合同会社スタイルマネジメント

【前年実績】　売上約1.6億円（最盛期約2億）、営業利益▲300万、現預金残約2,000万
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【1年後】　　 売上約1.8億円（110％）、営業利益利益黒字化、現預金残約5,000万

（before）
コロナ禍にイベント中止などで売上減、原材料高騰。さらにコロナ融資返済始まり、今後の資金繰りが不安、という状況でお問い合わせいただき、支援を開始しました。

（現状把握）
まずは、過去3期分の決算書をいただき、財務分析を行い、債務超過であることを確認しました。銀行の借入明細をいただき、返済予定表を作成し、年間の返済額を把握、必要な利益額を計算しました。
また総勘定元帳もいただき、実績資金繰り表を作成し、何でお金が減っているのかを確認しました。結果、やはり営業利益がマイナスになっていることから、仕入れの支払や人件費などの販管費の支払で、キャッシュフローが減少していることが分かり、早急に、資金調達と利益改善が必要だということが分かりました。

（経営計画書 作成）
社長や幹部の皆さんも一緒に考えていただき、クロスSWOT分析を実施し、自社の外部環境や内部環境について見直し、今後の積極戦略の決めていきました。さらに顧客分析にて、売上シェアの高い販売先を重点顧客として、営業活動のアクションプランを明確化していきました。
そして、3か年中期経営、次期12か月損益計画、5カ年損益計画、資金繰り計画を作成し、「根拠のある経営計画書」が完成しました。
クロスSWOT分析や顧客分析を、幹部の皆さんも一緒に行ったことで、計画後のアクションプランがスムーズに決まり、その後のタスクの実行もうまく迅速に着実に進めることができました。

（金融機関 対応）
「根拠のある経営計画書」を、金融機関に提出。私自身も社長に同行し、経営計画書の概要を説明し、融資の交渉にあたりました。
まずは、メイン行である付き合いの長い地元に信金さんに訪問し、すぐに、追加融資500万が決定しました。「これだけ詳細に作ってもらえれば安心です」と経営計画書の内容について納得いただきました。
その後、日本政策金融公庫より、資本性劣後ローン3,500万 運転資金の融資（無担保・無保証で10年間返済なし、利息支払いのみ）が決まりました。
この資本性劣後ローンは、10年間元金返済がないので、非常にキャッシュフローに余裕を持つことができ、その後の本業の改善に余裕を持って行うことができました。

（after）
毎月、幹部の皆さんと前月までのアクションプランの進捗状況の確認、来月の改善策の検討を進めていき、着実に改善行動を実行できたことで、成果が出始めました。
そして、社長とは試算表の数字＝実績値を見て、計画値との差異を確認し、損益計画の着地予想と資金繰りの予測を毎月数字をチェックしていきました。
そうすることより、結果1年で、売上1.8億円と約110％、営業利益100万（黒字に転換）、現預金残約5,000万を実現することができました。

もともとは追加融資を受けたくて、経営計画書の作成を依頼しました。しかし、単なる数字だけの事業計画とは異なり、今の事業を見直す意味で、SWOT分析を幹部も含めて実施できたことが良かったです。
そのように幹部も経営計画書の作成に関わることで、その後のアクションプランの実践が非常にスムーズにいき、成果が早く出ました。
そして、追加融資500万もそうですが、日本政策金融公庫の資本性劣後ローンを借りることができたことが、非常に助かりました。10年間返済がないので、借りた3000万を事業の運転資金として使うことができ、資金繰りの心配が解消し、心に余裕ができたことで、本業に専念できたことも、成果が出た原因のひとつです。
融資の実現と、業績の改善ととが実現できたので、佐藤さんのコンサルティングには大変お世話になりました。感謝しております。