株式会社エセントリック

「＜ドメイン駆動設計＞こそがDX時代のシステム開発技術者必須のスキル」
これが大手SIerにて多くの金融系システム開発の経験を経て到達した結論です。

企業向けシステムはどんどん複雑化・大規模化しており、それを実現するITも多種多様となり、扱うべき情報は氾濫するばかりです。そんな情報を１つ１つありのままに扱ってきたのがこれまでの企業向けシステム開発の在り方でした。
その結果出来上がったシステムは、ちょっとした機能追加のための改修をするにも膨大なコストと時間をかけなければならなくなり、付加価値を生み出すべきシステムが足枷となってしまっています。
大きな企業ほど、この傾向は強くなりますが、ある程度システム開発を経験した企業であれば、大なり小なりこのような感覚に捕われたことはあるでしょう。

この課題を解決する道標となるものが「ドメイン駆動設計」です。
「ドメイン駆動設計」は、企業が扱う膨大な業務手続きをそのまま捉えるのではなく、本当は何をしているのか？どう組み立て直せば、本来やりたいことをもっと効率的に動かせるのか？といった「形」にしていく極めてインテリジェントな作業です。この「形」のことを「モデル」とよび、モデルを作っていく作業が「モデリング」となります。

この作業をすることで以下のような恩恵を得ることができます。
・システムの無駄な処理がなくなる
・すなわち、システムの規模（プログラムのサイズ）が小さくなる
その結果、
・システムが分かりやすくなる
・システムを改修しやすくなる
その結果、
・システム改修のコストが下がる
・より付加価値を産むITシステムに投資ができるようになる

本研修では、「ドメイン駆動設計」の基本概念を解説することで「モデリング」の基礎を学んでいただきます。
さらに、ワークショップや実プロジェクト内での実技指導を通じて、「モデリング」を実践することで、「モデリング」スキルを高めてもらいます。
「モデリング」は座学のみでの習得は難しく、現実世界の事象を扱うことで、より実績的なスキルとして身につくものですので、可能な限り、実プロジェクトに近い環境での実践演習をお勧めします。