Shopify構築の費用は?3パターンの相場やおすすめ制作会社を紹介

株式会社Weathercock
監修者
株式会社Weathercock 代表取締役 大野淳
最終更新日:2024年04月22日
Shopify構築の費用は?3パターンの相場やおすすめ制作会社を紹介
この記事で解決できるお悩み
  • Shopify構築の費用相場は?
  • Shopify構築はどこに発注すればいい?
  • Shopify構築費用を抑える方法は?

Shopify構築費用の相場は幅広く、30万円〜1,000万円です。構築したいECサイトの規模や機能により異なるため、発注前に相場感を把握しておきましょう。

本記事ではニーズにあわせたShopify構築の費用相場やおすすめの制作会社、費用を抑える方法などを解説します。記事を読み終わった頃には、Shopify構築会社を選ぶ際のポイントがつかめるでしょう。

「ShopifyでECサイトを構築して売上を拡大させたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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Shopify構築の費用相場【3つのニーズ別】

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Shopify構築の費用相場は下記のとおりです。

構築したいサイト 費用相場
費用を抑え基本的な機能にまとめたサイト 30万円〜100万円
デザイン性・機能性に優れたサイト 100万円〜300万円
大規模かつ高機能を備えたサイト 300万円〜1,000万円

下記でそれぞれ解説します。

1. 費用を抑え基本的な機能にまとめたサイト|30万円〜100万円

基本的な機能にまとめたShopifyサイトの構築費用の相場は30万円〜100万円です。ShopifyにはECサイトに必要な機能がそろっているため、高度な機能を必要としないケースであれば低予算で構築できます

制作会社に依頼する主な作業内容は下記です。

  • Shopifyアカウント開設
  • サーバーやドメインの取得、設定
  • デザインのカスタマイズ
  • 決済周りの整備
  • 商品登録(目安10商品)

Shopifyに用意されているテンプレートを利用する場合は、デザイン費用が高額になりません。Shopifyを用いたECサイト構築では、費用を抑えてスモールスタートできます。

2. デザイン性・機能性に優れたサイト|100万円〜300万円

Shopifyを用いてデザイン性や機能性に優れたECサイトを構築する費用相場は100万円〜300万円です。

Shopifyでは、アプリを利用して集客機能を強化したりテンプレートを用いてデザイン性を高めたりなど低コストにカスタマイズできます。HTML/CSSやJavaScriptを用いたデザイン調整、複数アプリの搭載による不具合修正が必要になれば、300万円ほどの費用がかかる場合もあります

100万円〜300万円の予算をかけられれば、デザイン・機能の両面で差別化を図れるShopifyサイトを構築可能です。すでにECモールで売上が立っている・SNSでの集客見込みがあるなどの場合には検討してみましょう。

3. 大規模かつ高機能を備えたサイト|300万円〜1,000万円

大規模かつ高度な機能を備えたShopifyサイト構築の費用相場は、300万円〜1,000万円です。下記の場合、テンプレートやアプリを利用せずにShopify上でフルスクラッチ開発(ゼロからコーディング)を行います。

  • 大規模な総合通販サイトを構築したい
  • 特殊な機能を実装したい(例:オークション)
  • 基幹システム(会計や在庫管理など)と連携したい

コーディング工数が大きくなるため、費用は高く・構築期間は長くなります。1,000万円を超える場合もあるため、どれだけカスタマイズするかあらかじめ決めておくことが重要です。

Shopify構築はフリーランスと制作会社のどちらに発注する?

一概にフリーランスと制作会社のどちらがいいとは言えません。Shopify構築を外注する場合は、フリーランスと制作会社それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで発注しましょう。

  メリット デメリット
フリーランス 制作会社と比較して費用を抑えられる ・設計部分の経験が浅いエンジニアが多い
・修正やサポートなどの対応がずさんな場合がある
制作会社 ・構築およびサポートの品質が信頼できる
・中規模以上のサイトも依頼できる
フリーランスよりも費用が高い

フリーランスと制作会社、それぞれへの発注がおすすめなケースを解説します。

フリーランスへの発注がおすすめなケース

下記の場合はフリーランスへの発注がおすすめです。

  • 費用を抑えてShopify構築を発注したい場合
  • ECサイトとして最低限の機能があれば十分な場合

費用を抑えてスモールスタートしたい場合にはフリーランスや個人事業主への発注がおすすめです。ただし納品物のクオリティや対応品質はピンキリなため、実績や経験での見極めが重要になります。

体調不良やアクシデントなどがあった際、作業が停止して納品が遅れる可能性があることも認識しておかなくてはなりません。

制作会社への発注がおすすめなケース

制作会社への発注がおすすめなのは、下記のケースです。

  • Shopifyサイトの品質を重視したい
  • 中規模以上のサイトを構築したい
  • 積極的に企画・提案をしてもらいたい

フリーランスよりも構築費用は高いですが、納品物や対応の品質には一定の信頼を置けます。デザイン性・機能性を重視したい場合や中規模以上のサイトを構築したい場合には、制作会社への発注がおすすめです。

制作会社でもサービスの品質や対応、実績に差があります。相談の段階で確認し、発注先を選びましょう。

Shopify構築会社を選ぶ3つのポイント

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Shopify構築会社を選ぶポイントは次の3つです。

  • Shopify構築の実績が豊富か
  • 構築後の保守運用までサポートしてくれるか
  • 自社のサイト規模と合っているか

会社選びを失敗すると、最悪の場合、発注し直しになり倍の費用がかかることも想定されます。下記で解説するポイントを必ずおさえましょう。

1. Shopify構築の実績が豊富か

制作会社を選ぶポイントの1つ目は、Shopify構築実績の豊富さです。「ECサイト構築ができる=Shopify構築ができる」ではありません。「ECサイト制作が可能な会社」ではなく「Shopify構築が可能な会社」を選ぶ必要があります。

ホームページで実績を確認し、さまざまなShopify構築事例を持つ制作会社を選びましょう。大規模サイトの構築や特殊な機能の実装を検討している場合、類似実績があるかどうかの確認も必要です。

2. 構築後の保守運用までサポートしてくれるか

Shopify構築会社を選ぶポイントの2つ目は、保守運用までサポートしてくれるかどうかです。Shopifyサイトは構築して終わりとはなりません。バグ・不具合の修正やアップデートなどの保守運用作業が発生します

下記のように、制作会社やプランによって対応範囲はさまざまです。

  • サイト構築完了まで対応
  • 構築後の保守運用もサポート
  • ECサイト運営や集客までサポート

自社の状況に応じて、求めている内容に対応してくれる制作会社を選びましょう。

3. 自社のサイト規模と合っているか

Shopify構築会社を選ぶポイントの3つ目は、自社で想定しているサイト規模と合っているかです。制作会社によって得意としているサイト規模が異なります

フリーランスや中小の制作会社のなかには、大規模サイトの構築に対応できない事業者も存在するでしょう。逆に大手Web制作会社の場合、小規模なサイト構築案件を受けてくれない可能性もあります。

構築したいと考えているサイト規模に対応可能な会社かどうかを確認して選ぶことが重要です。対応可否はホームページで確認できます。予算が1,000万円以上の大規模サイトの場合は、類似実績の有無も確認しましょう。

Shopify構築におすすめな制作会社4選

Shopify構築におすすめな制作会社は次の4社です。

  • 株式会社SELF-CONSULTING
  • 株式会社Sprobe
  • ザンシン株式会社
  • 株式会社スムー

会社によって特徴やサポートが異なります。比較したうえで自社の目的・求めている内容に合った制作会社へ発注しましょう。

1. 株式会社SELF-CONSULTING

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引用:株式会社SELF-CONSULTING

株式会社SELF-CONSULTINGはShopifyをはじめとしたECサイト構築を得意とする制作会社です。少数精鋭でサイト制作にあたっているため柔軟かつスピーディーに対応してくれます。

設立から日が浅く実績が少ない点は懸念ですが、Shopify構築を制作会社に安価で依頼したい方におすすめです。

ホームページ https://self-consulting.co.jp/self_consulting/index.html
住所 東京都台東区東上野3-32-14
事業内容 ・ECサイト/ホームページ制作
・SEO対策/運用代行
・SNSアカウント運用代行
・アプリ/Webシステム開発
費用 要お問い合わせ

2. 株式会社Sprobe

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引用:株式会社Sprobe

株式会社Sprobeは中規模以上のECサイト構築が得意なWeb制作会社です。高度なシステム開発も行なっているため、検索や大量の商品登録などの機能が必要となる大規模ECサイトにも対応できます。

フィリピンにある開発拠点と連携してオフショア開発を行なっているため、Shopify構築費用を抑えた発注が可能です。

オフショア開発とは

実務を海外の子会社や提携会社に委託して開発を行うこと。人件費の安い海外スタッフが実働部分を担うため、開発費用を抑えられる。

ホームページ https://sprobe.com/
住所 東京都中央区八丁堀4-9−13ニチレックビル6F
事業内容 ・ITオフショア開発事業
・クリエイティブ事業
費用 要お問い合わせ

3. ザンシン株式会社

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引用:ザンシン株式会社

ザンシン株式会社は、構築後の運用やWebマーケティングまで見据えて企画段階から提案してくれるサイト制作会社です。ただShopifyを用いた構築を代行するだけではなく、売れるECサイト制作を支援してくれます。

大規模システム開発実績があるため、予算が1,000万円を超えるような独自サイトの構築を依頼したい方にもおすすめです。

ホームページ https://zanthing.com/
住所 東京都千代田区神田多町2-9-6
事業内容 ・WEBサイトの企画、制作、運用
・WEBサービス、アプリケーションの企画、開発、運用
・Webマーケティング支援、広告運用
・業務システムの企画、設計、開発、運用
・DX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング
費用 要お問い合わせ

4. 株式会社スムー

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引用:株式会社スムー

株式会社スムーはShopifyに特化したECサイト構築を行なっているWeb制作会社です。マーケティングのなかでもブランディングに強く、世界観を重視したECサイトを構築できます。

「IT導入支援事業者」に選ばれており、Shopify構築にあたって補助金を活用できる点も特徴です。

ホームページ https://www.smoo.co.jp/
住所 東京都三鷹市下連雀3-22-15 山野ビル2F
事業内容 ・ITサービス開発
・ECサイト構築
・Webサイト制作
・アプリ開発
費用 要お問い合わせ

Shopify構築後のサイト運営で必要となる3つの費用

ShopifyでECサイトを運営するには、内製・外注を問わず下記のプラットフォーム利用料が必要です。

  • 月額の基本料金
  • 決済手数料
  • Shopifyアプリの月額料金

ランニングコストを把握したうえで、構築費用だけを考慮して予算を組むことがないように注意しましょう。

1. 月額の基本料金|33米ドル〜

Shopifyでは下記の月額利用料が発生します。

プラン 費用(月額)
ベーシック 33米ドル(約4,300円)
スタンダード 92米ドル(約12,000円)
プレミアム 399米ドル(約52,200円)

ベーシックプランでもECサイトの基本機能が用意されています。小規模〜中規模サイトであればベーシックプランで問題ありません

スタンダードプランやプレミアムプランでは、プロフェッショナルレポート・ギフトカードなどの付加的な機能を利用できます。後述する決済手数料も上位プランほど低料率となるため、中規模〜大規模サイトの場合は上位プランがおすすめです。

2. 決済手数料|売上金額の2%〜

Shopifyで発生する決済手数料は下記のとおりです。

  ベーシックプラン スタンダードプラン プレミアムプラン
日本のクレジットカード決済 3.4% 3.3% 3.25%
海外/Amexのクレジットカード決済 3.9% 3.85% 3.8%
JCBのクレジットカード決済 4.15% 4.1% 4.05%
Shopifyペイメント以外の決済 2.0% 1.0% 0.5%

Shopifyには「Shopifyペイメント」と呼ばれる決済システムが存在します。Shopifyペイメント以外の決済システムを利用すると、当該システムの決済手数料+Shopifyの決済手数料が発生するため注意しましょう

3. Shopifyアプリの月額料金|0円〜

機能を拡張・追加するためのShopifyアプリにも、利用料が発生する場合があります。下記は有料Shopifyアプリの具体例です。

  概要 月額費用
Langify 他言語対応、複数ドメイン表示 17.5米ドル
BEST Currency Converter 多通貨対応 9.95米ドル(無料プランあり)
Point of Sale 実店舗とECの在庫一元管理 89米ドル(無料プランあり)

アプリによってサブスクリプション・買い切りなどの料金形態が異なり、無料アプリも存在します。価格もアプリによってさまざまとなっているため、実装したい機能にあわせて選定・費用見積もりを行いましょう

Shopify構築・運営費用を抑える3つの方法

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Shopify構築・運営費用を抑える方法は次の3つです。

  • 機能を絞ってスモールスタートする
  • 基本プランを年間契約にする
  • 相見積もりで制作会社を比較する

費用を抑えれば、赤字リスクを減らせて稟議もとおりやすくなります。構築発注前に必ず確認しておきましょう。

1. 機能を絞ってスモールスタートする

Shopify構築費用を抑える方法の1つ目は機能を絞ってスモールスタートすることです。エンジニアの人件費がShopify構築費用の大部分を占めています。機能を絞って工数を抑えられれば、人件費=構築費用が少なく済みます

機能を少なくすることでShopifyアプリの導入が不要になれば、ランニングコストも抑えられます。

2. 基本プランを年間契約にする

Shopify運営費用の削減には基本プランの年間契約が効果的です。年間契約をすることで、月間契約と比べて基本料金が25%オフになります

  月間契約 年間契約
ベーシックプランの月額料金 33米ドル 25米ドル
スタンダードプランの月額料金 92米ドル 69米ドル
プレミアムプランの月額料金 399米ドル 299米ドル

ただし年払いで契約すると途中キャンセルができません。売上見込みが立っていて、本格的なECサイト運営を検討している場合のみ年間契約によるコスト削減を検討しましょう。

3. 相見積もりで制作会社を比較する

相見積もりによって制作会社を比較することも、Shopify構築費用の抑制には有効です。

相見積もりとは

複数の業者に、同じ依頼内容で見積もりを依頼すること。

複数の見積もりを比較することで、大まかな相場を把握したうえで安価に構築してくれる制作会社に依頼できます。少なくとも3社以上、できれば5社以上に問い合わせて、提案内容を比較し発注しましょう。

まとめ|Shopify構築の費用相場は30万円〜1,000万円

Shopify構築の費用相場は、ニーズ別に下記のとおりです。

構築したいサイト 費用相場
費用を抑え基本的な機能にまとめたサイト 30万円〜100万円
デザイン性・機能性に優れたサイト 100万円〜300万円
大規模かつ高機能を備えたサイト 300万円〜1,000万円

Shopifyを利用することで、通常よりも費用を抑えてECサイトを構築できます。初期費用がかからず月額料金も33米ドル〜(月間契約の場合)と安価なため、EC事業への参入を検討している方にはShopifyを用いたサイト構築がおすすめです。

Shopify構築を依頼できる制作会社をお探しの方は、ぜひ比較ビズをご利用ください。比較ビズでは実績豊富なWeb制作会社に相見積もりを請求できます。2分程度の簡単な入力で、高品質なShopifyサイトを安価に構築してくれる制作会社を探してみましょう。

監修者のコメント
株式会社Weathercock
代表取締役 大野淳

愛媛県でホームページ制作・SEO対策を行なっている会社。コーポレートサイトやECサイトの構築はもちろん、オウンドメディアの構築を行う。クライアントに寄り添ったWEB制作を心がけており、WEBマーケティングを通して見込み客の欲求に合わせたコンテンツ作成を行うことをモットーに行う。

shopifyは近年拡大してきているECプラットフォームのため、徐々に扱う業者は増えてくるとみられます。ただ、まだ真新しいプラットフォームですので費用的には通常のホームページの制作費用と比べると若干高額になるかもしれません。

なぜshopifyで作成したいのか、shopifyのメリットとデメリットに関しても知っておく必要はありますので、依頼する前によく調べる様にしましょう。もしshopifyでのサイト構築を安価にしたい場合はフリーランスへの発注も視野に入れると良いかもしれません。

ただ、フリーランスに依頼する際にもメリット・デメリットはありますので、こちらも合わせて相見積もりなどを取って比較する様にしましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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