コンサルタントは主に15種類!違いや選び方・料金体系別の費用相場を解説
- コンサルタントの種類は?
- コンサルタントを選び方は?
- コンサルタントの報酬金額の相場は?
コンサルタントは、業務内容やクライアントによって主に15種類に分類されます。 本記事では、コンサルタントの情報を求める方に向け、各コンサルタントの対象や業務内容、具体的な特徴を解説します。
記事を読み終わると自社にあったコンサルタントの種類がどれかをイメージできているでしょう。「コンサルタントの種類を選ぶポイントを知りたい」「コンサルタントの費用相場は?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- 自社の問題に対する解決策が見つからない
- 専門性・実績を持つコンサルタントを選びたい
- コンサルティング料金が適正か判断できない
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代表的なコンサルタントの種類15選
代表的なコンサルタントの種類には次が挙げられます。
- 戦略系コンサルタント
- 総合系コンサルタント
- ITコンサルタント
- 人事コンサルタント
- ビジネスコンサルタント
- シンクタンク系コンサルタント
- 医療・ヘルスケア系コンサルタント
- 中小企業系コンサルタント
- 財務アドバイザリー系コンサルタント
- 監査法人系コンサルタント
- 企業再生・事業再生系コンサルタント
- Web系コンサルタント
- ファイナンシャル系コンサルタント
- リスクマネジメント系コンサルタント
- 製造業系コンサルタント
1. 戦略系コンサルタント
戦略系コンサルタントは企業の経営課題を解決します。コンサルティング領域は企業における経営戦略や新規事業戦略、M&A戦略などです。CEOや経営陣と協力して企業の将来的なビジョンを示し、近年では実行までサポートすることもあります。
代表的な戦略系コンサルタントは次のとおりです。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストン コンサルティング グループ
- ベイン・アンド・カンパニー
- A.T. カーニー
2. 総合系コンサルタント
総合系コンサルタントは、上流の戦略立案から業務改善やシステム導入、アウトソーシングなど幅広い経営課題に対応します。総合系コンサルタントは、他のメンバーファームと連携し、協働でプロジェクトを実施することで強みを発揮します。
代表的な総合系コンサルタントは次のとおりです。
- デロイトトーマツコンサルティング
- アクセンチュア
- PwCコンサルティング
- アビームコンサルティング
3. ITコンサルタント
IT系コンサルタントは、IT戦略策定や業務改革支援などを行います。対象となる企業は大企業だけではなく、中小企業やベンチャー企業における、上流フェーズのコンサルティングからシステム導入支援を手がけます。
代表的なITコンサルタントは次のとおりです。
- ガートナージャパン
- フューチャーアーキテクト
- ウルシステムズ
- ケンブリッジテクノロジーパートナーズ
4. 人事コンサルタント
人事コンサルタントは、人事制度の構築や運用など人事システムの開発を行うコンサルタントです。企業における人事領域のコンサルティングを提供します。
人事コンサルタントの主な業務内容は次のとおりです。
- 採用活動
- 人材育成
- 人事制度の構築
- 給与や退職金などの制度設計
- 組織の風土改革
人事コンサルタントが担当する業務領域は広く、多岐にわたり包括的なサポートを行います。代表的な人事コンサルタントは次のとおりです。
- ウイリス・タワーズワトソン
- マーサー
- コーンフェリー
- エーオンソリューションズ
- グロービス
- リンクアンドモチベーション
5. ビジネスコンサルタント
ビジネスコンサルタントは、顧客のビジネスをサポートするための総合的なサービスを行います。企業のビジネスプロセスに対して、専門的なアドバイスや改善、立ち上げなどの支援が主な役割です。企業の経営戦略を考える一方で、新たな視点や戦略の提供を通じて業務を改善します。
代表的なビジネスコンサルタントは次のとおりです。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
- ベイン・アンド・カンパニー
- アクセンチュア
6. シンクタンク系コンサルタント
シンクタンク系コンサルタントは、調査やシステム構築に特化したコンサルティングを行います。シンクタンク系コンサルタントには、経済調査やITコンサル、マネジメントなどの部門を持ち、民間企業や官公庁向けにコンサルティングします。
シンクタンクが持つ垣根を超え、純粋な経営コンサルティングを行うことも特徴です。
代表的なシンクタンク系コンサルタントは次のとおりです。
- NTTデータ経営研究所
- 三菱UFJ リサーチ&コンサルティング
- 野村総合研究所
- 日本総合研究所
7. 医療・ヘルスケア系コンサルタント
医療・ヘルスケア系コンサルタントは、医薬品メーカーの業務効率化やヘルスケアの提供支援などを行うコンサルティングファームです。医療やヘルスケアに特化し、大学病院や医薬品、医療機器メーカーなどを対象に、経営基盤を強化するコンサルティングを提供します。
代表的な医療・ヘルスケア系コンサルタントは次のとおりです。
- メディヴァ
- グローバルヘルスコンサルティング
- 日本経営グループ
- KPMGヘルスケアジャパン
8. 中小企業系コンサルタント
中小企業系コンサルタントは、中小企業向けに、業務効率化や新規顧客の開拓など新たなサービスの展開支援を行います。地域密着型の中小企業系コンサルタントが多く、実践的なアプローチで現場の課題解決に注力します。
代表的な中小企業系コンサルタントは次のとおりです。
- 船井総合研究所
- タナベ経営
- 日本能率協会コンサルティング
9. 財務アドバイザリー系コンサルタント
財務アドバイザリー系コンサルタントは、財務を中心としたコンサルタントを提供します。M&Aや財務に関連するデューデリジェンス、バリュエーションなどがサービス内容です。
デューデリジェンス(Due Diligence)は、投資対象となる企業に対して事業や経営の実態や内容を事前に把握する調査を指します。バリュエーション(Valuation)は、企業価値を評価する行為です。利益や資産、将来性の観点から、事業や株式、資産などの価値を評価します。
国際的な取引に関わることが多く、国際間で取引するクロスボーダー案件で専門性を発揮します。
代表的な財務アドバイザリー系コンサルタントは次のとおりです。
- PwCアドバイザリー
- デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
- KPMGFAS
- EYTAS
10. 監査法人系コンサルタント
監査法人系コンサルタントは、企業の会計やシステムに深く携わるコンサルタントです。監査法人は、会計監査やシステム監査を行う企業です。監査法人に勤務するコンサルタントは、さまざまな企業への監査をとおして、企業の会計やシステム、人事などに深く携わります。
監査によって得た知識を活かし、経営を改善したり業務を効率化したりするサポートをします。監査は独立した立場で公平に行わなければいけないため、同じ企業に対してコンサルティングと監査を両方行うことはできない点に注意が必要です。
代表的な監査法人系コンサルタントは次のとおりです。
- 監査法人トーマツ
- PwCあらた監査法人
- 新日本監査法人
- あずさ監査法人
11. 企業再生・事業再生系コンサルタント
企業再生・事業再生系コンサルタントは、企業の再生を支援し、金融機関やステークホルダーと連携して事業再生を行うコンサルタントです。企業の再生案件に特化し、企業内部での実務に関わることで業務改善と再生を進めます。
代表的な企業再生・事業再生系コンサルタントは次のとおりです。
- アリックスパートナーズ経営
- 共創基盤
- 山田ビジネスコンサルティング
- フロンティア・マネジメント
12. Web系コンサルタント
Webコンサルティングは、企業のオンライン基盤を整備して環境を整えるコンサルタントです。オンラインにおける、クライアントの売上や集客を向上させるためのプロセスを整理し、実現に向けて伴走する役割を果たします。
Web系コンサルタントの業務内容は次のとおりです。
- Webマーケティングにおける戦略立案
- 集客支援
- サイトやフォーム改善
- データ活用
- サイト解析診断
Webコンサルタントの力を最大限に活用することで、課題解決までの時間を短縮し、自社にないノウハウが手に入ります。
代表的なWeb系コンサルタントは次のとおりです。
- ナイル株式会社
- 株式会社ペンシル
- 株式会社クリエイティブホープ
- 株式会社マイクロウェーブ
- 株式会社ビービット
13. ファイナンシャル系コンサルタント
ファイナンシャル系コンサルタントは、企業のM&Aのサポートや資金戦略、投資戦略などを行います。ファイナンシャル系コンサルタントには、ファイナンシャル・プランナーコンサルタントや金融・財務コンサルタント、金融コンサルタントが挙げられます。
ファイナンシャル・プランナーコンサルタント | クライアントのライフステージの変化に伴うマネープランの提案やお金に関する悩みに対するアドバイスを行う |
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財務系コンサルタント | クライアントに対して資金調達・投資戦略立案・M&A・業務プロセス改善に関するコンサルティングを行う |
金融系コンサルタント | 銀行や証券会社などの大手金融機関に対し、経営戦略策定・BPR企画や設計・M&Aに伴う業務統合支援などのコンサルティンを行う |
代表的なファイナンシャル系コンサルタントは次のとおりです。
- PwCアドバイザリー
- デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
- ダフ・アンド・フェルプス株式会社
- 株式会社日本M&Aセンター
14. リスクマネジメント系コンサルタント
リスクマネジメントコンサルタントは、企業が直面する多様なリスクを専門的に分析するコンサルタントです。企業の内部リスクの洗い出しと事前対策の支援をします。対象領域はセキュリティ、企業統治、法令遵守など多岐にわたります。
リスクマネジメントコンサルタントの業務内容は以下のとおりです。
- 問題提起と改善の提案
- 危機管理組織の構築から分析の支援
- 弁護士や経営コンサルタントなど専門家との連携
- 企業内リスクの特定と評価する
- 適切なアドバイスやリスクマネジメント体制の構築支援
- 従業員向けの研修や運用後のサポート
代表的なリスクマネジメント系コンサルタントは次のとおりです。
- プロティビティ
- ニュートン・コンサルティング
- デロイト トーマツ リスクアドバイザリー
15. 製造業系コンサルタント
製造業コンサルタントは、製造現場の業務効率化や経営戦略に対するコンサルティングを行います。製造現場の生産性向上や企業の競争力強化を支援し、市場変化に適応した戦略立案に貢献します。
製造業系コンサルタントの主な業務は次のとおりです。
- 人材育成
- 業務効率化の改善支援
- 生産工程の改善
- プロダクトのライフサイクル管理
- コスト削減策の提案
- ITシステムの導入
- オペレーション変更の検討
- 市場分析と国内や海外の消費動向に関する調査
- 製品ラインナップに関する検討
代表的な製造業系コンサルタントは次のとおりです。
- 経営共創基盤 ものづくり戦略カンパニー
- アジリス・イノベーション
- アットストリーム
- iTiDコンサルティング
コンサルタントの種類を上手に選ぶ7つのポイント
コンサルタントを上手に選ぶポイントは次の7つがあります。
- 自社のニーズを分析する
- コンサルタントの実績を確認する
- コンサルタントの得意分野を確認する
- コンサルタントの説明が論的的かを見る
- コンサルタントの説明がわかりやすいかを見る
- アフターフォローやサポート体制を確認する
- 複数のコンサルタントと比較する
1. 自社のニーズを分析する
コンサルタントへの依頼をスムーズにするためには、自社のニーズを分析しておく必要があります。事前に、自社の課題を明確にし、問題点をリストアップすることで建設的な議論が可能です。問題点だけではなく、自社にとっての理想的な状態をリストアップすることも有効です。
コンサルタントに相談した際に、問題点が合致しない場合でも、リストアップしておくことで建設的な話し合いができるでしょう。
2. コンサルタントの実績を確認する
コンサルタントの実績を確認することは、依頼を検討する際のポイントです。過去の実績は信頼性の指標となります。これまでの成果をレビューや口コミなどを調査して信頼できるコンサルタントを選びましょう。
著書を出しているコンサルタントの場合、理論と実績を調べ、バランスが取れているかを見極められます。コンサルタントがこれまでどのような業種の企業を支援してきたのかを知ることで、自社との相性も把握できるでしょう。
3. コンサルタントの得意分野を確認する
コンサルタントの得意分野を確認することも、依頼する際のポイントです。コンサルタントにはさまざまな得意分野があります。コンサルタントを選ぶ際は、自社のニーズとコンサルタントの得意分野がマッチしているか確認する必要があります。
コンサルティング企業のサービスページや実績ページをチェックし、コンサルタントの得意分野を分析しましょう。
4. コンサルタントの説明が論的的かを見る
コンサルタントに依頼する際は、論理的な説明ができるかを見極めることが重要です。論理的な説明は、論理的思考力(ロジカルシンキング)の高さに影響されます。論理的思考力は、複雑に絡み合う物事をシンプルな形に整理する能力です。
論理的思考を持ちながらも実績がないコンサルタントや、実績はあるが論理的思考が伴っていないコンサルタントは存在するため、よく確認しましょう。著書を出しているコンサルタントは独自の理論を確立している人が多いため、依頼の判断対象となるでしょう。
5. コンサルタントの説明がわかりやすいかを見る
コンサルタントを選ぶ際には、説明がわかりやすいコンサルタントを選びましょう。複雑な物事をシンプルに説明できる能力は、優秀なコンサルタントが持つ能力の1つです。専門用語を適切に使い、相手の立場を考慮した説明ができるコンサルタントは信頼できます。
説明がわかりやすく感じるポイントには下記があります。
- 結論から話をしてくれる
- 具体的な話をしてくれる
- 全体の話をしてくれる
- わかりやすい言葉遣いで説明してくれる
- 依頼元の悩みや状況を理解したうえで対応してくれる
6. アフターフォローやサポート体制を確認する
コンサルタント選びで重要なポイントがアフターフォローです。コンサルティングの開始から終了までのサポートだけではなく、コンサルティングが終了したあとのフォロー体制を考慮した依頼が重要です。
コンサルタントのアドバイスを実行した戦略の成否や、ミスマッチなどを振り返ることでサービスの満足度が高まります。コンサルティングの結果や追加の戦略もサポートしてくれるコンサルタントを選ぶことが理想です。
7. 複数のコンサルタントと比較する
コンサルタント選びに失敗しないためには、複数のコンサルタントを比較することが重要です。コンサルタントは多種多様であり、コンサルタントごとに強みや専門性が異なります。複数のコンサルタントを比較することで、自社のニーズに合致するコンサルタントが見極められるでしょう。
コストやサポート体制、システム面での比較もコンサルタント選びの参考にしてください。近年はオンラインで相談に乗ってくれるコンサルティングも増えているため、自社と相性のよいコンサルタントを見つけられるでしょう。
コンサルタントの契約体系別の費用相場4選
コンサルタントの契約体系別の費用相場は次の4つがあります。
- プロジェクト型|年間180万〜550万円
- 成果報酬型|相場がなく成果に応じて報酬発生
- 定額アドバイザリー型|月額20万〜30万円
- 時間契約型やスポットコンサル|1時間3万〜5万円
プロジェクト型|年間180万〜550万円
プロジェクト型の費用相場は、年間180万〜550万円です。プロジェクト型契約は、プロジェクト単位でコンサルタントと契約する形式です。費用はプロジェクトの内容や規模によって変動し、プロジェクトの終了と共に契約も終了します。
契約体系の特徴 | プロジェクトの内容や規模によって変動する |
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費用相場 | 年間180万〜550万円 ※プロジェクトの内容や規模によって変動する |
コンサルタントの種類 | ITコンサルタント、人事コンサルタントなど |
IT分野や人事制度などのコンサルティングで採用されることがあります。たとえば、ITコンサルタントにおけるソフトウェアの導入代行は月額10万〜30万円、戦略立案から導入サポートまでは月額50万〜100万円が費用の目安です。
成果報酬型|相場がなく成果に応じて報酬発生
成果報酬型の費用は、相場がなく成果に応じて発生する報酬が異なります。成果報酬とは、コンサルタントのアドバイスによる成果に対して支払われる報酬です。依頼内容により報酬額が大きく異なります。
契約体系の特徴 | コンサルタントを雇用したことで得た成果に対して一定のマージンを支払う |
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費用相場 | 成果に対して支払われる ※「売上の20%」「新規顧客の獲得人数×〇万円」などの条件を事前に決める |
コンサルタントの種類 | すべてのコンサルタント |
たとえば「売上の〇%分」「新規顧客の獲得人数×〇万円」など事前に条件を決めて契約します。成果が得られなかった場合、最低限の手数料を支払うケースが一般的です。
定額アドバイザリー型|月額20万〜30万円
定額アドバイザリー型のコンサルタント費用の相場は、月額20万〜30万円です。顧問契約型とも呼ばれ、コンサルティング内容は月1〜2回の訪問やアドバイスが一般的です。
契約体系の特徴 | 毎月決まった報酬額を支払う |
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費用相場 | 月額20万〜30万円 |
コンサルタントの種類 | 経営コンサルタント |
経営コンサルタントに多く活用され、役員会や経営会議・株主総会などに出席する機会が多く、中長期的な観点で経営をサポートします。1年を超える長期契約を締結することも可能です。
時間契約型やスポットコンサル|1時間3万〜5万円
時間型契約の費用相場は、1時間あたり3万〜5万円の範囲で設定されます。実際の作業時間に応じて請求されるため、実働時間や事前に決めた時間で契約します。
契約体系の特徴 | 実際の作業時間に応じて支払う |
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費用相場 | 1時間3万〜5万円 ※実働時間や事前に決めた時間で契約した額を支払う |
コンサルタントの種類 | すべてのコンサルタント |
時間契約型の費用には上限がないため、有名コンサルタントの場合は1時間あたり10万円を超えるケースもあるでしょう。
まとめ
コンサルタントは多種多様で、かかる費用も契約形態や依頼期間などによって異なります。コンサルタントに依頼する場合には、自社のニーズを把握したうえで達成したい目的を明確にしておくことが重要です。
コンサルタントとの契約体系によって費用相場も大きく異なるため、自社の予算との兼ね合いを考慮し、選ぶポイントを押さえておきましょう。
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埼玉大学電気工学科卒業、同専攻科修了後、製造業に勤務し、広島で中小企業診断士の資格取得を機にコンサルティング会社を起業する。現在起業より24年目になるが、当初は経営の営業、製造等の個別の機能、ISO取得等をコンサルティング支援しており、約十年経過後ISO関連事業を協力者に譲り、当初独立の目標であった経営・事業支援を中心に事業活動をはじめ現在に至る。この間広島中小企業診断協会の理事、専務理事、現中小企業基盤整備機構のチーフアドバイザー、中国経済産業局の事業評価委員などを務めた。特に経済産業局の事業評価委員の6年の経験はのちのコンサルティングに大きな影響をのこす。経済産業省中国経済産業局、財務省中国財務局の認定になる「経営革新等支援機関」として昨年再認定をいただき、活動している。個人としては中小企業診断士、ITコーディネータの資格を持ちコンサルティングに勤めている。
企業・組織、それら構成するのは人であるし、顧客、以下ステークホルダーも人であるし、社会を作っているから、そして時代とともに経営、事業も常に変化・進歩しているから、と答えはあります。しかしその多様性は、わたくしのつたない履歴・経験ですが、これまで23年間の経営コンサルティング経験の中でも同じ解決方法で済んだ課題はほとんどなかったといえます。
企業は生き物である、といった先人がいらっしゃいます。そういわれれば、まさにそうです、と言わざるを得ません。企業が生き物と同じであれば、それに対するコンサルタント、コンサルティングファームの多種多様性は当然のこととなるでしょう。では、その選択はどうすればよいのでしょうか。
能力、経験、信頼性ある人格等良くいわれるところですが、さらに加えて、相性が合う、最後に経験したことがない課題状況にてもその原因を突破できる解決能力があること、といえると考えます。
残念ながら、この超人的コンサルタントは世の中にほんの一握りしかいないでしょう。出会えることはほぼ期待できないかもしれません。専門家を大勢集めれば、その相互間のいきちがいやら、考え方の違いやらの問題が生じます。
そのため依頼側の経営者の密接な主たるコンサルタントへの協力がコンサル成功のカギを握るということかもしれません。コンサルを頼んでいるのに、自分(経営者)もおなじことを考えないとやらないといけないのか、とお思いになるかもしれませんが、そのことで主コンサルタントひとりの倍の能力、経験が付け加えられ、結果として課題の解決に結びつく可能性が高くなります。
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