合同会社スタイルマネジメント

【支援前実績】　売上約4,600万円、営業利益▲400万円、経常利益▲120万円、現預金残200万
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【支援2年経過】売上約7,000万円、営業利益350万円、経常利益250万円、現預金残1,000万円

（before）
コロナ禍でイベントが中止となり大幅な売上減。資金繰りに行き詰まり、さらにゼロゼロ融資の返済も始まり、二重にお金が減っていくという事態になり、お問い合わせをいただき、支援を開始いたしました。

（現状把握）
まずは、過去3期分の決算書をいただき、財務分析を行い、コロナ禍で急激に売上・利益が減少しているのが分かり、その分キャッシュもあと数か月もつかというギリギリの水準となっていました。
さらに今後、ゼロゼロ融資の返済が始まるということで、そのまま返済を進めていくと、すぐにキャッシュが尽きてしまう状態でした。従って、資金を調達することと、返済を遅らせる、その両方を行う必要がありました。
今借りている、ゼロゼロ融資と既存の融資を一本化して借換え、ニューマネー（追加資金）の調達と返済据え置きを狙って動きました。

（経営計画書 作成）
まずは、上記の借換えした際の返済負担額を想定し、それを踏まえた必要利益額、必要粗利額、必要売上高を計算し、損益計画を作成していきました。
売上高の改善は、新規顧客よりも既存顧客の案件獲得を優先し、どのようにアプローチをしていくのか？を社長と社員も含めて検討しました。（現場でお会いした際に、他の案件がないか直接聞く、新しい顧客を紹介してもらう、など直接的なアプローチを検討しました。）
さらに販管費を、売上・利益を上げるために必要な戦略経費と、その他運営費に分けて考え、運営費の無駄を抑えて、できるだけ旅費交通費や広告宣伝費などの戦略経費に振り分けることで、経費の使い道に優先順位を設けました。
以上を踏まえ、次期12か月損益計画、資金繰り計画、アクションプラン、顧客分析を作成し、経営計画書にまとめました。
資金繰り表は、て、銀行に借換えした後のイメージを持ってもらうように、このまま返済が進んでいったケースと、借換えしたケースの2パターン用意しました。

（金融機関 対応）
上記の「経営計画書」を、金融機関に提出。私自身も社長に同行し、経営計画書の概要を説明し、融資の交渉にあたりました。
無事に、メインの○○銀行から、1200万円の借換えが決定し、ニューマネーが数百万できたのと1年間返済無しの据置期間ができたので、キャッシュに少し余裕がもてるようになりました。

（after）
毎月、社員の皆さんと前月までのアクションプランの進捗状況の確認、来月の改善策の検討を進めていき、着実に改善行動を実行していきました。さらに、社員の皆さんにも前月のPLを共有することで、数字に対する意識・危機感が持てるようになってきたのも良い変化だったと思います。
そして、社長とは試算表の数字＝実績値を見て、計画値との差異を確認し、損益計画の着地予想と資金繰りの予測を毎月数字をチェックしております。
その結果、売上・利益ともの改善し、利益は黒字化に至ることができました。

さらにその後、会社近くの○○信用金庫からのアプローチがあり、業績が回復していたことも評価され、追加で500万の新規融資が実現しました。