リスティング広告を始めたい！手数料はいくらくらいかかるものなの？

リスティング広告の費用内訳

実際にリスティング広告を出稿した場合、どんな仕組みで費用がかかるのかをまず調べます。そうすることで、どのように費用を節約できるかが見えてきます。また、広告運用を代行会社に依頼した場合の手数料も確認し、最終的にどのくらいの費用がかかるかを確認できます。

料金の大まかな仕組み

リスティング広告はGoogleやYahoo!などの検索エンジンから提供されるサービスです。そのため、実費はこうした検索エンジン会社に支払うことになります。

基本的に、リスティング広告は入札制度が採られています。ある検索ワードにヒットした場合に広告が表示される仕組みで、人気があるワードほど基本単価が高く設定されています。

その上で、ある程度の範囲の中でいくらまで出せるかを入札形式で決めます。入札価格が高いほど数多く表示されることになり、費用と表示回数は比例する関係にあります。

これが基本となり、運用実績によってある程度の違いが出てきます。リスティング広告はクリック報酬制としていることが多いので、クリック回数が増減するごとに最終的な報酬も変わってくるからです。

初期費用

Googleなどのサービス提供元からは初期費用は請求されません。そのため、内製でリスティング広告を出稿するのであれば、初期費用はゼロで済みます。

もし広告代行会社に依頼するのであれば、初期費用がかかることがあります。とはいえ、全体的には初期費用を無料としているところが多いので、運用費だけで済むと考えて良いでしょう。

実際の広告費

広告を出稿した場合、入札単価とクリック回数を乗じたものが実際の広告費となります。当然、表示回数とクリック回数が多くなれば、それだけ費用は高くなります。

ただし、Googleなどでは上限金額を決めることができるようになっています。指定期間内でいくらまで出すという上限額を決めることで、予算オーバーになってしまうという事態を避けられます。

広告運用にかかるコストは変動する

実際にリスティング広告を運用すると、ターゲットのアクセスに思うように結びつかないなどの理由で、検索ワードを変更したり、入札単価を増減したりする必要が出てくることに気付きます。

また、クリック回数は多いものの、コンバージョン率が振るわず、成果にならないというケースもあります。そのため、一度出稿したら終わりということではなく、こまめに調整を行っていくことが大事です。

当然、その調整に伴って費用も変わってきますので、最初に設定した予算はあくまでも暫定的なものだと思った方が良いでしょう。

広告運用代行を依頼した場合の費用

内製で広告を出稿した場合は、上記のような実費だけで済みます。しかし、リスティング広告を効果的に運用するためにはある程度のノウハウが求められるため、広告代行会社に依頼することも多いでしょう。

その場合は、当然、代行手数料がかかります。広告出稿のためにかかる人件費やノウハウを蓄積する手間などを考えると、実績を持つプロに依頼した方が良いことも多いので、メリットに比べれば大きなコストではないと考えることもできます。

リスティング広告運用代行に依頼した場合の手数料

もし運用代行会社にすべての作業を依頼したら、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。もちろん、それぞれの会社によって料金体系は異なりますが、ある程度の決まったものがありますので、それをチェックして予算組みの参考にすることができます。

初期費用

ほとんどの運用代行会社で、初期費用を無料としています。ただし、アカウントも何も持っていない状態で広告を始めたいとなると、初めに作業することが増えますので、多少の初期費用を請求されることもあります。

利用広告費の一定割合で手数料がかかる

代行手数料のほとんどは、実際の広告費に一定割合をかけたものです。会社によってこの手数料割合は異なりますが、相場としては20パーセントとすることが多い傾向にあります。

たとえば、広告を出稿してクリック回数などに基づいて算出される報酬が20万円だとすると、代行会社には4万円を支払うことになります。実際の広告費は毎月多少変動しますので、手数料も変わってきます。

最低契約期間

代行会社の中には、最低契約期間を設けているところもあります。初期費用を無料としている会社がほとんどのため、広告を出稿したのはいいものの、すぐに利用終了されてしまうと手数料だけでは元が取れないからです。

最低契約期間は出稿量などによっても違いますが、1か月から3か月としているケースが多く見られます。

リスティング広告を出す際に気を付けたいこと

リスティング広告は、単に出稿すれば、自動的に売り上げが伸びるというものではありません。運用の仕方によって、かなりの程度成果が変わってくるものなのです。そのため、いくつかの点に注意しましょう。

費用に見合った成果が出るか

運用代行会社任せにせずに、自分たちでもしっかりとした分析を行うようにしましょう。広告の表示回数やクリック回数はいくらで、それに対する成果、つまり商品の購買数はいくらかをチェックするのです。

その上で、広告費用に対して売上額がどのくらいの比率になっているかを確認し、費用対効果が良いものかを見ます。

リスティング広告は、ヒットワードを変えることで成果率が変わる傾向が強いので、費用対効果が良くないからといってすぐに止めるのではなく、ワードの組み合わせを変えるなどして、検証と改善を繰り返すことが重要です。

自分たちで行えるか

ある程度ノウハウをつかめてくれば、自分たちで広告運用ができないかを検討してみると良いでしょう。コストを削減できますし、よりスピーディーにワードを変更するなどの取り組みができるようになります。

まとめ

リスティング広告はネット広告の中でも始めやすく、効果も高い手法です。費用は入札制度のため、ある程度自分たちでコントロールできるのが特徴です。

運用代行会社に依頼する場合は、広告費の20パーセント程度が費用相場となっています。予算の編成を行い、マーケティング戦略の中にリスティング広告を上手に組み込んでいくようにしましょう。

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