軒天の修理方法は?費用相場や修理手順・劣化症状とメンテナンスの必要性を解説

 SD住宅相談室
監修者
SD住宅相談室 花沢 雅樹
最終更新日:2024年05月16日
軒天の修理方法は?費用相場や修理手順・劣化症状とメンテナンスの必要性を解説
この記事で解決できるお悩み
  • 軒天の修理方法は?
  • 軒天修理の費用相場は?
  • 軒天の劣化症状とメンテナンスの見極め基準は?

「軒天はどうやって修理する?費用相場がどれくらいか気になる...」とお悩みの方必見です。

軒天の修理方法は、再塗装・重ね張り・張り替えの3つです。費用相場は修理方法によって異なりますが「5万〜45万円」と幅広くなっています。劣化症状にあわせた適切な修理方法の選択が重要です。

本記事では、軒天の修理方法や費用相場・修理手順・劣化症状とメンテナンスの必要性を解説します。記事を読み終わった頃には、軒天の劣化症状にあわせた適切な修理を選択でき、いい状態の軒天を維持できるでしょう。

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軒天の修理方法と費用相場

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軒天の主な修理方法と、それぞれの費用相場・メリット・デメリットは、以下のとおりです。

修理方法 修理相場 メリット デメリット
軒天の再塗装 5万〜15万円 工程が簡単で費用が安い 古い塗膜が残っていると上塗りした塗膜が剥がれてしまう
ケイカル板の重ね張り(カバー工法) 12万〜17万円 新しい軒天材を使うため見栄えがいい 古い軒天材を残すため有孔板は使えない
ケイカル板への張り替え 15万〜45万円 軒天が新しくなる 新品に取り替えるため費用が高くなる

軒天修理には複数の方法があり、かかる費用は5万〜45万円と修理方法で異なります。軒天とは、住宅の外壁から屋根が突き出している軒先(のきさき)の裏側、軒下(のきした)から見た天井部分のことです。

劣化が目に見えてわかる場合はもちろんのこと、定期的なチェック・メンテナンスは必須といわれています。軒天は、風雨や紫外線にさらされ、時間とともに劣化するためです。2階建て以上の建物は足場が必要となり、15万〜25万円の費用が追加で必要になります。

軒天の再塗装:5万〜15万円

軒天を再塗装する修理方法では費用は5万〜15万円です。塗装の剥がれている状態や軒天材の状態が比較的良好の場合は、再塗装による軒天修理・メンテナンスを実施します。軒天再塗装の手順・工程は「ケレン(清浄)→下塗り→上塗り」が基本です。

軒天は湿気が溜まりやすく下地が腐食しやすいため、古い塗膜が残っていると上塗りした塗膜が剥がれてしまう可能性があります。軒天の再塗装では、ケレン作業で古い塗膜をしっかりと剥がし、NAD塗料を使うことがポイントです。

NAD塗料は、耐水性に優れ、釘を打っている箇所の錆止めの必要がありません。NAD塗料を使うことで、工程の短縮ができます。

ケイカル板の重ね張り(カバー工法):12万〜17万円

カバー工法の費用相場は、12万〜17万円となります。カバー工法とは、古い軒天材の上から不燃材系の軒天材を重ね貼りする方法です。木材系軒天材が使用されており、もとの素材が下地として再利用できる場合に行います。

ベニヤにケイカル板・ガルバリウム鋼板を重ね貼りする方法が一般的です。古い軒天材の撤去・処分が必要ないため、工程・費用を抑えられます。新しい軒天材を使うため、見栄えも新品同様です。

下地として古い軒天材が残るため、屋根裏換気用の有孔板は使えません。換気用部材を取り付けられる可能性はありますが、古い下地を残すことで余分な加工費がかかるでしょう。

ケイカル板の張り替え:15万〜45万円

古い軒天材を撤去・処分したうえで、新しい軒天材(ケイカル板)に張り替える修理方法があります。費用相場は、15万〜45万円です。軒天材の撤去・処分のほか、必要であれば軒裏の補修も実施されます。工程・費用はかかりますが、もっとも長持ちする軒天修理の方法です。

軒天の修理で使用される軒天材の種類

軒天の修理で使用される主な軒天材の種類は、以下のとおりです。

軒天材の種類 メリット デメリット
ベニヤ/カラーベニヤ 軽量で加工しやすく単価が安い 耐火性・耐水性・耐腐食性・耐久性に乏しい
ケイカル板(けい酸カルシウム板) 防火性能の基準をクリアしており、デザインが豊富 ベニヤよりも費用が高い
ガルバリウム鋼板/アルミスパンドレル(金属系) 軽量かつ耐久性・耐火性に優れている 加工が簡単ではなく、もっとも単価が高い
有孔板/換気部材 湿気を外部に排出できる 準耐火構造の住宅に使用できないものもある

軒天の修理で使用される軒天材は、以上の4つが挙げられます。費用・耐久性・加工のしやすさなど、それぞれの特徴を理解して、適切な素材を見つけましょう。

ベニヤ/カラーベニヤ

ベニヤとは、原木を「大根の桂むき」の要領で薄く剥いた板です。ここで紹介するベニヤは、繊維方向(木目)が1枚づつ直交するように、接着剤を使って複数枚貼り合わせた「ベニヤ合板」を指します。ベニヤ合板に色の付いた化粧板を貼って仕上げたものが「カラーベニヤ」です。

軽量で加工しやすく単価も安いため、軒天の修理・メンテナンスなどでもよく使われる素材です。耐火性に乏しい木材系素材のため、現在では新築住宅の軒天で利用されることはほとんどありません。

ベニヤの軒天を修理する際も、地域・エリアによっては防火上の理由で使えない場合があります。耐腐食性・耐水性・耐久性の面で、不燃材系素材に見劣りするでしょう。

ケイカル板(けい酸カルシウム板)

ケイカル板とは、水酸化カルシウムと砂を使って成形された合板のことです。現在、主流として使われている不燃材系の軒天材であり、耐久性・耐水性・耐火性に優れています。

厚さやカラー・木目調などデザインが豊富なため、住宅のデザイン・テイストに軒天をマッチさせやすいです。多くのケイカル板が防火性能の基準(軒裏準耐火構造)をクリアしています。

地域・エリアによる使用制限を受けにくく、軒天修理でよく使われる素材ですが、ベニヤに比べると単価が高めです。厚さ・仕上げによって単価が変動するため、価格帯に幅が生じます。

ガルバリウム鋼板/アルミスパンドレル(金属系)

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム・亜鉛の合金メッキ鋼板で、アルミスパンドレルとはアルミニウムの押し出し合金です。どちらも金属系といわれ、軒天に使う場合も少なくありません。

アルミニウムが原料のため、軽量かつ耐久性・耐火性に優れています。ケイカル板やベニヤよりも軽量であるため、屋根に負担がかかりにくい点がメリットです。

一方で、ケイカル板やベニヤのように、加工が簡単ではありません。板金が必要になることも多く、一般的なリフォーム会社では直接対応できない場合もあります。単価が高額で、どの素材よりも費用がかかるでしょう。

有孔板/換気部材

有孔板とは、ケイカル板に多くの穴が開けられた軒天材です。湿気がこもりやすい軒裏の通気性を向上させる働きがあります。有孔板以外にも、換気専用パーツの「換気部材」も同様の働きが特徴です。

屋根裏換気は、建築法で義務付けられているものではないため、設置はあくまでも任意です。フラット35での住宅ローン・住宅性能表示制度を利用する場合は、屋根裏換気が求められます。

屋根裏換気は、屋根裏の状態をよりよく保つためにも有効です。軒天修理を検討する際は、候補の1つとして覚えておきましょう。

軒天修理の手順・工程

会議

軒天修理の手順・工程は、以下のとおりです。

  1. 足場設置:傷んだ軒天材の撤去
  2. 構造材のチェック:補修
  3. 軒天材の取り付け
  4. シーリング処理:塗装

軒天修理は、再塗装・カバー工法の場合は複雑な作業が少なめです。張り替えの場合は古い軒天を取り外すため、作業が増えて複雑になります。

1. 足場設置:傷んだ軒天材の撤去

作業場所を確保するための足場設置、傷んだ軒天材の撤去からはじめます。軒天修理は、住宅のなかでも高い位置にある軒裏での作業となるため、安全性確保のため足場の設置はほぼ必須です。

平屋で軽微な軒天修理の場合は脚立を利用した簡易的な足場で済ませる場合もありますが、2階建てがほとんどの日本住宅では足場が必要です。作業中の粉じんが近隣の迷惑にならないよう、シートを張って作業する場合もあります。

2. 構造材のチェック:補修

固定していたクギ・ネジなどを外して軒天材を撤去すると、たる木・桁などの屋根の構造材が見えるため、状態をチェックして必要であれば補修します。

構造材の腐食をはじめとした状態チェックはもちろん、軒天材を固定する下地材もチェックされます。せっかく新しい軒天材に張り替えても、固定するための下地材の腐食が進んでいては意味がありません。

既存の軒天材を活かす場合は、ケレン作業で古い塗膜を剥がします。古い塗膜が残っていると、新しい塗料や重ね張りする素材が剥がれやすくなるため注意が必要です。

3. 軒天材の取り付け

構造材・下地材のチェック、補修の完了後は、新しい軒天材を取り付けます。ケイカル板を中心に、ベニヤ・カラーベニヤ、ガルバリウム鋼板・アルミスパンドレルなどを軒天修理で利用することが多いです。スラグ石膏板・フレキシブルボードなどを使う場合もあります。

既存の軒天を残し、再塗装する場合は、下塗り・上塗りを行います。耐水性に優れたNAD塗料を使用することで、釘を打っている箇所の錆止めの必要がなく作業の短縮が可能です。

4. シーリング処理:塗装

軒天材の取り付け後は、雨が侵入しやすい箇所のシーリング処理や塗装仕上げをして修理を完了します。カラーベニヤやケイカル板は、基本的に塗装する必要はありません。住宅の雰囲気にあわせて塗装できるよう、無塗装のケイカル板を選ぶケースもあります。

軒天の劣化症状とメンテナンスの必要性

工事

軒天の劣化症状とメンテナンスの必要性は、以下のとおりです。

  1. 色褪せ:メンテナンス不要・要経過観測
  2. 塗装の剥がれ:メンテナンスが必要
  3. カビ・コケ・藻:早めのメンテナンスが必要
  4. 穴:早急なメンテナンスが必要
  5. シミ:早急なメンテナンスが必要
  6. 軒天の剥がれ・破損:早急なメンテナンスが必要

軒天の症状をメンテナンスの必要性が低い順に記載しています。数字が大きくなるほどメンテナンスが必須となるため覚えておきましょう。

1. 色褪せ:メンテナンス不要・要経過観測

色褪せの症状がある場合は、メンテナンスの必要はありません。色褪せは、日光の照り返しによる紫外線の影響を受けて起こります。緊急性はありませんが軒天は下から見える部分のため、見栄えを重視する場合はメンテナンスを検討しましょう。

2. 塗装の剥がれ:メンテナンスが必要

塗装の剥がれの症状がある場合は、メンテナンスが必要になります。塗装の剥がれは経年劣化・雨風が原因で起こり、軒天を守る「バリア」が剥がれることになるため、劣化を早める可能性が高いです。

塗装が剥がれた箇所から、雨水が侵入する可能性があります。放置すると耐久性が弱まり急速に劣化が進むためメンテナンスを行いましょう。

3. カビ・コケ・藻:早めのメンテナンスが必要

カビ・コケ・藻が発生したら、早めのメンテナンスが必要です。軒天材の塗装が剥がれると、 カビ・コケ・藻が生えやすくなります。美観が損なわれるだけではなく、防水機能が低下している証拠です。放置すると軒天材に影響が出るため、早めにメンテナンスを行いましょう。

4. 穴:早急なメンテナンスが必要

軒天の穴あきを発見したら、早急にメンテナンスが必要です。経年劣化や雨漏り・結露による湿気が長期的に起こることで、穴あきが発生します。

穴があいていると雨水が入り込み、住宅に大きな影響を与えかねません。放置すると軒天の修理だけでは済まなくなるため、早急にメンテナンスの手配を行いましょう。

5. シミ:早急なメンテナンスが必要

シミの症状を発見したら、早急にメンテナンスを行ってください。シミの発生は、雨漏りの可能性が高いです。軒天の中や周囲の建材が腐食している可能性が極めて高いといえます。早急に軒天修理業者に連絡しましょう。

6. 軒天の剥がれ・破損:早急なメンテナンスが必要

軒天の剥がれ・破損の症状を発見したら、ただちにメンテナンスの手配を行ってください。長期にわたり雨風や紫外線などの影響を受け続けると、さまざまな劣化症状が見られるようになり、軒天の剥がれや破損を引き起こします。

軒天本来の機能を発揮できないため、雨水が建物内部に浸入するリスクが非常に高くなるでしょう。軒天の剥がれや破損を引き起こす前に、メンテナンスの実施がおすすめです。

軒天の劣化を放置することで起こる3つのリスク

軒天の劣化を放置することで起こるリスクは、以下の3つです。

  1. 雨漏りが発生する
  2. 台風・強風時に軒天が剥がれる
  3. 小動物が入り込む

軒天の劣化を放置すると、さまざまなリスクが起こります。最悪の場合は、住宅に被害が発生するため、劣化症状を発見したら早急に対応しましょう。

1. 雨漏りが発生する

軒天の劣化を放置すると、雨漏りが発生します。劣化症状は耐久性・耐水性の衰えを知らせるサインです。耐水性が衰えると建物内部に雨水が侵入して、いずれは雨漏りにつながるでしょう。

雨漏りが起きている時点で、建物内部に水が溜っている可能性が高いです。住宅の骨組みまでカビや腐食を引き起こし、倒壊する危険性があります。

2. 台風・強風時に軒天が剥がれる

軒天の耐久性が劣っていると、台風・強風時に軒天が剥がれるリスクがあります。そのまま吹き飛ばされて、自宅だけではなく近隣の住宅まで被害を受ける可能性もあるでしょう。

軒天が吹き飛ばされる状況では、建物が台風や強風に耐えられない可能性があります。倒壊の危険性もあるため、劣化症状は定期的に確認しましょう。

3. 小動物が入り込む

軒天に破損や穴あきが起きている状態で放置すると、小動物が入り込み住処となるリスクがあります。小動物が住み着いてしまうと、住宅の骨組みを傷つけてしまう可能性があるでしょう。

小動物の尿によりシミができ、はじめて小動物の侵入に気づくケースもあります。リフォーム会社に依頼して定期的なメンテナンスを行うことで、軒天の異変に気付けるようになるでしょう。

軒天修理で知っておきたい4つのポイント

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軒天修理で知っておきたいポイントは、以下の4つです。

  1. DIYでの軒天修理はおすすめできない
  2. 外壁塗装や屋根の葺き替えと同時に修理することがおすすめ
  3. 火災保険を使って修理できる可能性がある
  4. リフォーム会社は相見積もりを取って複数社から選ぶ

軒天は建物の耐久性に影響する部分のため、修理はプロにお願いしましょう。塗装がうまくいっても、どこかに傷があり、雨水の侵入につながる可能性があります。素人目で判断せず、リフォーム会社に相談しましょう。

1. DIYでの軒天修理はおすすめできない

DIYでの軒天修理はおすすめできません。軒天修理は、DIY程度の知識では充分な作業が見込めないためです。軒天は湿気が溜まりやすく下地が腐食しやすい特徴があるため、簡単に修理できそうでもプロの知識と経験が必要になります。

平屋であれば脚立を使った作業で十分に感じますが、足場がしっかりしないまま下塗り・上塗りしても、ムラができて塗膜が安定しないでしょう。塗装のやり直しになりかねないため、はじめから専門家に任せたほうが安心です。

2. 外壁塗装や屋根の葺き替えと同時に修理することがおすすめ

軒天修理は、外壁塗装や屋根の葺き替え工事と同時に行うことがおすすめです。軒天修理は足場の設置が必要なため、ほかの修理・工事と同時に実施すると足場費用を節約できます。

1回の支出は大きくなりますが、軒天修理・外壁塗装・屋根の葺き替えのすべてを自社対応できる施工会社の場合は、修理費用も最適化できるでしょう。

3. 火災保険を使って修理できる可能性がある

軒天修理は、火災保険を使える可能性があります。自然災害から3年以内の場合は、台風や暴風雨の被害と証明できる可能性があるためです。火災保険を使用する第一条件として、台風や暴風雨などの自然災害による被害であることを証明できなくてはなりません。

自然災害から3年以上経過すると、経年劣化の判断となります。台風や暴風雨などの自然災害が起きた際は軒天の状態をチェックして、状況によっては修理を検討しましょう。

4. リフォーム会社は相見積もりを取って複数社から選ぶ

軒天修理をお願いするリフォーム会社は、相見積もりを取り複数社からの選択がおすすめです。修理費用を最適化しながら、品質の高い工事を実施してくれる業者を見つけやすくなります。

たとえば、ガルバリウム鋼板を使って軒天修理をしたい場合は板金作業が必要ですが、多くのリフォーム会社は自社で板金できません。下請けに出すことが一般的のため、間に1社入ることによってマージンが上乗せされます。

軒天修理に関するニーズを整理し、しっかり現地調査してくれる複数の施工会社から、最も適切な提案をしてくれる1社を選ぶことが鉄則です。

まとめ

軒天修理の方法は、再塗装・カバー工法・張り替えの3つです。費用相場は5万〜45万円と、方法によって料金に差があります。ほとんどの住宅で足場の設置が必要になるため、15万〜25万円の費用が追加されるでしょう。

修理の方法は劣化症状によって異なり、軒天を活かせるかどうかで費用が高い工法を選択することになります。劣化症状が進む前にメンテナンスをすることで、軒天が長持ちして費用も安く済むため、定期的なチェック・メンテナンスが重要です。

比較ビズでは、多数のリフォーム会社のなかから気になる業者を無料で比較できます。軒天のメンテナンスを検討している方は、ぜひ比較ビズを利用してください。

監修者のコメント
 SD住宅相談室
花沢 雅樹

宮城県の一級建築士事務所。建築物について調査・リフォーム設計・コンサルティングを行う。耐震性能、省エネ性能、劣化のしにくさ、維持管理のしやすさの観点にて、計画をされている設計内容を、図面や見積書のチェックなど、第三者視点にて中立な立場でアドバイスを行う。

軒天の修理は原則として既存と同じ材料にて行います。これは、軒天に防火性能が求められるため、建物の地域により使用できる材料が決まります。既存の軒天がベニヤ板の場合、塗装あるいは張り替えをしても耐久性に不安が残るためケイカル板に交換をおすすめします。

既存の状態が良く塗装を選択される場合は使用する塗料の種類を確認しましょう。各塗料メーカーでは軒天専用の塗料を販売していますので、それを使用することが良いと思います。

もし軒天に雨染みがある場合は、屋根や小屋裏に問題があるかもしれませんので、軒天の修理をする前にインスペクションを行い雨染みの原因を調査する必要があります。雨漏りが発見されたときは先に雨漏りの修理を行わないと、再び軒天の劣化が起こりますので注意が必要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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