和室を洋室にするリフォームの費用や方法を解説!リフォームの注意点も紹介

 SD住宅相談室
監修者
SD住宅相談室 花沢 雅樹
最終更新日:2023年10月02日
和室を洋室にするリフォームの費用や方法を解説!リフォームの注意点も紹介
この記事で解決できるお悩み
  • 和室を洋室にリフォームする費用はいくら?
  • 和室を洋室にリフォームする方法は?
  • 和室を洋室にリフォームするときはどこを変えればいい?

和室を洋室へリフォームするときに、どのくらいの費用がかかるのか気になるところでしょう。リフォームの流れや、具体的に何を変えればよいのかわからない方もいるはず。

この記事では、和室を洋室にリフォームしたい方に向けて、場所別の費用相場やリフォームのポイントを徹底解説します。和室から洋室へのリフォーム費用や流れを知り、不安を解消したい人、必見です。

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和室を洋室へリフォームするのに必要な施工内容と費用相場一覧

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和室を洋室へリフォームする際の施工内容と費用相場の一覧です。リフォームの参考にしてください。それぞれ詳しくみていきましょう。

  • 畳をフローリングに張り替える:10万円〜30万円
  • 天井と壁のクロスを張り替える:4万円〜12万円
  • ふすまやドアを取り換える:3万円〜22万円
  • 押し入れをクローゼットに変える:8万円〜20万円

※壁クロス単体の販売価格:1?あたり1,100円〜1,200円

畳をフローリングに張り替える:10万円〜30万円

掃除が簡単になったり部屋の雰囲気もガラッと変わるため、おすすめのリフォームです。リフォームにかかる費用は、10万円から30万円です。畳をフローリングに張り替えるリフォームについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

フローリングの材質は合板と無垢の2種類

フローリングの種類は、合板フローリング・無垢フローリングの2種類です。 合板フローリングは、複数の板を重ね合わせたフローリングです。複合フローリングとも呼ばれています。無垢フローリングは、単層フローリングとも言います。無垢材を使用していて、天然の木が持つぬくもりや質感が魅力です。

合板と無垢どちらがいい?

結論から言うと、それぞれの防音機能を見て決めるのがおすすめです。フローリングは、畳と比べると防音性や遮音性が高くありません。遮音性がより低いフローリング材を選んでしまうと、防音基準を満たすために下地を敷く必要が生じるので、費用や工期も余分にかかります。

合板と無垢どちらを選ぶにしても、住まいの防音基準が満たされているか確認してリフォームしましょう。

天井と壁のクロスを張り替える:4万円〜12万円

天井と壁の張り替えには、クロスと塗装の2種類の方法があります。クロスの張り替えは1日で終わりますが塗装は数日かかります。天井や壁の張り替えは、早く仕上がるクロスがおすすめです。

天井と壁の張り替えについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

生活に合った機能のクロスを選ぶことがポイント

クロスには消臭・防カビ・抗菌などさまざまな機能がついています。クロス選びのポイントは、自分の生活に合った機能を選ぶことです。自分たちの生活スタイルに合ったクロスを選びましょう。

クロスの選び方

ペットがいるなら消臭機能つきがおすすめです。小さい子供がいるなら防汚機能つきを選ぶといいでしょう。アレルギーの方がいる場合は、抗アレルギー効果やカビを抑えるクロスも。

ふすまやドアを取り換える:3万円〜22万円

ふすまをドアに変えると部屋の印象が変わるだけでなく、掃除やメンテナンスが楽になります。どのドアがよいかわからなくなった場合は、複数のドアの機能や価格を比べることがおすすめです。ドアを選ぶ際は、次の2点に注意しましょう。

  • 開閉がスムーズにできるか
  • ストッパー機能の有無

ふすまからドアへの工事は簡単な引き戸がおすすめ

ドアは、開き方により開き戸と引き戸にわかれます。開き戸は高い気密性がある反面、開閉にスペースが必要となります。引き戸は前後にスライドして開閉するため、スペースが少なくても問題ありません。

和室から洋室にするリフォームでは、開閉にスペースを使わない引き戸がよいでしょう。引き戸にしておくと、将来介護で車椅子を使うようになったときも移動が楽になります。引き戸は比較的簡単な工事で設置できるため、おすすめのリフォームです。

押し入れをクローゼットに変える:8万円〜20万円

押し入れをクローゼットに変えることで、収納が簡単になります。リフォームに必要な費用は、8万円から20万円です。押し入れの奥行きをクローゼットでも活かしたいときは、収納家具の使用がおすすめです。収納家具を上手に使うことで、広い奥行きを有効活用できます。

和室を洋室へリフォームする前にチェックするべき5つのこと

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和室を洋室へリフォームする前にチェックすべきことを、以下の5点から紹介します。忘れてしまうと、トラブルや再工事の原因となりかねません。しっかりチェックしておきましょう。

  • フローリングは防音基準を満たしているか
  • 天井と壁のクロスに耐久性があるか
  • ドアを設置する際は横に壁があるか
  • 押し入れをクローゼットにする際にスペースが空きすぎていないか
  • リフォーム前に管理組合への届出や近隣住民への挨拶を済ませたか

フローリングは防音基準を満たしているか

マンションでのリフォームの場合、管理規約によって防音規定や遮音等級など防音基準が決まっています。フローリングには防音性や遮音性がさほどありません。使うフローリングが管理規約の防音基準を満たしているかどうか、事前に確認しておきましょう。

天井と壁のクロスに耐久性があるか

耐久性がない天井や壁のクロスを選ぶと生活するうちにはがれてしまい、再リフォームとなってしまいます。耐久性に優れており安価で手入れしやすいため、ビニールクロスが人気です。

ドアを設置する際は横に壁があるか

建築基準法によって、ドアの横には壁を設けることが定められています。壁を作らないままリフォームをしてしまうと、建築基準法違反に該当してしまうため注意が必要です。

部屋の間取りによって、ドアの設置場所が変わってきます。計画段階でリフォーム業者としっかり話し合いましょう。

押し入れをクローゼットにする際にスペースが空きすぎていないか

奥行きのある押し入れをクローゼットに変える際には、デッドスペースを作らないよう工夫が必要です。押し入れのデッドスペースを活かすために、収納家具を使うといいでしょう。

押し入れは奥行きが75cm以上!

クローゼットは洋服の収納が目的のため、押し入れほど奥行きがいりません。押し入れの奥行きをそのままクローゼットに使ってしまうと、物が取り出しにくくなる場合があります。

リフォーム前に管理組合への届出や近隣住民への挨拶を済ませたか

マンションでリフォームするときは、管理組合への届出が必須です。壁や床の工事は騒音がつきものなので、いくら静かに工事をしても隣近所への影響は否めません。施工業者も出入りしますので、リフォームで迷惑を掛けてしまうことを近隣の方にしっかり伝えておきましょう。

和室を洋室へリフォームする3つのメリット

和室を洋室にリフォームするメリットを紹介します。

和室を洋室へリフォームする3つのメリット

生活に合わせた部屋にできる

和室を洋室にするリフォームの魅力は、生活に合わせてアレンジできることです。子供がいる家庭は、床で遊んだり寝転んだりできるようにラグマットやカーペットを敷くことができます。 高齢者がいる場合は、ベッドにした方が生活が楽です。 ライフスタイルに合わせて部屋を変えられることが、リフォームのメリットでもあり魅力でもあります。

清潔感を保ちメンテナンスが楽

メンテナンスの楽さも、和室を洋室にするメリットです。和室の場合は、ふすまや障子の張替えなど定期的メンテナンスが発生します。洋室には、和室のような定期的なメンテナンスはありません。洋室は和室と違い、基本的にフラットな構造です。和室のような凹凸がなく掃除がしやすい点も、洋室のメリットと言えるでしょう。

段差をなくして介護にも備えられる

和室を洋室にすると同時にバリアフリー化することで、リフォームと将来の介護への準備を一気に済ませられます。将来高齢者が住む可能性があるなら、和室を洋室にするリフォームとバリアフリー化を一気に行うことがおすすめです。

まとめ

和室を洋室にするリフォームのメリットは、メンテナンスを減らしつつ生活スタイルに応じた部屋へ変えられることです。具体的には、フローリングや壁の張り替え、ドアへの交換、クローゼットの設置が挙げられます。同時にバリアフリーリフォームも行うと、将来の介護にも対応可能です。

和室を洋室にするリフォームのメリットがわかったところで、どんな業者に頼めばいいか不安も出てくるでしょう。業者を選ぶ際は、見積もりを複数取って価格やサービスの比較をすることがおすすめです。

弊社の「比較ビズ」では、複数の業者から見積もりや提案を受け付けています。どこで見積もりを取るか決められない場合は、ぜひ「比較ビズ」を利用してください。

監修者のコメント
 SD住宅相談室
花沢 雅樹

宮城県の一級建築士事務所。建築物について調査・リフォーム設計・コンサルティングを行う。耐震性能、省エネ性能、劣化のしにくさ、維持管理のしやすさの観点にて、計画をされている設計内容を、図面や見積書のチェックなど、第三者視点にて中立な立場でアドバイスを行う。

和室を洋室にリフォームをする方法はいくつかあります。完全に洋室にリフォームする場合、和室をすべて解体する必要がありますが、この場合、解体工事や廃材の処分費がかかります。

そのため、リフォーム工事の期間も含めると全体の工事日数や費用も多くかかります。費用を抑えるコツは、出来るだけ解体・処分の範囲を少なくする方法になります。

例えば、和室の造作材は解体せず塗装をする、天井が木製の場合はその上に薄い合板を張りクロスで仕上げる、建具も表面に化粧板を張る、などがあります。現在の畳が薄い(15mm程度)場合、床上げが不要でフローリングに交換が出来ます。

あるいは、最近の畳はカラーやデザインも豊富なため、ヘリ無のものを使えば洋風和室にリフォームすることも可能です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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