司法書士にとって集客効果が期待できるメルマガ配信

司法書士の集客にメルマガがおすすめの理由

司法書士のなかにも、いまだに飛び込み営業やテレアポなどの昔ながらのマンパワーによる営業活動を行う人もいます。ですが、今では多くの司法書士がホームページを構えて、ウェブを中心とした方法を導入しているのではないでしょうか。

ホームページだけでは不十分

事務所のホームページがあれば、そこに司法書士としての特徴や他事務所にない強み、依頼可能な専門分野、それに、具体的な料金体系まで掲載可能です。ですので、一つデザインの優れたホームページを作ることができれば、放っておいてもある程度の集客効果が期待できます。ホームページ制作会社に頼むだけで初心者でも質の高いサイトが持てるので、コストさえかければこれはすぐにできる方法です。

ただし、立派なホームページを構えても、営業手法としては、それを見た人が連絡してくるのを待つという「待ちの姿勢」しか取れないのが不十分な点です。ホームページから集客につなげるのはよい方法ですが、そもそもホームページを多くの人に見てもらえなければ、こちらの存在を知ってもらうこともできません。いかに人の関心を集めるかということに力を入れていかなければならないでしょう。

ホームページに注目を集めるには、専門業者にSEO対策を施したサイトを構築してもらったり、リスティング広告を出したりなどの方法が考えられます。ただ、SEO対策をしても結果が出るまで数か月はかかりますし、リスティング広告には大きなコストがかかるのがネックです。

そこで、ホームページを作ってコンテンツを充実させつつ注目を集めるための努力を続けると同時に、メルマガを発行して自ら積極的にホームページに人を集める方法を提案します。

メルマガの有利な点

メルマガは、少ないコストで集客が期待できるウェブ営業の一つの手段です。

どのような手段であれ集客につなげるには、相手にこちらのことを知ってもらってから、商品やサービスの購入など具体的な行動を起こさせるというプロセスをたどる必要があります。たとえば訪問営業では、最初から契約を期待するのではなく、顔と名前を覚えてもらうところからスタートし、何かあった時に「お願いしてみようか」と思ってもらえるようになるまで足繁く通うことが大切です。

ただし、実際に見込み顧客を訪問するとなると時間も労力もかかります。その点、メルマガでは、発信するコンテンツを定期的に用意しなければならないものの、見込み顧客に存在をアピールするのに手間も時間もかかりません。それに、有益な内容をコツコツ配信し続けることができれば、相手に自然とこちらへの信頼感を植え付けることも可能です。ホームページを持っている場合は、メルマガを使えば自然とそちらに誘導することもできるでしょう。

司法書士にとってのメルマガのメリット

司法書士がメルマガを発行するようになると、読む人に自分の強みを効果的に伝えられるようになります。たとえば債務整理を強みとしてアピールしたいのであれば、それに関する情報を中心に書くようにして、業務へ取り組む姿勢や実際の実績などを紹介するのに便利です。債務整理を考える経営者に向けて役立つ情報を配信することで、他事務所との差別化も図れるようになります。

また、メルマガならホームページよりも親密感を出せるので、こちらに対する潜在的な親近感を読者に抱かせやすくなるでしょう。ホームページを見て依頼するかどうか迷っているような人でも、メルマガでまるで自分のために語りかけられているように感じてもらえたら、問い合わせの電話などの実際の行動につながりやすくなります。

司法書士の専門がわかる内容がおすすめ

司法書士がメルマガに何を書くべきか、具体的な内容は司法書士ごとに異なりますが、やはりご自身の専門性を強調できるような内容にするべきではないでしょうか。

もちろん、あまりに専門的すぎて一般の読者がついてくることができない内容ではいけません。そうではなく、司法書士の仕事にはどのような種類があるか全部知らない人でも、具体的なイメージが浮かぶように専門について述べるのです。

単に、「会社設立、不動産登記、債務整理、遺産相続などを承ります」と列記されていても、具体的に何を強みとしているのかがわかりません。債務整理を強調したいのなら、その専門家として相談者からの悩み相談を受けているという体で毎号配信するといったように、具体的なイメージを掻き立てる内容を心がけてください。

メルマガ配信の仕組みを自分のなかで構築するまでが大切

メルマガは営業手法として効率的ですが、そうはいっても配信先の数や配信数を考えると、実際の問い合わせなどの行動につながるのはごくわずかでしょう。1,000件の配信先があれば、配信を続けるうちにそのうち10件ぐらいはリアクションしてくれるぐらいの感覚です。

何十件も飛び込み営業して1件も契約が取れないということを考えると、それよりははるかに時間も労力も節約できますが、ある程度の件数の配信先を確保して、定期的な配信を最低数か月は続けなければ大きな成果は見込めないでしょう。

ただ、そのシステムを自分のなかで構築してしまえば、メルマガはコストもあまりかかりませんし、続けることも楽になります。リスティング広告だと、広告を出すのに高い費用がかかるうえに、広告を出すのをやめれば集客効果もすぐになくなってしまうわけですから、メルマガは無理なく続けられるうえにある程度は確実な効果が見込めるよい方法です。

司法書士がメルマガを発信する際の注意点

最後に、司法書士がメルマガを発行する際に、注意しておきたいことをいくつか確認しておきましょう。まずは言葉遣いです。司法書士だからといって、あまり先生然とした上から目線にならないように気をつけましょう。とはいえ、必要以上にへりくだる必要もなく、ホームページよりも柔らかくて親しみが持てるけれど、司法書士という専門家として頼りがいがあるような言葉選びと言葉遣いを心がけてください。

メルマガの配信時間帯にも配慮しましょう。現代の人はメルマガ以外にもウェブから日々多数の情報を受け取っているので、ほかの情報と混ざってしまうと広告メールと思われてスルーされてしまいます。かといって、深夜に配信するというのも、確かにライバルは少ないですが、受け取った人が迷惑に感じる恐れが高いのでおすすめできません。読者ターゲットのライフスタイルを想像し、仕事やプライベートの邪魔にならない読まれやすい時間帯を狙ってください。

まとめ

現代の司法書士はウェブ抜きに集客を語れません。詳細情報を掲載するホームページを持つのは当然として、それよりも親密感のあるメルマガを発行して補い合うようにできれば、より集客が期待できるようになるでしょう。

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