社会保険労務士・行政書士事務所ONE

依頼者である介護施設では、正社員が２〜３年に1人程度のペースで離職しており、その都度、その時に働いているパートやアルバイト従業員の中から正社員を登用していました。

せっかくなので、正社員登用の際にはキャリアアップ助成金を申請するように提案し、パートさんを正社員化する都度、５７万円（または７２万円）の支給を受けられるようになりました。
その施設では、助成金を経営に役立てるとともに、一部を正社員へのお祝い金として支給して、従業員のモチベーション向上につなげています。

また、助成金申請に慣れてきた頃に、アルバイト、パートさんの教育を行う人材開発支援助成金を導入しました。カリキュラム立った従業員教育ができるようになったことで、新人さんが早くレベルアップするようになりました。結果的に先輩職員の負担が減り、職員の数も増えるので、職員に余裕ができ、自然ときめ細やかな対応を行うことが可能なりました。

助成金が、介護という業種の特徴とかみ合い、非常に上手くいった例だと思います。

キャリアアップ助成金正社員化コース・・１名あたり５７万円（７２万円※要件あり）
人材開発支援助成金・・４か月の訓練で４０万円程度

現在の社内の採用スパンを大きく変えることなく、自然と助成金申請ができる事業所も多くあります。気が付かずに申請の機会を逃しているのは非常にもったいなく思いますので、ぜひ一度ご検討ください。