玄関リフォームの費用相場は?安く抑えるコツやポイントを徹底解説

最終更新日:2023年03月17日
玄関リフォームの費用相場は?安く抑えるコツやポイントを徹底解説
この記事で解決できるお悩み
  • 玄関リフォームの費用相場とは?
  • 玄関リフォームの費用を抑えるコツは?
  • 玄関リフォームのポイントは?

玄関リフォームの費用を知ることで、事前に資金を準備できます。土間・下駄箱・引き戸・玄関窓など、どこまでやるかによっても費用相場は大きく異なります。

この記事では、「玄関リフォームの費用を知りたい」と思っている方に玄関リフォームの費用相場を紹介します。玄関リフォームの費用を抑えるコツやポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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玄関リフォームの費用相場

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リフォームの種類によってかかる費用はさまざまです。3万円前後で施工できる簡単なリフォームもあれば、大規模な工事が必要なリフォームには数十万円以上かかることもあります

  相場
ドアの交換のリフォーム 20〜40万円
下駄箱のリフォーム 15〜45万円
土間のタイルのリフォーム 1万〜3万円/?
土間を広くするリフォーム 30~50万円
土間にドッグ用水栓を作るリフォーム 状況で変わる
玄関を明るくするリフォーム 2万〜3万円

【施工内容別】マンションの玄関リフォームの費用

施工内容別の玄関リフォームの費用を確認していきます。玄関のリフォームの修理は下記のとおりです。

  • ドア交換のリフォーム
  • 下駄箱のリフォーム
  • 土間のタイルのリフォーム
  • 土間を広くするリフォーム
  • 土間にドッグ用水栓を作るリフォーム
  • 玄関を明るくするリフォーム

ドア交換のリフォーム

ドア交換リフォームの費用は約20万円〜40万円で、ドアの交換にかかる期間は90〜120分です。費用は、ドア交換に使う素材・デザイン・大きさによって変わります。

ドアそのものを交換するリフォームの費用が高いですが、ドアの塗り替えだけなら、3万〜7万円でできるので、費用を抑えることが可能です。

下駄箱のリフォームのリフォーム

下駄箱のリフォームの費用は約20万円〜45万円で、リフォームにかかる期間は1日〜2日です。高さや幅、収納方法を変えるだけで、収納能力は格段に向上します。

下駄箱のデッドスペースをなくしたい、おしゃれな収納スペースにしたいという方は、シューズクロークを作るのがおすすめです。広々と使えるシューズクロークは、靴だけでなく傘やスポーツ用品なども収納できます。

土間のタイルのリフォーム

土間のタイルの相場は1平方メートルあたり1万〜3万円で、リフォームにかかる期間は2日〜3日です。タイルの素材に大理石や天然石を選ぶと費用が高くなりますが、傷つきにくく、高級感が溢れる玄関に仕上げられます。タイルに使う素材は、色や柄が豊富なので、玄関のイメージに合わせて選びましょう。

土間を広くするリフォーム

土間を広くするリフォームの相場は約30万円〜50万円で、リフォームにかかる期間は2週間〜2カ月です。玄関の土間が広いと、ベビーカーや自動車、ゴルフバッグなどを置けます。マンションのリフォームをするなら、思い切って玄関を広げ土間収納として活用するというのも1つの方法です。

土間にドッグ用水栓を作るリフォーム

ドッグ用水栓を作る場合、水栓代と工事費用がかかります。新設する場合は排水工事が最大の問題で、最も近くにある排水管の場所によって費用が大きく異なるので一概にはいえません。

玄関に水道栓や排水設備があれば、玄関土間にドッグ用水栓を作ることが可能ですが、排水管の勾配が取れなくて施工不可の場合もあります。玄関にドック用の水栓を新設する場合の期間は、床や壁の補修工事を含めて最低でも2〜3日程度は必要です。

玄関を明るくするリフォームの費用・工期

玄関を明るくするリフォームの相場は約2万円〜3万円で、リフォームの期間は1日です。マンションは光を取り込めるスペースが限られており、玄関や洗面所、お風呂場などは光が入らない作りになっていることが多いでしょう。

大規模なリフォームが難しい場合は、壁紙や玄関の土間タイルを変えるだけでもイメージが変わります。窓がない玄関は、白っぽい壁紙で明るく見せるのも1つの方法です。壁の1面だけを違うカラーにするとワンポイントになり、一気におしゃれ度がアップします。

玄関で大きな面積を占める下駄箱を白いものに変えるだけでも玄関の印象は明るくなるので、玄関のテーマカラーを明るい色にしましょう。

【施工内容別】戸建住宅の玄関リフォームの費用

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マンションの施工内容別の費用を確認してきましたが、戸建住宅に住んでいる人も多いでしょう。ここでは、戸建住宅の施工内容別の費用を2つ紹介します。

  • 引き戸の交換・取り付けリフォーム
  • 玄関の増築リフォーム

引き戸の交換・取り付けリフォーム

引き戸の交換・取り付けリフォームの相場は約20万円〜50万円で、リフォームにかかる期間は3日です。引き戸の費用は以下の条件で異なります。

種類木目調アルミ調
素材 断熱ガラス シングルガラス
ランマ(ドア上部の開口部) あり なし

上記の条件の組み合わせで1番高級なものは、木目調で断熱ガラス、ランマありです。

玄関の増築リフォーム

玄関の増築リフォームにかかる費用は、場合により変わります。

  • 既存の玄関を広くする場合
  • 既存の玄関を残して第二玄関を増築する場合
  • 既存の玄関を潰して新規玄関を増築する場合
  • 二階に玄関を増築する場合

「二階に玄関を増築する場合」は大規模な工事になり、工期も延びるため、費用は100万〜120万程度かかります。その他の場合は、費用相場は30万程度です。

玄関増築にかかる工期ですが、土間工事やタイルの交換など、施工する部分が多いと期間が長くなり1カ月以上かかることもあります。

玄関リフォームの費用を抑えるコツ3選

リフォーム費用を抑えるコツ

玄関リフォームの費用を紹介しましたが、「費用が高くてリフォームできない」と感じた方も多いでしょう。ここでは、玄関リフォームの費用を抑えるコツを3つ紹介します。

複数社から見積もりを取る

リフォームの費用を抑えるためには、見積もりを取って相場を知る必要があります。業社によっては価格や料金プランが異なっていることもあります。見積もりを取るときには、「ほかの業社にも見積もりをお願いしている」と伝えましょう。業社も価格を釣り上げにくくなり、適切な金額で依頼できます。

リフォーム内容や材料の値段を下げる

玄関リフォームをする際は何を優先するのか先に決めましょう。玄関ドアにも種類があり、良いものを選んだ場合高額な費用になります。玄関ドアにはカードキーに対応しているものや両開きのドアなど種類が多いです。まずはリフォームで優先するべきところを考え、材料をどうするのか決めましょう。

補助金を活用する

玄関リフォームの費用を抑える方法の1つに補助金があります。下記が玄関リフォームで活用できる補助金です。

  • 介護保険
  • 次世代省エネ建材支援事業
  • 高性能建材のよる住宅の断熱リフォーム支援事業

補助金は条件や補助金額が異なるため、活用したい方は業社に相談するのがおすすめです。上記以外にも自治体が行なっている補助金もあるので調べて、少しでも費用を抑える工夫をしましょう。

玄関リフォームの3つのポイント

玄関リフォームの3つのポイント

断熱と風通しを考える

玄関リフォームでは、断熱と風通しをよくする工夫が必要です。断熱性が高いと冬を快適に過ごせて、風通しがいいと夏を過ごしやすいでしょう。断熱性が低いと玄関から暖かさが逃げていくので、玄関はとても重要な場所です。快適な家にリフォームしたい場合は、断熱と風通しをしっかり考えましょう。

玄関の段差を考える

玄関では段差の高さに注意しましょう。段差が高いと入りにくい玄関になります。将来的にバリアフリーを目指す場合は、段差のない玄関にするのも1つの方法です。車椅子でも通りやすいよう、スロープや昇降機の設置も考えましょう。

収納スペースを確保する

玄関には、靴や小物置きなど収納スペースが必要です。家族が多くなるにつれて収納スペースが足りない家庭も多いでしょう。玄関リフォームをする際は、デッドスペースをうまく使った収納スペースが求められます。収納スペースがあるだけで綺麗にまとまった印象のいい玄関になるでしょう。

まとめ

玄関リフォームの費用相場や費用を抑えるコツやリフォームのポイントを紹介しました。玄関は最も人目につきやすい場所なので、明るく清潔なスペースにした方が印象がいいです。家の雰囲気を変えたいなら、玄関のリフォームをやってみましょう。

どんな業者に依頼すればいいかわからない、費用や相場を複数業者から簡単に比較したい、おすすめの実績豊富な業者がいれば教えてほしいと思った方も多いでしょう。無料で一括見積もりができる比較ビズを利用してみてはいかがでしょうか。

監修者のコメント
タクトホームコンサルティングサービス
代表 亀田 融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士、マンション管理士、インテリアコーディネーター、JSHI公認ホームインスペクター、日本不動産仲裁機構ADR調停人、明治大学工学部建築学科卒業後、東証一部上場企業グループの不動産・建設会社の建築部門に33年間勤務。注文住宅、賃貸マンション、官庁工事等の施工管理を12年間行った後に、住宅リフォーム事業を立ち上げ責任者となる。(最終役職:取締役)分譲マンションの専有部分、戸建住宅のリノベーションを中心に事業部全体で年間1,000件以上の工事を手掛ける。2015年10月よりホームインスペクション(建物調査・住宅診断)の専門会社を運営する傍ら、小規模リフォーム会社の顧問として活動中。

玄関は住まいの顔といわれる様に、玄関をリフォームするだけで来訪者の第一印象が大きく変わります。それだけに万一リフォームに失敗することにでもなれば、致命的といえます。

玄関リフォームの目的は、防犯対策、収納の充実、老朽化対策(玄関ドアの交換、壁紙やフローリングの張替えなど)等さまざまですが、近年では断熱対策、通風対策、採光対策などの機能面の向上や、バリアフリー、高齢者の介護の目的で行われることも多いようです。

このように玄関リフォームの工事内容は多岐に渡るので、工事を行う前にはどんなリフォームが必要なのかを良く見極めた上で、目的に応じて工事の優先順位をあらかじめ決めておくことが大切です。

また同居している家族がいる場合には事前に家族内の意見をまとめておかなければ、リフォーム後に不満が出ることにもなりかねません。特に玄関は住まいの中では共用部分になるので、この点には十分注意する必要があります。

さらにマンションにお住まいの場合には、自由にリフォームできる部分とできない部分があります。玄関ドアの交換などはできないことが多いので、まずはマンションの管理規約などで確認して、不明な点があれば必ず管理組合や管理会社に確認しておきましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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