STORES(ストアーズ)の手数料はどれくらい?種類や注意すべき比較ポイントを解説

SUGI WORK
監修者
SUGI WORK 代表 杉山茂幸
最終更新日:2023年11月15日
STORES(ストアーズ)の手数料はどれくらい?種類や注意すべき比較ポイントを解説
この記事で解決できるお悩み
  • STORES(ストアーズ)を使うにはどれくらい手数料がかかる?
  • STORESの手数料にはどんな種類がある?
  • なるべくSTORESの手数料を安く済ませたいけどどうしたらいい?

SNSのような感覚で手軽に始められるのが強みのSTORES。STORESを使い始めたばかりの人・これから使う個人事業主の方に向け、本記事ではSTORESの手数料の種類から注意点まで詳しく解説します。

最後まで読めばSTORESの手数料についてマスターできるため、是非最後までお読みください。

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STORESの料金プラン

ネットショッピング

STORESでは、SNSのような感覚で手軽にネットショッピングサイトを開設できます。

料金プランは2つありそれぞれメリットが異なるため、違いをしっかり把握して自分にどちらが向いているのか判断してください。

フリープラン

フリープランは、資金が限られていても気軽にECサイトをスタートできることで人気です。

初期費用

初期費用は無料であるため、小規模なECサイトからスタートしたい人にはぴったりです。フリープランでも商品の販売をして決済するだけであれば充分な機能が備わっているため、簡単にECサイトを始められます。

月額費用

月額費用は無料ですが、利用に当たっては一定の料金がかかります。決済方法によって決済手数料が上積みされる仕組みです。コンビニ決済とキャリア決済では220円が追加されます。販売手数料はかからないため、料金体系が分かりやすく計算しやすいのがメリットです。

スタンダードプラン

スタンダードプランではいくつかの機能が追加されることになります。独自ドメインを取ることができ、SEO対策を行うのに役立ちます。

初期費用

初期費用はフリープランと同じく無料です。アクセス解析をする機能がつくため、ユーザー行動の把握をするのに大きな助けとなります。決済方法を自由に設定できるようになるため、より利便性の高いストア運営が可能です。

月額費用

月額料金が2,178円かかりますが、決済手数料のパーセンテージが下がるため、たくさん商品を販売したいのであれば結果的にお得です。

6カ月分を先払いすると10%オフ、12カ月分の先払いだと20%オフにできます。クレジットカード払いにするのであれば、初月の月額料金がサービスされます。

2023年4月1日から価格改定が行われる

現状、スタンダードプランの月額料金は2,178円ですが、2023年4月1日からは3,480円になります。

STORESとBASEではどちらが安い?

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STORESの競合であるBASEに関しても比較しておくことが必要です。BASEでは月額手数料無料のスタンダードプランがあり、かつ月額5,980円のグロースプランがあります。

プランごとによって手数料が異なるため、以下ではSTORESと比較してBASEの手数料も紹介します。

  STORESフリープラン STORESスタンダードプラン BASEスタンダードプラン BASEグロースプラン
決済手数料 5% 3.6% 3.6%+40円
+サービス手数料3%
2.9%
(サービス手数料なし)

STORESと比べるとBASEの方が割高です。安さで言えばSTORESが勝りますが、どちらにするか迷った際はしっかりメリット・デメリットを比較するようにしましょう

STORESでかかる手数料

STORESは決済手数料を支払うことによってECサイトを運営します。手数料の割合やどんな時に別途手数料がかかるのかを知っておくことが重要です。以下の3つからみていきましょう。

  • 決済手数料
  • 振込手数料
  • スピードキャッシュを利用する場合の手数料

決済手数料

決済手数料は、決済代金に対して一定の割合でかかるシステムです。フリープランの場合は5%、スタンダードプランでは3.6%が毎回引かれることになります。

定額ではなく定率による手数料計算であるため、一定以上の売上があった場合、スタンダードプランの方がお得です。

ラインは、おおよそ月間で20万円以上の売上の有無です。20万円を超えるのであれば月額料金を払った方がトータルで支払う額が少なくなり、使える機能も多くなるため、スタンダードプランにした方がよいでしょう。

振込手数料

STORESでは、決済されたお金は一度すべてSTORESに入り、後にユーザーに振り込まれる仕組みです。売上金の振込の度に振込手数料がかかり、売上金から差し引きされます。

振込金額によって手数料は変わり、1万円以上だと275円です。それ以下の振込を希望する場合は、275円の事務手数料がプラスされて合計550円の手数料がかかります。

STORESのルールでは、売上金から振込手数料を差し引いた合計額が毎月1万円以上ないと振込が自動的になされません。1万円以下でも振り込んでほしいという場合は自分で申請をします。事務手数料が加算されることを覚えておきましょう。

スピードキャッシュを利用する場合の手数料

STORESでは、商品の売上が発生して実際に振り込まれるまで2カ月期間がかかります。とはいえ、何らかの事情ですぐに決済したお金を振り込んで欲しいと思うこともあるはずです。

スピードキャッシュ機能を使えば、最短で前の月の売り上げを、申請した次の日に振り込んでもらえます。スピードキャッシュを利用するには手数料がかかることだけは覚えておきましょう。

初回だけは無料ですが、フリープラン利用者は全体の3.5%、スタンダードプランの場合は1.5%が差し引かれます。

STORESでかかるオプション料金

女性 電卓

フリープランにしてもスタンダードプランにしても、ECサイト運営に必要な機能は備わっていて使いやすいです。サイト運営への不安や、物販をより効率よくしたい場合は、オプション機能を使うことで安心して運営ができます。

  • スピードキャッシュオプション
  • ストア開設サポート
  • 倉庫サービス

スピードキャッシュオプション

スピードキャッシュは資金繰りを円滑にするために役立つ機能です。2カ月遅れとなってしまう売上の入金を、最短で1日待ちにできるものです。

2ヶ月以上のSTORES利用が求められますが、運転資金の調整が難しくなったり、大きな仕入れを急にすることになったりした時に便利なオプションです。以下の2つに注意しましょう。

  • 申請の次の日が休日の場合は翌営業日となる場合がある
  • 振込をしてもらう金額は1万円以上であることが条件

すぐに資金が入用な時に役立ちますが、プランによって手数料が異なるため注意しましょう。

ストア開設サポート

ほかのECサイトからSTORESへ移行したい人や、初めてサイトを構築したいという人のためにストア開設サポートが設けられています。技術的な相談やプラン選びのポイントなど、幅広いサポートを受けられるのが特徴です。基本的に相談無料のため、気軽に利用できます。

倉庫サービス

倉庫サービスは、STORESが管理している倉庫に自分たちの商品を保管してもらい、購入があったら発送してもらうサービスです。

倉庫サービスは1点当たり21円〜で、それぞれの商品の大きさや重さによって料金は変わります。梱包作業も代行してもらえますので、どこまでSTORES側に委託するかによっても料金が変わってきます。

STORESの決済方法

STORESの決済方法には以下のとおり9種類あります。

  • クレジットカード
  • 銀行振込
  • コンビニ決済
  • ペイディ
  • Paypal
  • キャリア決済
  • 楽天ペイ
  • PayPay
  • Amazon Pay
  • 代金引換

フリープランでは決済手数料はどれも5%、スタンダードプランでは基本的に3.6%です。Amazon Payでは3.9%ですが代金引換では無料の仕組みです。

フリープランよりもスタンダードプランの方が手数料は安いため、長期的な目で見ればスタンダードプランの方がお得だといえるでしょう。

STORESのプランとオプションの選び方

評価 イラスト

STORESはECサイトプラットフォームの中でもシンプルな料金体系で、プラン選びやオプション利用が考えやすいです。以下の3つの場合からチェックしてみましょう。

  1. 初心者の方はフリープランから始めるのがおすすめ
  2. もっと大きくしたくなったらスタンダードプランへ
  3. 売上が安定したら倉庫サービスの利用を検討する

1. 初心者の方はフリープランから始めるのがおすすめ

初めてECサイトを立ち上げるという人であれば、フリープランから始めるのがおすすめです。初期費用も月額料金も一切かからないため、持ち出しなしでリスクを回避できるからです。

2. もっと大きくしたくなったらスタンダードプランへ

売上額が上がってきて20万円くらいに近づいてきたらスタンダードプランにプランを引き上げるのがベストです。ストア開設サポートを使いながら、どんな使い心地かをチェックしてみましょう。

3. 売上が安定したら倉庫サービスの利用を検討する

倉庫サービスを使えば、自宅に商品保管スペースがなくても大丈夫。費用も決済代金からの差し引きのためリスクが少ないです。スタンダードプランをクレジットカード払いにして、6カ月もしくは12カ月払いにすることでランニングコストを下げられます。

有料プランにすると決済手段のカスタマイズも可能になり、より顧客に優しいサイトにできます。独自ドメインを取れるというのも大きいでしょう。SEO対策にしても、ブランド力向上のために独自ドメインは必須なので、月額料金を支払うだけの価値は充分です。

まとめ

STORESは初心者でも気軽に始められるECサイトプラットフォームです。初期費用は無料で、フリープランなら月額料金もかかりません。決済手数料のみの差し引きで運営できるためリスクが少ないです。

プランの選択やどのオプション機能を付けるかなどは、使い勝手と共に費用の違いを考えることも大事です。自社での売上を見ながら事前に計算してみて、どんな使い方がベストかをみてみましょう。

監修者のコメント
SUGI WORK
代表 杉山茂幸

山形県出身。埼玉県越谷市と山形県上山市の2拠点で活動中のフリーランス。開業5年目でSUGI WORK代表。国内・海外法人から行政案件まで経験。WEB制作をはじめ、デザイナー・エンジニア・出張撮影・ドローン空撮・取材・自社メディア運営など幅広い分野で活動中。中小企業の課題解決が得意。

Storesは、ネットショップ開設ができるサービスをはじめ、予約管理、POSレジシステム、キャッシュレス決済代行など中小規模の小売業に役立つサービスを一通り提供しています。ネットショップは0円から開設することができるのでリスクは少なく使い始めることができます。

ネットショップの開設だけで利用するのもおすすめですが、対面販売やお客様から予約を取るサービスを計画されている事業者の方であれば、Storesのサービスを全て導入して1つにまとめると売上管理などはかなり便利になると思います。

ネットショップの手数料は月額料によって変動するため、売上金額と手数料分で計算してオトクになる方を選べば良いと思います。低リスクで始めることができ、売上が増えてきてもコスト負けしにくい料金プランは嬉しいですね。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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