合同会社フィフス・アロー

わたしたちは、教育プログラム体系の構築から現場における研修実務までの一貫した人材育成支援をご提供しています。

成人である職業人のための教育プログラムを構築する際に理解しておくべきことが2つあります。それは、アンドラゴジーの理論とインストラクショナルスキルデザインの手法です。

アンドラゴジーとは、成人の教育と学習に関する固有の事実や独自性に着目して提唱された成人学習の理論です。

インストラクショナルスキルデザインとは、学習効果を最適化するために科学的なアプローチで教育設計する手法です。

これまでの社員教育といえば、こうした理論背景に無頓着であった結果、ともすると子供に対する教育の理論や手法の延長線上で設計され、また、スキルも経験もない年配社員が自己流で教えているのが一般的で、そのときどきや育成担当者によって成果にばらつきがあったことは否めません。

わたしたちの教育プログラム構築は、クライアントの掲げる理念を出発点に、製品やサービスが開発され顧客に提供されるまでのプロセスを分析することから始まります。

そして、この間の分析を通して、学習者が習得すべき業務領域と各々の知識やスキルを特定し、これを体系化した上で、業務ごとの関連性にも配慮しながらカリキュラムの開発を行います。

カリキュラム開発で大事なことは、求める成果に通ずるスタッフの行動に焦点を当てること。現場のリーダーとの深い対話機会を通じ、そうした行動を定量的に検証できるほどに明確化してからカリキュラム化を行います。

加えて、開発したプログラムの真の成功には、現場での育成者のスキルの向上が欠かせません。育成の目的に併せて、ティーチングやトレーニング、コーチングなどの手法も効果的に使い分ける必要があります。わたしたちは、開発したカリキュラムを実際に現場で教える際に必要となる育成者に対するスキル教育(=Train-the-Trainer)も担います。

なお、カリキュラムの制作過程では社員方々とのコミュニケーションが密になります。ときには共同作業が発生します。この作業自体が、社員の方々の育成にも大きな効果があります。