林労務経営サポート

毎月の月次決算書を元に、分かりやすいキャッシュフロー表を作成し、現在の財務状況を把握しながら今後の経営戦略を練ります。
また、現在直面している経営上の課題についても徹底的に向き合い、今後の方向性や行動を定めます。
そして翌月、その行動を実行したことによってどうなったか？の振返りをサイクルで回していきます。
こういった事はとても大切な事ですが、緊急性がないので後回しにされがちです。
しかし、上手くいっている経営者は何らかの形で必ずこういった時間を持っています。
なかなか波に乗れない経営者は、忙しさもあるのでしょうが、なかなかこういった時間を定期的に取れないために常にモヤモヤしています。
常にモヤモヤした状態から脱するためには強制的に、徹底的に経営に向き合う時間を作ることが何よりも大切です。
その時間で、徹底的に向き合って、残りの時間は自分の本業に集中して頂きます。

主に確認するのは1ヶ月のお金の流れ（月次決算書から確認します）を確認し、先月の振返り、今月の経営課題、来月の行動を決める。
こういった事を毎月回しています。
また、決算期には来年の売上目標、利益目標（当然根拠のある）を決定します。
そして、それを社員に分かりやすく発表します。
その目標を達成するためにどの様な行動を起こすべきかを社員に考えてもらいます。
また、経営者と関わるだけではなく、必要に応じて社員研修を行ったりしています。

関わり始めと比べると、圧倒的に経営者の方の経営数字に対する認識がアップしました。
それによって、根拠のある経営判断が可能になり、自信を持って経営に取り組めるようになりました。当然、経営者がしっかりと数字を把握して、順調な会社ですので、金融機関の評価も抜群に高まります。融資交渉も非常にスムーズに進みます。
また、社員研修なども織り交ぜることによって社員の意識も大幅にアップしました。

私の社長就任時から毎月訪問してもらってますが、毎月のこの時間が無いまま経営者を続けていたかと思うとゾッとします。今、経営が順調なのは、この時間を定期的に取っていることも大きな要因だと思います。
また、社員研修も行ってもらったことで、社員の経営数字に対する意識が大きく変わりました。
先日、これまで指示待ちだった営業社員が、社長の自分の指示を待たずに会社の売上分析を行って、会社の売上アップのアイデアを持ってきてくれました。

業績が順調に伸びている会社は、必ずこういった定期的な振返りの時間を設けています。
どの経営者も悩んでいます。しかし、それを定期的に時間を取って徹底的に課題や悩みに向き合うことで突破口が見えてきます。それは、一人で行うよりも誰かパートナーを付けてやった方がうまくいくケースが多いです。
皆さまも是非、この重要な「クオリティタイム」を作る習慣を身に付けて下さい。