SEOコンサル費用の相場は月額10万〜50万円
SEOコンサルティングを依頼する費用相場は月額10万〜50万円が一般的です。Webサイトの規模や対策内容によって費用は変動します。大規模なプロジェクトでは、月に100万円程度かかることもあるでしょう。
SEOコンサルティングの費用には、以下の要素が影響します。
SEOコンサル費用の報酬体系の種類
SEOコンサル費用の報酬体系には下記の2点が挙げられます。
固定報酬型
固定報酬型とは、毎月一定の報酬額をコンサルティング会社に支払う報酬体系です。固定報酬型は予算をあらかじめ把握しやすく費用の見通しが立ちやすい特徴を持ちます。成果にかかわらず一定間隔で支払いが発生するため、中長期的な視点で業者を選びましょう。
主に固定報酬型のコンサルティング業務は以下のとおりです。
- SEOコンサルティング
- コンテンツSEO
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策など
固定報酬型の初期費用相場は以下のとおりです。
固定報酬型の場合、上位表示を達成しても料金が変動しないため、コストを抑えることができます。わかりやすい料金体系のため、長期的な支援を望む場合は固定報酬型がおすすめです。
成果報酬型
成果報酬型とは、成果に対して報酬を支払う報酬体系です。特定のキーワードの上位表示や売上が増えることで報酬が発生します。初期費用はかからず、成果が出た場合に支払う仕組みです。
成果報酬型の主なコンサルティング業務は以下のとおりです。
- SEOサイト設計
- コンテンツSEO
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策など
成果報酬型の初期費用相場は以下のとおりです。
難易度の高いキーワードを指定した場合も、上位化するまでは費用がかかりません。無駄なコストを削減でき、コストパフォーマンスが高いことが特徴です。
SEOコンサルティングで費用対効果の高い契約のポイント5選
SEOコンサルティングで費用対効果の高い契約のポイントは以下のとおりです。
- 契約内容の明確さ
- 報酬体系の選択
- 納期とスケジュール
- 成果評価基準の設定
- 契約解除の条件
1. 契約内容の明確さ
費用対効果が高いSEOコンサルティング契約のポイントとして、契約内容の明確さがあります。信頼できるSEOコンサルティングでは契約内容がわかりやすく明記されているケースが多いです。
SEOコンサルティングの対策内容には下記があります。
コンサルタントとの契約内容を詳細に明示し、どのような業務が契約に含まれるのか確認してください。
2. 報酬体系の選択
SEOコンサルティングを外注する際には、報酬体系の確認が重要です。それぞれの報酬体系に適したケースや、メリット・デメリットは以下のとおりです。
自社にマッチした報酬体系を検討し、適切な契約を選択しましょう。
3. 納期とスケジュール
SEOコンサルティングの契約において、費用対効果を高めるために重要なポイントの1つが納期とスケジュールです。SEO対策は効果が出るまでに時間がかかることがあります。
新規のWebサイトの場合、約1年の期間が必要とされることが一般的であり、既存のサイトの場合は通常3カ月〜6カ月の期間が必要です。
SEOコンサルティング契約を結ぶ際には、コンサルタントと共に納期とスケジュールを確認し、達成可能な目標を設定することが重要です。費用対効果を高めるために、明確なスケジュールと目標を設定しましょう。
4. 成果評価基準の設定
SEOコンサルティングを契約する際、費用対効果を最大化するためには明確な成果評価基準を設定することが不可欠です。契約する前に、どのような成果が期待できるかを明確にしましょう。
成果評価基準は、サイトの改善やコンサルティングの効果を評価するための指標を定めるものです。
5. 契約解除の条件
SEOコンサルティングの費用対効果を高めるために、契約解除の条件を設定することが重要です。効果のない契約を解除できる仕組みを整えることは、無駄な費用を削減できます。
SEOコンサルティング契約における契約解除のポイントは、以下のとおりです。
- 契約解除の条件を具体的に定める
- 短期契約や月ごとの評価ポイントを設定する
- SEOコンサルティングの進捗状況や成果の透明性を確保する
- 契約書を作成する際には法的なアドバイスを受ける
費用対効果の高い契約を結ぶために、契約解除の条件を検討しましょう。
SEOコンサルの効果的な予算設定方法
SEOコンサルティングの予算を効果的に設定するためには、下記を意識することが重要です。
- 具体的な目標と予算を設定する
- 目標達成までの期間を決める
- 1時間あたりの費用を設定する
1. 具体的な目標と予算を設定する
SEOコンサルティングにおいて予算配分の効果を高めるためには、具体的で測定可能な目標を設定することが必要です。目標は、ビジネスの全体的な戦略と合致している必要があります。
たとえば、オーガニックトラフィックの増加、特定のキーワードのランキング向上やリードの増加などが考えられます。
設定した目標を達成するために、必要な予算を適切に割り当てましょう。予算は、キーワードリサーチやコンテンツ作成、テクニカルSEOなどに分類可能です。予算を適切に割りあてることで、各要因の成果を測定しやすくなります。
明確な目標設定と予算の適切な割り当てにより、SEO対策の成果を測定できます。
2. 目標達成までの期間を決める
効果的に予算を決定するためには、目標達成までの期間を設定することが不可欠です。SEOコンサルティングの依頼を検討する際、効果を実感するには5カ月〜6カ月の時間が必要です。
多くの場合、SEOコンサルタントとの契約は6カ月ごとに更新されます。長期的な視点で予算の調整を行うことで、持続的な成果を期待できます。
短期的な視点ではなく、中長期的な視点でSEOに投資することが重要です。効果が出る期間を考慮に入れ、予算を適切に設定しましょう。
3. 1時間あたりの費用を設定する
SEOコンサルティング費用を効果的にするためには、1時間あたりの費用を設定しましょう。プロジェクトの性質やコンサルティングの内容によって費用は異なります。
一般的に、SEOコンサルタント費用は1時間あたり5,000円〜5万円の範囲です。プロジェクトの規模が大きく、難易度が高いほど費用も高額になります。契約の際には報酬体系や支払いスケジュールの合意を取り、クライアントとの協議とプロジェクトの複難さに応じて調整してください。
適切な価格設定をおこなうことで、効果的な予算設定が可能です。
まとめ
SEOコンサルタントの費用相場は幅広く、プロジェクトの規模や難易度に応じて異なります。基本的な費用構造は、初期費用と月次費用で構成される仕組みです。成功報酬型の契約も存在し、成果に応じて支払われることもあります。
SEOコンサルタントに依頼することで、SEOの最新のトレンドに対応した、具体的なアドバイスやサービスを受けられるでしょう。
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よくある質問とその回答
監修者のコメント
取締役副社長 岡島 光太郎
2009年:(株)リクルートに新卒で入社。営業部署・企画部署にて責任者を務める。(在籍中は、MVPやマネジメント賞など、多数受賞。)
2013年:(株)データX(旧:フロムスクラッチ)の創業期に転職。営業や新卒・中途採用の責任者を務める。
2014年:アソビュー(株)に転職。その後、営業責任者、新規事業責任者、事業企画を歴任。
2015年:(株)Pro-D-useを創業。取締役副社長(現任)に就任。新規事業の立上げ〜収益化、成果を上げる営業の仕組み作り、採用〜組織の構築、Webマーケティングを主軸とした売れる仕組み作り、業務システムの導入・運用、融資を中心とした資金調達〜財務のコンサルティングを得意としている。
また、個人でも中小企業の融資を支援するサービス「中小企業の融資代行プロ.com」を運営するなど、一貫して中小企業を支援することを生業にしている。
SEOコンサルティングには、とても多彩な種類があります。「外部SEO」「内部SEO」「コンテンツSEO」「テクニカルSEO」「総合SEO」などSEOの種類もあれば、「大規模サイト向け」「小規模サイト向け」「データベース型向け」など、サイトの種類によって分かれていることもあります。
そのため、発注する前には必ず「自社にとって、どんなSEO支援が必要なのか?」ということを、社内、もしくはビジネス戦略・Web戦略どちらにも詳しいコンサルティング会社と方針を固めてから業者探しをすることが重要です。
SEOを依頼したいのであれば、発注者側も最低限の知識を持っていないと、投資失敗の確率が大きく上がります。必ず専門書を1~2冊は読んでから発注をするように心がけてください。SEOは魔法の杖ではありませんので、決して、無戦略で業者を選定し、すべてを丸投げしないように気を配りましょう。