Movable typeとWordPressを徹底比較!主な違いやメリット・デメリットを紹介
- Movable TypeとWordPressの違いは?
- Movable TypeとWordPressはどちらがおすすめ?
- Movable TypeとWordPressのそれぞれのメリット・デメリットは?
「Movable TypeとWordPressのどちらがいいの?」とお悩みのWebサイト運営者、必見です。Movable TypeとWordPressはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
Webサイトの規模や予算などにより最適なCMSは異なります。Webサイトを運営する目的を明確にし、利用するCMSを選びましょう。
この記事では、Movable TypeとWordPressを比較し、主な違いやメリット・デメリットを紹介します。記事を読み終わった頃には、Movable TypeとWordPressの特徴を理解でき、自社に最適なCMSを選択できるでしょう。
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Movable TypeとWordPressの比較
Movable TypeとWordPressを、さまざまな項目で比較すると以下のとおりになります。
Movable Type | WordPress | |
---|---|---|
ライセンス費用 | 有料(個人利用は無料もあり) | 無料 |
テーマの種類 | 各サイトで配布しており判明数は不明 | 1,000以上 |
プラグインの数 | 約100点 | 約5,700点 |
サポート | メーカーによるサポートあり | なし |
セキュリティ | 強い | 若干弱い |
テーマの種類やプラグイン数などをチェックすると、WordPressのほうがMovable Typeと比較しても充実しています。Movable Typeはプラグインの数が少ないものの、セキュリティ面ではメーカーがサポートを行っているため安心です。
無料か有料か
ライセンス費用はMovable Typeが有料、WordPressが無料です。メーカーによるサポートも手厚く対応しているため、Movable Typeの有料は納得できるでしょう。
機能の制限を気にしない場合は、Movable Typeも無料で使用可能です。長期間運用する場合は、無料のWordPressが向いています。セキュリティ面を考慮すると、有料のMovable Typeが向いているでしょう。
扱いやすいか扱いにくいか
初心者にとって扱いやすいのは、WordPressです。テーマやプラグインの数を比較すると、WordPressのほうがバリエーションが豊富なためです。Movable Typeはプラグインやテーマの数が少ないため、カスタマイズの自由度が低くなるでしょう。
WordPressは5,000点以上のプラグインや1,000点以上のテーマがあります。プラグインとテーマを活用しながら、バリエーションに富んだカスタマイズが可能です。
サポートがあるかないか
Movable Typeは、メーカーによるサポートがついているため、有料でも安心して利用できます。サポートは1年ごとに更新されるたびに更新料がかかります。
WordPressはサポートがついておらず、トラブル発生時に困る可能性があります。ネット上に情報が多く、操作方法やカスタマイズに関する内容を掲載しているサイトも多いです。ネット上の情報を参考に、自分で調べて運用する必要があります。
Movable TypeとWordPressはどちらがおすすめ?
Movable TypeとWordPressは、用途や活用方法によって向き不向きが異なります。Movable Typeはセキュリティ面に強く、1つのアカウントで複数のサイトを構築できるため、企業向けの大規模なサイト運営に向いているでしょう。
WordPressは無料で構築でき、カスタマイズ性に優れているため、個人のサイトや中・小規模なサイトを構築したい方におすすめです。
大規模なWebサイトを構築する場合「Movable Type」
大規模なWebサイトを構築する場合、Movable Typeがおすすめです。Movable TypeはWordPressよりもセキュリティ面が強く、運用時にメーカーのサポートを受けられます。プラグインやテーマの数が少ない点がデメリットですが、安心して利用できるでしょう。
1つのアカウントで複数のサイトを構築できるため、中・小規模のサイトをいくつも作成したい場合に向いています。複数のサイトを運営して、大規模なWebマーケティングを検討している企業におすすめです。
コストを抑えてWebサイトを構築する場合「WordPress」
コストを抑えてWebサイトを構築する場合、WordPressがおすすめです。WordPressは無料で利用できるため、コストを抑えやすく、多くの企業が活用しています。小規模サイトをスムーズに構築したい場合はWordPressを活用するといいでしょう。
WordPressは豊富なテーマをベースに、お好みのプラグインを活用して自由にカスタマイズできます。低コストで自分好みのWebサイトを運営したい方におすすめです。世界中で利用されているため攻撃されるリスクがあり、注意が必要です。
Movable Typeのメリット
Movable Typeは、以下の4つのメリットがあります。
- メーカーサポートを受けられる
- 表示スピードが速い
- セキュリティ性が高い
- アクセス負荷に耐えられる
Movable Typeは国内50,000サイト以上で活用されており、コンテンツの作成やアップデートをブログ形式で管理できるシステムです。
無料で利用する場合は個人ライセンスとなり、インストール数は1つまでで、テクニカルサポートは受けられません。有料プランは複数のサイトを所有でき、テクニカルサポートを受けられるためおすすめです。
メーカーサポートを受けられる
Movable Typeはメーカーサポートを受けられるため、困ったときにいつでも相談が可能です。シックス・アパート社がMovable Typeのテクニカルサポートを行っており、メンテナンスも実施してくれます。
Movable Typeの主なサポートは技術的な部分で、各バージョンでの不明点にも応じてくれるでしょう。シックス・アパート社へ連絡する場合は、メールで行う必要があります。ライセンスは1年ごとに更新するため、運用コストの準備が必要です。
表示スピードが速い
Movable Typeは静的HTMLを使っており表示スピードが速いため、ユーザーがストレスを感じることなくアクセスできます。
Movable Typeが導入している静的HTMLは誰が表示しても内容が変わりません。あらかじめ準備したHTMLを使っており、表示スピードが速くなります。コーポレートサイトを開設する場合、さまざまな状況でMovable Typeを使用しても閲覧時にストレスがかかりません。
セキュリティ性が高い
Movable Typeはセキュリティ性が高く、不正アクセスにより脆弱な部分を攻撃されない仕様になっています。Movable Typeは、静的なHTMLで出力しているためです。
Movable Typeはソースの機密性が高くなっており、セキュリティ面を強化しています。機密性が高いことで利用者も少なく、攻撃されにくい点がMovable Typeのメリットといえるでしょう。
アクセス負荷に耐えられる
Movable Typeはアクセスが集中しても負荷に耐えられ、スムーズに情報を表示させられます。データべースの参照を行わないため、アクセス集中時に効率よく表示できるでしょう。
Movable Typeは静的HTMLを使用しており、誰が利用しても同じ内容で表示される点が特徴です。静的ページは、アクセス集中時でも耐えられる仕様となっており、WordPress以上に負荷をかけずに運用できます。
Movable Typeのデメリット
Movable Typeのデメリットは以下の4つが挙げられます。
- システム導入・運用に費用がかかる
- ネット上で情報収集が難しい
- Movable Typeに詳しい制作会社が少ない
- 記事の作成・公開に時間がかかる
Movable Typeは基本的に有料CMSのため、使用期間が長くなるほどコストもかかります。制作会社も少なく、メーカーのサポートがないと構築や運用が難しくなるでしょう。
システム導入・運用に費用がかかる
Movable Typeはシステム導入・運用に費用がかかります。WordPressと同様に無料で利用できるプランはあるものの、所有できるサイトは1つまででテクニカルサポートを受けられません。機能面を考慮すると有料プランを選択せざるを得ないでしょう。
WordPressと異なり、プラグインの導入も有料です。サイトの立ち上げ・運用ともに費用が必要になるため、予算を立てたうえで導入を検討しましょう。
ネット上で情報収集が難しい
Movable TypeはWordPressに比べてネット上の情報が少ないため、自分で情報収集が難しいです。情報収集が難しいことから、Movable Typeが使いづらいと感じる人も多いでしょう。
Movable Typeはシックス・アパート社によるサポート体制が充実しており、メールで質問できます。気軽に情報収集することは難しいですが、困ったときは積極的に活用しましょう。
Movable Typeに詳しい制作会社が少ない
Movable Typeは導入している制作会社が少なく、WordPressと同じように依頼できる状況でないといえます。全国各社にシックス・アパート社が認定するパートナー会社があるものの、300社ほどしかありません。
Movable Typeを導入する際は、どうしても専門知識が必要になります。困ったときにはシックス・アパート社のサポートを受けながら、Movable Typeを導入・運用しましょう。
記事の作成・公開に時間がかる
Movable Typeを利用して記事を作ると、作成を含めて公開まで時間がかかることが多いです。Movable Typeは動作が重くなることが多く、作成や公開時にストレスを感じる可能性もあります。
Movable Typeは、スタティックHTMLの生成後にサイトを公開しているため、どうしてもスムーズな作業ができません。
WordPressのメリット
WordPressのメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 無料で利用できる
- 利用者が多く情報が充実している
- カスタマイズ性に優れている
WordPressはオープンソースで提供されており、誰もが無料で導入できます。プラグインやテーマの数が充実しているため、テキストだけではなく画像や動画などを簡単に挿入できるでしょう。
無料で利用できる
WordPressは、無料で利用できる点が最大のメリットです。大量のプラグインやテーマをインストールでき、自由にカスタマイズできます。
IDやパスワードを取得することで、簡単に無料で利用できて、コストは一切かかりません。サーバー代やドメイン取得費用に必要なコストを回せるため、WordPressを活用する人も多いです。
利用者が多く情報が充実している
WordPressは利用者が非常に多く、ネット上に情報が溢れています。カスタマイズした際の情報を提供しているWeb記事が多く、初心者でも簡単に情報収集できるでしょう。
ネット上の情報をもとに、内容を参考にしながら理想的なサイトを構築できます。特別な知識は必要ないため、Webで情報を探しながらWordPressをカスタマイズ可能です。
カスタマイズ性に優れている
テーマやプラグインの数が非常に多く、カスタマイズ性に優れています。自由にカスタマイズできるため、オリジナリティに富んだサイトを構築できるでしょう。
WordPressのプラグインやテーマは、ネット検索で見つけられます。構築したいサイトをイメージしながら、適切なプラグインやテーマを導入しましょう。
WordPressのデメリット
WordPressのデメリットは、以下の3点です。
- 不正アクセスのリスクが高い
- 表示スピードが遅くなる可能性がある
- アップデートによりトラブルが発生することがある
WordPressは無料で使える分、セキュリティ面や表示スピードの低下などでデメリットが生じます。アップデートによるトラブルの可能性があり、自分で解決する必要があるため注意しましょう。
不正アクセスのリスクが高い
WordPressは不正アクセスの被害を受ける確率が高いです。世界中で使われており利用者が多いため、脆弱な部分を攻撃する悪いユーザーも少なくありません。
WordPressはIDやパスワードがあれば運営できるため、頻繁に変更する必要があります。セキュリティ面の強化を図るためには、セキュリティ対策プラグインの使用やサーバーのセキュリティ強化が重要です。
表示スピードが遅くなる可能性がある
WordPressは、時折表示スピードが遅くなる可能性があります。アクセスの集中が原因で、影響を受けるとなかなか表示できないことがあるでしょう。
Movable Typeと比べても、アクセスが集中するとサイトの表示スピードが遅くなります。サイト内の画像を圧縮したり不要なプラグインを削除したりなど、事前に対策をとりましょう。
アップデートによりトラブルが発生することがある
WordPressはアップデートが不定期で行われますが、実施した後でトラブルに巻き込まれる可能性があります。トラブル発生時は、サポートがないため自分で調べながら対応しなければなりません。
アップデートは大きく変わるメジャーアップデートと、部分的にアップデートを行うマイナーアップデートがあります。メジャーアップデート後のトラブルが多く、解消には知識が必要になるため時間がかかる可能性もあるでしょう。
まとめ
Movable TypeとWordPressはコスト・セキュリティ・サポートなどに違いがあります。
Movable Typeはメーカーサポートがついているため、大規模なWebサイトを安全に運営したい方におすすめです。WordPressはサポートが付いていませんが、コストを抑えて中・小規模なサイトを運営したい方に向いています。
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- 実績豊富な会社に依頼したい
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