求貨求車サービス・システムおすすめ7選!有効活用の方法や注意点も解説!

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最終更新日:2024年08月22日
求貨求車サービス・システムおすすめ7選!有効活用の方法や注意点も解説!
この記事で解決できるお悩み
  • 求貨求車サービス・システムとは?
  • 求貨求車サービス・システムの有効活用の方法や注意点を知りたい
  • おすすめの求貨求車サービス・システムは?特徴も知りたい

メーカー・店舗を含む荷主企業や運送会社など、物流がビジネスの根幹をなす企業の方であれば「荷物を運びたいのにトラックがない」「トラックがあるのに運ぶ荷物がない」という共通の悩みがあるはず。これを解決するのが求貨求車(きゅうかきゅうしゃ)サービス・システムです。

本記事では、求貨求車システム・サービスの利用を検討しているという方に向け、求貨求車の概要やサービス・システムの仕組み・種類などを解説するとともに、おすすめの求貨求車サービス・システムを厳選して紹介!有効活用の方法・注意点も解説していきます。

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求貨求車サービス・システムとは

求貨求車(きゅうかきゅうしゃ)サービス・システムとは、「荷物を運びたいのにトラックがない」「トラックがあるのに運ぶ荷物がない」といったお悩みを解決するため、荷主の「貨物情報」と運送会社の「車両情報」をマッチングさせるサービス・システムのこと。

サービスのメリット

繁忙期のメーカー・店舗などが抱える「自社便・提携運送会社の配送枠が埋まっていて荷物を運ぶ手段がない」という問題点、運送会社が抱える「配送後の復路が空荷になってしまう」「次の荷物を積むまでに長い待機時間が発生してしまう」という問題点を解消できます。

なぜ求貨求車サービス・システムが注目されているのか

求貨求車サービス・システムは、近年になって突然登場したサービスではありません。約30年以上前から存在しており、当時は貨物情報・車両情報を専門家が手動でマッチングさせる、まさに「サービス」といっていいものでした。

インターネットが普及してIT技術が成熟しはじめた2000年代からは、インターネットを活用した「求貨求車システム」と呼べるサービスが次々に誕生。現在では求貨求車といえば、インターネットを利用したマッチングサービスという認識が一般的になっています。

以前から貨物情報と車両情報をマッチングさせる仕組み自体はありましたが、近年になって求貨求車への注目が急速に高まっているのは、以下の3点の理由があります。

  • eコマース市場の急成長による物流ニーズの変化
  • 少子高齢化・労働環境を要因としたドライバー不足
  • 地球温暖化対策の推進に関する法律

eコマースは、市場規模が右肩上がりで拡大している、日本で数少ない成長産業です。当然、eコマースと切っても切れない関係にある物流業の生産高も増加しており、2020年からの巣篭もり需要の増加によってこの現象に拍車がかかっています。

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出典:平成28年度 IoT 推進のための新産業モデル創出基盤整備事業 調査事業報告書

一見、荷主・運送会社双方にとって、Win-Winの状況に思えますが、荷物の小口化と即時性への要求という物流ニーズの変化が生じており、結果的に「トラックの積載効率の悪化」および、労働環境の過酷化による「慢性的なドライバー不足」という課題が表面化したのです。

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出典:平成28年度 IoT 推進のための新産業モデル創出基盤整備事業 調査事業報告書

さらに、トラックの積載効率の悪化は、CO2削減という地球温暖化対策の推進に関する法律とも大きく関係します。事実、大手運送会社に対しては年間のCO2排出量の報告が義務付けられているのが現状。これらすべての課題解決に貢献できる「求貨求車サービス・システム」に注目が集まるのは当然のことなのです。

求貨求車サービス・システムの仕組み・種類

求貨求車サービス・システムに応じて仕組みはさまざま。自社便を持つ物流企業と運送会社をマッチングさせるもの、一般の荷主企業とのマッチングも可能なものなど、対象となる利用者が異なる場合もありますが、大きくは「エージェント型」「掲示板型」「シェアリングエコノミー型」の3種類に分類できます。

エージェント型

エージェント型求貨求車サービス・システムとは、仲介業者が間に入ってニーズにあった「貨物情報」と「車両情報」をマッチングさせるタイプの求貨求車サービスのこと。サービスによって、荷主 / 運送会社が情報を入力するタイプのサービス、電話で情報を伝えて仲介業者が入力するタイプのサービスがあります。

特徴

いずれのタイプの場合でも、荷主 / 運送会社が直接情報を探す必要がないため、求貨求車に人的リソースを割きたくない中小企業にとってはありがたいサービスだといえるでしょう。成約率が高いのもエージェント型求貨求車サービスの特徴です。

掲示板型

掲示板型求貨求車サービス・システムとは、荷主が貨物情報を、運送会社が車両情報をそれぞれ登録し、条件の近いもの同士が直接交渉して契約するタイプの求貨求車サービスのこと。営業スタッフなどが仲介しないことが、エージェント型求貨求車サービスとの大きな相違点です。

特徴

名称通り掲示板型形式で情報のやり取りを行うもの、メールで情報が届くものなど、仕組み自体はいくつかの種類があるものの、荷主・運送会社それぞれが能動的に交渉相手を選択し、コンタクトするという点では同じ。細かな条件が合わずに契約に至らない、といったパターンも少なからず存在します。

シェアリングエコノミー型

シェアリングエコノミー型求貨求車サービス・システムとは、掲示板型を一歩推し進め、アプリを利用するなど、荷主と運送会社(トラックドライバー)がよりマッチングしやすい仕組みを提供する求貨求車サービスのこと。2017年にアメリカでスタートし、ヨーロッパを含む1万人以上のトラックドライバーが活用する「Uber Freight」がシェアリングエコノミー型の代表例です。

特徴

ただし、軽自動車以外のドライバーが個人事業を展開できない日本では、本来の意味でのシェアリングエコノミー型求貨求車サービスを提供するのは難しい側面もあります。そのため、日本独自の仕組みで求貨求車サービスを提供する「マッチング型」ともいうべきサービスにとどまっているのが現状です。

求貨求車サービス・システムを有効活用するには

物流に関連する問題点・ロスをなくし、生産性を高めていくためにも、求貨求車サービス・システムは積極的に利用していきたいところ。しかし、ただ単にサービス・システムを利用するだけでは充分な効果が得られません。それぞれが異なる求貨求車サービス・システムの特徴を把握し、有効活用していく必要があるでしょう。

エージェント型が適する場合

繁忙期の車両不足や閑散期の貨物不足を解消したいというイレギュラー対応には、マッチング成約率が高いエージェント型が適しています。

シェアリングエコノミー型が適する場合

積載効率を改善したい、ドライバーの待ち時間を短縮したいなど、普段からの生産性向上を目指すなら、掲示板型 / シェアリングエコノミー型を「積極的に」活用するのがおすすめ。能動的に情報を発信・取得するため、営業スタッフ役の社内設置を検討する必要があるかもしれません。

おすすめの求貨求車サービス:エージェント型

実際にどのような求貨求車サービス・システムを利用できるのでしょう。種類別のおすすめサービス・システムを具体的に紹介していきます。

社名 3つの特徴 住所
CBcloud株式会社
  • ドライバー登録数No.1、最短1分で車両が見つかる
  • 85,000以上の荷主が利用していて配送実績が豊富
  • 簡単WEB入力で依頼完了&事前見積もりで明朗会計
千代田区神田須田町1-23-1
トランコム株式会社
  • 年間のマッチング件数は約130万件と実績豊富
  • 様々な貨物タイプや配送方法に対応
  • システムを使ってアジャスターの業務をサポート
名古屋市東区葵1-19-30
ハコベル株式会社
  • 配車のデジタル化で業務コスト削減
  • 物流データを可視化によりリアルタイム情報を把握
  • 定期配送、スポット配送など様々なサービスあり
品川区上大崎2-24-9 アイケイビル1F

CBcloud株式会社

CBcloud株式会社

参照元:CBcloud株式会社

  • ドライバー登録数No.1、最短1分で車両が見つかる
  • 85,000以上の荷主が利用していて配送実績が豊富
  • 簡単WEB入力で依頼完了&事前見積もりで明朗会計

CBcloud株式会社が運営する「ピックゴー」は、荷物を届けてほしい法人や個人と配送パートナーを繋ぐ国内最大級の配送プラットフォームです。圧倒的なドライバー登録数が特徴で、スピードと確実性を兼ね備えたWEB配送サービスを提供しています。ネットで全国どこでも、多様な車格の車両を最短56秒で手配できる手軽さが好評です。また、サポート体制は24時間365日対応していて万が一のアクシデントの際にも安心です。スポットの即日・緊急配送はもちろん、定期配送やEC宅配、クイックコマース、個人の配送など荷主の多様な配送ニーズに柔軟に対応する幅広いソリューションを提供。物流波動を吸収し、配送に関する固定費を変動費化することでコスト最適化&売上アップを実現したい企業におすすめです。

企業情報

住所:東京都 千代田区神田須田町1-23-1

トランコム株式会社

トランコム株式会社

参照元:トランコム株式会社

  • 年間のマッチング件数は約130万件と実績豊富
  • 様々な貨物タイプや配送方法に対応
  • システムを使ってアジャスターの業務をサポート

「とらなび」はトランコム株式会社が運営する求貨求車サービスです。全国46か所に拠点があるため、迅速な対応が可能。またマッチング件数は年間約130万件と実績も豊富です。さらに、配送可能貨物のタイプが豊富で、コンテナやドラム缶などの重くて大きなものでも安心して頼めます。輸送方法は運送、幹線、チャータなど様々。種類の異なる荷物を一緒に載せることも可能なので柔軟度は高いでしょう。車両数を多く備えており、顧客から「貨物量が増えても安心。」と好評です。

企業情報

住所:愛知県 名古屋市東区葵1-19-30

ハコベル株式会社

ハコベル株式会社

参照元:ハコベル株式会社

  • 配車のデジタル化で業務コスト削減
  • 物流データを可視化によりリアルタイム情報を把握
  • 定期配送、スポット配送など様々なサービスあり

ハコベル株式会社が運営する「ハコベルコネクト」は、スポット配送や緊急配送など様々なニーズに対応した運送マッチングサービスです。Webで対応するため、スピーディーさに長けており24時間365日、当日の配送が可能。また、配車業務をデータで可視化することにより実現した、手配漏れの防止や迅速な対応が魅力的。データで物流を把握したい企業におすすめです。

企業情報

住所:東京都 品川区上大崎2-24-9 アイケイビル1F

おすすめの求貨求車サービス:掲示板型

社名 3つの特徴 住所
日本ローカルネットワーク協同組合連合会
  • 日本全国に会員がいるので情報共有が迅速
  • 全車両に荷物保険、救援保険、対人対物保険が備わっている
  • 加入条件や利用ルールは事前に要確認
大阪市北区豊崎3-2-1
日本貨物運送協同組合連合会
  • PC、スマホ、タブレット端末での操作可能
  • 地図上からの情報検索
  • ドライバー教育など安全対策の徹底
東京都新宿区四谷3-2-5
トラボックス株式会社
  • 会員同士で直接交渉可能なのでスピーディーな成約
  • 月に約14万件と豊富な案件数
  • メールでいつでも荷物情報や空きトラック情報を受け取れる
渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F

日本ローカルネットワーク協同組合連合会

日本ローカルネットワーク協同組合連合会

参照元:日本ローカルネットワーク協同組合連合会

  • 日本全国に会員がいるので情報共有が迅速
  • 全車両に荷物保険、救援保険、対人対物保険が備わっている
  • 加入条件や利用ルールは事前に要確認

日本ローカルネットワークシステムの一番の魅力は何といっても、全国に会員が点在している点です。そのため情報共有を迅速に行うことができます。また、安全面にも力を入れており、全車両に荷物保険、救援保険、対人対物保険が備えられています。参加条件となっている協同組合への加入や利用ルールなどがあるので、しっかりと確認してからの利用がおすすめです。また、申し込みから約1、2か月の審査期間があるので開始時期を考慮して早めに準備しておくと良いでしょう。

企業情報

住所:大阪府 大阪市北区豊崎3-2-1

日本貨物運送協同組合連合会

日本貨物運送協同組合連合会

参照元:日本貨物運送協同組合連合会

  • PC、スマホ、タブレット端末での操作可能
  • 地図上からの情報検索
  • ドライバー教育など安全対策の徹底

日本貨物運送協同組合連合会が運営している「WebKIT2」は、主にトラック運送事業者のための求荷求車情報システムです。スマホ専用アプリで気軽に利用できるのが強みです。また、利用者の作業効率・輸送効率アップに力を入れています。地図上からの情報検索やSNSと連動した活用方法や過去の実績、利用履歴から会員と会員を結び付ける機能が大きな魅力となっています。さらに、ドライバー教育など安全対策の促進を行うなど、運送業界の課題へ積極的に取り組んでいます。

企業情報

住所:東京都 東京都新宿区四谷3-2-5

トラボックス株式会社

トラボックス株式会社

参照元:トラボックス株式会社

  • 会員同士で直接交渉可能なのでスピーディーな成約
  • 月に約14万件と豊富な案件数
  • メールでいつでも荷物情報や空きトラック情報を受け取れる

「トラボックス」はトラボックス株式会社が運営する求貨求車サービスです。会員同士で直接交渉可能なので、成約までがとてもスピーディーに行えると人気です。案件の条件を細かく設定でき、希望に沿った案件を見つけることができる点も魅力の一つ。オプションで運賃全額保証サービスや入金保障サービスを付ければ、より安心してサービスを利用することができます。

企業情報

住所:東京都 渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F

おすすめの求貨求車サービス:シェアリングエコノミー型

社名 3つの特徴 住所
SBSロジコム株式会社
  • 専用アプリで進捗管理や位置情報共有ができる
  • 費用は無料で、最短1〜3日で利用開始
  • シンプルで分かりやすいプラットフォーム
新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー25F
株式会社モノフル
  • 依頼してから回答が15分以内と迅速な対応
  • 1日6000件をマッチング
  • 登録料・月額は無料
港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター34F

SBSロジコム株式会社

SBSロジコム株式会社

参照元:SBSロジコム株式会社

  • 専用アプリで進捗管理や位置情報共有ができる
  • 費用は無料で、最短1〜3日で利用開始
  • シンプルで分かりやすいプラットフォーム

SBSロジコム株式会社が運営する「iGOQ」は、スポット貨物と空き車両のマッチングを行うサービスを提供しています。プラットフォームやモバイルアプリを利用すれば、配送状況の確認や勤怠管理、日報報告をすることができます。誰でも簡単に操作できるシステムなので、「シンプルで分かりやすい」と、サービス利用初心者の方に人気です。最短1〜3日での利用開始が可能で、費用は無料。手軽に始められる点も魅力的でしょう。

企業情報

住所:東京都 新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー25F

株式会社モノフル

株式会社モノフル

参照元:株式会社モノフル

  • 依頼してから回答が15分以内と迅速な対応
  • 1日6000件をマッチング
  • 登録料・月額は無料

株式会社モノフルが運営する「スピード求車」は、登録料・月額料金無料で始められるマッチングプラットフォームです。日本全国に対応し1日に約6000件、マッチング率98パーセントを誇る、稼働率。車両タイプは軽トラックから10トントラックまで備えられ、建材など繊細で大きなものから日用雑貨など細かなものまで輸送できます。料金表は無く、双方合意の料金でマッチングが成立します。運送会社を依頼してから15分で回答が来るので、スピードを求める方におすすめです。

企業情報

住所:東京都 港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター34F

求貨求車サービス・システムの注意点

求貨求車サービス・システムを利用する際、貨物情報を公開する荷主企業にとっては「キチンと荷物を届けてくれるのか?」という不安が、逆に車両情報を公開する運送会社にとっては「キチンと料金を支払ってもらえるのか?」という不安が付きまといます。料金に関しては運営元が回収する仕組みで解消できる場合もありますが、ときにはトラブルに発展してしまうこともあるでしょう。

トラブル回避のために

こうしたトラブルを回避するためには、できる限りの情報を公開し、お互いに信頼して仕事を依頼できる / 請け負える状態を作ることが肝心です。たとえば、依頼側であれば荷物のおおまかな情報だけでなく、荷姿や運送時の注意点を合わせて公開する。請負側であれば車両情報だけでなく、会社情報や得意な分野、運べないものを明確にするなどが考えられます。

人気の求貨求車サービス・システムは?

こうした利用者の不安は、選定するサービスにも大きな影響を与えていると考えられます。それは、求貨求車サービス・システムの認知度、利用実績との相関関係を見ても明らかだといえるでしょう。

求貨求車サービス・システムの認知度ランキング 求貨求車サービス・システムの利用実績ランキング
ハコベルコネクト トラボックス
トラボックス とらなび
WebKIT2 WebKIT2
とらなび ハコベルコネクト
PickGo iGOQ
iGOQ PickGo
スピード求車 日本ローカルネットワークシステム
日本ローカルネットワークシステム ロジテルネット
ドラマッチ キャリーオン
DoCoMAP スピード求車

参照元:LogisticsToday「求荷求車の認知度・関心度・利用ランキングが決定」

実際に利用されている求貨求車サービス・システムは、認知度が高く老舗サービスとしての実績が重視されている傾向があります。回答の得られたアンケートを分析した結果、求貨求車サービス自体の認識度は高いものの、利用の割合は約半数程度にとどまっているのも実情。こうした状況を踏まえたうえで、自社にとって適切なサービス・システムを選定することが重要になるでしょう。

まとめ

本記事では、求貨求車システム・サービスの利用を検討しているという方に向け、求貨求車の概要やサービス・システムの仕組み・種類・有効活用の方法・注意点などを解説するとともに、おすすめの求貨求車サービス・システムを紹介しました。

求貨求車サービスは、まだ手探り状態のところもあり、新たなサービスが登場する反面、サービスが統廃合されることも珍しくありません。

求貨求車サービス・システムの最新情報を収集しながら、適切なサービス・システムはどれなのかを判断していく視点が重要だといえるでしょう。

監修者のコメント
みんなの貿易相談室
台田雄樹

国際輸送分野に8年間従事。東証上場の総合物流企業で、国際一貫輸送業務を中心に7年間携わる。通関士として航空貨物の通関業務も行う。またミャンマーへ6ヵ月間駐在し、現地の物流事情の調査や営業も経験する。その後大手自動車部品メーカーへ転職。現在は国内、海外工場間の国際輸送業務、及び貿易企画に従事する。北南米、中国、ベトナム、フィリピンの輸送を担当。日本と海外拠点間だけでなく、海外拠点同士の輸送管理も行っている。

2024年の法施行で、ドライバーの年間時間外労働時間の上限が960時間に設定されます。それによりドライバー不足に加えて、ドライバーの稼働時間数も減るため、トラック不足のリスクはより高まります。

その問題を解決するにはトラックの自動運転化、今回の記事で紹介のあった求貨求車サービス、システムとなります。実際、物流業者には自社トラックと協力会社のトラックを効率よく手配するためのシステムを使用したり、運行管理を行うプロがいるのですが、トラックも持たず、運送業者とつながりの少ない法人や個人にとっては難しいです。

そこで今回の求貨求車サービスを活用することで、豊富な輸送業者のリソースを得ることができるので配送手配の効率化を図ることができます。また、連休前や年末などの時期は、トラックの需要も高く、運送業者と太いパイプのある会社でさえも手配に苦労します。

特に、急な納品依頼などに対しては対応が非常に難しいため、このようなサービスがあるといざという時のセーフティネットにもなるでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

物流・運送会社探しにお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの物流・運送会社がいいかわからない
  • 自社ニーズに合わせたサービスを提供する会社を探している
  • 運送費の費用相場がわからない

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の物流・運送会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

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