防音室のある家
住みやすさを追求しつつ、木造で高スペック防音室を実現
- 業種
- 建設業
- 地域
- 宮城県
- 規模
- 情報非公開
- 費用
- 総費用1000万~3000万円
「私たち、バンドをやっているんです」そんな会話から始まったプラン作りは、ワクワクの連続でした。どの程度の音を出すのか、その頻度や時間帯など、実際に防音室のショールームへ楽器を持ち込み演奏したりしながら何度も試行錯誤を重ね、工事に挑みました。出来上がった防音室は木造では実現が難しいレベルのDr55から高スペック。もちろんほかにもご要望のあった化粧梁のある堀上天井のリビング、掘りごたつや小上がりスペース、ワンちゃんのための滑りにくいフロアなど、夢いっぱいの暮らしづくりが実現できました。
- 建造物の概要
- 木造平屋建 在来軸組金物工法
省令準耐火仕様
断熱等性能等級4
外皮平均熱還流率UA値 0.56W/㎡・K ZEH強化外皮基準(4地域)クリア
基礎 コンクリートべた基礎
屋根 ガルバリウム鋼板竪ハゼ葺き
外壁 窯業系防火サイディング
サッシ アルミ樹脂複合・LowEペアガラス
- 対応業務
- デザイン設計基礎工事建築施工外装工事内装工事設備工事電気・配線工事管工事家具・設備・インテリア販売修理・修繕・リフォーム清掃・クリーニング
- 業務の概要
- 工事坪数.(坪)
- 36.57 坪
- 納品までの日数.(日)
- 備考
実績・事例画像
実績・事例の詳細
・check 01
エレキギター、ベース、生ドラムにレコーディング。高い目標を掲げて始まった防音室計画。天井・壁・床をすべて2重構造にし、床下空間で起こりやすい太鼓現象対策や、個体伝搬音をシャットアウトするように外壁と内壁の縁を切る設計に。換気設備も遮音材入りダクトを使った一種換気とし、演奏中は汗だくになるほどだとのことで、空調にも配慮しました。防音ドアを二重に設けることでさらに上がった遮音性能はDr55から相当。高音域から低音域まで幅広い音域をカバーする防音室になりました。お施主様からは「その辺のスタジオよりずっといい」とお褒め頂きました。
・check 02
家族が集まるLDKには、たくさんのこだわりを詰め込みました。ワンちゃんが滑りにくいフローリングを採用し、リビングには暖かい掘りごたつとシーリングファンを配置。小上がり和室はバンド仲間の友人も宿泊できるよう床下収納と、簡易間仕切りのロールスクリーン。階段下には換気対策付きのワンちゃんのトイレも完備。システムキッチンはパナソニックのトリプルワイドIHを備えたラクシーナを採用。快適で笑顔があふれるような暮らしが目に浮かぶようです。
・check 03
宮城県の木材を構造材や羽柄材に使用することで受けられる宮城県産材の補助金を活用しました。 地産地消の家づくりでお得にこだわりの暮らしを実現できました。
お客様の声
相談当初、大雑把なイメージで「バンド演奏ができる防音室が欲しい、犬と一緒に暮らせる家がいい、梁が見えるリビングがいい」など、予算を気にせずに数々の要望をさせていただきました。正直、すべて実現するとは思っておりませんでしたが、小野さん、野家さんが親身になって一緒に考えていただいたおかげもあり、ほぼすべて実現することが出来ました。まさか予算内に収まるとは、本当に感謝です。特に防音室は専門的な知識が必要でしたが、細かい所まで調べていただいたり、何度もショールームに連れて行っていただいたりと、こちらが納得するまでとことん付き合っていただけたので本当に助かりました。入居してからしばらく経ちましたが、何一つ不満もなく大変満足しております。
担当者のコメント
複数あるご要望の中でも特に難しかったのは防音室でした。「防音」と一言で言っても材料の組み合わせや施工方法、高音と低音の響き方や内部の反響の具合など多くの課題を予算内で解決するため、調査と設計、積算に時間を掛け、お客様のご協力を得てハイスペック防音室を備えた快適な住宅を実現することが出来ました。
家づくりはそれから始まる長い暮らしのスタートラインです。これからも末永く、どうぞよろしくお願いいたします。
仙臺屋 小野