コンクリート工事の費用相場はいくら?低コストで工事するポイントを解説!
- コンクリート工事の工程別費用はいくら?
- コンクリート工事の面積と費用の関係は?
- コンクリート工事の費用を抑えるには?
「コンクリート工事の費用はどれくらい?」「工事費用を抑える方法は?」とお悩みの方、必見です。コンクリート工事の費用相場は、1?あたり1万5,000円〜2万円です。
この記事では、コンクリート工事の費用相場とコストを最小限に抑えるポイントを解説します。
読み終わる頃には、工程別の費用相場や費用ごとにできる工事内容を把握できるでしょう。駐車場やアプローチの工事を依頼したい方はぜひ参考にしてください。
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コンクリート工事の工程別費用相場
コンクリート工事1?あたりの工程別費用相場は以下のとおりです。
鋤(すき)取り作業 | 400円〜900円 |
---|---|
残土処分 | 1,000円〜2,000円 |
土間下砕石 | 3,000円〜3,500円 |
転圧 | 900円〜1,000円 |
生コンクリートの打設 | 1万3,000円〜1万5,000円 |
周囲型枠 | 300円〜500円 |
ワイヤーメッシュ | 800円〜1,000円 |
カッター目地 | 600円〜800円 |
コンクリート工事の1?あたりの総額は、1万5,000円〜2万円が相場です。1坪が3.3?であるため、坪単価は5万円〜6万5,000円になるでしょう。
コンクリート工事にいくつもの工程があるため、それぞれの工程を詳しく紹介します。
1. 鋤取り作業
鋤取り作業とは、コンクリートを打設する前に不要な土を取り除く作業です。コンクリート工事では、打設するコンクリート分の土を取り除かなければ工事が行えません。
鋤取り作業には、コンクリートを打設する面を平らにする目的もあります。砂利や土を取り除くために重機を使う場合は、やや費用が高額になるでしょう。
2. 残土処分
鋤取り作業で撤去した土は、適切な方法で処分しなければなりません。残土に含まれているのが土だけであれば、そのまま処分できます。埋設物や撤去されたコンクリートなどが混ざっている場合は産業廃棄物として処理することが必要です。
産業廃棄物である残土を適切に処理しない場合、業者だけではなく工事を依頼した施主も罰せられるおそれがあります。残土処分の費用を負担することに加え、残土がどのように処理されたのか確認しましょう。
3. 土間下砕石
土間下砕石は、コンクリートを打設する前に砕石を敷き詰める作業です。コンクリート打設後、重さを均等に分散させる役割を果たします。
土間下砕石は、施工する面積が狭いと坪単価が上がる点に注意しなければなりません。施工面積によって相場よりも高額な請求になるケースがあります。
4. 転圧
転圧とは、機械を使って地面を押し固め、地盤を強化する作業のことです。転圧をしっかり行うと、砂や砂利の間にある空げきが少なくなり上からの荷重を支えやすくなるメリットがあります。
土間下砕石のあとに、転圧によってコンクリートを打設する場所をさらに平らにできるのもポイントです。振動ローラーやランマと呼ばれる機械がよく用いられます。
5. 生コンクリートの打設
転圧によって打設する場所を平らにしたあと、生コンクリートを打設します。生コンクリートは放置すると分離するため、打設するコンクリートの量によっては生コン車の手配が必要になるでしょう。
生コンクリートの打設では、周囲が汚れないように養生が必要になるのもポイントです。広範囲に養生が必要な場合、別途養生代がかかることもあります。
6. 周囲型枠
コンクリート工事で生コンクリートを打設するために必要なのが周囲型枠です。コンパネを使った型枠を設置し、その中に生コンクリートを流し込みます。
ケースによっては施工場所にブロックがあり型枠が不要なこともあるでしょう。型枠が不要の場合、費用が少なくて済むため見積もりの際に確認することが重要です。
7. ワイヤーメッシュ
コンクリート工事でコンクリートの強度を高めたい場合に使用するものがワイヤーメッシュです。コンクリート打設時に金網を入れることで、コンクリートのひび割れを防ぎます。
コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱いのが大きな特徴です。金網をコンクリートに入れることで、鉄筋が引っ張りを負担するため、圧縮にも引っ張りにも耐えられる施工が行えるでしょう。
8. カッター目地
コンクリート工事では、コンクリートが乾燥して固まる際にひびが発生することがあります。カッター目地をあらかじめ入れることで、コンクリートのひび割れや縮みを防止できるでしょう。
コンクリート工事の面積と費用の関係
コンクリート工事の面積と費用は相関関係にあり、面積が大きくなればなるほど費用は高額になるのが一般的です。コンクリート工事の面積が大きくなると、1?あたりの単価は安くなる傾向があります。
費用ごとに施工できる範囲を紹介します。
10万円でできるコンクリート工事面積
コンクリート工事の費用が10万円の場合、コンクリートを打設できる面積は7?前後です。1台の車を駐車するためには15?前後必要であるため、予算が10万円では1台分の駐車場は造れないでしょう。
10万円でできるコンクリート工事の場合、施工面積が狭く坪単価が高くなる点に注意が必要です。職人も1人で施工するケースが多いため、想定よりも工期が延びるおそれもあります。
20万円でできるコンクリート工事面積
コンクリート工事の予算が20万円の場合、15?前後のコンクリートを打設できます。車1台分の駐車場を造りたいケースでは、20万円前後の予算を確保する必要があるでしょう。
重機を使って作業する場合、やや工事費用が高くなることもあります。職人が1人で作業するよりは短い工期で駐車場が完成するでしょう。
30万円でできるコンクリート工事面積
コンクリート工事に30万円程度の費用をかけると、車を2台停められる駐車場が造れるでしょう。25?前後の工事になり、重機を使用することは変わりませんが、面積が大きくなる分、1?あたりの費用は抑えられます。
広い駐車場になるため工期はやや長くなりますが、人件費を増やせば短期間での施工も可能です。工期が数日から1週間程度かかる場合は、代わりの駐車場を用意しましょう。
40万円以上でできるコンクリート工事面積
40万円以上の費用がかかるコンクリート工事の場合、かなり広めの駐車場や入口へのアプローチの施工が可能です。広めの駐車場を施工する場合、1?あたりの費用が1万円を切るケースもあります。
入口へのアプローチを施工する際、コンクリート工事だけではなくデザインの要素も入ってくるでしょう。アプローチの施工経験が豊富な工務店やハウスメーカーにコンクリート工事を依頼するのも1つの手です。
コンクリート工事のメリット5つ
コンクリート工事のメリットは主に以下の5つです。
- 車や靴の汚れを防ぐ
- 雑草が生えなくなる
- メンテナンスが簡単になる
- 耐久性が高い
- 水はけがよくなる
各メリットをくわしく解説します。
1. 車や靴の汚れを防ぐ
コンクリート工事を行うことで、車や靴の汚れを防ぐ点が大きなメリットです。土の上に車を止めると、タイヤや靴に土がつきます。雨の日は水たまりができて泥水が車や靴、服にかかることもあるでしょう。
コンクリート工事後は、雨の日であっても車や靴が汚れにくくなります。駐車場から家の入口まで汚れを気にすることなく通ることができるでしょう。
2. 雑草が生えなくなる
コンクリート工事を行うことで、雑草が生えなくなるメリットもあります。庭で草花を育てるのも有意義な趣味ですが、雑草の駆除に時間を取られる方も少なくありません。
駐車場にコンクリートを打設することで、雑草が生えなくなり草むしりをする必要がなくなります。
3. メンテナンスが簡単になる
駐車場や入口へのアプローチをコンクリートにすることで、メンテンナンスが容易になります。庭を掃除してきれいな状態を保つのは簡単ではありませんが、コンクリート舗装の場合は水で流せば泥や汚れをすぐに落とせるでしょう。
泥や塗料などの汚れが付いた場合も、ブラシでこすって水で流せば比較的簡単に落とせます。庭掃除やお手入れがこれまでよりもずっと楽になるでしょう。
4. 耐久性が高い
コンクリート工事のメリットは、耐久性の高さにもあります。コンクリート内の水分量や環境にも左右されますが、一般的な性能は50年前後です。
必要に応じてメンテナンスを行えば、コンクリートの寿命をさらに伸ばすことも可能です。海の近くや雪の多い地域では、耐久性が下がるおそれがあります。
5. 水はけがよくなる
コンクリートの駐車場は、水はけがいい点もメリットです。雨の日に水が溜まると、歩くのが困難になり、転倒のおそれもあります。
コンクリート工事の際に水勾配を取ることで、水を自然と排出することが可能です。滑りにくい刷毛引き仕上げにすることで、家族の安全も守れるでしょう。
コンクリート工事の費用を抑えるポイント4つ
コンクリート工事の費用を抑えるポイントは以下の4つです。
- 相見積もりを取る
- 施工面積を抑える
- コンクリートとアスファルトを併用する
- コンクリート工事の時期を考慮する
コンクリート工事の費用を抑える方法を解説します。
1. 相見積もりを取る
コンクリート工事の費用を抑える方法の1つは、相見積もりを取ることです。相見積もりとは、複数の業者から同じ条件で見積もりを取ることで、費用相場を知るために役立ちます。可能であれば、3社から5社の見積もりを取るといいでしょう。
注意点は、費用の安さだけで業者を選ばないことです。他社と比べて明らかに安すぎる見積もりを出してきた場合、材料が粗悪で手抜き工事をするおそれもあります。適正価格の範囲内で見積もりを提示してくる業者のなかから、信頼できるところを選ぶのがポイントです。
2. 施工面積を抑える
施工面積を抑えることによっても、コンクリート工事の費用を抑えられます。施工面積は費用に大きな影響を及ぼすためです。たとえば、タイヤが乗るところだけをコンクリート舗装し、他の部分は砂利舗装にすることで費用を大幅に削減できます。
施工面積を減らしすぎるとコンクリート工事の単価が高くなるおそれがあるため注意しましょう。いくつかのプランを用意し、それぞれの見積もりを求めるのが一般的です。
3. コンクリートとアスファルトを併用する
コンクリート工事のコストを下げたい場合、コンクリート舗装とアスファルト舗装を併用する手もあります。アスファルトはコンクリートの半分ほどで施工できるため、タイヤが乗る部分だけをコンクリート、他の部分をアスファルトにすることも検討できるでしょう。
面積によっては逆に割高になるおそれがあります。コンクリートとアスファルトの両方を使用する場合、手間がかかるため、事前に見積もりを取ることが重要です。
4. コンクリート工事の時期を考慮する
コンクリート工事を夏に依頼することで、費用を抑えられる場合もあります。夏はコンクリート工事の閑散期であり、業者によっては通常よりも低コストで工事を請け負ってくれる可能性があるためです。
閑散期にコンクリート工事を依頼すると、価格交渉しやすい点もメリットです。冬から春にかけて繁忙期になるため、価格が高騰しやすくなります。
まとめ
コンクリート工事の費用相場は、1?あたり1万5,000円〜2万円です。コンクリート工事の面積が大きくなれば費用は高額になるものの、1?あたりの単価は下がるため慎重な検討が必要になるでしょう。相見積もりを取り、もっともコストパフォーマンスのいい業者を見つけることがポイントです。
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駐車場の土間コンクリートは車両の重量に耐えられるよう15cm程度の厚みを持たせることが多いですが、玄関アプローチや犬走りなどと比べると厚さが増える分高価になります。
玄関アプローチなど人が歩行する場所を土間コンクリートで造る場合は、表面を刷毛引きや洗い出しなど滑りにくい仕上げにすることをおすすめします。
土間コンクリートはインターロッキング敷きとは違って雨水が浸み込まないので、排水計画をよく検討する必要があります。
外構工事は新築工事の最後に行いますが、土間コンクリートの場合は建物の配置や高さなどを、新築工事の初期段階で細かく検討する必要があります。
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もしも今現在、
- 自社の規模の場合の工事費用がしりたい
- 工事種類別のコストを把握したい
- 予算内での適切な工事をお願いしたい
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