婚活サイトの開発方法は?必要な機能と費用の目安をわかりやすく解説
- 婚活サイトの開発方法は?
- 婚活サイトを開発するときに必要な機能は?
- 婚活サイトの開発にかかる費用はどれくらい?
婚活サイトを開発する場合、必須機能や開発費用を抑えておく必要があります。開発に必要な知識を身につけ、目的に応じた婚活サイトを作りましょう。
本記事では、婚活サイトの開発方法について、必要な機能や費用の目安の観点から解説します。最後まで読むと婚活サイトの開発のイメージが持てるようになり、詳細を検討できるようになるでしょう。
「婚活サイトを開発したい」という方はぜひ参考にしてください。
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婚活サイトの概要
婚活サイトは利用者であるユーザが、パートナーとなる相手を探すことができるマッチングサイトの一種です。最初に会員登録、プロフィールの登録を行い、ユーザの情報を公開します。その後、自分の希望する条件に当てはまる相手を検索したり、サイト側システムによるマッチングという機能で相手を紹介してもらいます。その後、相手とコミュニケーションをとり、関係を深めていく、というのがおおよその流れになります。
また結婚相談所をWeb上に移した形態のサイトもあります。主にお見合いのセッティングなど、相手を紹介して仲介するところをサポートしてくれます。運営側が深く関わる形式のため、利用料金は高めになる傾向があります。
かつての婚活サイトは出会い系サイトと大差なく、本気で結婚相手を探していないユーザが多くいる状況でした。昨今では登録するユーザに本人確認の書類提示などを義務付け、信頼できるユーザのみが利用できるようコントロールが行われています。また、有料サービスですので結婚に対するモチベーションの高い人が集まるといえます。
必須機能とあると嬉しい機能
まずは機能を洗い出します。大きくは婚活をする人側/運営側で分類し、機能のグループ分けを行い、機能が必須かどうかを判定しています。
※婚活サイトではアプリ版をリリースしている所も多いです。機能の一覧にあまり違いはありませんが、プラットフォームが変わるため開発工数は別途必要になります。今回はWebサイト版のみを見積もり対象としています。
婚活をする人向け
婚活サイトに登録して、交際/結婚相手を探すユーザ向けの機能です。
ユーザ管理
ユーザの登録、管理、ログイン認証などの機能が必要となります。またパートナーを探す人に対し強くアピールできるよう様々なプロフィール項目を設定することができます。
- No.1-1ログイン
ユーザを認証し、ログイン/ログオフを行う機能です。最近ではGoogleIDやFacebookIDと連携して、ログインIDに利用できるサービスも増えてきています。利用者の利便性を考慮して、どのようなレベルまで実装するか検討します。
- No.1-2ユーザ情報登録
ユーザの情報を登録する機能です。名称、年齢、居住エリア、趣味、収入など自分をアピールするため、自分と趣味の合う人に見つけられるための設定を行います。写真はサイトにより掲載があったりなかったりと各サイトのポリシーによります。ユーザ登録には基本的にサイトに入会する必要があります。無料でお試しできるところも多々ありますが、有料ユーザのみ利用できる機能など制限があります。
- No.1-3ユーザ証明情報確認
登録したユーザの情報が正当な物であることを確認する機能です。免許証などの個人を確認する資料の提示、独身であること、収入を証明する書類などをサイト運営者がチェックします。このユーザの確認により、真面目に婚活をしないユーザを排除し、ユーザからサイトへの信頼感を高めることができます。
- No.1-4ユーザ情報管理
個人のプロフィールなどの情報が設定・更新可能です。他のユーザへアピールするための情報を設定します。
ユーザ検索
婚活において相手を探すメインの機能です。
- No.1-5ユーザ検索
サイトに登録された利用者情報を検索して、相手を探す機能です。居住地、年齢層、収入、趣味など各種の条件で検索を行うことが可能です。
- No.1-6マッチング
サイト側で相手となるユーザを探し、紹介してくれる機能です。本機能ではユーザから要望を出してマッチングを行うことを想定しています。サイトの運営者が各種の情報からマッチングを行ったり、登録したプロフィールの類似性などからシステムでマッチングするパターン、AIを利用して過去の婚活成功事例から相手を探すなど各システムで設計の分かれるところです。
コンタクト・自己発信ツール
他のユーザにメッセージなどを送りコンタクトをとったり、自分の情報をプロフィール以外にも発信する機能です。
- No.1-7メッセージ
ユーザ検索およびマッチングで見つけた相手に対し、メッセージを送り、コンタクトを図る機能です。機能の作りとしてはメール型とチャット型が想定されます。
- No.1-8いいね
ユーザ検索およびマッチングで見つけた相手に対し、いいねを実施し、好意を伝える機能です。メッセージを送るにはハードルが高い場合でも、いいねなら気軽にできるため、コンタクトの発端となります。
- No.1-9掲示板
同じ趣味やエリアの人たちが集まり、会話を交わすことで相手を探す機能です。いわゆるネット掲示板を登録、参照する機能が必要となります。
- No.1-10お気に入り
ユーザ検索およびマッチングで見つけた相手に対し、お気に入りをチェックし、リストを保持する機能です。お気に入りにした相手にプロフィールなどの更新があった場合には、通知機能でお知らせします。
- No.1-11ブロック
特定の相手に対しコンタクトをブロックする機能です。相性が合わない、規約に沿った利用をしていないユーザなどとのコンタクトをブロックすることで、快適にサイトを使い続けることができます。
- No.1-12ブログ
ブログや日記を記載し、サイト内に掲載する機能です。ユーザの自己発信のために利用することができます。
- No.1-13SNS連携
FacebookなどのSNSと連動し、情報発信を行う機能です。またSNSで繋がっている友人などには知らせたくない場合は、対処が可能です。
- No.1-14相性診断
ユーザ間の相性を診断する機能です。入力したプロフィール情報などを元に診断を行い、活発なサイト利用を促します。
イベント
婚活サイトが運営するパーティーなどのイベントを探し、申し込みをする機能です。
- No.1-15イベント検索・申し込み
婚活サイトが運営するパーティーや街コンなどのイベントを参照し、申し込みをする機能です。多くのイベントが行われる場合は検索機能も必要になります。
ユーザ利便性向上
ユーザがサイトを便利に使えるように補助する機能です。
- No.1-16お知らせメール
各種の情報をメールにより通知する機能です。下記のような情報を通知することができます。
- サイトの運営上のアナウンス
- イベントの開催などの告知
- お気に入りユーザに各種の更新があった場合の通知
- 新規に入会したユーザの紹介
etc
サポート
サイトの利用上の問題や、マッチングの手助けなどのサポートをする機能です。
- No.1-17チャット
運営側とのチャットによるサポート機能です。サイトの使い方に関するQAを行います。またサイトによっては、コンシェルジュや仲人と呼ばれるサイトの利用だけでなくマッチングや婚活そのもののサポートを行う係を用意し、その人とチャットで会話を行い、サイトを有効に活用することができます。
運営側向け
婚活サイトを運営する側に必要となる機能です。婚活サイトではシステム上で完全に自動化されていないマッチング機能などが存在しているため、運営者のオペレーションが発生する場合があります。
ユーザ管理
サイト利用者を管理する機能です。
- No.2-1利用ユーザ管理
サイトを利用するユーザのプロフィールや利用方法がサイトの利用規約に従っているか管理する機能です。ユーザからの通報や利用のログなどから情報を得て、問題のあるユーザの利用停止などを行います。
- No.2-2メッセージ監視
ユーザ間のメッセージを監視し、サイトのルールに沿った利用がされているか監視する機能です。問題があるメッセージを検知した場合、ユーザへの通知を行います。それでも問題がある場合は、利用ユーザ管理やユーザ警告機能によりサイトの秩序を守ります。
- No.2-3ユーザ警告
規約違反などサイトの利用に問題があるユーザに対し警告を行う機能です。メッセージによる警告や、婚活サイトによってはユーザへの警告が他ユーザに見えるようにして、他の利用者が安心できるようにしているサイトもあります。
マッチング管理
利用ユーザ間のペアを作る機能です。
- No.2-4マッチング実行
プロフィール情報や利用者の希望に沿って利用ユーザ間のペアを作る機能です。運用者がトリガーとなりマッチングを行うことを想定しています。会員登録すると月にX件マッチングしてくれるなど、サービスに組み込まれてることもあります。
運用者がユーザ情報を検索してペアを作る場合、登録情報に沿ってシステムでペアを作る場合、AIなどを用いて過去の成功事例からペアを作る場合などサイトによって実現方法は様々です。適切なペアを作る機能が実装できれば、サイトの売りとなるものです。
イベント登録
サイト運営者がサイト利用者向けのイベントを企画し、サイト上で管理する機能です。
- No.2-5イベント登録
運営者が利用者向けイベントをサイト上に登録する機能です。婚活パーティーや街コンなどイベント内容は様々で、実施内容や場所、日時などをサイト上に登録します。また人数に制限がある場合などは、予約機能もあると便利です。
- No.2-6イベント管理
登録したイベントの予約状況などを管理する機能です。またイベント実施後には、そのレポートを掲載できるようにしておくと、ユーザは安心してイベントに参加できます。
ユーザ告知
ユーザへ各種情報を連絡したり、サイトの使い方を掲載して知らせる機能です。
- No.2-7お知らせ登録
ユーザへ告知する各種の情報を登録する機能です。メールや画面に表示して知らせます。サイト運営上の連絡事項など全ユーザー向けに発信する情報と男性ユーザ/女性ユーザ向けなどユーザを選んで発信する情報、エリア別に発信する情報などが分けられるようにします。
- No.2-8利用ガイドライン、QA
婚活サイトの利用についてのQA、ガイドラインを掲載し、ユーザに伝える機能です。特に婚活サイトごとのローカルルールは、トラブルを避けるため利用者に伝えておく必要があります。
バックグラウンド
婚活サイトの構築を考える場合、容量、処理性能、処理の分散化などの性能を満たす実行環境が必要となります。一般的なWebサイトの仕組みで概ね実現できるため、サービスが小さい場合はレンタルサーバなどでも実現可能です。スモールスタートでの起業では、最初はあまりハイスペックな環境は必要ないので、サービス規模にあわせた環境を用意しましょう。
またCMSやパッケージ(以下PKGと表記)製品を利用してサイトを構築する場合は、その条件を満たした動作環境を用意する必要があります。
※本記事の見積もりではバックグラウンドのハードウェアやミドルウェア、CMS、PKGは費用から除外しています。
婚活サイトを作る場合の概算費用
前提として初期構築のみを想定しています。実際には運用しながら改善が発生するため、ランニングコスト+改修費用を掛けてのブラッシュアップが必要となります。またサービス構築後の運営や広告に関する費用、利用するサーバーやミドルウェアの購入費用などは入れていません。
また、婚活サイトをはじめとしたマッチングサービスは普及が進み、CMSやPKGを用いた構築も想定されます。婚活サイトはユーザのログインが前提となるため、CMSはあまり向いておらず、PKGの適用を想定してみました。PKG等を利用した場合のメリット、デメリットは発注費用を抑える場合のポイントに記載しています。すべて新たにシステム構築する場合を、以下ではスクラッチと表記しています(※)。
※一般的なWebフレームワークなどは適用する。
最低限の場合(スクラッチ)
先にあげた機能一覧より必須の機能を最低限の実装でサービス構築した場合の費用見積もりです。婚活サイトとして最低限の機能、ユーザの登録と検索、ユーザ間メッセージでのやり取りが可能な機能構成で見積もっています。
開発規模 | 8機能 |
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想定工数 | 約2.0人月 |
想定価格 | 160万円(人月80万円で算出) |
特別な技術を用いて実装する機能は無く、通常のWebシステムとして構築する見積もりです。将来的な拡張余力はありますが、PKGでカバーできる機能だけを作ることを考えると割高感があります。
最低限の場合(PKG)
先にあげた機能一覧より必須の機能を最低限の実装でサービス構築した場合の費用見積もりです。婚活サイトとして最低限の機能、ユーザの登録と検索、ユーザ間メッセージでのやり取りが可能な機能構成で見積もっています。これらの機能がサポートされているPKG製品を利用したサイト構築の見積もりです。
開発規模 | 8機能 |
---|---|
想定工数 | 約1.4人月 |
想定価格 | 112万円(人月80万円で算出) |
システムベンダーにPKGのセットアップおよび各機能の調整を依頼することを想定しています。
高いクオリティを目指す場合(スクラッチ)
先にあげた機能一覧のすべての機能を、高いクオリティの実装でサービス構築した場合の費用見積もりです。大手の婚活サイトが備えている主な機能をカバーしたサイトが構築できます。
開発規模 | 25機能 |
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想定工数 | 約13.5人月 |
想定価格 | 1080万円(人月80万円で算出) |
これは洗い出した機能を実現するために必要な費用であす。ユーザインタフェースなどのデザイン性を高めユーザの利用しやすさを考慮する場合は追加でコストを掛けなければなりません。またQAやガイドラインなどでサービスを使いやすく補助することも重要となります。
またマッチング、チャットによるサポート、相性診断などオプションとなる機能はこだわっていくと工数が大きくなっていきます。
PKGによるサイト構築と比べるとコストは高いですが、より自由度が高く、拡張性の高いサイトを構築することができます。
PKGの備える機能を利用してサイトを構築する場合
先にあげた機能一覧の機能を、パッケージで供えられていない一部の機能(※)を除き、サービス構築した場合の費用見積もりです。婚活サイトとして不便さを感じないレベルのサイトが構築できます。
※マッチング、チャットによるサポート、相性診断に関する機能は技術的に難易度が高く、PKGに含まれていないことが多いです。本見積もこれらの機能は対象外としています。
開発規模 | 21機能 |
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想定工数 | 約3.5人月 |
想定価格 | 280万円(人月80万円で算出) |
フルスクラッチで構築することに比べると大変リーズナブルです。PKGのセットアップおよび各機能の調整を想定しています。PKGで実現可能な機能を最大限に利用することで、コストを押さえて多機能を実現しています。
婚活サイトの収益モデル
婚活サイトの収益は主にユーザの利用料によるものです。サイトにより男性のみ有料や一定年齢のみ有料など利用者を集めながらも収益を確保するプランが用意されています。また無料でのユーザ登録および一部機能を利用可能として、ユーザの獲得を図っているサイトも多いです。
またサイト内で機能を利用する際に、サイト内で購入するポイントが必要な形態もあります。サイト内機能を使えば使うほど利用料が掛かる仕組みです。
婚活サイトの場合、会員のみが利用できるようにサイトの利用を制限する必要があるため、会員から収益を確保する方法を考える必要があります。
(比較的小規模で利用無料の婚活サイトも存在しますが、その場合はサイト内に広告を掲示して収益を得る仕組みとなっています。そういったサイトは、ユーザの信頼性が低く、出会い系サイトとの境目もあいまいです。)
発注費用を抑えるポイント
要件定義をしっかりする
実際にサイトを作るにあたり、まずは最低限でサービスを実現する機能構成を明確にしましょう。その後、欲しい機能をリストアップし優先順位付けを行い、後回しにすることをきちんと決めましょう。機能の優先順位が付けられれば、発注先でもコストを考慮した見積もりができます。
デザインを妥協する
エンドユーザが利用するユーザインタフェースはとても大事な要素の一つです。しかし、デザインは定まった正解はなく、こだわり続けるといくら時間と費用があっても足りません。まずは機能の実現に重点をおき、デザインはほどほどで納得しておくのが良いでしょう。一度サービスを公開してからでも、後からデザインだけ修正することも可能です。
CMS、PKG製品、フレームワークの導入を検討する
婚活サイトに限らず、マッチングサイトは今や需要が拡大し、CMSやPKG製品が出るほど一般的なサイトになっています。CMSやPKG製品を導入、カスタマイズすることで、一からサイトを構築するより大幅に工数を抑えることができます。ただし、婚活サイトの場合は会員登録とユーザ管理があるため、あまりCMSでの作成は向いていません。ユーザ管理機能まで備えたPKG製品の導入を検討するのがよいです。
PKG製品の導入はサイト全体の構造に影響を与えます。そのメリット、デメリットを押さえて、実現したい機能と合わせてシステムベンダーと相談して見ましょう。
メリット
- PKG製品にはある程度の機能が用意されているため、開発コストを抑えることができる。
- 他の婚活サイトに実装されている機能の概ねがカバーされている。
- 利用実績があり、運用ノウハウやトラブル時の対応レスポンスに期待できる。
デメリット
- プログラムの構造が決まっているため、自由にカスタマイズすることができない。機能によってはPKGへの追加が難しいこともある。
- PKG製品の推奨する動作環境を用意する必要がある。PKG製品や内包する言語、FW、ミドルウェアのアップデートに影響を受ける。
- PKG製品を導入し、単純なカスタマイズをしただけだと、サイトの独自性は薄く、他サイトとの差別化が難しい
婚活サイトを作る際に気を付けたいポイント
結婚のきっかけとして、浸透が進む婚活サイト。SNSとの親和性も高く、その需要はますます伸びていくと思われます。そんな婚活サイトを作る際に気を付けたいポイントをあげてみました。
利用者が安心して使える仕組みをつくる
婚活サイトにおいては、利用者増が収益を支えます。そのためにはユーザが安心してサイトを利用できる仕組みを構築し、アナウンスしていく必要があります。その安心について二つのポイントをあげます。
一つは利用者がサイトを利用する際の相手、他のユーザに対する安心です。結婚に真剣でないユーザやサクラ行為を行うユーザがいては、利用者はお金を払ってサイトを使ってはくれません。登録時に本人証明や記載事項の事実を確認する機能により、一定の安心を確保することができます。また運営者は問題のあるユーザに目を光らせ、厳格な対処を行うルール作りも必要となります。
もう一点はサイトのサイバーセキュリティへの備えです。婚活サイトで扱う個人プロフィールやメッセージは、機密性の高い情報です。傍受や漏洩が起こった場合には、利用者は安心してサイトを利用することはできず、サイトから離れていってしまいます。SSLなどの暗号化技術の導入、証明書や生体認証による利用ユーザの確認といった備えが必要となります。
競合の婚活サイトとの差別化
婚活ビジネスの中でも利用者を増やしているのが婚活サイト業界です。半面、サイト数は年々増加しており、後発のサイトは特色を出していく必要があります。サイト構築の際に図れる差別化としては以下のようなものがあります。
機能での差別化
他の婚活サイトにない、独自の便利な機能があれば大きな差別化の要素となります。
例:AIを使った機械学習によるマッチング機能
運営側の関わり方での差別化
ユーザをサポートする運営のサービスによる差別化も一つのポイントです。
例:専属コンシェルジュによる交際のサポート
ターゲットユーザでの差別化
婚活サイトにより利用者層が分かれる傾向があります。利用プランやサイトのイメージなどで利用ユーザ層を絞って特化するのも良いでしょう。
マーケティングのためのSNS連携
婚活は自己発信を行う部分もあり、SNSと連携する余地があります。SNSによる情報の拡散はマーケティングとしても大きな力を持つため、連携機能を作ることで差別化を図ることができます。
総括
婚活サイトでは、従来の結婚相談所に比べお金と時間を掛けずに結婚相手を探すことができます。ネット環境、特にスマートフォンの普及が進み、手軽さが受けて大手婚活サイトのアクティブユーザ数は10〜数100万という数字もあります。
マッチングサービスそのものの普及が進み、既存サイト数も多いです。しかしサイトのモデルが出来上がっていることもあり、PKG製品など運用開始へのコストを下げる要素もあります。
優良な利用者を集めて評判を広めることができれば、相乗効果として利用者数がさらに増加していくビジネスモデルです。利用者の総数も多く、複数サイトを同時に利用するユーザも多いといわれています。導入コストを抑えて参入が可能なことを考慮すると、新規に参入するハードルは他のネットサービスより低いのかもしれません。
株式会社エン・PCサービス代表。信州大学工学部情報工学科卒。卒業後富士通FIP(現富士通)に就職。某コンビニエンスをクライアントに基幹系、情報分析系、会計・SFAなどのシステム提案、構築、運用サポートを行う。他、ネットワーク構築やサーバー構築も行うなど、フルスタックエンジニアとして活躍。その後、広く多くの人にサービス提供を行いたいという想いから独立し、主にウェブ技術を用いて自社サービス構築と運営を行う。同時に日本のビジネスを底上げするという想いから、中小スタートアップ企業を対象にITシステム開発事業を、企画立案からマーケティング、運営サポートまでワンストップ対応している。
どのサービスもそうですが、特にtoC向けで必要なのは集客。そこで必要なのがテストマーケティング。最低限の費用を記事で書かれていますが、それがこの費用と見てもよいかもしれません。運用前から全システム化を考えると失敗します。
正直、マーケティングや企画立案が得意なシステム開発業者は少ないかもしれませんが、そういった観点から話が出来るところは頼りになると思います。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- どの開発会社に依頼したらいいかわからない
- 開発手法でどれくらい費用が違うのか知りたい
- 維持費がどれくらいかかるのか知りたい
比較ビズではシステム開発会社の登録に力を入れており、小規模〜大規模と幅広いシステム開発会社を掲載しております。価格重視、デザイン重視、技術重視など、様々な特徴を持った会社から一括で見積もりがもらえ、適切な費用相場が分かります。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご相談ください。
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