風呂リフォームの費用相場はいくら?価格を抑える5つのポイントを紹介!

最終更新日:2023年05月31日
風呂リフォームの費用相場はいくら?価格を抑える5つのポイントを紹介!
この記事で解決できるお悩み
  • 風呂リフォームの費用相場はいくら?
  • 風呂リフォームの費用を抑えるポイントは何?
  • 風呂リフォームはDIYでもできる?

風呂リフォームを検討していて「費用はどのくらい?」「できるだけ安く済ませたい」とお悩みの方必見。

風呂リフォームは安くても50万円、高いと150万円前後の費用がかかります。リフォーム費用を安く済ませたい方は、費用を左右する要因を知ることが大切です。

この記事では、風呂リフォームの費用を抑えるポイントをまとめました。風呂リフォームを依頼したいと思っている方はぜひ参考にしてください。

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風呂リフォームの費用相場は50〜150万円

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風呂リフォームの費用相場は、50万円〜150万円です。工事の内容ごとの費用相場は下の表のとおりです。

浴室床・壁のタイル交換 3〜10万円
簡易的なバリアフリー工事 20〜30万円
暖房乾燥機の取り付け 20〜25万円
バスタブの交換 30〜40万円
バランス釜の撤去・新しい浴槽の取り付け 45〜50万円
ユニットバスの交換 70万円〜
浴室全体のバリアフリー化 100万円〜
浴室の移動・新設 150万円〜
最高級品質ユニットバスの導入 210万円〜

50万円前後で行える風呂リフォーム

風呂リフォームの予算が50万円未満の場合、可能な工事は下記のとおりです。浴室の一部を変更したい場合や、古い部品を交換するケースでは50万円あれば十分でしょう。

  • 暖房乾燥機の取り付け:20〜25万円
  • バリアフリー工事:15〜25万円
  • 内装の変更・設備の交換:5〜50万円

暖房乾燥機の取り付け

暖房乾燥機を取り付ける場合、25万円以下で施工可能です。暖房と乾燥、換気と涼風の機能を搭載した製品は、浴室で洗濯物が乾かせるメリットもあります。

バリアフリー工事

手すりを付ける、床材を交換する、段差を解消するなどの簡易的な工事の場合、20万円程度で施工可能です。風呂・浴室のバリアフリー化は、高齢者がいる家庭を中心によく行われるリフォームの1つです。

内装の変更・設備の交換

風呂のタイル交換は、数万円〜10万円、バスタブ交換は30万円前後、給湯器交換は50万円前後の費用がかかります。 設備の交換程度の簡単なリフォームであれば、50万円未満で行えると考えていいでしょう。

100万円前後で行える風呂リフォーム

100万円前後でできる風呂リフォームは、下記のとおりです。

  • 浴室移動:80〜100万円
  • 内装の全体的なリフォーム:90〜110万円

浴室移動

やや規模の大きい浴室移動は、100万円前後で行えます。「浴室と脱衣所・洗面所の位置を交換して浴室を広くしたい」「浴室で足を伸ばせるように広くしたい」という場合に行われるリフォームです。工事期間は10日前後で済むことがほとんどです。

内装の全体的なリフォーム

風呂の内装を全体的にリフォームする場合の費用は、100万円前後です。タイル張りの内装を変更する、より温かくなるように内窓を取り付けるなどの工事を複数行えるでしょう。

150万円前後で行える風呂リフォーム

150万円前後の費用がかかる風呂リフォームとして、以下の工事が挙げられます。

  • ユニットバスのリフォーム:100〜150万円
  • 風呂全体のバリアフリー化:100〜150万円

ユニットバスのリフォーム

古いユニットバスを新しく交換する、従来型の浴槽をユニットバスに交換するなどのリフォームでは、50万〜150万円が費用相場です。

風呂全体のバリアフリー化

風呂の一部ではなく、浴室全体をバリアフリー化する場合の費用相場は、100万円〜150万円です。

浴室の段差解消や滑りにくい床材への交換、手すりの設置、浴槽のへりを低くするなどの工事もあわせて行うことがほとんどです。車椅子を利用する場合のことも考慮して扉は引き戸にし、浴室や脱衣所の拡張もするといいでしょう。

150万円以上で行える風呂リフォーム

150万円以上の予算がある場合、風呂のグレードアップが可能です。ユニットバス本体の値段が70万円の場合、既存の内装の撤去と新設に140万円ほどかかるため、総額は210万円程度です。

浴室を広くして大きな窓を設置する場合も、大規模な拡張工事が必要になります。最高級品質のユニットバスは本体のサイズも大きく高額であるため、さらに費用がかかる大規模な工事となります。

風呂リフォームの費用相場が変動する要因5つ

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風呂のリフォーム費用が変動する要因は主に5つあります。5つの要素を覚えておくと、費用を節約する助けになるでしょう。

  1. 在来工法かユニットバスか
  2. 戸建てか集合住宅か
  3. ユニットバスのグレード
  4. ユニットバスの大きさ
  5. オプション

1. 在来工法かユニットバスか

風呂リフォームの費用を左右する1つのポイントは、風呂の種類が在来工法かユニットバスかです。一般的には、工場で製造されたパーツを組み立てて作るユニットバスがよく用いられます。費用もユニットバスの方が安いことがほとんどです。

オーダーメイドの在来工法、もしくは在来浴室は費用が高額になりがちです。風呂や壁の材質から内装まで、こだわりをすべて実現できますが、かなりの予算が必要です。

2. 戸建てか集合住宅か

ユニットバス本体の価格は、マンション用の方がやや高めに設定されています。浴室の広さは戸建ての方が広く、リフォーム費用は高くなるのが一般的です。

集合住宅は、浴室が狭いため風呂リフォームの自由度が下がる一方、集合住宅向けの高級ユニットバスが開発されているのがメリットです。風呂リフォームで強いこだわりを実現できる可能性があります。

3. ユニットバスのグレード

当然ユニットバスのグレードが高くなれば、価格も高額になるでしょう。標準的なユニットバスであれば50万円〜80万円、高級な製品は100万円以上です。

風呂リフォームの予算には、ユニットバスの本体価格だけでなく人件費や廃材処分費なども含まれます。

4. ユニットバスの大きさ

ユニットバスのグレードだけではなく、大きさも価格に影響を与えます。たとえば、あるユニットバスの価格は、最小の1216で総額991,000円、最大の1624では総額1,409,000円です。

ユニットバスの大きさにより1.5倍程度の価格差が生じることもあります。浴室の大きさや予算を総合的に検討してユニットバスを選ぶことが重要です。

ユニットバスのサイズとは?

ユニットバスにはサイズは規格で決められています。主なサイズは、1216(120cm×160cm)、1418(140cm×180cm)、1616(160cm×160cm)などです。

5. オプション

風呂リフォームを行う際、オプションを付けるかどうかも考慮しなければなりません。オプションを付ければ、リフォームの費用は高額になります。風呂リフォームでよく検討されるオプションは以下の5つです。

  • 手すり・握りバー
  • テレビ
  • 追い焚き機能
  • ジェットバス機能
  • 浴室暖房乾燥機

風呂リフォームの費用を抑えるポイント5つ

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風呂リフォームでは以下の5つの点に注意すると、費用を抑えられるでしょう。

  1. 工事する部分を少なくする
  2. 相見積もりを取る
  3. メーカーではなくリフォーム業者に依頼する
  4. 補助金・助成金を活用する
  5. 浴室までの動線を確保する

1. 工事する部分を少なくする

風呂リフォームの費用は、新しい設備の価格と人件費に大きく左右されます。工事する部分を少なくすることで工期が短くなり、人件費を削減することが可能です。

風呂リフォームの費用を少なくするために、一部分だけ工事を行い、将来的に別の部分の工事を依頼することもできます。まとめてリフォームした方がトータルコストを減らせることもあるため、リフォーム業者に相談しましょう。

2. 相見積もりを取る

風呂リフォームに限らず、リフォームでは相見積もりを取ることが非常に重要です。相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り比較することで、適正価格を知ることです。

1番安い業者に依頼するのではなく、適正価格を提示している業者のなかから最も信頼できる業者を選ぶのがポイントです。

3. メーカーではなくリフォーム業者に依頼する

風呂リフォームの費用を抑えたい場合、メーカーではなくリフォーム業者に依頼しましょう。ユニットバスを製造するメーカーは工事費が高くなるケースが多いです。

リフォーム業者は長年の経験から、ユニットバスのグレードや安い工法のアドバイスを与えてくれることがあります。

4. 補助金・助成金を活用する

風呂リフォーム費用の一部を補助金や助成金で賄うことも可能です。とくに以下の3つの補助金は、風呂リフォームで活用できる可能性があります。

自治体により独自の補助金を設置しているところもあります。担当窓口に問いあわせてみましょう。

5. 浴室までの動線を確保する

風呂リフォームの費用は、工期の長さに左右されます。浴室までスムーズに行き来できる環境が整えることで工事が早く終わり、費用を削減できるでしょう。

風呂リフォームの注意点3つ

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風呂リフォームを行う際には、以下の3つの点に注意しましょう。

  1. 業者との打ち合わせを入念に行う
  2. 機能やサイズ感・色合いを確認しておく
  3. アフターケアが充実している業者を選ぶ

1. 業者との打ち合わせを入念に行う

風呂リフォームでは、工事の前でも途中でも業者との打ち合わせを入念に行うことが非常に重要です。リフォームで起こるトラブルの多くは、コミュニケーション不足に起因しています。

予算をオーバーしている、工事期間が大幅に延びている、希望している工事と違うなどのトラブルを防ぐため、工事前にしっかりと打ち合わせを行いましょう。工事を任せきりにするのではなく、工事中も時折進捗を見守り、適切な指示を出すとトラブルを防げます。

2. 機能やサイズ感・色合いを確認しておく

風呂リフォームの際、ユニットバスや内装の機能やサイズ感、色合いは必ず確認すべきです。希望した機能が備わっていなかった、ユニットバスが浴室に入らない、ユニットバスと壁の色があっていないなどのトラブルが起こりやすいです。

商品を外見だけで選ぶのではなく、機能や浴室との調和性も確認しましょう。

3. アフターケアが充実している業者を選ぶ

風呂リフォームでは、アフターケアが充実している業者を選ぶことが重要です。既存設備の解体後、工事の完成後に思わぬトラブルが発生することも少なくありません。

実績のあるリフォーム業者であればアフターケアも充実しており、急なトラブルにも冷静に対応してくれます。インターネット上の口コミや事例も参考にし、親身になり提案や相談に乗ってくれる業者に工事を依頼しましょう。

風呂リフォームはDIYでできる?

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風呂リフォームにはかなりの費用がかかるため、DIYをして費用を抑えたい、と考える方も多いでしょう。DIYで風呂を希望どおりにリフォームできるかどうかは、工事する場所により異なります。DIYでできるリフォームとできないリフォームを紹介します。

DIYでできる風呂リフォーム

DIYでできる風呂リフォームは、浴槽やシャワー以外の工事です。たとえば、タイルの張替えや内窓の設置などです。DIYに慣れている方であれば、誰かの助けを借りて浴室乾燥機の交換をできる可能性があります。

DIYでできない風呂リフォーム

風呂リフォームのなかでも、浴槽・シャワーの交換や電気系統の工事、ガス工事は、DIYで行えない範囲です。

電気工事やガス工事を行う際は、専門資格が必要です。ユニットバスは非常に重く、けがをするおそれがあります。重大な事故につながりかねないため、DIYでできる範囲をしっかり把握しましょう。

DIYで風呂リフォームする際の注意点

風呂リフォームの一部をDIYで行う場合、どんなリスクがあるか理解しておかなければなりません。DIYでリフォームを行うリスクには以下の点があります。

  • けがをするおそれがある
  • 失敗した場合元の状態に戻せない
  • 時間がかかる
  • 賃貸物件では大きなトラブルになる

持ち家で簡単な工事の場合にのみ、DIYでのリフォームが可能です。DIYが難しいと感じる場合、迷わず専門の業者に風呂リフォームを依頼しましょう。

まとめ

風呂リフォームの費用相場は、50万円〜150万円です。複数の業者から相見積もりを取る、補助金を利用するなどして、費用を抑えることが可能です。トラブルを未然に防ぐため、業者とのコミュニケーションも重要になります。

比較ビズは、全国各地の建築・建設業者を条件ごとに比較しながら選べる便利なサイトです。風呂リフォームに強く、実績のある業者も検索可能であるため、自分の条件にあった業者を見つけられるでしょう。

風呂リフォームを検討している方は、無料で検索できる比較ビズをぜひ1度利用してみてください。

監修者のコメント
タクトホームコンサルティングサービス
代表 亀田 融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士、マンション管理士、インテリアコーディネーター、JSHI公認ホームインスペクター、日本不動産仲裁機構ADR調停人、明治大学工学部建築学科卒業後、東証一部上場企業グループの不動産・建設会社の建築部門に33年間勤務。注文住宅、賃貸マンション、官庁工事等の施工管理を12年間行った後に、住宅リフォーム事業を立ち上げ責任者となる。(最終役職:取締役)分譲マンションの専有部分、戸建住宅のリノベーションを中心に事業部全体で年間1,000件以上の工事を手掛ける。2015年10月よりホームインスペクション(建物調査・住宅診断)の専門会社を運営する傍ら、小規模リフォーム会社の顧問として活動中。

浴室リフォームは数多くのリフォームメニューの中でも、キッチンリフォームと並んで人気があります。

特に近年では従来のユニットバスに比べて防水性・保温性・断熱性・デザイン性に優れ、冷暖房機能やお掃除機能などの便利な機能がついた商品が住設メーカーから数多く販売されているため、浴室は単に体を洗う場所ではなく、快適な空間へと変化しつつあります。

また従来の浴室は0.75坪(1.5帖分)が一般的な広さであったのに対して、1坪(2帖)や1.25坪(2.5帖)以上の浴室が多くの割合を占めるようになったので、浴室面積を広げるリフォームも増えています。

新設住宅着工件数が伸び悩む中でリフォームは増加の傾向にあり、特にキッチン・浴室を中心とした水回りのリフォームは今後もさらに増えていくことが予想されます。

高断熱浴槽や高効率給湯器、節湯水栓などのエコ住宅設備の設置が対象になる補助金制度などもあるので、浴室リフォームの計画がある場合には調べてみると良いでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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