用してみてください。
ガス給湯器は比較的安価で設置がしやすいため導入事例が一番多いですが、都市ガス配管が無い地域ではプロパンガスになりランニングコストが上がります。
エコキュートは電気でお湯を沸かすためガス配管は不要ですが、設置スペースが必要になることと、地震の際に貯湯ユニットが倒れたり冬季に配管内の凍結などのリスクもあります。
様々な選択肢のある給湯器ですが、交換費用だけでなく設置場所、ランニングコスト、災害時のリスクも含めてトータルに検討することが必要です。
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もしも今現在、
- どの建設・建築会社がいいかわからない
- 工事内容と費用のバランスが不明
- どの建設・建築会社が適しているかわからない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の建設・建築会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。