税理士の探し方がわからない方必見!おすすめの探し方7選を紹介
- 税理士を探す方法は?
- それぞれの探し方のメリット・デメリットは?
- 税理士を探す前に準備することはある?
「税理士を雇いたい」「税理士はどのように探すの?」とお悩みの方、必見です。税理士を探す方法は、インターネット検索や知人からの紹介などさまざまです。
この記事では、税理士を探す方法や税理士を探す前に行う準備を解説します。最後まで読めば、自分にあった税理士の探し方がわかるでしょう。税理士への依頼を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- 複数の税理士のなかから何を軸に探せばいいかわからない
- 自社の業界に詳しい税理士に依頼したい
- 自社の会社規模の場合での顧問料を知りたい
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の税理士から提案がもらえ、相場感や各事務所の特色を把握したうえで業者を選定できます。相談したからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
税理士の探し方おすすめ7選
おすすめの税理士の探し方は、以下の7つです。
- インターネットで検索する
- 知人や取引先に紹介してもらう
- 税理士会・商工会議所に相談する
- セミナーに参加する
- 税理士紹介会社を利用する
- 金融機関に紹介してもらう
- 異業種交流会で探す
1. インターネットで検索する
最も手軽な税理士の探し方はインターネット検索です。依頼したい税理士の特徴や事務所の住所などを検索しましょう。
メリット
インターネットで税理士を検索するメリットは、以下の3つです。
- 手間や時間をかけず気軽に探せる
- キーワード検索で特定の分野に絞り税理士を探せる
- サービス内容や費用を詳細に調べられる
PCやスマホでキーワードを入力することで、時間短縮につながります。検索するキーワードを選定することで、特定分野の税理士も検索可能です。ホームページを見ると、サービス内容や費用も簡単に確認できるでしょう。
デメリット
インターネットで税理士を検索するデメリットは、以下の2つです。
- 情報の正確性に欠ける場合がある
- 上位表示されている税理士・サイトが必ずしもいいとは限らない
気軽に検索できる点がメリットですが、正確な情報が記載されているか判断が難しい場合があります。インターネット検索で税理士を選ぶ際は、契約前に対面で直接やり取りをして「信頼できる相手なのか」「相性がいいか」を必ず判断しましょう。
2. 知人や取引先に紹介してもらう
税理士に依頼している知人や、取引先から紹介してもらう方法もあります。
メリット
知人や取引先に税理士を紹介してもらうメリットは、以下の3つです。
- 客観的な税理士の実力や評価がわかる
- 税理士を探す時間や手間が省ける
- 評判の悪い税理士に出会う可能性が低い
知人から税理士を紹介してもらう場合、事前に客観的な実力がわかります。相性のチェックができるため、税理士選びで失敗するリスクが大幅に減るでしょう。
デメリット
知人や取引先に税理士を紹介してもらうデメリットは、以下の3つです。
- 他の税理士へ乗り換えにくい
- 自社にとっていい税理士であるとは限らない
- 他の税理士との比較検討が難しい
他の税理士に変更したい場合、知人からの紹介であれば乗り換えにくいこともあるでしょう。知人にとっていい税理士でも、自分にとっていい税理士であるとは限りません。
メリットは大きいため、知人に紹介してもらえる場合は1度直接会ってみるといいでしょう。
3. 税理士会・商工会議所に相談する
税理士会や商工会議所では、税理士による無料相談が開催されています。無料相談に行くことで、税理士を探せるでしょう。
メリット
税理士会・商工会議所に相談するメリットは、以下の2つです。
- 税理士と直接会って雰囲気や対応力を確かめられる
- 信頼性の高い情報を得られる
税理士を選ぶときには、知識や能力も重要ですが、相性の良さやコミュニケーションの取りやすさなども大切です。契約を結ぶ前に直接話して、税理士の人柄を見られるのは大きなメリットといえるでしょう。
デメリット
税理士会・商工会議所に相談するデメリットは、以下の3つです。
- 他の税理士との比較に労力がかかる
- 依頼しても断られる可能性がある
- どの税理士が担当になるかわからない
日程調整が必要となるため、他の税理士と比較するのに時間や労力がかかります。無料相談で会った税理士に依頼を断られる場合や、目当ての税理士が担当にならない場合もあるでしょう。
4. セミナーに参加する
税理士事務所が開催している税務や確定申告のセミナーに参加することで、税理士を探せます。
メリット
セミナーに参加して税理士を探すメリットは、以下の3つです。
- 仕事を引き受けてもらいやすい
- 税理士と直接会って雰囲気や対応力を確かめられる
- 著名な税理士と話せる場合がある
税理士事務所によるセミナーは、営業目的で開催されるケースが多いため、仕事を引き受けてもらいやすいです。確定申告の時期になると数多くのセミナーが開催されるため、著名な税理士や大手事務所の税理士と話せる可能性もあるでしょう。
デメリット
セミナーに参加して税理士を探すデメリットは、以下の3つです。
- 他の税理士との比較に労力がかかる
- 依頼しても断られる可能性がある
- どの税理士が担当になるかわからない
税理士会・商工会議所で探す方法と同様に、他の税理士と比較することが難しいです。いいと思った税理士がいても、担当になるかわからない可能性もあります。
並行して他の方法でも探しながら、気になる税理士事務所や税理士がセミナーを開催する場合は、参加して検討するといいでしょう。
5. 税理士紹介会社を利用する
税理士紹介会社には依頼を受けたい税理士が数多く登録しているため、利用することで税理士を探せます。
メリット
税理士紹介会社を利用して税理士を探すメリットは、以下の4つです。
- さまざまな税理士を比較検討できる
- 特定分野に強い税理士に絞って検討できる
- 税理士の検索・見積もり取得は基本的に無料で利用できる
- 断りたい場合は税理士紹介会社が連絡してくれる
税理士に直接会うよりも、圧倒的に少ない時間と労力で税理士の比較ができます。税理士に求める実績や得意分野を検索条件にすることで、自社の条件にぴったりの税理士と巡り合えるでしょう。
相性が合わず断りたい場合は、税理士紹介会社に断ってもらえるため、自分で直接連絡する必要がありません。
デメリット
税理士紹介会社を利用して税理士を探すデメリットは、以下の2つです。
- いい税理士かどうかは依頼しないとわからない
- 紹介会社選びに迷う場合がある
税理士と直接会って話す機会が少ないため、自分に合う税理士かどうかは実際に依頼してみないと判断が難しいです。紹介会社も多数あるため、どのサイトを利用するか迷う場合もあるでしょう。
6. 金融機関に紹介してもらう
銀行や信用金庫など、取引している金融機関に税理士を紹介してもらう方法があります。
メリット
金融機関に税理士を紹介してもらうメリットは、以下の2つです。
- 信用度と知名度が高い税理士事務所を紹介してもらえる
- 税理士探しにかける手間や時間を少なくできる
金融機関からの紹介であるため、信用度の高い税理士事務所である可能性が高いでしょう。紹介してもらうことで、税理士を探す手間や時間も省けます。
デメリット
金融機関に税理士を紹介してもらうデメリットは、以下の2つです。
- 自社のニーズにあった税理士とは限らない
- 費用が高く設定されている可能性がある
知人からの紹介と同様に、金融機関にとっていい税理士が、自社にとっていい税理士であるとは限りません。依頼する前に相性や雰囲気を確認することが大切です。
金融機関と連携がとれている税理士は、他の紹介も得られるため費用が割高に設定されている可能性もあります。自社の予算を考慮して考えましょう。
7. 異業種交流会で探す
異業種交流会には、税理士が参加していることも多いです。交流会の中でコミュニケーションをとりながら、税理士を探せます。
メリット
異業種交流会で税理士を探すメリットは、以下の3つです。
- 知り合いづくりを兼ねて税理士を探せる
- 1度に複数の税理士と知り合える可能性があるため比較しやすい
- 税理士の人となりを知ったうえで依頼を検討できる
税理士を探すだけではなく、他の知り合いも作りたい場合は異業種交流会がぴったりです。多くの税理士と話し、比較しながら依頼を検討できるでしょう。
デメリット
異業種交流会で税理士を探すデメリットは、以下の4つです。
- 異業種交流会に税理士が参加しているとは限らない
- 仲良くなっても条件があわない可能性がある
- 業務のみの割り切った関係を望む場合は向かない
- 税理士を探す目的のみで参加するには費用対効果が低い
異業種交流会に税理士が参加していない場合は「税理士を探す」目的が達成できません。税理士と話せても、条件があわず依頼できない場合もあるでしょう。
税理士を探す前にすべき3つの準備
税理士を探す前にすべき準備は、以下の3つです。
- どのようなタイプの税理士に依頼したいか考える
- 税理士に何を求めるのか決める
- 予算を決める
1. どのようなタイプの税理士に依頼したいか考える
税理士は以下3つのタイプに分類できます。
- 低価格型
- 付与価値型
- 特化型
どのようなタイプの税理士に依頼したいか考えることで、数を絞って探せるでしょう。
低価格型
低価格型の税理士事務所は、顧客に提供するサービスを必要最低限に絞ることで、料金設定を安くしています。必要最低限のサービスとは、以下の3つです。
- 会計ソフトへの入力代行
- メール・電話での税務相談
- 各種税金に関する申告業務
規模の小さい企業や、大きな変化のない事業の場合は、コスト削減のためにも低価格型の税理士事務所の利用を検討するといいでしょう。
低価格の費用ばかりを見て契約すると、相談に乗ってもらえなかったり、メールや電話の折り返しがなかったりする場合もあります。費用だけではなく、対応もよく確認することが大切です。
付加価値型
付加価値型の税理士事務所は、企業の外部CFO(最高財務責任者)のような位置に立ち、企業のさまざまな税務相談に応じます。
定期的に面談を行うことで、企業が進みたい方向性を踏まえて、考えられるリスクや節税対策のアドバイスをしてもらえるでしょう。
規模の大きな事業である場合、税負担や資金がショートするリスクが高くなります。財務や税務のサポートを受けられる付加価値型であれば、納税額を大幅に削減したり、倒産するリスクを減らしたりできるでしょう。
サービスが充実している分、費用も高額になるため、自社の予算と受けられるサービスを比較することが大切です。
特化型
特化型の税理士事務所は、特定の業界や業種に関したノウハウや経験を豊富に保持しています。全体的な割合では「低価格型」や「付加価値型」と比べると少ないです。「相続専門」「医療専門」「不動産専門」などさまざまな種類が増えています。
特化した業界の慣習や税務作業を熟知しているため、専門性の高いアドバイスをもらえるでしょう。集客目的で特化型をアピールしている可能性もあるため、依頼する前に実績や評判を確認することが大切です。
2. 税理士に何を求めるのか決める
税理士に何を求めるのか・どのような業務を依頼したいのかを具体的に決めましょう。税務処理全般を依頼するのか、特定の業務だけを頼みたいのかによって、選ぶべき税理士は変わります。
たとえば、顧問税理士・確定申告の税理士・相続関係の税理士の場合は、以下の点を重視するといいでしょう。
顧問税理士 | ・コミュニケーションの取りやすさ ・経営に関する実績 ・リスクの説明 |
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確定申告の税理士 | ・節税の知識 ・資金調達の知識 ・レスポンスの早さ |
相続関係の税理士 | ・相続の知識 ・相続に関する業務の実績 ・税務調査率 |
税理士に求める能力・知識を明確にすることで、税理士のミスマッチを防げるだけではなく、税理士との信頼関係も構築しやすくなります。できるだけ条件を明確にしたうえで、時間をかけて条件に一致する税理士を探しましょう。
税理士を変更したい場合は不満や改善点を洗い出す
担当の税理士を別の税理士へ変更したい場合は、今の税理士に対する不満や改善点を明確にすることが大切です。
あいまいな理由で変更すると、次の税理士でも不満が解決せずに、変更前と状況が変わらない可能性があるでしょう。状況を改善するためにも今の税理士の問題点や、次の税理士に求めることを具体化しましょう。
3. 予算を決める
事前に予算を決めてから探すと、ある程度税理士の数を絞れます。
自社の年商にもよりますが、顧問税理士の報酬相場は法人の場合、月額15,000円〜50,000円、個人事業主の場合、月額10,000円〜30,000円です。交渉によって値下げしてもらえる場合もあるため、契約前に税理士と相談することが大切です。
相場より極端に低い金額設定の場合、サービス面に不安が残ります。業務を依頼するたびに費用が上乗せされるケースも考えられるでしょう。
以下の記事では、顧問税理士の費用相場を解説しています。訪問回数ごとの顧問料や、確定申告料もまとめているため、参考にしてください。
まとめ
税理士の探し方にはさまざまな方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社にあった方法を組みあわせて探すといいでしょう。探す前に税理士に求める条件や、予算を明確にすることも大切です。
税理士がなかなか見つからずお困りの方もいるでしょう。比較ビズには、さまざまな得意分野をもつ税理士が多数登録しています。2分程度の入力で、全国から自社にぴったりの税理士を比較可能です。自社の税務をサポートしてもらえる税理士を探したい方は、ぜひご利用ください。
マイクロクラウド会計事務所代表 鈴木康寛(税理士・公認会計士)横浜市出身。BIG4監査法人在籍中に上場準備企業に出向して上場準備業務に従事、上場に成功。その後上場企業の財務経理部門を経て独立開業する。自らもマイクロ法人を設立した経験を活かし『全ての人にマイクロ法人を』をスローガンにマイクロ法人の素晴らしさを啓蒙中。著書に「収益認識 (共著)(清文社)」「マイクロ法人節税に騙されるな(Amazon KDP)」。
(1)専門性
(2)人間性
に分類できると思います。
このうち、(1)専門性の高低を、一般人が契約前に判断することは極めて困難です。一般人が税理士の能力の高低を事前に判別できるとしたら、知り合いの税理士に、候補となっている税理士の専門性や評判等を確認することや、ホームページやブログ等で情報発信をしているかどうか(勉強家なのかどうか)をチェックすることくらいしかできないでしょう。現実的には、実際に仕事を依頼してみて、スムーズに行くかどうかを事後的に確認し、ダメそうなら変更するということになるでしょう。
他方、(2)人間性には絶対的なものはなく、いいも悪いも当事者どうしの問題です。例えば、レスポンスが早い税理士は全体的に仕事のスピードが早いので、依頼人に対しても同様のレスポンスの早さを求めるかもしれません。それが苦痛に感じるならレスポンスが遅い税理士を選ぶ方がいいでしょう。
つまり、(2)人間性は相性の問題なのです。相性の問題は直感に従えば大体初回の打ち合わせ時に何となくわかります。初回打ち合わせで、「何となく会話のキャッチボールがうまくいかないな」と感じればやめるべきでしょう。契約前での判断時には、特に相性を重視すると良いと思います。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- 複数の税理士のなかから何を軸に探せばいいかわからない
- 自社の業界に詳しい税理士に依頼したい
- 自社の会社規模の場合での顧問料を知りたい
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の税理士から提案がもらえ、相場感や各事務所の特色を把握したうえで業者を選定できます。相談したからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。