株式会社ワンデイジャパン

今回は以下の3点を特に意識して実施しました：

・欧州参加者に配慮したファシリテーション：
　異文化の背景やコミュニケーションスタイルを考慮し、柔軟で効果的な進行を実施。

・前提条件と言葉の定義の確認：
　日本文化や言語への理解がない参加者に対し、研修内容を効果的に伝えるための前提確認と用語の明確化を徹底。

・背景と実践イメージの共有：
　日本特有のテーマが必要とされる背景を説明しつつ、参加者が実務で活用できる具体的なイメージを持てるよう配慮した解説を実施。

研修後、参加者から「業務プロセスが大幅に改善され、チーム間の連携が強化された」との声が寄せられました。また、共通言語の確立により、駐在員と現地社員間の意思疎通が迅速化し、業務効率が向上。

＜登壇講師からのコメント＞

「先方の担当者が非常に現場の課題を的確に把握されており、それぞれの支社の特徴や国別の社員の傾向についても深く理解されていました。また、社員がなぜこの研修を受ける必要があるのか、その意義を明確に伝え、モチベーション管理や研修後のフォローアップまで非常にきめ細かく設計されていました。これにより、研修開始時点からポジティブな空気が形成され、受講者たちは高い意欲を持って臨んでいました。特に、参加者の多くが自らの業務改善に積極的であり、日本特有のテーマにも柔軟に対応しようとする姿勢が感じられ、大変やりやすい環境でした。

私が担当した際に意識したポイントは以下の3つです。
①先方が把握された問題が本当に解決すべき問題であるかの確認
②解決策として提示する研修が最適なものであるかの検討
③研修内容と先方が準備された研修前後の設計が一致しているかの確認

今回の研修では、研修前後の問題把握、原因分析、施策提案について、先方が非常に具体的な仮説を持たれていたため、スムーズに進行することができました。特に、研修前の準備が徹底されていたことにより、研修中も内容が現場の実情と見事に噛み合い、研修後のフォローアップまで一貫性のある効果的な研修となりました。」