中島弘人写真事務所

打合せは予算の観点から大事な作業ですが、同時に今後どのように展開していくのかを決定づける点でも非常に重要となります。

例えば、ポスターを縦長のもの、横長のものを同じ絵柄で二種類作成することが事前にわかっていれば、高精細カメラを使用することによって、1枚の写真から縦・横のポスターを作ることができますが、一般のカメラでは縦用・横用でそれぞれ一枚づつ画像を撮らなければいけません。印刷サイズによって必要な画素数計算も異なるため、その時時に応じたノウハウを提供させていただきます。
また、事前にテキストが画像に入る場合、現場でラフ画像などを合成し余白の計算をしながら撮影を進めることも可能です。

撮影の手順でもノウハウがあり、基本的には大きいものから小さいもの、色の濃いものから薄いものを撮影することによって、効率的に撮影を進めることができます。この効率化によって余裕のできた時間を、より精度を上げるための話し合いに当てたり、バリエーションを撮る時間に当ててみたりと、クライアントがより納得できる結果へと導きます。

上記は基本的な事となりますが、撮影する対象が2つと同じものがない中、どうすれば皆が納得できる仕上がりになるのか、その一点を目指して現場に挑んでおります。