洋室リフォームの費用相場はどのくらい?注意すべき4つのポイントを解説!

建築事務所RDA
監修者
建築事務所RDA 代表 向田 良二
最終更新日:2023年12月18日
洋室リフォームの費用相場はどのくらい?注意すべき4つのポイントを解説!
この記事で解決できるお悩み
  • 洋室リフォームにかかる費用相場はどのくらい?
  • 洋室リフォームで意識すべきポイントは何?
  • 洋室リフォームで注意すべきなのはどんな点?

洋室リフォームを検討しているけど、費用はどのくらいなんだろう」「リフォーム費用がバラバラでよくわからない」と悩んでいる方、必見です。洋室リフォームの費用は40万円〜60万円ですが、工事の規模によってさらに高額になることも少なくありません。

この記事では、洋室をリフォームする際の費用相場をケース別に解説します。さらに洋室リフォームが失敗しないポイントや注意点についても紹介しているため、リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

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洋室リフォームの費用相場【ケース別】

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洋室リフォームの費用相場は下記の通りです。

フローリング張替えや壁紙交換 約20万円
畳からフローリングへのリフォーム 約15万円〜35万円
押入れからクローゼットへのリフォーム 約10万円〜50万円
和室から洋室へのリフォーム 約30万円〜100万円
マンションの洋室リフォーム 約30万円〜60万円

洋室リフォームの一般的な費用相場は40万円から60万円前後です。リフォームの種類や規模、部屋の数によって費用が大きく変わるので注意しましょう。自分がどのような洋室リフォームを希望しているのかによって、費用相場を把握することが重要です。

フローリング張替えや壁紙交換は約20万円

フローリング材やクロスなどの材料費を含めて20万円ほどなので、おしゃれ感覚で行える洋室リフォームといえます。壁紙を張替えて気分を一新したい、机やソファなどの家具と壁紙を合わせたいといった希望に合わせて行えるのがポイント。子ども部屋のリフォームでもよく行われる工事です。

畳からフローリングへのリフォームは約15万円〜35万円

畳だった部屋をフローリングに変える場合、下地材の設置が必要になるため、フローリングの張替えよりも規模の大きな工事になります。予算を抑えたいのであれば、フローリングよりも安価なクッションフロアを使うのも一つの手です。クッションフロアを使えば、費用を8万円から15万円ほどにできます。

押入れからクローゼットへのリフォームは約10万円〜50万円

襖の撤去、扉の取り付け、押入れ内部の仕切りの変更、ハンガーパイプの設置などの工事内容です。ウォークインクローゼットにする工事をすると、費用は50万円ほどでしょう。費用を抑えたい場合には、襖を撤去せずに棚を追加する簡単なリフォームを行う選択肢もあります。

和室から洋室へのリフォームは約30万円〜100万円

洋室の部分的なリフォームではなく、和室全体を洋室へ変更するリフォームでは、30万円から100万円前後の費用がかかります。

畳からフローリング、押入れからクローゼットへの変更、障子の撤去とカーテンの設置、壁紙の張替えなどの工事をすべて行わなければなりません。 リフォームで使う材料の質や下地材の劣化具合によって、費用が高額になるケースもあります。

マンションの洋室リフォームは約30万円〜60万円

マンションの和室を洋室にするリフォームは戸建てよりもやや安く、費用は30万円から60万円です。マンションでは壁の工事が容易なので、費用が安くなります。工事内容や規模によってはリフォーム費用が高額になることもあるので、総額がいくらになるのか業者にしっかり確認することが重要です。

洋室リフォームのポイント2つ

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洋室リフォームを満足の行く仕上がりにするためには、部屋の種類によって意識しておくべき2つのポイントがあります。

洋室リフォームのポイント

寝室は防音性を重視する

寝室を洋室リフォームする際のポイントは、防音性です。寝室では静かな環境で眠れることが重要なので、二重窓や防音ガラスを用いて防音性に優れた部屋を作るとよいでしょう。カーペットを敷いたり、コルクタイルを採用したりすると、防音性や吸湿性に優れた床になります。

和室から洋室へのリフォームは予算を抑える工夫が必要

和室から洋室へのフルリフォームでは、予算を抑える工夫が必要です。リフォームには30万円から100万円前後の費用がかかりますが、リフォーム箇所を限定することで、予算を抑えられます。

たとえば、襖は残しておいて畳をフローリングに変える、襖は残して棚を増やすなどのケースでは、低コストでリフォームが可能。とくに、リフォームに合わせてインテリアを一新する場合にはかなりの費用がかかるので、トータルコストを計算することが重要です。

洋室リフォームの注意点4つ

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洋室リフォームを依頼する際は、以下の4つに注意するようにしましょう。

  • 壁紙やフローリングは用途に合わせて選ぶべき
  • マンションのリフォームでは防音基準に注意すべき
  • 複数社から相見積もりを取るべき
  • バリアフリーを意識すべき

壁紙やフローリングは用途に合わせて選ぶべき

壁紙やフローリングにはさまざまな種類があり、用途が異なります。 壁紙ごとのメリット・デメリットは以下のとおりです。

  メリット デメリット
ビニールクロス 安価で種類が多い 通気性や調湿性が低い
紙クロス 吸音性・吸湿性に優れている 費用が高額になりやすい
織物クロス 通気性・吸湿性に優れている あまり普及していない
木質系壁紙 おしゃれで温もりを感じられる 費用が高額になりやすい
珪藻土壁紙や漆喰壁紙 防火性・消臭効果が高い 対応している業者が少ない

フローリングも、天然木を使った無垢フローリングと湿度や温度変化に強い複合フローリングがあります。理想とする部屋の雰囲気や耐久性を考慮して使う材料を決めましょう。

マンションのリフォームでは防音基準に注意すべき

マンションで洋室リフォームする場合には、防音基準に注意しなければなりません。マンションでは、下の階の住民に対する配慮のため、防音基準が定められています。たとえば、人が飛び跳ねる音がほとんど聞こえない防音基準はL-40、小さく聞こえる場合にはL-45です。

洋室リフォームでは、単に畳をフローリングするだけではなく、自分が住んでいるマンションで定められている防音基準を満たす工事が必要です。

複数社から相見積もりを取るべき

リフォーム費用を抑えるためには、複数社から相見積もりを取ることが必須です。複数社から見積もりを取ることで、工事のおおよその相場を見極められます。相場から大きく外れた見積もりを出してくる業者を外すことも可能です。

単に見積額が低い業者を選べばよいわけではない点に注意。安さだけでなく、工事内容や使っている材料の質、営業担当者の人柄なども考慮して決めましょう。

バリアフリーを意識すべき

洋室リフォームではバリアフリーをとくに意識すべきです。和室には段差が多く、高齢者に優しい作りではありません。車いす生活になると、和室への移動や和室からの移動が大変になるケースもあります。

洋室リフォームでは、洋室内の段差や洋室と他の部屋と段差をなくしてバリアフリー化することが重要。今の使いやすさだけでなく、将来の利便性も考えてリフォーム内容を検討しましょう。

洋室リフォームの費用相場のまとめ

洋室リフォームの費用は以下のとおりです。

フローリング張替えや壁紙交換 約20万円
畳からフローリングへのリフォーム 約15万円〜35万円
押入れからクローゼットへのリフォーム 約10万円〜50万円
和室から洋室へのリフォーム 約30万円〜100万円
マンションの洋室リフォーム 約30万円〜60万円

工事内容や工事規模、壁や床の劣化具合によって費用が増減することを覚えておきましょう。壁紙やフローリングにこだわり、バリアフリー化することで快適で過ごしやすい洋室を手に入れられます。

「比較ビズ」では、内装工事や洋室リフォームを得意とする建築会社を探せます。全国各地の建築会社をさまざまな条件で比較しながら探せるので、自分にぴったりの業者を見つけられるでしょう。洋室リフォームの依頼先を探している方は、ぜひ一度比較ビズを利用してみてください。

監修者のコメント
建築事務所RDA
代表 向田 良二

住宅業界・設計事務所にて販売から設計・工事管理までを15年経験する。 2021年建築事務所RDAを設立。広い知見を活かした建築設計・調査・コンサルティングを 軸に活動中。

洋室リフォームの補足として、記載の金額はあくまで一般的な洋室の費用で大きさや作りによって金額が変わってくる場合があります。

例えば、現在壁にビニールクロスが貼ってある部屋を貼替するのは容易ですが、木材の板が貼ってある部屋などは直接ビニールクロスが貼れないので下地の工事が必要になり、金額が多くかかります。現在の部屋の仕様に合った素材を選定することをお勧めします。

また、内装などのインテリア材は種類が多くこだわれば選択肢が非常に多くあります。選定幅を広げれば時間が膨大にかかったり、金額も増えたりすることがあります。事前の選定計画や予算組をお勧めします。

最後に業者に依頼する際はデザイン系で価格帯が上なのか、はたまた安さを売りにしていてデザインは弱い等特徴は様々なので、どういう売りの会社なのか見極めて依頼をする事で希望の方向に進みやすいと思います。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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  • どのリフォーム会社がいいかわからない
  • リフォームの工事内容が不明確
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